東京都目黒区にある自由が丘駅は、東急東横線で渋谷駅まで最短約8分と、都心へのアクセスに優れた場所に位置しています。
駅周辺には飲食店・雑貨店・アパレルショップなど幅広いジャンルのお店がそろい、平日・休日を問わず街散策を楽しむ方で賑わっています。自由が丘駅周辺は人通りの多いエリアではありますが、1本小道を入るとヨーロッパの街並みを彷彿とさせる景観が広がり、その奥には閑静な住宅街が続くため、騒々しさよりも落ち着いた雰囲気が印象に残る場所です。
今回は、自由が丘駅の周辺に約3年住んだ私の経験をもとに、駅周辺の住みやすさや魅力を紹介します。東急東横線沿線や自由が丘駅周辺での引越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
自由が丘駅周辺の基本情報
自由が丘駅には利用者数の多い東急東横線と、品川区から川崎市までを結ぶ東急大井町線の2線が乗り入れています。目黒区は渋谷区と品川区に隣接しているため、都心部へのアクセスのよさはもちろん、神奈川県方面にもアクセスしやすい立地です。
目黒区の代表的な街として知られている自由が丘に、おしゃれな高級住宅街というイメージを持っている方は多いでしょう。南口を出てすぐ目の前にあるマリ・クレール通りや九品仏川緑道沿いには、イメージに合うおしゃれなセレクトショップやカフェが並んでいます。
自由が丘はスイーツの聖地としても有名です。正面口や北口方面にはダロワイヨやモンブランなどのスイーツ界を代表する名店が店を構えています。2023年10月に開業した自由が丘 デュ アオーネのようにテレビやSNSで話題の商業施設も多いです。
このように、自由が丘駅周辺はさまざまな店舗が立ち並び人通りも多いですが、エリア自体は小道に囲まれており、交通量の多い主要道路からは離れた場所に位置しています。そのため、人通りが多くても騒々しさはなく、閑静で落ち着いた雰囲気を感じられます。
自由が丘駅周辺に住んだきっかけ・選んだ決め手
私が自由が丘駅周辺への引越しを検討したきっかけは、勤務先の異動です。都内から横浜方面への異動が決まり、それまで住んでいたエリアから出勤すると、乗り換えの回数も時間も増えてしまうため、引越しを決意しました。
引越し先として自由が丘駅周辺が候補に挙がった理由は、新しい勤務先にアクセスしやすかったからです。東急東横線は都心部と横浜方面のどちらにもアクセスしやすく、特急・通勤特急・急行の停車駅である自由が丘駅は非常に魅力的でした。
また、自由が丘駅の周辺には帰りがけや休日を満喫できるスポットが豊富で、散策好きな私の探求心をくすぐる場所でもあります。
このように、私にとってオン・オフのどちらの軸においても満足度が高かったことが、自由が丘駅周辺に住むことになった決め手です。
自由が丘駅周辺の住みやすさ
自由が丘駅周辺は散策スポットとして人気の高い街ですが、高級住宅街というイメージがあるため、家賃や日常的な買い物などの住みやすさが気になる方は多いのではないでしょうか。
ここからは、私が自由が丘駅周辺で過ごした経験を交えながら、このエリアの住みやすさについて紹介していきます。
(1)自由が丘駅周辺の交通利便性
自由が丘駅を通る電車は、渋谷駅から横浜駅までを結ぶ東急東横線と、大井町駅から溝の口駅までを結ぶ東急大井町線の2線です。沿線21駅中6駅しか停車しない東横線の特急を利用すると、自由が丘駅から渋谷駅までは約8分、横浜駅までは約18分で移動できます。大井町線でも同様に急行が停車するため、大井町駅までは約10分、東急田園都市線へ乗り換えられる二子玉川駅までは約5分です。
2023年3月には東急新横浜線が開業し、自由が丘駅から乗り換えをすることなく、新横浜駅まで移動できるようになりました。各駅停車でも新横浜駅までは20分もかからずに到着するので、出張や旅行などで新幹線を利用する際の利便性がこれまで以上に高くなっています。
東急線の中でも田園都市線に次いで乗降人員の多い東横線は、通勤・通学や帰宅ラッシュ時には上下線ともに混雑します。しかし私は電車に乗れないほどの混雑に遭遇した経験もなく、渋谷駅まで10分かからずに到着するので、ストレスを感じることはなかったです。
2023年7月14日に国土交通省が公表した都市鉄道の混雑率調査結果では、東横線の混雑率は118%と東京圏の平均混雑率123%を下回っており、東京都内では一般的な混雑具合です。
自由が丘駅の正面口にあるバスロータリーからは、電車でのアクセスができない、世田谷区深沢エリア・東急田園都市線駒沢大学駅・三軒茶屋駅方面を結ぶ東急バスを利用できます。
また、自由が丘駅周辺には東急バス以外にも、天ぷら油のリサイクル燃料で走るサンクスネイチャーバスがあります。このバスは、自由が丘駅周辺の3つのルートを30~35分間隔で循環しており、誰でも無料で乗車できます。本数には限りがあるものの、単なる交通手段としてだけでなく、自由が丘駅周辺での散策に活用してください。
(2)自由が丘駅周辺の買い物・飲食店事情
自由が丘駅周辺には飲食店や雑貨店が多い印象もありますが、駅から徒歩5分圏内には多くのスーパーがあります。
<徒歩5分圏内のスーパー>
・「自然食品F&F」徒歩1分
・「東急ストア フレル・ウィズ自由が丘店」徒歩1分
・「ビオセボン(Bio c’ Bon)」徒歩2分
・「ピーコックストア」徒歩5分
・「picard(ピカール)」徒歩2分
・「成城石井」徒歩3分
・「食品館あおば」徒歩5分
・「まいばすけっと 自由が丘1丁目店」徒歩5分
南口から徒歩1分にある東急ストアは24時まで営業しており、駅からの近さや営業時間の長さという点で実用的なスーパーです。正面口・北口方面には23時まで営業しているピーコックストアがあるため、どの改札口を使っても、不便に感じることはありません。
駅から徒歩5分圏内にはコンビニエンスストアが7軒、キャンドゥやダイソー・無印良品などの雑貨店や家電量販店もあるので、ほとんどの買い物を自由が丘駅周辺で完結させられます。
自由が丘駅の周辺は飲食店も豊富で、大手チェーン店よりも個人経営などの飲食店の方が多い印象です。
<徒歩5分圏内のチェーン店>
●ファストフード
・Soup Stock Tokyo
・ウェンディーズ・ファーストキッチン
・マクドナルド
・バーガーキング
・フレッシュネスバーガー
・サブウェイ
・松屋
・吉野家
●レストラン・カフェ
・サイゼリヤ
・バーミヤン
・スターバックスコーヒー
・エクセルシオールカフェ
・星乃珈琲店
・珈琲茶館 集
駅を出て1本小道に入ると、赤ちょうちんが灯る居酒屋から高級感のあるレストランまで、さまざまな雰囲気の店舗が立ち並びます。和食・イタリアン・フレンチ・中華など、料理のジャンルも幅広くそろっているので、気分や用途に合わせてお店を選べます。
また、自由が丘駅周辺にはスイーツの名店が多く、いつでも本格的なスイーツを楽しめる点も魅力です。
<自由が丘の代表的な洋菓子・和菓子店>
・ダロワイヨ
・パリ・セヴェイユ
・モンロワール
・モンブラン
・自由が丘ロール屋
・マジドゥショコラ
・モンサンクレール
・蜂の家
・亀屋万年堂
自由が丘駅はスイーツの聖地と呼ばれることもあり、百貨店に出店する有名スイーツ店やここでしか味わえないスイーツ店などが集まっています。休日になると話題のスイーツを求めて自由が丘駅へ足を運ぶ方も多く、洋菓子店やカフェの前の行列を見かけることも珍しくありません。
(3)自由が丘駅周辺の自然
自由が丘駅周辺に大きな公園はありませんが、駅から5分ほど歩くと「自由が丘公園」と「奥沢二丁目公園」があります。
駅周辺はショッピングエリアが広がり、公園は2ヶ所のみと聞くと、自由が丘駅周辺には自然が少ない印象を受けるかもしれませんが、私は自然が少ないと感じたことはありません。なぜなら、東急大井町線緑が丘駅まで続く九品仏川緑道や水の都ベネチアの街並みを再現したラ・ヴィータ、熊野神社のように緑を感じられるスポットが点在しているからです。
中でも私のお気に入りは、南口から南へ徒歩3分の位置にある九品仏川緑道です。駅を出てすぐの場所はアパレルショップや雑貨店、飲食店が並ぶ石畳のおしゃれな道ですが、そのまま東へ進むと静かな住宅街の間を抜けるように緑道が続いています。
(4)自由が丘駅周辺の公共施設
自由が丘駅周辺の主なエリアは目黒区ですが、駅の南側にあたる奥沢地区は世田谷区です。引越しなどの手続きをする際は、目黒区であれば東横線中目黒駅にある目黒区役所、世田谷区であれば大井町線等々力駅にある玉川総合支所を利用しましょう。
駅から徒歩7分の場所には、緑が丘図書館と緑が丘文化会館があります。緑が丘文化会館は、図書館や児童館・学童保育クラブが集まる複合施設となっているため、平日はすぐそばにある緑ヶ丘小学校に通う子どもたちで賑わっています。
(5)自由が丘駅周辺の治安
昼夜を問わず人通りの多い自由が丘駅周辺は、どの改札口にも飲食店が集まっているため、夜も明るい印象です。正面口を出てすぐ左手には自由が丘交番もあるので安心できます。
駅を離れて住宅街へと続く道には仕事帰りの方を見かけることが多く、夜道で不安を感じたことはありません。
目黒警察署が公表している過去5年間の刑法犯の総件数を見ると、2019年の972件から2023年は707件と減少傾向であることがわかります。
(6)自由が丘駅周辺の病院事情
自由が丘駅周辺には小さな病院やクリニックが点在しているので、診療科ごとにかかりつけ医を決めやすいです。
どの診療科も自由が丘駅を中心に東西南北へ偏りなくあるので、自宅から距離がある病院までわざわざ足を運ぶ必要はありません。
<自由が丘駅から徒歩10分圏内にある主な病院>
・内科 10件以上
・外科 5件以上
・歯科 10件以上
・皮膚科 5件以上
・眼科 8件
時間外診療に対応している奥沢病院は南口から徒歩7分、30もの診療科を持つ東京医療センターも車で約10分の場所にあり、急な体調不良や緊急時も安心です。
(7)自由が丘駅周辺の家賃相場
交通の利便性に長けた東急東横線沿いにあり、高級住宅街と呼ばれる自由が丘駅周辺へ引越しを検討する方にとって、家賃相場は気になるところでしょう。
そこで、同じく東横線沿いである都立大学駅と田園調布駅の2駅と家賃相場を比較してみました。
<自由が丘駅周辺の家賃相場>
・1DK:10.42万円
・1LDK:18.49万円
・2DK:14.75万円
・2LDK:27.67万円
目黒区の家賃相場は、2024年6月7日時点で1LDKが20.69万円、2DKは20.36万円である点を踏まえると、自由が丘駅の家賃相場はそこまで高いわけではありません。
続いては、各駅停車のみ利用できる都立大学駅の家賃相場を見てみましょう。
<都立大学駅周辺の家賃相場>
・1DK:13.43万円
・1LDK:16.90万円
・2DK:18.61万円
・2LDK:26.53万円
自由が丘駅周辺と比べると1LDK・2LDKの家賃相場は都立大学駅の方が安いものの、大きな差はありません。特急・通勤特急・急行が利用できる点、駅周辺が栄えている点を考慮すると、自由が丘駅の家賃相場は高くないと感じます。
次に、自由が丘駅と同様に高級住宅街と呼ばれる田園調布駅と比較してみます。
<田園調布駅周辺の家賃相場>
・1DK:11.25万円
・1LDK:15.64万円
・2DK:12.47万円
・2LDK:22.05万円
家賃相場だけで比較すると全体的に田園調布駅周辺の方が安いですが、都立大学駅の場合と同じく、自由が丘駅の利便性の高さを踏まえると、十分検討する価値のある賃料だといえるでしょう。
(8)自由が丘駅周辺の好きなところ
私が自由が丘駅周辺の好きなところは、交通の利便性が高い点と駅周辺の施設が充実している点です。
自由が丘駅は都心部と横浜方面のアクセスに優れているだけでなく、特急・通勤特急・急行を利用できる駅なので、交通の利便性に対する満足度はとても高いです。
また、駅周辺は飲食店・雑貨店・スイーツ店など、平日・休日を問わず楽しめる店舗が充実しています。おしゃれなカフェでのブランチやウィンドウショッピング、目的地を決めずに散策をして新たなスポットを発見するなど、さまざまな過ごし方を選択できる点は自由が丘駅周辺ならではの魅力です。
自由が丘駅周辺はオンもオフも充実度を高められる街
所狭しとさまざまなジャンルの店舗が並ぶ自由が丘駅周辺は、いつも人通りが多く、活気に溢れています。賑わいはあるものの街全体に騒々しさはなく、品のある雰囲気と景観が広がっているので、落ち着いた環境の中で日々を過ごせるでしょう。
交通の利便性が高いため、都心部や神奈川県方面へ通勤する方におすすめの街です。私自身、都心部と横浜方面の両方を通勤で利用しましたが、両方面にも乗り換えなく移動できる便利さは、これまで住んできたエリアよりも優れていました。
現在、自由が丘駅の正面口を出て右手にある街区は、再開発の最中です。2026年度には地上15階建ての複合ビルが完成する予定となっており、駅周辺は今後ますます発展していくでしょう。
落ち着きのある住環境と駅周辺の充実度、そして交通利便性の高さを求める方にとって、自由が丘駅周辺は理想的な街です。東急東横線沿線や目黒区で引越し先を検討しているのであれば、ぜひ自由が丘駅周辺を検討してみてはいかがでしょうか。