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地方移住者が語る、失敗しない移住先の選び方とポイント

地方移住者が語る、失敗しない移住先の選び方とポイント

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私が田舎暮らしを意識し始めたのは、都会での生活に疲れを感じていた頃。
当時は毎日深夜まで働き、身も心もボロボロでした。その頃は田舎で暮らせるようなスキルもなく、ただ漠然と地方移住に憧れを抱くだけの日々でした。そんな憧れと同時に、常につきまとうのは不安と疑問。

しかし現在では無事に地方移住を果たし、日々の暮らしにも慣れ、地方移住を考える方の相談に乗る機会が増えました。
そこでこの記事では、私の実体験を交えて、いつか地方移住をしてみたい方に向けて「失敗しない移住先の選び方」をご紹介します。

地方の移住先を選ぶポイント

地方移住の目的は、もちろん引越すことではなく、「移住先で幸せに暮らし続けること」です。そのために一番大切なことは、自分に合った移住先を選ぶこと。ここでは、失敗しない移住先選びのポイントを3つ、ご紹介します。

ポイント1:移住者の多い地域を選ぶ

移住先選びのポイントの1つめは、移住者の多い地域を選ぶことです。これには、3つのメリットがあります。

①移住者の受け入れ体制が整っている
移住者が多い地域は、住みやすい場所といえるでしょう。都会から来たIターンやUターン移住者が続々と集まってきているところには、以下のような理由があります。

・物件の家賃や売値の平均価格が安い
・交通の便がいい
・子育てがしやすい
・移住者の支援政策が手厚い

②移住後も相談できる環境がある
移住者が多い地域は、当然移住後の生活もしやすくなっています。また、移住経験者もいるので、現在抱えている不安についても相談できるでしょう。

・新生活への不安
・仕事が変わるかもしれない不安
・地域に馴染めるかの心配

このような移住に関して抱えている問題を理解し、新生活を手助けしてくれる方も多いです。

たとえば、子育てを目的とした移住であれば、同じような経験をしている先輩移住者がいると安心ですね。育児の話や、幼稚園・保育園の評判、遊べるエリアの情報など、参考になることばかりです。

③移住先での横のつながりが広がる
最後に、横のつながりです。実際に移住して感じたことですが、移住という同じ環境を経験した者同士、普段から交流することが多いです。そこではたくさんの情報が行き交い、問題解決に向けて一気に動き出すきっかけになることもしばしばあります。

・仕事の情報
・空き家の情報
・おすすめのエリア情報
・移住者に不向きのエリアの情報
・イベントのお誘い

移住先の人とのつながりがあれば、その地域のさまざまな情報を得られるので、田舎暮らしが充実します。私も借家と仕事の情報は、先輩移住者から提供されたもので決めました。私が移住を考えている方に紹介したこともあります。

地方移住をして地域ビジネスを仕掛けたいと思っている人には、当然こういった横のつながりが必須です。最終的には地元の方々とも交流していけるので、移住者の多い地域を選ぶと、メリットが大きいです。

ポイント2:ほどよい田舎を選ぶ

移住先選びのポイント2は、「ほどよい田舎」を選ぶことです。ほどよい田舎とは、以下のような場所です。

・職場まで車で1時間圏内
・山奥など孤立した一軒家ではない
・大きな病院がある
・人口が約5万から10万人の地域
・近隣の地域に栄えている町がある

こういった地域を探すと、地方移住に初めて挑戦する人でもハードルが一気に下がります。よくあるのが「山奥の孤立した古民家で静かに暮らしたい! 」という希望です。私もそういった希望を持っていましたが、断念しました。今まで都会暮らしをしていたのに、いきなり山奥の古民家で暮らすスキルを持ち合わせていなかったからです。

山奥の古民家ともなるとすぐに住めるような状態の物件はほとんどなく、DIYで手直しを行うか、多額の改修費用が必要になります。虫が多く、冬は寒く、交通の便も悪いので、大雨で山道が通行止めになることも少なくありません。

車で1時間圏内に職場や病院などが確保されたエリアであれば、日常生活が安定します。まずは“ほどよい田舎”で田舎暮らしのスキルと経験を身につけましょう。それでも物足りないと感じるのであれば、さらに山奥や人口の少ない地域に移り住む方が、失敗を減らせます。

ポイント3:必ずお試し移住をする

移住先選び最後のポイントは、必ず「お試し移住をする」ということです。気になる移住先を見つけたら、数日間は現地で過ごすようにしましょう。1番のポイントは、四季を体験することです。

同じ地域には最低でも4回訪れて、滞在することが重要です。移住先選びで失敗するパターンの典型は、長野県や北海道などの積雪エリアを夏に訪れて気に入って移住を決行。ところが、初めての冬で積雪と寒さに驚き、定住を断念して再び都会に戻るというものです。このような失敗を防ぐためにも、地方移住は時間をかけて準備することをおすすめします。

ベストな動き方を具体的に解説すると、次のような流れになります。

① 気になる移住先のイベントや体験会に参加する
② スタッフや地元の方、先輩移住者と知り合い相談をする
③ 地元の方と個人的に連絡を取りあう
④ 移住先での仕事内容や家の情報を調べる

多少時間はかかりますが、気になる移住先に定期的に訪問することで、自然に地域の四季にも慣れ、人脈も増えます。これから自分が生活を送る場所になるのですから、まずは慎重に検討することをおすすめします。

わが家の移住実体験

ここからは、わが家の移住の実体験をご紹介します。田舎暮らしに憧れて、移住の準備や情報収集を始めたのは今から12年ほど前。当時の私は28歳で、夫婦2人で暮らしており、子どもはまだいませんでした。田舎暮らしの雑誌ばかり読みふけり、あれこれ妄想しては憧れの地方移住に向けて期待と不安を抱く毎日を過ごしていました。

私が移住先を決めるまで

私が移住先を決めるまでやってきたことは、大きく分けて3つあります。

①自分自身のスキルアップ
②気になる移住先に実際に行ってみる
③最終候補地には足繁く通う

①自分自身のスキルアップ
地方移住をして田舎暮らしを始めれば、今までの都会暮らしでは通用しない場面が多々発生することは容易に考えられました。夫婦で田畑もやってみたかったので、野菜作りの貸し農園に通ったり、お米作りのサークルに参加したりして勉強しました。

DIYスキルがなかったので、自宅で小さな本棚や靴箱を作って自主練習をしていたのも、今となっては懐かしく初々しい想い出です。

②気になる移住先に実際に行ってみる
2つ目が、気になる移住先に実際に行ってみたことです。はじめは遊びに行く感覚で訪れていました。最終的に移住地を選んだ理由は、先に友人が移住していたことや、移住先の方の口コミやいい評判を聞いたことです。

移住先の候補地を訪れ、現地の民泊や友人の家に泊まらせてもらい、地方移住に関する不安を積極的に相談していました。その地域のイベントを見に出かけ、どんな人が住んでいて、どんな地域性なのか感じるように努めるようにもしていました。

候補地から帰宅後は、体験した内容を紙に書き出し、実際に私たちが住み始めたらどうなるかをシミュレーションしたのです。特に「移住後、この地域は私たち夫婦に合っているか? 」を意識して話し合いをしました。

③最終候補地には足繁く通った
最終的な移住先は、滋賀県のある地域に決めました。移住先の決め手は、以下の理由です。

・今まで暮らしていた地域から近いこと
・実家にも数時間で戻れること
・今までできた友人たちとも近いこと
・熱心に移住を誘ってくれる農家の方との出会い

しかし、当時はあくまでも“最終候補地”だったため、すぐに引越しはせず「候補地へ通う」という形をとりました。1年間ほぼ毎月、農家の方の家を訪れ、お米作りを学びました。同時に、その方に地域の先輩移住者を紹介してもらい、定住の準備を進めていったのです。

その結果、家も仕事も見つかり、いつでも移住できる準備が整ったので、正式に「ここでやっていこう!」と決断。こうして念願の地方移住を成し遂げました。

現地見学やお試し移住で感じたこと

見学会やお試し移住でとにかく期待していたことは、いい空き家や古民家があるかどうかでした。もちろん雑誌やウェブ上で見るような、おしゃれですぐにでも住めるような空き家はありません。仮にあったとしても、高額過ぎて手が出せませんでした。

この経験から感じたことは、安くてすぐに住める素敵な家というのは、ネット検索や雑誌の物件紹介ページだけでは見つけられないことです。実際に何度も現地を訪れ、人脈を増やして家の情報を集め続けないと、なかなか“安くてきれいな家”には出会えません。

現地見学会で気をつけることは、自治体のスタッフさんは基本的に魅力やメリットを多く語り、デメリットについて発信しないことが多いということです。移住者を増やして地方創生を目指したい側としては、少しでもマイナスイメージを避けたいのが心情。その地域の裏表を詳しく知りたいのなら、地元の人に聞くか、先輩移住者に相談するといいでしょう。

準備万全なら、移住後のギャップも少ない

私の場合、移住後のギャップはほぼありませんでした。理想の暮らしが始まったことに毎日、胸が躍る日々でしたし、想像を超えて大変ということはなかったです。

ただし、田舎ならではの仕事に挑戦するなら、体力と健康は必須です。地方移住をして田舎暮らしを始めたい人の中には、せっかくだから自然を感じられる農業や林業などを仕事としてみたい、という人もいると思います。私も自給用で少しだけ田畑を管理しながら、勉強のために農業のアルバイトを掛け持ちしていたことがあります。

移住前から農作業サークルで活動していたので経験がありましたが、足腰がしっかりしていないと続きません。改めて農家の膨大な範囲の草刈りは大変だと実感しました。都会時代に憧れていた仕事は、実際にやってみるとかなりの体力を必要としました。これから移住される方には今からでも体調を整え、しっかり体作りをすることをおすすめします。

地方へ移住したい人におすすめの地域

ここまでお伝えしてきた経験や考えから、私が地方移住に憧れていて、初めて地方で新生活を始める人におすすめの地域を紹介します。

滋賀県高島市

滋賀県高島市は、琵琶湖の北西に位置する人口約47,000人の小さな自治体です。先に私が解説したほどよい田舎に当てはまります。

京都までは快速電車を使えば40分ほどで行けるので、仕事にも買い物にも出かけられますし、大きな病院もあるので安心です。特に魅力的なのがその地形です。琵琶湖近くのエリア・街エリア・山エリアと住み分けができるので、同じ市内でお試し移住をくり返し、お気に入りのエリアを見つけることができます。

移住者で釣り好きな人も多く、琵琶湖近くにはキャンプができる浜もあり人気です。山奥でひっそりと暮らしているベテラン移住者も多いので、初心者から上級者まで暮らしやすい環境が整っています。

愛媛県松山市

愛媛県松山市は人口が約50万人の大きな地方都市です。高速道路もあり、松山空港も近く、街の中心では路面電車も走っています。

車がなくても地方暮らしができますし、街全体がコンパクトにまとまっているので移動のストレスもありません。少し離れると田舎の田園風景が広がり、海エリアや山エリアの住み分けも可能です。ここ最近では松山市や東温市でも移住者が多く集まり、コミュニティもできあがっています。

人気の理由に食べ物が美味しいことや、気候が温暖で過ごしやすいこと、不便なく暮らせることが挙げられ、子育て世代からも人気です。

空き家バンクで探す方法も

今すぐに地方移住に向けて実際に動き出せる人は少ないかもしれませんが、気になる移住先の家情報を見ておくだけでも勉強になります。

<収集できる家情報>
・一戸建ての借家の価格
・築何年くらいの家が多いのか
・市営住宅や別荘地住宅の貸し出し情報はあるのか
・古民家はあるのか

ただ検索するだけでも、その地域にある空き家の傾向がわかり、別の地域を調べたときの比較材料になるので、おすすめです。

ポイントを押さえて幸せな移住生活を

今回は失敗しない移住先の選び方のポイントをお伝えしてきましたが、一番大切なことは時間をかけて必ず調べてから定住することです。

憧れや軽い気持ちで地方移住すると「こんなはずじゃなかった!」と、都会に戻ることになりかねません。あなたにとってちょうどいい地域を探し、背伸びせず無理なく過ごせる暮らしを目標に動いてみてください。特に暮らしの土台になる家選びは重要なので、焦らず探してみてください。

こっこ田舎暮らし案内人ブロガー

coccoblogを運営し、田舎暮らしに夢見る人を応援。移住の準備から方法、仕事、子育て、暮らし方まで紹介。ブログからの移住者も多数誕生!

関西の田舎で空き家をセルフリノベーションして、薪ストーブ、家庭菜園を楽しみながら田舎暮らし中。一男一女のパパ。趣味はDIYと薪割り。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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