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茨城県「水戸市」での子育て体験談。支援情報や子育て環境を紹介
茨城県「水戸市」での子育て体験談。支援情報や子育て環境を紹介

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私は結婚と同時に茨城県水戸市に移り住み、もうすぐ6年が経ちます。出産を経て現在は、幼稚園に通う子どもを育てながら生活をしています。水戸市の暮らしで感じたのは、妊娠からの育児サポートが充実していることと、生活環境がよいことです。

こちらの記事では子育て世代の目線で、妊娠期から私が感じた水戸市で子育てをする魅力や、住んでいて実際に感じたことなどをご紹介します。水戸市での生活が気になる方はぜひ参考にしてください。

現在、水戸市で子育て中!

北口にある水戸黄門像
北口にある水戸黄門像

水戸市の概要

水戸市は茨城県の県庁所在地で、地図上では県の中央に位置しています。東京都へは約120kmの距離で、特急列車を使えば1時間ほどで行ける、気候がおだやかな都市です。

水戸といえば、テレビドラマの”水戸黄門”で知られています。水戸駅の北口には、助さんと格さんの並んだ像が建てられており、ちょっとした写真スポットになっています。

名産品は、お土産として人気のわらで包まれた”水戸納豆”です。実は、わら納豆の像も存在しており、水戸駅南口で静かにたたずんでいます。

水戸を代表するもので忘れてはならないのが”偕楽園”です。日本三名園のひとつでもある偕楽園は、江戸時代に徳川斉昭によって造られました。とくに梅の花が有名で、植えられている梅は約100品種、3,000本という多さです。毎年、梅まつりには多くの観光客でにぎわいます。

わが家が子育て環境に水戸市を選んだワケ

私は学生時代に東京で一人暮らしをしていたため、都内の便利さもよく知っています。しかし、どうしても自然が身近な茨城県が恋しくなり、地元で就職することを決めました。

結婚するまで住んでいた実家は、水戸から近くとても居心地のよいところです。のんびりした雰囲気が気に入っていたので、できればずっとそこで暮らしたいと思っていたほどでした。

ただ、子育てを考えたときに、周囲の子どもの数・小児科の数・保育施設の数で比べると、やはり水戸市の方が心強いのです。のんびりした環境で子育てすることも大切だけど、いざというときに安心できる場所の方がよいと考え、私は水戸市を選びました。

実際どう?水戸市の子育て

水戸駅南口
水戸駅南口

妊娠期から現在まで、実際に体験した水戸市の育児サポートなどをご紹介します。

数字で見る水戸市の子育て事情

人口は2023年1月1日時点で269,203人であり、県内で最も人口が多い都市となっています。

水戸市立の小学校は32校あり、ニュースで小学校の増改築が話題になったこともありました。私の住むエリアの小学校も次々に校舎を改築していて、人口が増えているのを感じます。

水戸市の子育て支援情報

ここでは、水戸市の子育て支援情報についてご紹介します。今後見直されることもありますので、利用される際は最新情報を公式ホームページで確認してください。

水戸市の子育て支援情報(1)産前産後支援センター「すまいるママみと」

“すまいるママみと”は、産後に家事や育児の支援が受けられないママや、産後の体調不良や育児に不安を感じているママのために、医療機関や自宅で母子を助けてもらえる産後ケア事業です。

ママ友の中には産後移住してきた方も多く、ワンオペ育児で不安だったという話を聞きます。そんなとき、専門の知識を持った方からサポートがあるととても心強いでしょう。

水戸市の子育て支援情報(2)こんにちは赤ちゃん訪問事業

“こんにちは赤ちゃん訪問事業”は、初めての赤ちゃんが生まれてから40日以内に、主に助産師さんが自宅に来て、育児に関する相談や身体測定などをしてくれます。さらに、生後4ヶ月までの赤ちゃんのいるご家庭には、同地域に住む子育て経験者が自宅に来て、育児に関する情報提供や相談に乗ってくれるのです。

私も、子どもが3ヶ月くらいのときに助産師さんが来てくださって、身体測定などをしていただきました。3ヶ月というと、発育について産婦人科に相談していいものか、それとも小児科に行った方がいいのかと悩む時期だったので、とても助かりました。

こちらは出生届を出すと自動的に連絡が届きます。

水戸市の子育て支援情報(3)移住支援金交付事業

特定の都市から水戸市へ移住した方へ支援金が交付されます。条件は多数ありますが、単身者は60万円、2人以上の世帯で100万円と、額面を見ると非常に大きいです。

子育て世帯加算は100万円となっているので、お子さまと一緒に移住を考えている方は、ぜひ公式サイトを参照してください。

水戸市の子育て支援情報(4) みとっこ出産・子育て応援給付金(ギフト)

“みとっこ出産・子育て応援給付金”は、水戸市在住の妊婦さんや子育て中のママに、5万円の応援ギフトが支給される制度です。

2023年度の対象となる方は以下の通りです。

●出産応援ギフト
・2022年4月1日以降に出産した方
・2022年4月1日以降に妊娠の届出をし、2023年3月1日時点で妊娠中の方
・2023年3月1日以降に妊娠の届出をした方

●子育て応援ギフト
・2022年4月1日以降に出産した子どもを養育し、水戸市に住んでいる方

ご自身が対象になるか、支給方法などの詳細は、公式ホームページから最新情報をご確認くださいね。

水戸市での子育て体験談

千波湖は季節ごとにさまざまな表情をみせてくれる
千波湖は季節ごとにさまざまな表情をみせてくれる

水戸市で子育てをする魅力

水戸市で実際に子育てをしてみて、行政のサポートが手厚いと感じています。

実際に子育てというと、出産後というイメージがあるかもしれません。しかし母子手帳をもらった日に、家族構成や産後のサポートが必要かどうかなど、簡単に話を聞いてくれたことが私は嬉しかったです。困ったときには、いつでも連絡しやすい体制が整っていると感じました。

また、出産後に検診などで子育て支援センターに電話する機会があり、いつも丁寧に受け答えしてくださって、それだけでホッとしたのを覚えています。

これまでは車をよく使う生活だったのですが、水戸市で生活を始めてからは徒歩圏内で買い物ができたり、交通の便がよかったりと、車がなくても不便さを感じません。

水戸市の子育て環境

水戸市の医療環境

私の住むエリアには小中学校が複数あります。夕方になると子どもたちとたくさんすれ違ったり、日中はベビーカーでお散歩する親子もよく見かけたりするので、子育て世代が多い印象です。

そのせいか、小児科も小児歯科も多く、県立こども病院が市内にあることはとても心強いと感じます。子どもが熱性けいれんになったときにお世話になりましたが、さすが子ども専門の病院だなとホッとしました。

水戸市のおでかけスポット

水戸市には、子どもとおでかけできる場所がたくさんあります。

〈水戸市内にある主なおでかけスポット〉
●千波湖
●偕楽園
●茨城県近代美術館
●徳川ミュージアム
●水戸芸術館
●水戸市立博物館

千波湖一帯には、アスレチックスなどの遊具がある公園や、とても広い芝生広場があり、思いっきり体を動かせます。千波湖の水鳥を観察したり、ちょっとした森林になっている場所を散策したりと、自然も豊富です。また、近くには茨城県近代美術館もあり、親子で体験できる美術鑑賞プログラムなどが開催されています。

水戸芸術館は、アートと音楽を発信するスポットです。0歳児から聴けるパイプオルガンのコンサートや、子どものための演劇プログラムなども開催されていて、芸術に気軽に触れられます。建物は、くねくねとしたタワーが特徴的です。

水戸市立博物館では、水戸に関する歴史資料が常設展示されています。子どもたちが興味を持ちやすい展示企画も、多い印象です。レジャーだけでなく、文化的な施設も充実していることは、とてもすばらしいと感じています。

水戸市の公共施設

水戸の中心部には”わんぱーく・みと”という子育て支援センターがあります。開館日には、リトミックや読み聞かせなどのイベントが開催されているのが特徴です。駅からは離れてはいますが、”はみんぐぱーく・みと”という同様の施設もあります。2つの支援センターは、一時保育や看護師との相談会を通して、育児に悩んでいるママやパパがアドバイスを受けられる場所です。

また、県立図書館をはじめ、水戸市内には図書館が7ヶ所あり、知的好奇心を満たすのにも適しています。

水戸市の住まい事情

水戸市は、都内から電車で1時間半という立地にあります。ここで、茨城県の中で東京に近い県南にあるつくば市と家賃相場を比べてみましょう。

つくば市と家賃相場を比較して見ると水戸市の方が安いです。自然の豊かさや生活の便利さも同じくらいなのでよく比べられる2都市ですが、水戸市には長い歴史の中ではぐくまれた地域の温かさがあり、どこか肩の力を抜ける気軽さがあります。最近では、水戸駅周辺にファミリー向けのマンションも多く建設され、水戸市のニーズが高まっているように感じます。

水戸市の子育て世帯におすすめエリア

水戸市の子育て世帯におすすめエリア(1)赤塚駅周辺エリア

水戸市の子育て世帯におすすめエリア(2)三の丸周辺エリア

水戸駅にできるだけ近い場所に住みたいという方には、三の丸エリアをおすすめします。水戸駅から徒歩10分圏内で、水戸城跡周辺にあり、弘道館などの歴史的史跡の多い場所です。水戸城跡のほか、映画やドラマの撮影ロケ地にもなった茨城県三の丸庁舎、茨城県立図書館など、洋風の建物も美しい景観のひとつとなっています。

駅からも近く、交通の便のよさは申し分のない三の丸ですが、スーパーのような生活に便利なお店が増えにくい場所でした。しかし、2024年には三の丸そばの大町に大きなスーパーマーケットが完成する予定で、ますます住みやすいエリアに変化しそうです。

水戸市はのびのびと子育てしやすい街!子育てが終わっても住み続けたい

子育て中は、予想外なできごとが多いものです。地域に子どもを預けたいとき、予約なしで預かってもらえる場所や、子どもの救急医療に対応できる場所があるのは心強いといえます。水戸市は、そんな子育て世帯にぴったりな街です。

子育てに必要なことがたくさんそろっている水戸市に、私はこれからも住み続けたいと思います。どこで子育てしていこうかと迷っている方は、ぜひ水戸市も選択肢のひとつとして検討してみてください。

しげみ茨城県水戸市在住の30代

茨城県水戸市に住んで6年目。好きな納豆のトッピングは梅干し。しょっぱい梅干しを求めて、今年はじめて自作。鉄道好きな息子のおかげで、新幹線の名前に詳しくなる。散歩コースは必ず電車が見える場所へ。ピアノを弾くことが一生の趣味。クラシック音楽、ミュージカルや演劇が好きで観賞するうちについに2.5次元にハマる。キラキラした世界に憧れがある。漫画や小説を読むことも好きで、図書館は落ち着く場所のひとつ。作るのは苦手なのに料理番組を見ることが好き。刺繍にも興味を持ち始めて道具をそろえたところで休止中。ひとりでコツコツ何かをすることが合っているようで、好きなことには一直線がモットー。
最近、断捨離にハマる。捨てるものがないか探してしまう毎日。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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