平日はブックライターとして働く傍ら、週末には愛犬・ゴールデンドゥードルの泰楽(たいが)くんとともに登山やカヤックに出かける冒険家。そんな椎名前太さんが、愛犬と楽しめるおすすめの公園を紹介するシリーズです。今回は、東京都足立区の「舎人公園」のドッグランで遊ぶ様子をお届けします(編集部)
スポーツ好きと子ども連れを大満足させる「舎人公園」
東京都足立区の舎人公園は、西側は野球場などのスポーツ施設が充実し、東側は大池を中心にアウトドアを楽しめます。大池にはガマやアシが自生し、動植物の宝庫といえます。カルガモやカイツブリなどの鳥類をはじめ、さまざまな魚、昆虫が生息しています。東南側にもある池とその周辺は、自然観察園として立ち入り禁止の野鳥保護区になっていますが、観察窓から野鳥をじっくり観察することもできます。また、日暮里・舎人ライナーの舎人公園駅が中心部にあるという利便性の高さも大きな魅力でしょう。毎年春の約1カ月間は、「花と光のムーブメント」というイベントが開催され、約1,000本ある桜の花見や約5万本のネモフィラのライトアップなどを楽しむことができます。
公園のデータ
公園の名前:舎人公園
住所:東京都足立区舎人公園1-1
敷地面積:約65ヘクタール
入場料:無料
アクセス方法
都心から行く場合、首都高川口線を利用して加賀出入口で降り、約5分です。駐車場は第1から第3まで3つあります。いずれも24時間利用可能で、駐車料金(普通車)は、1時間まで300円、以後20分毎に100円、24時間最大料金は1,200円です。
舎人公園のドッグランで遊ぶ
広々としたドッグランをほぼ独占!
6月初旬の午前10時前、舎人公園西側にある第1駐車場に到着しました。このすぐ脇にドッグランがあります。しかし、ドッグランの近くはすでに満車で、少々離れた陸上競技場近くに停めました。
今回は、まずドッグランで愛犬の泰楽(たいが・ゴールデンドゥードル)と遊んで、それからレーガン桜や大池などを見学しながら園内を一通り散歩する予定です。
舎人公園のドッグランを利用するには、事前にWeb登録が必要になります。この登録によって都立12の公園のドッグランが利用可能になります。くわしくは下記サイトでご確認ください。
https://www.tokyo-park.or.jp/park/toneri/facility/#park97
なかに入ると、早速かわいいワンコが「遊ぼー!」と駆け寄ってきました。生後6ヶ月のラブラドールレトリバーくんです。
実は泰楽は犬のくせに犬が苦手。生後4ヶ月からドッグランに通っていますが、6歳になった今もなかに入るとほかの犬から逃げ回って私たち飼い主から離れようとしません。しかし、今回はさすがに子犬からは逃げたくなかったようです。じっとして好きなようにクンクンさせていました。やっと大人になったねぇ。
なんだかんだほかの犬と遊んでいる姿に安堵し、周りを見渡しました。そこで気づきます。「中・大型犬エリアにいるのはこれだけ!?」。舎人公園のドッグランは比較的広めですが、このときは泰楽を含めて3頭しかいませんでした。一方で小型犬エリアには10匹以上遊んでいます。ラブラドールくんの飼い主さんが常連さんだったので、その理由をお聞きすると「6月に入って暑くなったからですよ。もっと早い時間か夕方でないと大型犬はいませんよ」とのこと。自分としては早起きして来たつもりだったのですが、夏場は8時くらいに来ないとほかの犬はあまりいないそうです。たしかにここで日陰になる部分は、大きな木陰が2つと東屋が1つしかありません。正午前後は直射日光が当たって犬も人間も暑くてたまらないでしょう。
なお、地面はウッドチップが敷き詰められてワンコの肉球に優しい仕様でした。
舎人公園を愛犬と散歩してみた
スポーツが盛んな西側エリア
ドッグランを出てレーガン桜方面へ向かいます。広い遊歩道の右側はテニスコートが並んでいました。14面もあり、そのすべてからボールの弾む音や笑い声が聞こえてきました。また、途中に日暮里・舎人ライナーの舎人公園駅とサービスセンターがありました。公園の真ん中に鉄道の駅があるとは驚きです。
サービスセンターを通り過ぎると、イチョウ並木が続いていました。
この辺りにレーガン元米国大統領夫人から贈られた苗木を植樹した「レーガン桜」があるはずです。しかし、見つけることはできませんでした――。
さらに進むと、おそらく小学校高学年と思われる女の子たちがサッカーの試合をしていました。グラウンドの周りには、親御さんたちがずらっと並んで応援しています。
なお、この公園には、水道がたくさんあるのでワンコの水分補給に困ることはありませんでした。
サッカー場からUターンして公園東側のバーベキュー広場へ向かいます。途中にあった野球場からは、「わ~っ」と明るい子どもたちの声が響いてきました。こちらは女子野球の試合でした。結構大きな大会のようで、スポンサー企業のポスターがたくさん貼られていました。この公園は、かなりスポーツが盛んのようです。
活気あふれるバーベキュー広場
東側エリアに入るには、一度線路沿いの道路に出ます。
東側エリアに入ると、有名ピザ店のキッチンカーが営業していました。また、大きな売店もありました。こちらはバーベキュー広場に隣接する舎人BBQショップで、食材の販売、器材レンタルのほかにも「とねりバーガー」や生ビールなども販売しています。
バーベキュー広場は舎人BBQショップの向かい側にありました。一目見てびっくり。とにかく広い、利用者が多い、活気がある。おそらく200人近くが肉を焼き、ビールを飲んでいたと思います。このようなバーベキュー場の利用者は、家族連れや5~6人のグループが多いのですが、こちらでは10人以上の「○○町内会」のような大人数のグループも目立っていました。だからといって泥酔している人はひとりも見かけませんでした。こんなに活気があるバーベキュー場は見たことがありません。
なお、こちらのバーベキュー施設はインターネットまたは電話による完全予約制です。場所だけの利用ならば無料ですが、有料で器材と食材が用意されるサービスもあります。また、予約時に申請することでペット連れも可能です。
活気があるのはバーベキュー広場だけではありませんでした。遊歩道には常にたくさんの人が歩いています。そしてワンコ連れも多い。何度も「こんにちは~」「犬種はなんですか?」といったように話しかけられて飼い主さんたちと情報交換をさせていただきました。どうやら西側はドッグランとスポーツ施設目的の人がほとんどで、お散歩目的の人は東側に来るようです。
幼児から小学校高学年が喜ぶ施設が盛りだくさん!
バーベキュー広場から南へ進むと、「健康遊具エリア」と「幼児の遊び場」がありました。前者は腹筋ベンチやジャンプタッチなどがある子どもから大人まで楽しめる場所です。後者は3歳から6歳を対象とした施設です。保護者の見守りをサポートする飛び出し防止フェンスで囲まれており、高さの低い複合遊具や乗ると前後に揺れるスイング遊具などを楽しめます。
私はジャンプタッチに挑戦。垂直飛びは中学、高校と学年で3位以内でした。あれから数十年。その実力は維持できているのか!?
健康遊具エリアから冒険の丘に向かっていると、いきなり2歳にならないくらいの小さな男の子がニコニコでダッシュしてきました。後ろからママさんが小走りでついて来て「ワンちゃんに触ってもいいですか?」。
もちろんです、と泰楽の首を固定しました。するとその子は全身で泰楽の胴体を「むぎゅ~っ!」。
「うちの実家にラブラドールがいて、この子は大きなワンちゃんが大好きなんです」
ママさんは、その子の度胸の良さの理由を説明してくれました。同じ年くらいのお友だちも触りたそうにしていますが、どうしてもあと10cmというところで手を引っ込めてしまいます。
「口を押えているから撫でてあげて」
お友だちは人差し指と中指を恐る恐る泰楽に近づけます。口を押えられた泰楽は私を見つめて「なんで!?」という表情。我慢しなさい。そしてお友だちはついに「ちょんっ!」「なで、なで」と泰楽に触ることができました。いきなり笑顔爆発です。これで大型犬普及委員会(仮)の会員が2名増えました。
ちょうどそんなことをしていた脇にベビー休憩室がありました。乳幼児連れ(父親含む)専用の休憩施設です。このような施設からも舎人公園は子育て世代に優しいと強く感じました。
冒険の丘は、フェンスに囲まれた6歳から12歳限定の施設です。なので犬連れは不可。
泰楽を妻に預けて中に入ってみると、広々とした遊具施設でした。木の実をつつく野鳥を観察できる「樹上の小道」や円筒埴輪をイメージした「円筒埴輪の塔」など知的好奇心を刺激する遊具が連なっています。これはよく考えられた施設ですね。
冒険の丘の裏は、「みんなの広場」でした。その名のとおり広い! 子ども連れを中心に大勢の人たちが簡易テントやレジャーシートを広げてくつろいでいました。
みんなの広場に接して「水鳥の池」がありました。水面はハスで埋め尽くされて、開花はもうすぐのようでした。
水鳥の池の北側にある水場が自然観察園です。ここは立ち入り禁止の野鳥保護区ですが、観察窓から野鳥をじっくり観察することもできます。メジロやカワセミなどは通年観察可能で、オオタカが姿を見せることもあるそうです。
自然観察園から大池に行くために、再び道路へ出ます。これを渡る横断歩道がまた遠い――。なお、この道路沿いに第2、第3駐車場がありますが、正午前後の時点で両方とも満車でした。
大自然を感じる大池
大池は第2駐車場の裏にありました。その名のとおり大きい!大木に囲まれて池というより湖の雰囲気です。
水辺では釣り人が並び、子どもが網で生き物を獲っていました。クチボソなどが釣れ、エビなどがすくえるそうです。
水辺にはカルガモがたくさんいました。これが人間をぜんぜん怖がらない。水面に突き出すウッドデッキに立っていると泰楽に近づいてくる子もいました。エサやり禁止ですが、している人がいるのかもしれません。
大池の脇にはショウブ田がありました。花菖蒲の開花時期は今頃ですが、ここはメンテナンスがされていないようです。なかに入れる木道を歩いていると、たくさんの親子連れが下に降りてバッタを獲っていました。
また、所々にある水たまりでは網でガサガサする親子連れもいました。エビやハゼ類が獲れるそうです。
大池の北側には、じゃぶじゃぶ池がありました。ここは夏場だけオープンする無料の水遊び場です。おむつの取れた幼児から小学3年生までが利用できます。ウォータースライダーが人気だそうです。
じゃぶじゃぶ池の脇にあるのがソリゲレンデです。こちらは最大傾斜20度、幅44mのソリ専用のゲレンデです。3歳から12歳の子どもが貸し出されたソリを使用して滑ることができます。
人通りがぐっと減るあさひの広場周辺
ソリゲレンデの裏の急な階段を登ると、あさひの広場に出ます。ここは足立区でもっとも高い標高17.5mの地点で、360度の眺望を楽しめます。この辺りから人通りがぐっと減りました。のんびり散歩したいなら、このエリアがおすすめです。
あさひの広場から西側のゆうひの広場に向かいます。ゆうひの広場に到着すると、左側に売店(パークス夕日の丘店)がありました。ここではチャーハン、やきそば、フランクフルトといった軽食が用意され、生ビールを飲むこともできます。また、オープンテラスがあるので犬と一緒に食事をすることも可能です。
パークス夕日の丘店から第1駐車場に戻る途中にお花見広場がありました。
お花見広場から第1駐車場へは、歩道橋を渡ってすぐでした。横断歩道を渡らなくてもいいのでラクチンです。
スポーツ好きと子ども連れを大満足させる公園
舎人公園はこのように遊びどころ満載の施設でした。西側はスポーツ施設が充実し、東側は幼児からお年寄りまで満足できる施設がたくさんあります。特に遊具が充実しているので子ども連れにはおすすめです。また、犬禁止のエリアは一部なので、ワンコにも優しい公園でした。
舎人公園を満喫できる住まい
東京都足立区の住宅事情
舎人公園がある東京都足立区は、埼玉県との境にある人口約69万人の都市です。主要駅である北千住駅は10路線が乗り入れており、高速バスやリムジンバスも利用できるので交通の便はかなりいいといえます。また、荒川や隅田川が流れ、自然環境も豊かです。足立区では、幼児教育・保育の一部無償化を行うなど子育て支援にも積極的です。
住宅事情については、一戸建て、マンションともに幅広い選択肢があります。たとえば新築一戸建てならば2,180万円台から6,890万円台、中古マンションならば2,000万円以内から8,000万円程度まで選ぶことができます。
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