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さいたま市の子育て事情は?特徴的な子育て支援制度や実際の体験談を紹介!

さいたま市の子育て事情は?特徴的な子育て支援制度や実際の体験談を紹介!

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さいたま市は、埼玉県の南東部に位置している県庁所在地です。さいたま市は10の区からなっており、区によって印象ががらりと変わります。大宮・浦和エリアは都市化が進んでいて、中心部から離れると、豊かな自然が広がっているといった様子です。

この記事では、さいたま市で幼い子ども2人を育てている私が、さいたま市の住みやすさと魅力を、子育ての観点からお伝えします。子育て中、あるいは子育て予定のある方で、さいたま市への移住を検討している方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

さいたま市で子育て中

公園で散歩をする親子
公園で散歩をする親子

さいたま市の概要

さいたま県の南東部に位置するさいたま市
さいたま県の南東部に位置するさいたま市

県の南東部に位置するさいたま市は、関東平野のちょうど真ん中にあります。さいたま市を構成するのは、西区・北区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・浦和区・南区・緑区・岩槻区の10区です。

大宮区や浦和区、中央区は現在進行形で都市化が進んでおり、行政の中心となっています。メインエリアを離れると、見沼田んぼや荒川河川敷など、豊かな自然に触れられる場所が多いです。気候は1年を通して穏やかで、冬の晴れた日には、雪をいただいた富士山を見ることも可能です。

さいたま市は、新幹線6路線をはじめ、JRの各線や私鉄道が走っており、東日本の交通の要となっています。特に何もないと思われているさいたま市ですが、イベント時には全国から人が集まります。なぜなら、「埼玉スタジアム2002」や、「さいたまスーパーアリーナ」、「彩の国さいたま芸術劇場」など、大型のイベント施設が多数あるからです。

さいたま市のイメージキャッチフレーズは、「のびのびシティさいたま市」。「みんなが、のびのび、暮らせるまち。未来に向かって、伸びて伸びて、いくまち」を目指しています。

さいたま市の2024年1月1日現在の人口は1,345,012人で、640,263世帯が暮らしています。2023年度の「さいたま市民意識調査」で、「住みやすい」と答えた人の割合は86.6%でした。74.0%だった2007度から大幅に増加しています。「住み続けたい」と思う人の割合も8割を超えており、市民からの評価が高い街であることがわかります。

また、一般財団法人日本総合研究所が全国を対象に行っている「幸福度ランキング2022年版」では、政令指定都市の中で、第3位にランクインしました。

実際に、さいたま市の人口は毎年1万人ずつ増加しており、増加数は全国トップクラスです。このようなデータから、さいたま市は住まいとして選ばれている街といえるでしょう。

わが家が子育て環境にさいたま市を選んだわけ

わが家が子育てをする場所としてさいたま市を選んだのは、埼玉県の行政の中心であるさいたま市なら、十分な子育て支援を受けられると思ったからです。また、治安のよさも選んだ理由の1つでした。

スーパーやドラッグストア、飲食店が充実しているところや小児科が多いところが魅力的に感じました。さらに、帰省や遠方への家族旅行のことを考えて、他県や都心へのアクセスがしやすいところも決め手です。

実際どう?さいたま市の子育て

ここでは、さいたま市の子育て事情に関して、実際のデータと、特徴的な支援をご紹介します。

数字で見るさいたま市の子育て事情

さいたま市に在住している14歳以下の子どもの人数は、2024年1月1日時点で170,639人でした。全国トップクラスで人口が増えているさいたま市ですが、特に0歳から14歳の転入超過数は、8年連続全国1位となっています。このことから、さいたま市は子育て世帯に選ばれている街といえるでしょう。

これだけの人口増加があるにもかかわらず、さいたま市の待機児童数は2年連続0人です。さいたま市が待機児童を減らすために、特に力を入れているのが、今ある幼稚園を保育の受け皿にしようとする試みです。

幼稚園では、新たに預かり保育を実施したり、預かり保育時間を延長したりしています。複数の幼稚園バスが立ち寄り、送迎時間前後に子どもを保育してくれる「送迎保育ステーション」も、期待が大きい事業です。現在は、大宮駅・浦和駅・武蔵浦和駅の近くに開設されています。このような支援のおかげで、働きながら子どもを幼稚園に通わせることが可能になりました。

さいたま市内の保育施設と幼稚園の数は以下のとおりです。

・認可保育所
西区25園、北区35園、大宮区、29園、見沼区32園、中央区30園、桜区17園、浦和区42園、南区56園、緑区、38園、岩槻区17園

・認定こども園
西区1園、北区0園、大宮区2園、見沼区1園、中央区1園、桜区3園、浦和区2園、南区1園、緑区1園、岩槻区4園

・幼稚園
西区6、北区9、大宮区11、見沼区10、中央区4、桜区8、浦和区13、南区13、緑区9、岩槻区12園

この他にも、西区には療育を必要とする子どもたちが通える「総合療育センターひまわり学園」があります。

さいたま市の子育て支援情報

さいたま市では、「子育て楽しいさいたま市」を目指し、安心して子どもを産み育てることのできる環境を整えています。ここでは、特徴的な支援を5つご紹介します。なお、ご紹介する支援制度は変更される可能性があるので、最新情報はさいたま市の公式サイトをご確認ください。

さいたま市の子育て支援情報(1)医療費助成制度

さいたま市では、市内に住んでいる0歳から中学校卒業までの子どもにかかる医療費の一部負担金を、助成しています。つまり、中学生までは保険診療分については医療費負担がなく、回数の制限もありません。

この制度は、埼玉県外の医療機関にかかる場合にも適用されます。会計時には支払いが必要ですが、後日、さいたま市に申請すれば払い戻ししてもらえます。

さいたま市の子育て支援情報(2)さいたま市子育て支援型幼稚園

「さいたま市子育て支援型幼稚園」とは、年間を通じて長時間の預かり保育を実施する幼稚園のことです。親の就業の有無などライフスタイルに関係なく、幼児教育を希望する世帯の選択肢を増やすことを目的としています。

子育て支援型幼稚園の開園時間は8時間以上。中には、朝8時から夜6時まで子どもを預かってくれる幼稚園もあります。さらに、夏休みや冬休みなどの長期休業期間中にも通えるので、共働き世帯には心強い支援です。

現在、子育て支援型幼稚園に認定されている幼稚園は、2023年9月時点で54園です。

さいたま市の子育て支援情報(3)子育てを楽しむパパを応援する活動

父子手帖
父子手帖

さいたま市では、子育てを楽しむパパを応援するために、パパが育児に参加できる環境づくりを進めています。

その1つが、自分の子どもが通う保育園・幼稚園での1日体験です。この他にも、子育てについて父親同士で語り合い、学びあう講座「さいたまパパ・スクール」も定期的に開催されています。

また、さいたま市には「父子手帖」というものがあり、出産育児に関する知識だけでなく、市内の先輩パパの体験談や、ママへのサポートの仕方などが載っています。

さいたま市の子育て支援情報(4)子ども家庭総合センター

子ども家庭総合センター(あいぱれっと)
子ども家庭総合センター(あいぱれっと)

「子ども家庭総合センター」は、「あいぱれっと」の愛称で親しまれています。家庭や地域の子育てを総合的に支援する目的で運営されている、さいたま市の子育ての中核を担う施設です。

1階にある「市民コンタクトスクエア」内には、乳幼児の遊び場「ぱれっとひろば」や小学生が遊べる屋根付きの運動場、中高生向けのバンドスタジオや調理室まであります。

「なんでも子ども相談窓口」では、子どもから大人まで、予約不要で悩みごとを相談することが可能です。施設内には児童相談所が入っており、児童虐待の通告は24時間365日受け付けています。

施設名:子ども家庭総合センター
所在地:さいたま市浦和区上木崎4丁目4番10号
アクセス:JR与野駅東口から徒歩7分
利用時間:<市民コンタクトスクエア>9:00~20:00(12:00~13:00は清掃のため閉館)
        <児童相談所>8:30~18:00
休館日:<市民コンタクトスクエア>毎週水曜日・年末年始(12月29日~1月3日)
      <児童相談所>土・日・祝・年末年始(12月29日~1月3日)

さいたま市の子育て支援情報(5)英語教育「グローバル・スタディ」

英会話を学ぶ子どもたちの様子
英会話を学ぶ子どもたちの様子

2016年度より、市内のすべての市立小・中学校で、さいたま市独自の英語教育を実施しています。全国的には小学校3年生で始まる英語の授業が、さいたま市では小学校1年生からスタート。他市と比べた英語の授業時間は、小学校で+34~35時間、中学校では+17時間です。

「グローバル・スタディ」では、小学校から中学校まで一貫したカリキュラムのもと、聞く・話す・読む・書くの4つの力をバランスよく身につけられます。イングリッシュ・キャンプや英語ディベート大会、英語劇発表会など、身につけた英語力を発揮する機会も用意されています。

※上記ページは大宮区のものです。さいたま市内の他の区については、それぞれのページでご確認ください。

さいたま市での子育て体験談

さいたま市で子育てする魅力

私がさいたま市で子育てをしてみて感じた魅力は、子育て世帯をサポートする体制が整っているところです。先ほどご紹介した支援以外にもさまざまなサポートを受けられるので助かっています。

治安のよさも、さいたま市で子育てする魅力といえます。市が行っている防犯対策の中で、私が特に気に入っているのは、小学生の下校時に流れる防災行政無線です。

他にも、親子に向き合ってくれる小児科が多いところや、歩道が広くて歩行者用と自転車用で分かれているところも、安心して子育てできる要素となっています。

さいたま市の子育て環境

与野公園
与野公園

さいたま市には、のびのびと子育てできる環境が整っています。例えば、公園や自然と触れ合えるスポットが非常に多いところが挙げられます。市内にある公園の数はなんと約1,000個もあり、噴水やバラ園、小動物園のある公園やバーベキューができる公園など、種類も豊富です。

ある公園では定期的にイベントが開かれ、火起こしや、釘打ちなどを体験できます。子どもの「やってみたい!」を受け止めて、安全に配慮しながら全力でサポートしてくれるイベントです。焚火で焼いたマシュマロや大きな木のブランコを目にしたときなど、子どもの目が輝く瞬間を見られるのは幸せです。

さいたま市は学びの環境も整っており、市内には政令指定都市の中で第1位となる、25の図書館があります。そして、利用カード1枚につき借りられる本はなんと30冊です。子どもが読みたいと思った本も、数を気にすることなく借りられるので助かりました。

さいたま市の住まい事情

さいたま市の中心エリアは人気が高く、高層マンションや3階建ての一戸建て住宅が多い印象です。少し郊外になると、敷地的にゆとりのある住宅が増えてきます。いずれにしても、さいたま市は車があると便利な街なので、駐車場付きの物件がほとんどです。

ここでは、さいたま市10区の家賃相場をご紹介します。参考までに、東京都世田谷区の家賃相場も紹介するので比較してみてください。

<1LDK・2K・2DKの家賃相場>
・西区9.06万円
・北区9.54万円
・大宮区12.39万円
・見沼区8.77万円
・中央区12.07万円
・桜区8.84万円
・浦和区12.03万円
・南区11.16万円
・緑区12.41万円
・岩槻区6.74万円
・世田谷区15.92万円

<2LDK・3K・3DKの家賃相場>
・西区 12.21万円
・北区 12.12万円
・大宮区 18.11万円
・見沼区 10.24万円
・中央区 14.35万円
・桜区 16.19万円
・浦和区 16.69万円
・南区 14.42万円
・緑区 14.32万円
・岩槻区 13.62万円
・世田谷区 23.24万円

大宮区・中央区・浦和区は人気のエリアだけあって家賃相場も高い傾向にあります。しかし東京都心と比べると、家賃の低さは一目瞭然です。東京方面へのアクセスのよさを考えると、さいたま市が東京のベッドタウンになるのも納得です。

さいたま市の子育て世帯におすすめのエリア

ここでは、さいたま市の中でも特に、子育て世帯におすすめのエリアを2つ紹介します。

さいたま市の子育て世帯におすすめエリア(1)さいたま新都心駅周辺

大宮駅の隣に位置するさいたま新都心駅。このエリアの魅力は、親子で楽しい時間を過ごせるスポットが充実しているところです。さいたま新都心駅と直結している大型商業施設、「コクーンシティ」は1日いても飽きません。

また、「さいたまスーパーアリーナ」前に広がる「けやきひろば」では、フリーマーケットやマルシェなどのイベントが定期的に開催されています。冬期限定のイルミネーションは非常にきれいです。

さいたま市の子育てにおすすめエリア(2)南与野駅周辺

南与野駅周辺の魅力は、スーパーやドラッグストア、飲食店などが集中しているところです。子ども連れだとフットワークが重くなりやすいので、手近な範囲で用事が済ませられるのは助かります。また、このエリアは大宮や浦和もそれほど遠くないので、電車やバス、車で気軽に出かけられます。

中心部から少し離れていることもあり、自然が多く、のびのびと子育てしたい方におすすめです。もちろん公園も多く、都市開発が進んでいるので、今後の発展が楽しみなエリアでもあります。

さいたま市はさまざまな体験とサポートで子どもの可能性を広げられる街

さいたま市は、子育て支援が充実しており、公園や図書館など、子どもの成長を促す環境が整っています。子育て支援は今後さらに充実していくことでしょう。また、親子が一緒になって楽しめるイベントやスポットが多いところも魅力的です。このように、さいたま市は、楽しみながら子育てしたいと思っているパパやママにおすすめの街です。

今回ご紹介した魅力は、ほんの一部なので、続きはご自身で体験してみてください。ぜひ一緒にさいたま市での子育てを楽しみましょう。

葉山ミノリさいたま市在住主婦、Webライター、読書マニア、小・中・高等学校教諭一種免許状(国語)

群馬県生まれ群馬県育ちで、現在埼玉県さいたま市在住の30代主婦。夫と5歳・3歳の男児の4人暮らし。子育てや家事ジャンルを得意とするWebライター。
産後うつと育児ノイローゼを経験。毎日のワンオペ育児に限界を感じ、状況を打破すべく行動。自分を変えるために読書を始めた。今では、“楽に生きる”をモットーに、本で得た知識をもとにして「ものと行動と思考のシンプル化」に励む。自分を変えるために始めた読書が趣味となり、今では月間20冊を読む読書マニアに。最近興味がある分野は睡眠科学。
また、長男がASD(自閉スペクトラム症)であることから、発達支援に関して実践の中で勉強中。育児では、ものより体験を重視し、子どもの自信が育つよう心がけている。田舎育ちということもあり、自然に触れることと歩くことが好きなので、子どもと一緒に近所を散歩するだけで楽しい。
さらに、元転勤族の妻で、5度の引越しを経験している。そのため、身軽に暮らす術や、狭い賃貸住宅でも快適に暮らす工夫に自信がある。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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