平日はブックライターとして働く傍ら、週末には愛犬・ゴールデンドゥードルの泰楽(たいが)くんとともに登山やカヤックに出かける冒険家。そんな椎名前太さんが、愛犬と楽しめるおすすめの公園を紹介するシリーズです。今回は、千葉県印西市の「北総花の丘公園」のドッグランで遊ぶ様子をお届けします(編集部)
四季を通じて花とドッグランを楽しめる北総花の丘公園
北総花の丘公園は、千葉ニュータウンの中心に位置する約50ヘクタールの県立公園です。AからEの5つのゾーンに分かれており、各エリアで四季折々の花が楽しめるように工夫されています。また、バーべーキューガーデンやドッグラン、自然生態園なども整備され、休日には子どもから高齢者までたくさんの人で賑わいます。Bゾーンにある全面ガラス張りの「花と緑の文化館」は総合案内所的な存在で、ガーデニングの無料相談所や講習室があり、さまざまなイベントに活用されています。今回は、そんな北総花の丘公園で愛犬と散歩し、ドッグランで遊んだ様子を紹介します。
公園のデータ
公園の名前:北総花の丘公園
住所:千葉県印西市原山1-12-1
敷地面積:50ヘクタール
入場料:無料
アクセス方法
都内から行く場合、東関東自動車道を利用し、千葉北ICで降りて国道16号経由で約30分です。駐車場はBゾーンとEゾーンの2ヶ所にあります。料金(普通車)は4時間以内300円、4時間超8時間以内600円、8時間超1時間ごと100円増です。利用時間は8時30分から17時30分までです。
まずは北総花の丘公園を愛犬と散歩
ドッグランの利用には事前登録が必要
北総花の丘公園のドッグランを利用するには、まずBゾーンにある花と緑の文化館で登録を済ませる必要があります(毎年更新)。そのため、ドッグランはEゾーンにありますが、Bゾーンの駐車場にクルマを停めました。
花と緑の文化館からドッグランまでは1.2kmほどありますが、登録後にEゾーンの駐車場に移動すると2回分の駐車料金を支払うことになります。そのため、今回はここから妻と愛犬の泰楽(たいが・ゴールデンドゥードル)と一緒に散歩を楽しみながらドッグランまで行く予定です。
さすがに「花の丘公園」だけあって、花と緑の文化館へ続く通路沿いにたくさん花が咲いていました。天気は曇り空でしたが、花々の華やかさで気分が上がります。
花と緑の文化館は、モダンなガラス張りの建物で、屋内にもさまざまな鉢植えの植物がありました。
登録の窓口は、建物に入ってすぐにありました。登録に必要なものは、「狂犬病予防接種注射済票(プレート)または証明書」「プリントした愛犬の写真(ない場合は現地で撮影可(300円))」「登録料1頭につき500円とホルダー代150円」です。狂犬病予防接種注射済票は、事前にWeb手続きをしておけば窓口では必要ありません。窓口で駐車場のことを聞くと、やはり登録後は歩いてドッグランへ行く人がほとんどで、所要時間は約20分とのことでした。なお、建物内に犬を連れて入る場合は、抱っこしなければならないので大型犬は外で待たせておく必要があります。
花と緑の散歩道へ
登録を済ませて外へ出ると、向かい側にバラ園がありました。
Eゾーンへ向かうには、駐車場まで戻って道路を渡ります。
道路を渡った先がDゾーンになります。ここでは花と緑の散歩道が約800mも続いています。脇にはコナラやケヤキなどの樹木が広がり、その新緑が綺麗なので何度も深呼吸してしまいました。当日はかなり強めの風が吹いていましたが、散歩道は大木に囲まれているので、ほとんど感じません。
途中で再度モダンな建物がありました。直線的なシルエットと大きく張り出した軒。よく見るとそれはトイレでした。なんとカッコいいトイレなのでしょう。
このトイレの裏側には、これまたスタイリッシュな東屋がありました。
桜とモミジのエリア
さらに散歩道を進むと、桜の巨木が並ぶエリアに入りました。左右ずっと桜、桜、桜――。これだけの数がいっせいに満開になったら、どれだけ華やかな空間になるのでしょう。淡いピンクの花びらが覆いかぶさる巨大トンネルを想像して頭がくらくらしてしまいました。
桜のエリアが終わると、今度はモミジのエリアとなりました。どの木の葉も頭の高さすれすれまでこんもりと茂っています。晩秋は、そのすべてが鮮やかに紅葉するのでしょう。また想像してうっとりしてしまいました。なかなか先に進めません。
散歩道の最後はお花畑になっていました。青色、黄色、オレンジ色などさまざまな色彩の花がびっしりと咲いています。妻は泰楽とお花のコラボレーション写真の撮影で大忙し!
Dゾーンの先の信号を渡ればEゾーンです。
いよいよ北総花の丘公園のドッグランで遊ぶ
小型犬と中・大型犬エリアに分かれている
Eゾーンに入って150mくらい進むとドッグランがあります。花と緑の文化館からドッグランまでの徒歩時間は30分(約1.2km)でした。その間、写真を撮ったりトイレに寄ったりしていたので、普通に歩けばやはり20分くらいだと思います。
ドッグランは小型犬エリア(10kg未満)と中・大型犬エリア(10kg以上)に分かれています。体重32kgの泰楽が中・大型犬エリアの入口へ近づくと、シロクマのようなグレートピレニーズくんが駆け寄ってきました。実は泰楽は犬が苦手。ドッグランに入ると妻や私の陰に隠れて、こちらがダッシュしようが飛び跳ねようが離れてくれません。社会性を身に付けるため、生後3ヶ月からドッグランに通っているのですが、6歳になった現在も修行中です――。でもこの日の泰楽は、このグレートピレニーズくんとフェンス越しに鼻と鼻を触れ合わせています。これはイケるか!?
社交的な子とのワンプロも
ドッグランに入ると、別のグレートピレニーズくんも駆け寄ってきました。2頭でくんくんして遊びに誘ってくれます。超大型犬はそっけない子が多いのですが、この子たちは社交的です。ありがたい。このお誘いに応えて泰楽も相手をくんくんします。いよいよ追いかけっこ、またはワンプロ(ワンコプロレス)開始か!?
だが泰楽がくんくんしたのは3秒程度。その後は「やっぱりいいです」と妻の後ろに隠れてしまいました。逃げる妻。追いかける泰楽。がっかりする私。その気持ちを察したのか、今度は私の後ろに隠れる泰楽。逃げる私。いつものループにハマってしまいました――。
そこに救世主が登場。どこからかフレンチブルドッグくんがびよ~んっと飛び出してきて「遊びましょ!」と泰楽に体当たりしてきました。
泰楽は私たちの後ろへ逃げようとします。しかし俊敏なフレブルくんは、先回りをしてそれを許しません。引きつった表情で走る泰楽。ニコニコで追いかけるフレブルくん。はた目には楽しそうな追いかけっこでしょう。でも本人たちは真実を知っています。5分ほどでフレブルくんの方から「そんなに嫌わなくたっていいのに……」と肩をがっくり落として去っていきました。
いつものように孤独になった泰楽。友だちはいつまで経っても妻と私だけ――。落ち込む私の横で妻がニヤリとしました。
「泰楽とマテ(待て)の練習をして」
幸いこの日の中・大型犬エリアは4頭しかいませんでした(小型犬エリアは10匹以上)。敷地面積が1,850m2(両エリア合わせて)もあるのでスペースはたっぷりあります。私は妻が何をしたいのか分かりませんでしたが、泰楽を端に連れていき「マテだぞ」と言って離れました。
すると妻が消えていました。周囲を見渡すと2本しか立っていない樹木の陰に隠れて笑いをこらえています。彼女は犬とかくれんぼをするのが大好きなのです。
状況を理解した私は、遠くから「オイデ」と泰楽を呼びました。すると「こんなの余裕ですよ!」とすっ飛んできました。「よーし、よしよし」と撫でまわしながら「あれ!? お母さんいないね?」と話しかけました。「そっ、そういえば!」ときょろきょろする泰楽。妻との距離15m。ここからでも彼女の半笑いの表情がはっきり確認できます。でも泰楽は気づいていません。
「お母さん、あそこじゃない?」
仕方がないので指を差して助け舟を出します。「そうなの!?」と指したほうへダッシュする泰楽。彼女まであと2m。でも気づかず「どこ? どこ?」ときょろきょろしながらUターンしてきます。
結局、彼女が後ろから近づき「わっ!」とお尻を掴むと、泰楽は50cmくらい飛び上がって目が点になっていました。
これはこれで楽しいのですが、やはりドッグランに来たからには、ほかの子と遊んでほしいと思うのが親心です。どうしたものか……。妻と作戦会議をしていると、背後から「ガウッ!」と泰楽の悲鳴が聞こえてきました。振り向くとフレブルくんが再挑戦を挑んでいました。いいぞ、フレブルくん!
すると観念したのか、泰楽も反撃開始。立ち上がり、体格差を利用してのしかかろうとします。「カーン!」。ついにワンプロのゴングが鳴りました!
泰楽が最後にワンプロをしたのは、兄弟犬を相手にした生後6カ月のときです。したがって、約6年ぶりのほかの子との交流ということになります。フレブルくんの執念にカンパイ! ありがとう!
なお、ここのドッグランは日陰になる部分が少ないので、真夏は利用時間帯に注意が必要になると思います。
ドッグラン付近にもお花畑
グレートピレニーズくんたちとフレブルくんにお礼を言い、ドッグランを出ると近くにもお花畑がありました。ここにはネモフィラ、ヤグルマギク、リネリア、オオイヌフグリ、ホトケノザが植えられていましたが、ちょっとピークを過ぎていたようです。
Eゾーンをさらに奥へ進みます。すると、陽だまりの広場に出ました。こちらは親子連れが多く、ボール遊びなどを楽しんでいました。
陽だまりの広場の脇にはバーベキューガーデンがありました。ここはWebで予約をすることでコンロや炭の準備不要でバーベキューを楽しめる施設です。この日は強風にもかかわらず、休日ということで親子連れを中心に3分の1ほどの座席が埋まっていました。
ちなみにこの辺りには奈良・平安時代に大きな村があり、竪穴住居などの遺跡が発見されているそうです。
Eゾーンの駐車場まで戻って脇道に入ると自然生態園に出ました。こちらではオニヤンマをはじめ、アオイトトンボ、ハグロトンボといったさまざまなトンボを観察することができるそうです。昆虫好きにはたまりませんね。なお、途中の草むらでアオダイショウ(蛇)が日向ぼっこをしていたので、通路以外は歩かない方がいいでしょう。
Eゾーンを1周してBゾーンの駐車場へ戻ってきました。
開花時期を確認して行きたい公園
今回はドッグランをメインに行ってきましたが、登録の際にスタッフの方へどの花が見ごろか聞いたところ、「ちょうど今は花の植え替えの時期なんですよ」とのことでした。確かに歩いていて「この花が満開だったら」と思う場面が多々ありました。ですから北総花の丘公園へ遊びに行くなら、その時点にピークを迎えた花をホームページなどで確認してからの方が満足度は高くなると思います。とはいえ、ドッグランについては、広々として申し分ありませんでした。またあのフレブルくんに逢えないかなぁ。
北総花の丘公園を満喫できる住まい
千葉県印西市の住宅事情
北総花の丘公園は、千葉県印西市の白井市寄りに位置しています。最寄駅は北総線「千葉ニュータウン中央駅」で、そこから徒歩10分です。
印西市は、東京都心から約40km、成田国際空港から約15kmに位置しています。人口は約11.1万人(2024年4月末現在)で、人口増加率は県内でもトップクラスです。そのおもな理由は子育て政策の充実と成田国際空港に関連する物流施設の誘致といわれています。
現在販売されている新築一戸建ての多くは、敷地面積50坪前後と広めで、価格も3,000万円台が中心と比較的リーズナブルです。中古一戸建てについては築浅物件が多く、新築との価格差はそれほどありません。
マンションについては中古が中心で、70m2の相場は1,886万円(2024年5月現在)となっています。
<千葉県印西市の家賃相場>
1K : 4.80万円
1LDK:6.65万円
2DK:6.20万円
千葉県印西市のペット相談可の賃貸物件を探す
千葉県白井市の住宅事情
印西市の都心側に位置するのが白井市です。人口は約6.24万人(2024年4月末現在)。1979年に北総線が開通したことで千葉ニュータウン地区に多数の住民が入居し、人口が飛躍的に増加しました。白井市の特産品は梨で、栽培面積は県内1位となっています。
新築一戸建てについては、印西市と比べて流通量が少ない傾向で、敷地面積も小さめです。一方で中古一戸建ては、広めなものが多く割安感がある状況です。
マンションについては、印西市と同様に中古物件が中心で、70m2の相場は1,484万円(2024年5月現在)となっています。
<千葉県白井市の家賃相場>
1K : 5.76万円
1LDK:7.70万円
2LDK:7.67万円
3LDK:7.88万円