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地元民に愛される老舗洋食店「グリル一平新開地本店」
地元民に愛される老舗洋食店「グリル一平新開地本店」

地元民に愛される老舗洋食店「グリル一平新開地本店」

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新開地駅から徒歩5分、新開地商店街のビル2階に店を構えるのは、神戸の洋食店を牽引する「グリル一平新開地本店」。看板商品のビフカツとオムライスを目的に訪れるお客も多く、長く街の食文化を支え続けている。そんな同店のお店の成り立ちからは街の人たちに支えられたストーリーがありました。

被災後、手を差し伸べてくれた常連さんたち

―創業は1952年。お店の成り立ちや創業の経緯について教えてください。

周さん:グリル一平の三代目・山本隆久さん(以下:隆久さん)の祖母が、洋食屋をはじめたと聞いています。店名は、隆久さんの祖父の名前が「一平」だったことにちなんで名付けられたそうです。1995年1月に発生した阪神淡路大震災により、当時新開地にあったお店が崩壊。食材確保も困難になって店を閉めることを考えていたそうなんです。でもそんな時、建築会社に勤めていた常連さんが中心になって、プレハブで2階建ての仮店舗を造ってくださって。そこでお店を続けることができて今に至ります。いざという時に力を貸してくださる方々がいるのも新開地という街の魅力だと思います。

―お客さんたちの「お店を閉めないでほしい」という思いによって、立て直したということですね。当時から街に愛されるお店だったことがわかりますね。
周さん:そうです。山本会長がよく仰っていたのは、新開地に住む人たちはとても親切だということです。私が店長になってからも温かく見守ってくださる方が多くて、救われています。私は11年前に神戸に来て、ずっとここで仕事をしているんですが、街は昔と比べて少し変わりましたね。

―どのように変わったんでしょうか。

周さん:当時は治安が良くなかったんです。アルバイトを募集しても「新開地は、危ないから行かない方がいい」と親に止められる子が多くてなかなか働き手が見つからなかったそうです。でも今は、安心して暮らせる街になりました。

―確かに、新開地は繁華街としての歴史が長く、治安がいいとは言えなかったかもしれませんね。新開地の街が変化するきっかけがあったんでしょうか。

周さん:駅周辺にマンションも多く建ち始めています。また、街のイメージを変えようと新開地二丁目商店街の組合員が一生懸命頑張ってくれています。新型コロナウイルスにより、休演していた上方落語の寄席「喜楽館」が再開したのも大きいです。あと阪急や阪神などの鉄道会社が新開地の利便性をアピールする動きも活発になってきています。

―周さんはこの近くに住まれているとのことですが、どんな点で住みやすいと感じられますか。

周さん:新開地駅からは、特急電車に乗れば乗り換えなしで大阪梅田までアクセスができるし、北に行けば医療法人川崎病院などの病院も充実しています。また買い物面では、ライフや食彩館があるほか、東山商店街では果物や野菜も安く買えて便利です。

「この味を守りたい」という思い

―周さんは、10年前からグリル一平で働かれているんですね。

周さん:はい、高校を卒業して好きだったアニメをきっかけに日本に語学留学し、アルバイトとしてグリル一平で働いていました。そこで食べた賄いに感動し、「この味を守っていきたい」と強く思うようになりました。それからずっと現・山本会長のもとで修行させてもらっています。

―少し話を変えて、お店作りについてお伺いしたいです。周さんが店長になられてから、サービス面やお料理に関してお店作りで工夫されていることを教えてください

周さん:お料理の面で私が一番大切にしていることは、グリル一平の代名詞とも言えるデミグラスソースを安定なクオリティで提供することです。洋食って季節感が出しにくいとよく言われます。でも実際は、季節によってソースの味が変わるんですね。うちは淡路島産の玉ねぎを使っているんですが、それが普通の玉ねぎか新玉ねぎかで味が微妙に違ってくるんです。私は店長を任されてから毎日ソースづくりを行っているんですが、一番大変のは、その味の調整。店長になりたての頃、常連さんたちが「今日はこれ足りないね」って意見をくださるんです。常連さんたちは、食べたら変化がすぐにわかるんですよね。そのおかげで私も改良をしながら少しずつコツを掴んでいきました。あとサービス面では、丁寧なサービスを心がけることです。店が混んでいると、スタッフたちが焦って丁寧なサービスができなくなってしまうでしょ。焦らず丁寧に接客してもらうように声がけしていこうと思います。また神戸空港の国際化の影響で、海外からの旅行者も増えてきました。そのことによって私たちのコミュニケーション力を工夫しないといけないと思っています。例えば多言語用のメニューを作ったり、クレジットカード対応にしたり。今はたくさんのお客さんがクレジットカードしか持たない時代になっているので、そういったことにも対応できるようにしていきたいですね。

脂身の少ない最高級のオーストラリア産ヘレ肉を使用した「ヘレビーフカツレツ」100g 2,400円。やさしく噛むだけで、ほどけるほどやわらかい
脂身の少ない最高級のオーストラリア産ヘレ肉を使用した「ヘレビーフカツレツ」100g 2,400円。やさしく噛むだけで、ほどけるほどやわらかい

―なるほど。海外のお客さんも増えてくることを見込んで、お客さんがスムーズに対応できるような環境を整えるってことですね。では最後に今後の展望をお聞かせください!

周さん:グリル一平としての新商品が目白押しです。カツサンドやフィナンシェが販売開始予定です。現社長の山本憲吾さんの祖母にあたる方が、社長によく作っていた揚げまんじゅうがあって、その思い出の味をフィナンシェとしてアレンジし、再現しました。

―なるほど。洋食屋のフィナンシェ!とても気になります。
周さん:私も楽しみです!あと、阪急御影駅近くに5店舗目をオープンする予定です。フィナンシェは新店舗でも購入できるようになるのでお楽しみに。

―お店として活発な動きがありそうですね。楽しみにしています。本日はありがとうございました。

グリル一平 新開地本店 兵庫県神戸市兵庫区新開地2丁目5−5 リオ神戸 2F
グリル一平 新開地本店 〒652-0811 兵庫県神戸市兵庫区新開地2丁目5−5 リオ神戸 2F
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新開地を住みやすい元気な街にするために

「グリル一平新開地本店」の最寄駅の新開地駅には、阪急電鉄、阪神電鉄、神戸電鉄の電車が乗り入れ、阪急電車を利用すれば神戸三宮駅まで約6分、大阪梅田駅まで約50分。阪神電車では、大阪梅田駅まで約45分と神戸市中心部や大阪方面へのアクセスが良好です。
また、駅近くには大型スーパーやコンビニエンスストアなどの日用品がそろうお店や、北に歩けば総合病院もあります。20年ほど前は、治安への不安を抱く方も多かったようですが、駅周辺にマンションが建設され、住みやすい場所になっているように感じました。積極的な動きが見られる喜楽館や、2025年で23回目を迎えた神戸新開地音楽祭などのイベントも行われており、今後の新開地の動きが楽しみです。

IN/SECTS編集部

プロフィール:大阪という物理的なローカリティと、感性や共感といった同時代性的ローカリティを軸に、ローカル・カルチャーマガジン「IN/SECTS」を発行。現在、大阪の京町堀を拠点に、「IN/SECTS」のほか、書籍の出版も行う。年に一度、イラストレーターや飲食店、作家、アーティストと、アジアの出版社を集めたイベント「KITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKET」を、北加賀屋にて開催。LIFE LISTでは、個の視点を通して見えてくる街や人の姿を紹介する。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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