横浜市のあざみ野は、アザミの花の見どころであったことが、地名の由来です。自然が魅力のあざみ野駅周辺には、スーパーや飲食店など生活に必要なものがそろい、駅から少し離れると閑静な住宅街が広がっています。
あざみ野駅周辺は、このように住環境が整っているため、ベッドタウンとして人気のエリアです。今回はあざみ野駅周辺の治安や防災情報について、在住歴4年の私が体験談を交えてご紹介します。あざみ野駅周辺に住みたいけれど、治安や防災情報が気になるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
あざみ野駅周辺の基本情報
あざみ野駅の交通事情
あざみ野駅は、神奈川県横浜市の青葉区に位置しています。東急田園都市線で東京方面へ、横浜市営地下鉄ブルーラインで横浜市の中心部にアクセス可能です。
東急田園都市線のあざみ野駅には、急行と準急が停車し、渋谷駅までは25分ほどで到着します。地下鉄半蔵門線に乗り入れているため、押上駅や水天宮前駅まで乗り換えなしで行くことも可能です。
ブルーラインは始発なので、1本待つなどの工夫をすれば座席に座れます。ブルーラインは新百合ヶ丘まで延伸される計画があり、2030年(令和12年)の開業を目指しています。今後はますます便利になり、人気が高まりそうです。
ただし、田園都市線は朝の通勤時間帯に非常に混雑します。そのため、事前に通勤や通学で利用する時間帯の電車に乗ってみることをおすすめします。
また、東名高速道路の横浜青葉インターと川崎インターが近いので、車での移動がしやすいです。
あざみ野駅周辺の様子
あざみ野駅前にはスーパーやコンビニ、病院など、生活に必要なものがまとまっており、不便を感じることはないでしょう。
駅から少し離れると、閑静な高級住宅街が広がり、マンションやアパートだけでなく、一戸建ても数多くあります。公園も駅周辺に点在しており、地区センターや図書館などの施設も充実しているので、子育て世帯にも嬉しい環境です。私の周りでは子だくさんの家庭が多いように感じます。
駅周辺の夜の様子は、深夜まで営業している居酒屋やリーズナブルなカラオケ店などがあり、活気があります。しかし夜中まで賑やかな様子はなく、程よく栄えているという印象です。
あざみ野駅周辺の治安
気になるあざみ野駅周辺の治安について、データを元に紹介していきます。
あざみ野駅周辺の犯罪発生件数
あざみ野駅の周辺の犯罪発生件数を見てみましょう。駅周辺に特化したデータは公開されていないので、あざみ野駅のある青葉区の犯罪発生件数で確認しました。神奈川県警が公表している2023年の青葉区と近隣エリアで発生した犯罪件数は以下のとおりです。
【青葉区と近隣エリアの犯罪発生件数】
・青葉区:884件
・中区:1,588件
・港北区:1,628件
・西区:1,363件
・鶴見区:1,280件
・神奈川区:1,030件
この統計によると、青葉区の刑法犯認知件数は、横浜市18区で少ない順に並べると11番目です。
次に青葉区の人口を見てみると、30万9,399人(2024年10月1日時点)と、横浜市18区の中で2番目に多い人口でした。港北区は人口の多さが一番で、犯罪件数も市内で一番多いです。そのため、青葉区は人口が多い割に、犯罪が少ないことが分かります。
したがって、あざみ野駅がある青葉区は、横浜市の中でも比較的治安がよく、安心して暮らせるエリアといえるでしょう。
あざみ野駅周辺の治安に対する取り組み
ここからは、青葉区全体の取り組みを紹介します。
区内で発生した犯罪に関する青葉警察署からの情報を、メールで受け取れます。青葉区内で発生した、空き巣や自転車盗難、ひったくりなどの犯罪発生情報をいち早く知り、防犯に役立てましょう。
あざみの駅周辺は、街の整備が積極的に取り組まれています。自転車放置禁止区域が指定されており、タバコのポイ捨てを注意喚起する掲示もあります。人口が多いエリアであるものの、いつも道が綺麗にすっきりしているのは、これらの取り組みの成果といえるでしょう。
子どもの防犯強化への取り組みにも、積極的な姿勢がうかがえます。通学時に防犯パトロールを行っている小学校がほとんどで、地域の見守りの目が根付いていると感じました。
最近では、横浜市と日本郵便株式会社南関東支社が連携をとり、こどもの安全見守り活動が実施されています。日本郵便の車両にステッカーを貼り、配達時に異変があった場合に、警察や消防等へ通報するという活動です。
こうしたいくつもの対策のおかげで、犯罪の少ない環境が作られていると、実感しています。
あざみ野駅周辺の災害への備え
続いて、あざみ野駅周辺の災害対策について見ていきましょう。
あざみ野駅周辺の地形の特徴と注意点
あざみ野駅周辺は丘陵地なので坂が多いです。子育て中であれば電動自転車があると便利で、学生さんでも電動自転車を利用している方をよく見かけます。
鶴見川に続く早渕川が、東急田園都市線の線路と交差するように流れています。あざみ野駅はこの早渕川の谷底低地にあり、隣のたまプラーザ駅や江田駅へ行く道は上り坂です。
あざみ野駅周辺のハザードマップ
あざみ野駅周辺のハザードマップを見てみましょう。ピンク色の部分が、浸水のおそれのあるエリアとなっています。(0.5〜3.0m)
早渕川沿いの一部分だけに見えますが、3m以下の区域なので、あざみ野駅周辺は比較的水害の危険のない地域といえます。
【用語補足】
・内水氾濫‥雨の量が下水道などの排水能力を超えたときなどに、流しきれない雨水が地下から市街地にあふれだして浸水することです。
・洪水‥河川などの水位が上昇し、堤防を越えて水があふれ、堤防の土砂が流出して決壊することです。
あざみ野駅周辺の地盤
横浜市のホームページから、地震による液状化の危険性を示した図を見てみると、鶴見川系早渕川の周辺は、液状化の危険度は低いとされています。そのほかの地域は、液状化の危険度はかなり低いようなので、あまり心配する必要はないでしょう。
あざみ野駅周辺の避難場所・防災対策
あざみ野駅周辺の、大型台風接近時に開設される避難場所は以下です。
〈風水害における避難場所〉
・山内小学校 新石川1-20-1
・あざみ野中学校 あざみ野1-29-1
・山内中学校 美しが丘5-4
・荏田小学校 都筑区荏田南町694
災害時には、地区センターや地域ケアプラザなどの公共施設、自治会町内会館を避難場所として開設する場合もあります。
防災拠点として近隣の市立小・中学校が指定されており、防災資機材や食料を保管するための備蓄庫、飲料水確保のための受水槽などが用意されています。各拠点に配備されているデジタル移動無線を利用すると、被害情報を受け取ることが可能です。
あざみ野駅周辺のエリアごとの特徴
ここからは、あざみ野駅周辺の特徴をエリア別にご紹介します。
スーパーがそろっているあざみ野駅東口
東口には、スーパーが3店舗(三徳・東急ストア・オーケー)あります。オープン時間が早いので、私は子どもを幼稚園に送り出した帰りに寄ったことがあります。東急ストアは24:00まで営業しているので、急遽買い物が必要になったときも安心です。
私は、三徳と同じビルに入っている、100円ショップのCanDoにもよくお世話になりました。山内図書館や山内地区センターもこちら側にあります。BOOKOFFやセカンドストリートなどのリサイクルショップ、お昼時には列ができる飲食店もあります。
駅前の大通りは車の交通量が多く、下り坂でスピードが出ている自転車が通ることもあるため、横断歩道を渡る際は注意が必要です。
通勤される方や夜遅くにスーパーを利用されている方がいるため、暗くなってからも人通りは多く、暗くて怖いイメージはありません。しかし明るい時間帯に不審者情報を耳にすることもあるので、お子さんにはGPSを持たせたり、防犯ブザーをランドセルにつけたりと、対策している方が多いです。
バスターミナルや商店街のあるあざみ野駅西口
あざみ野駅の西口にはバスターミナルがあり、東急バスと小田急バスの14系統ものバスが運行しています。住宅地の多い地域、隣のたまプラーザ駅や江田駅、新百合ヶ丘駅の方面にもつながっています。バスの本数は、たまプラーザ駅からのバスよりは少ないですが、困ることはありません。
駅直結の商業施設「etomo」内には、カフェやレストランが入っており、
雨の日も濡れずに入店可能です。
駅前商店街には、昔ながらのお店が並びます。
私は、こだわりのおにぎり屋さん「わ」、種類豊富なパン屋さん「もあ四季彩館」などを、子連れの公園ランチをするときに利用していました。
日付を越える時間帯まで営業している居酒屋があるので、お酒も楽しめます。リーズナブルなカラオケ店もあり、打ち上げに適したお店もコンパクトにまとまっていて便利です。
ファミレス(ガスト・ジョナサン)やコンビニ、ファストフード(マクドナルド・ケンタッキー・モスバーガー・松屋)もあり、日常の買い物や生活に困ることはないでしょう。
商店街には道路を挟んで、ガードレール付きで十分な道幅の歩道があるため、安全な道といえます。西口エリアにも深夜まで営業している飲食店があるので人通りは多く、夜でも安心して歩けます。しかし、住宅街に入ると目に見えて人通りが少なくなるので、夜間に1人で歩くときには注意が必要です。
駅の西口と東口のどちらにも、避難場所に指定されている学校や公園が点在しているので、防災の面では安心して暮らせる街だと思います。
あざみ野駅周辺での住まい探しのポイント
あざみ野駅周辺はどのエリアでも、治安・環境ともに安心して暮らせます。駅の近くは地価が高めなので、家賃や駅までの距離など、重視するポイントを事前に決めておきましょう。
あざみ野駅周辺の家賃は、隣駅周辺と比較すると江田駅より高く、たまプラーザ駅と同じくらいです。引越しなど、人の出入りが頻繁なエリアなので、新築物件も次々と出てきます。こまめにチェックすれば、いい物件に出会えるでしょう。
【ワンルーム〜1DKの家賃相場】
・あざみ野駅 8.82万円
・たまプラーザ駅 8.17万円
・江田駅 6.24万円
・鷺沼駅 7.83万円
【3LDK~4DKの家賃相場】
・あざみ野駅 21万円
・たまプラーザ駅 23.31万円
・江田駅 15.29万円
・鷺沼駅 23.13万円
あざみ野駅周辺は治安もよく質のいい暮らしができるエリア
あざみ野駅周辺は治安がよく、防災面でも比較的安全なエリアです。東京方面や横浜方面へのアクセスも便利で、勤務先やお子さんの進路などの選択肢が広がります。
私はあざみ野駅周辺で3人の子育てをしていて、今まで不便に感じたことはありません。住民として、安全で快適な暮らしができるエリアだと思います。
昔ながらの味のあるお店に出くわすことが多いのも、あざみ野駅周辺の魅力です。大通りから1本中に入った道沿いに、おいしい唐揚げが売っていたり、ラーメン屋さんがあったりと、知る人ぞ知るお店を開拓していくのも楽しいです。
田園都市線沿いで住まいをご検討中の方は、ぜひ実際に足を踏み入れてみてください。昔の面影を残しつつも、綺麗に整備され、安心安全に配慮された街並みを、肌に感じられるでしょう。