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埼玉県「飯能市」での子育て体験談。充実した子育て支援や子育てにおすすめのエリアを紹介
埼玉県「飯能市」での子育て体験談。充実した子育て支援や子育てにおすすめのエリアを紹介

埼玉県「飯能市」での子育て体験談。充実した子育て支援や子育てにおすすめのエリアを紹介

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埼玉県南西部に位置する飯能市は、自然の豊かな街です。私が飯能市に住み始めたのは結婚したタイミングで、気付けば10年以上の年月が経ちました。

現在では3人の息子の母となりドタバタした毎日を過ごしていますが、自然の中で学ぶ機会が多く、子育てがしやすい街だと常々感じています。また、子育て支援も手厚く、生活しやすい環境も整っているので、子育て世帯にとって快適な環境です。

そこで今回の記事では、3児のママである私が子育て世帯目線で見た飯能市の魅力をご紹介します。

飯能市で子育て中 

あさひ山展望公園
あさひ山展望公園

飯能市の概要

埼玉県の南西部に位置する飯能市は、県内で3番目に広い市であり、その約75%は森林で占められています。総人口は約7.8万人。自然の豊かな環境でありながら、都心から約50km圏内というアクセスのよさが飯能市の魅力の1つです。

近年では、自然環境と利便性の高さから県外から移住してくる方も多くなっており、令和3年度から令和5年度まででおよそ600人が転入しています。また、池袋まで最短39分で行けて、圏央道や国道16号線が近くを通っているため車移動もしやすく、遠出をするときも困りません。実際に、わが家は月1回ほどの頻度で伊豆や軽井沢など、関東近郊へ旅行に行っています。

わが家が子育て環境に飯能市を選んだワケ

私は結婚と同時に飯能に移り住みました。時間に追われずに、静かな環境でゆったりと過ごしたかったので、海が近い伊豆半島や緑に囲まれた信州などが候補地に挙がっていました。しかし、最終的に職場を変えずに移住できる、自然豊かで美しい飯能市に決めたのです。

飯能市は山に囲まれていて空気のいい場所です。子どもができたときには、自然と触れ合いながら育ってもらいたいと考えていたので、自然との距離が近く住環境が整っている飯能市は、居住地として最適な街でした。実際に子育てをしている今でも、飯能を選んだことに満足しています。

実際どう?飯能市の子育て

新緑の森とトーベヤンソンあけぼの公園
新緑の森とトーベヤンソンあけぼの公園

実際に飯能市で子育てしている体験談をふまえて、飯能市の子育て事情をお伝えします。

数字で見る飯能の子育て事情

飯能市の調べによると、2024年5月1日時点での市内の児童数は小学生3,450人、中学生1,733人でした。飯能市にある保育施設、学校施設数は以下のとおりです。

・幼稚園(認定こども園含む)7園(市立1園・私立6園)、保育所9園
・小学校12校、中学校7校

2022年度の待機児童数は0人で、3年連続待機児童0を達成しています。わが家の長男は幼稚園に通っていましたが、求職中でも延長保育を利用できました。年度の途中に転園してくる子もいたので、定員オーバーで預け先がなくなるという心配はなさそうです。

小学校や中学校に上がると、学区域の学校に通学するのが一般的。しかし飯能市では、一定の条件のもと、通常の通学区域の指定校ではなく、特色ある教育活動を行う小規模特認校に通学することが可能です。

小規模特認校の特色は各学校で異なりますが、自然の豊かな環境の中でのびのびと学べます。また、少人数制の学校なので、きめ細やかな指導が受けられる点もメリットです。

小規模特認校制度は、進学先の選択肢が多ければ、子どもの可能性が広がるいい制度だと思います。子育てママたちの間でも「この制度を利用しようか検討している」という声を聞くため、この制度への関心度は高まっているようです。

飯能市の子育て支援情報

飯能市では子育て支援事業を積極的に行い、子育て世帯が暮らしやすい街づくりを推進しています。実際にわが家では、オムツ代や育児用品購入費の負担が減り、生活の支えになりました。子育て支援は年度によって変更する可能性があるため、最新情報は飯能市の公式サイトなどでご確認ください。

飯能市の子育て支援情報(1)赤ちゃんスマイル事業

飯能市では0歳児の赤ちゃんがいる家庭に「赤ちゃんスマイルクーポン」というクーポンを支給しています。このクーポンを使えば、市内の指定店舗で、オムツやおしり拭き、ミルクの購入が可能です。

金額は子ども1人に対して合計5万円分で、出生届の手続き時と乳児健診時、8ヶ月を迎える時の3回に分けて支給されます。わが家ではこのクーポンのおかげで1歳になるまでのオムツ代・おしり拭き代がほとんどかかりませんでした。オムツやおしり拭きは赤ちゃんを育てる必須アイテムなので、とても助かる支援です。

飯能市の子育て支援情報(2)出産・子育て応援ギフト「飯能市デジタルクーポン」

出産子育て応援事業の一環として、「出産・子育て応援ギフト」を飯能市デジタルクーポンとして支給しています。「出産・子育て応援ギフト」の支給額は合計10万円分で、市内の指定されたドラッグストアやホームセンター、子ども服店、助産所などで利用可能です。

このギフトクーポンは子ども用品の購入やサービスの利用に使用できます。チャイルドシートやベビーシートなどの購入にも充てられるため、子育て世帯の強い味方です。わが家では出産準備として新生児の服や肌着、匂わないオムツ袋などを購入して、無事に赤ちゃんを迎える準備ができました。

飯能市の子育て支援情報(3)地域子育て支援拠点

市内には子育て世帯をサポートする「地域子育て支援拠点」が6ヶ所あり、施設内で子どもを遊ばせたり子育ての相談をしたりすることも可能です。

地域子育て支援拠点は、以下の6ヶ所です。

・のびのび〜の(元氣保育園内)
・ひなたぼっこ(ぽかぽか保育園内)
・いるかひろば(原市場小学校内)
・にこにこひろば(加治東小学校内)
・ゆりかご(すぎのこ保育園向かい)
・どんぐりルーム(山手保育園2階)

子育て中は孤独になりやすかったり、悩みを1人で抱えやすかったりします。しかし、同じ境遇のパパママや地域の人々と交流を持つことで、悩みが解決し、気持ちがすっきりすることもあります。雨の日の遊び場に困ったときに利用すると、子どもが退屈せずに過ごせるでしょう。

飯能市の子育て支援情報(4)子ども医療費の助成

子どもは大人よりも頻繁に風邪を引いたり熱を出したりするので、度重なる診察代が家計の負担になることも。飯能市では、市内の子ども0歳から18歳までの医療費を一部負担する制度があり、薬の容器代など、特別費を除いて窓口での負担がありません。

「子ども医療費の助成」により診察代の負担が少なく、適切な治療を子どもに受けさせることが可能です。子どもの健康管理がしやすいという点で、わが家も恩恵を受けている子育て支援の1つです。

飯能市の子育て支援情報(5)子どもインフルエンザ予防接種の無償化事業

飯能市内の子どもは、インフルエンザワクチンを無償で接種できます。対象は市内の生後6ヶ月から中学3年生までの児童で、指定医療機関で接種することが条件です。

冬はインフルエンザの影響で学級閉鎖になることがしばしばありますが、わが家では流行前に接種して対策しています。そのおかげか、今のところ家族全員インフルエンザにかかったことがありません。

飯能市の子育て体験談

子育て中のファミリー
子育て中のファミリー

実際に、飯能市で0歳から小学生までの子どもを育ててみて感じたことをお伝えします。

飯能市で子育てをする魅力

飯能市で子育てをする魅力は、自然と共に生活することで、子どもとの時間が充実するところです。休日には山や川などでアクティブな遊びが気軽にできるので、子どもにたくさんの体験をさせてあげられます。

遠出をせずに近所の公園へ散歩に行くだけでも、自然を通じてたくさんの“気付き”があります。例えば、蕾だった桜が咲いていることに喜びを感じたり、遠くの山の上に積乱雲を見つけて洗濯物を取り込みに走ったり。

日常生活での些細な“気付き”が、子どもとの生活を色濃い思い出にしてくれました。これは自然が身近にあるからこそだと思います。子どもの成長はあっという間なので、私は子どもの一瞬一瞬を大切にできる今の生活が大変気に入っています。

わが家の子どもたちは、自然に触れる遊びをすることが多く、「トカゲ探し」や「カブトムシ探し」は、いい経験になりました。さまざまな経験を通じて子どもたちの心は育まれています。

また、子どもだけではなく、私も自然が近くにあることで救われました。男の子3人を育てるのはかなりハードで、バッテリー切れになってしまうことが多々あるのですが、そのようなときは外の空気を吸いに町内を歩いています。散歩に出て森や土の匂いを感じると、疲れた心をリフレッシュできます。

子育てするうえで、大人が元気で楽しくいられる環境はとても大切です。大人がリラックスしながら子育てに向き合っていれば、気持ちに余裕が生まれて、にこやかな時間が増えます。

そういった意味で、大人もリフレッシュできる環境が整っている飯能市は、子育てをするのに向いている街です。自然が豊かで、生活に必要な施設もあり、子育て支援が手厚いところが魅力的です。

飯能市の子育て環境

自然が溢れる飯能市には、地形を活かした公園や思い切り体を動かせる運動公園などが多く、わが家も休日に散歩がてら公園遊びに出掛けています。住宅地には所々に公園があるため、「次はどこの公園に行こうか?」と、好きな公園を選べて飽きません。遊び場に困らないというところは、親としてありがたいです。

あさひ山展望公園
あさひ山展望公園

活発な次男がお気に入りの公園は、飯能駅南口から車で約5分の距離にある「あさひ山展望公園」です。あさひ山展望公園は自然の地形を活かした公園の1つで、何度行っても頂上からの眺望のよさに感動します。

中心には小高い丘があり、山肌に沿って登れる道と頂上までの階段が整備されています。晴れた日には東京スカイツリーが見えたり、夏には近隣の打ち上げ花火が見られたりすることも。季節ごとに移り変わる景色を堪能できるのも魅力です。

施設名:あさひ山展望公園
所在地:埼玉県飯能市美杉台5丁目28

美杉台地区に隣接する、茜台地区にある龍崖山公園もよく遊ぶ公園です。裏にそびえる龍崖山の地形を活かした高低差のある公園で、公園内にある登山道口は燧山(ひうちやま)や龍崖山へつながっています。

公園内には高低差を利用した大きな滑り台があり、子どもたちは時間を忘れて遊んでいて楽しそうです。よくある公園の滑り台と違って、石製で横幅が広いため特別感があるのかもしれません。公園の上には小さい子どもが遊べる遊具やブランコがあるので、小さい子どもから小学生まで思い切り遊べる公園です。

龍崖山公園
龍崖山公園

入間川沿いにあるスポーツ公園「阿須運動公園」もおすすめです。公園内には子どもの遊び場や野球場、サッカー場・ソフトボール場・テニスコートがあります。コンビネーション遊具や水遊び場などが整備されているので、気温が高すぎて公園で遊べない夏にはよく利用します。

道路の向かいには、スーパーマーケット「ベルク」やホームセンター「カインズ」があるため、飲み物やお弁当を購入してピクニックのような過ごし方をすることも可能です。公園には大規模駐車場が併設されていて、近辺に住んでいなくても車で遊びに行けます。

施設名: 龍崖山公園
所在地:埼玉県飯能市茜台2丁目3

飯能市の住まい事情

実際に飯能市で暮らすには、どれくらいの家賃が必要なのか気になる方は多いと思います。飯能市の家賃相場は、以下のとおりです。

<飯能市の家賃相場>
・1LDK・2K・2LDK=7.07万円
・2LDK、3K、3DK=7.73万円

面積が広い賃貸物件でも7万円台が相場であることが分かります。私は新婚から今まで、市内で3回の引越しを経験してきましたが、飯能市の賃貸物件にはファミリー向けの広い賃貸物件が多くあるように思います。私が内見した際は、庭付きの賃貸物件もありました。

飯能市の隣にある入間市の家賃相場は以下の通りです。

<入間市の家賃相場>
・1LDK・2DK・2LDK=8.44万円
・2LDK、3K、3DK=10.49万円

隣の市なので、自然も多く居住環境は近いかと思いますが、家賃相場は飯能市の方が低めになっています。入間市にはアウトレットパークなどの商業施設があり、子ども連れの買い物も楽しめるでしょう。


続いて、飯能駅と同じ西武池袋線の池袋駅がある、東京都豊島区の家賃相場は以下のとおりです。

<東京都豊島区の家賃相場>
・1LDK・2K・2LDK=16.91万円
・2LDK、3K、3DK=26.05万円

飯能市と東京都豊島区の家賃相場を比べると、同じ西武池袋線沿線上の住まいでも豊島区では飯能市の2.5倍から4倍ほど高額になることが分かります。

飯能市からは池袋駅まで特急で最短39分というアクセスのよさが魅力です。このような条件で都心部よりも家賃相場が低いことは大きなメリットだと思います。実際に、私は都内へ通勤していましたが、行き帰りは座って移動できていたのでかなり快適でした。

飯能市は都内と比べて家賃が安く交通の利便性が高いため、電車通勤の方にもおすすめできる街です。

飯能市の子育て世帯におすすめのエリア

飯能市は自然と触れ合いながら遊べる広い公園や子育て支援が充実し、子育て環境が整っています。その中でも、特に子育て環境として適したエリアをご紹介します。

飯能市の子育て世帯におすすめのエリア(1)美杉台

美杉台
美杉台

閑静な住宅街が広がる美杉台エリアは、飯能市の南東部に位置する子育て世帯に人気の新興住宅地です。美杉台の中にはあさひ山展望公園をはじめ、多くの公園やスーパーマーケット、ドラッグストア・飲食店・医療施設があり、エリア内で生活に必要なものをそろえられます。

飯能駅までバスを使えば約7分で到着するので通勤通学がしやすいです。平日の通勤通学の時間帯には、約10分に1本の頻度でバスが運行しているため、不便は感じないでしょう。

美杉台にある紅葉したモミジバフウ
美杉台にある紅葉したモミジバフウ

季節を楽しめるのもこのエリアの魅力の1つ。バスが走るメイン通りにはモミジバフウが植えられていて、秋になると鮮やかな赤色と黄色に紅葉します。あまりの美しさに、紅葉狩りをしたり道のベンチに座ってデッサンをしたりする人がちらほら。子どもたちも秋になるとモミジバフウの紅葉した葉やトゲトゲの実を集めては、美しい季節を楽しんでいます。

「ママ、綺麗な葉っぱ見つけたよ!」「この葉っぱ、何かに似ているね!」なんて会話をしながら、楽しそうに自然に触れる子どもたちを見ると、貴重な体験をしているなと嬉しく思います。

飯能市の子育て世帯におすすめのエリア(2)東飯能駅周辺

もう1つのおすすめのエリアは、東飯能駅周辺エリアです。東飯能駅は西武線とJR八高線が通る駅で、飯能駅に程近い東町にあります。

東飯能駅東口には丸広百貨店が直結していて、スーパーや100円ショップ、本屋にドラッグストアなどがそろっているため便利です。私はお祝いのお返し用のお菓子や子どもの本を購入するために、この百貨店にはよく足を運んでいます。

施設名:丸広百貨店
所在地:埼玉県飯能市栄町24-4
アクセス:JR八高線東飯能駅直結
営業時間:10:00〜19:00

飯能市は子どもとの時間を大切にできる街

飯能市は自然と人が共存していて、季節の移ろいを肌で感じられるのが魅力の街です。そして、私はこの街での暮らしにとても満足しています。

飯能市に住んでよかったと感じるのは、自然に触れ合いながら子どもたちが素晴らしい体験をしているところです。春には鮮やかな野花が咲き、夏の夕方には遠くにひぐらしの声が聞こえます。秋には真っ赤なモミジバフウの落ち葉が絨毯のようになり、冬には澄んだ空にたくさんの星が輝きます。

都市部にいたら体験することが難しいことが日々の暮らしの中で感じられるので、とても贅沢で幸せです。親である私たち夫婦も、子どもたちとコミュニケーションを取る機会が増え、幸せな時間を過ごせています。

現在、さまざまな子育て支援を行っている飯能市ですので、子育て世帯がより住みやすくなっていくのではないでしょうか。定住先を探している方はこの記事を参考に、飯能市への引越しを検討してみてはいかがでしょうか。

今枝恵美わんぱく3兄弟のママ

0歳、2歳、10歳のわんぱく男子3人を育てる飯能市在住のママライター。
学生時代は、友人と「弾丸ツアー」と称し、自然に癒しを求めて海や山にお出かけしていました。結婚後は自然豊かでパワーをもらえる飯能の地に移り住み、元気に楽しく子育てしています。長期休暇には、友人家族と一緒に南伊豆にあるキャンプ場でキャンプをするのが毎年の恒例です。

2021年、次男の妊娠を機にWebライターとして活動を開始。出産翌日から復帰し、”赤子抱えるWebライター”として実績を積んできました。2024年には三男を出産し、その2ヶ月後に開業。現在はフリーライターとして多ジャンルの記事を執筆しています。

家族との時間を大切にしながらバリバリ働いています。ドタバタな毎日を送るママの備忘録を綴ったブログをひっそりと更新中です。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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