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「農業コミュニティ」とは? Z世代が体験して分かった“農ある暮らし”の魅力
「農業コミュニティ」とは? Z世代が体験して分かった“農ある暮らし”の魅力

「農業コミュニティ」とは? Z世代が体験して分かった“農ある暮らし”の魅力

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私たちの生活で最も身近なものといえば「食」。毎日欠かすことができないこの食について、近年重視されるキーワードの一つが「安心・安全」です。近年、ヴィーガンやオーガニック食品といった食に関するワードを耳にする機会が増えたのも、そんな背景があるからではないでしょうか。

ここ数年のコロナ禍で生活スタイルも大きく変わり、食の安全・安心は家庭菜園やシェアファームへの需要拡大という形で表れてきています。このように、「農」への関心が高まる中、実際に農業に興味を持つ人たちが集まる「農業コミュニティ」に参加して“農ある暮らし”を実践しているZ世代の私が、その様子と農業の魅力をご紹介していきます。

「農業コミュニティ」とは?農ある暮らしを手軽に体験できる仕組み

© 岸はつみ
© 岸はつみ

さて「“農ある暮らし”を始めたい」と思ったところで、「自分は農家でもないし、そう簡単に始められない」、「何から始めていけばよいか分からない」、「農業のことを教えてくれる人が周りにいない」……そのような方が大半だと思います。実際私もその1人でしたが、ある時期を境に農業が一気に身近になったのです。それを実現してくれたのが「農業コミュニティ」という仕組みでした。

農業コミュニティの運営は、企業、個人、NPO法人などさまざまです。しかし、共通しているのは「農業に興味を持つ人たちの集まりの場」ということ。実際に農業をやるのはハードルが高いものの、農作業を体験してみたいといった方が多く参加するコミュニティです。

20代の若者が農業コミュニティを立ち上げたワケ

実際に農業コミュニティとは、どのようなものなのでしょうか?

私は、ある農業ボランティアに参加したことをきっかけに農業に興味を持ち始めました。今は20代の若者を中心とする農業コミュニティに参加し、充実した農ある暮らしを楽しんでいます。

© 岸はつみ
© 岸はつみ

私の活動拠点となっている農業コミュニティ「AkirunoFlix(アキルノフリックス、以下、アキルノフリックス)」は、東京都あきる野市で2022年に設立されました。運営するのは、NPO法人Green Elephant。同法人は、東京都でありながら多くの自然あふれるあきる野市を中心に、農業×エンターテイメント×社会貢献の食農コミュニティを通じ、自然と調和したライフスタイルの普及、都市と農地それぞれの社会課題の解決を目指しています。

アキルノフリックスは、耕作放棄地(耕作地なのに、さまざまな理由で農地として使われていない)の再利用、さらに農業従事者の高齢化といった問題に目を向け、これらの問題に対しての一つのアクションとして立ち上げられました。農地としてだけではなく、それ以外のアクティビティが楽しめるなどといった新たな農業の可能性を探るとともに、若者の農業への関心を促すため「畑を耕し、自然の中で遊ぶコミュニティ」をコンセプトに掲げ活動をしています。

グランピングやバーベキュー施設など新たな農地活用方法も模索中

現在の主な活動は、耕作放棄地の農作業とともに、月に数回、畑のオープンデーを設け、農作業をしたい仲間が集まって作業を行っています。このオープンデーの参加者の多くは20代。農作業はもちろんですが、作業の合間に畑でコーヒーブレイクをしたり、収穫した野菜で料理を作って参加者全員で昼食をとったり。農作業を終えると、近くの自然アクティビティを楽しんでいます。オープンデーの他にも、地域のヨガインストラクターを招き、畑でヨガを楽しむ「ファームヨガ」など、農作業以外の新たな農地の活用、可能性も模索しています。

今後はさらに多くの人が集まる場を目指しています。畑の中でグランピングが楽しめる施設、とれたての野菜をその場で楽しめるバーベキュー施設など、コンセプトである「農業×エンターテインメント」を実践すべく、楽しめる要素を盛り込んだ場所を作ろうと日々奮闘しています。昨年、このような施設を作る資金としてクラウドファンディングを実施し、目標金額である100万円を超える支援を集めることができました。

農ある暮らしの魅力4選

© 岸はつみ
© 岸はつみ

ここまで農ある暮らしの始め方に焦点をあててきましたが、そもそも農業に関わって暮らすことの何がそんなに魅力的なのでしょうか。実際に農業がライフスタイルの一部になってから感じた、「農ある暮らしの魅力」をいくつかご紹介します。

【魅力その1】作る楽しさを知る

© 岸はつみ
© 岸はつみ

農業を始めてまず感じたこと、それは「作る楽しさ」です。家庭菜園やガーデニング経験のある方であれば、ご理解いただけるのではないでしょうか。

初めは何もない状態であった土。そこに種をまき、小さな芽が姿を見せた時の感動といったら、この上ないものです。日々姿を変え、ぐんぐんと成長していく作物を見ていると、植物の生命力がいかなるものかを実感できます。いざ収穫を迎える時には、その立派に成長した姿に大きな感動を覚えます。

もちろんすべての種が順調に大きくなるとは限りません。自然を相手にする農作業では、予想外の出来事や思い通りに生育が進まないことも多々あります。そのようなときに大きな味方になっていただけるのが地域の農家の方々です。このため農家の方々との交流は欠かせません。アキルノフリックスでは農薬や肥料を使わずに生産を行っているので、このような自然に沿った農法を行っている地域の農家の方々から指導を受けながら活動しています。

【魅力その2】自然と人の輪ができる

© 岸はつみ
© 岸はつみ

農業コミュニティや援農(農業者を支援するボランティアのこと)に行くと、そこには「農業をしてみたい」という思いを持った、さまざまな年齢や職業の方が多く集まります。そこで出会う人同士は初め全く共通点を持ちませんが、農作業をしているうちに勝手に話が盛り上がって、気が付いたら仲良くなっています。「一緒に作業をしていた人と自然に仲良くなっていた」ということが日常茶飯事です。

共通項は「農業に興味がある」という事だけ。作業を共にする中で楽しさや難しさ、収穫時のうれしさを共有することで、自然と人の輪ができていくというのも農業の魅力です。

【魅力その3】心にゆとりが生まれる

実際に農作業をするようになってから感じるようになったのが「心のゆとり」です。
農業でなぜ心にゆとりが生まれるのか?と思われる方も多いと思いますが、分かりやすくいえば“自然による癒し効果が大きい”ということに尽きます。実は、このような農作業を行うことによりストレスを軽減する取り組みは「アグリヒーリング」と呼ばれ、ストレスが多い現代社会で注目を集めています。

農作業の中には、種をまいたり、苗を植えたり、雑草をむしったりといったような、単調な作業が多く存在します。地味で単調な作業が多いのは確かですが、このような単調作業をしている間が思いのほか無心になれる時間であったりします。無心になって作業をするうちに、気が付いたら頭がスッキリしたなんてことも。
日常の中で感じざるを得ない様々な悩みや不安なども、農作業を通して自然や植物と触れ合うことで和らぐことをきっと感じていただけると思います。

【魅力その4】「本当の豊かさ」を知ることができる

現在の私たちの暮らしは、たくさんの便利さで溢れています。

スーパーに行けば棚いっぱいに野菜が並べられていて、その棚を前にして‟これだけの棚を埋める野菜がどのような過程で作られているのか……”このように考える機会はそれほど多くないと思います。

実際に農作業を行うようになって、野菜作りの奥深さを感じるようになりました。作物が育ちやすい環境作りから始まり、雨の日も雪の日も日々手入れは欠かせません。種をまいても芽を出してくれないものもあれば、成長したところで動物や虫に食べられてしまったり、天候不順で育たなかったりといったケースも数多くあります。

そのような中でも、私たちが食べるものに困ることがほとんどないのは、非常に豊かで恵まれたことなのではないでしょうか。実際に作ることに携わり、改めて当たり前ではない「豊かさ」を実感し、感謝の気持ちを身近に持つことができるようになることも、農業に関わるからこそ知ることができる魅力の一つです。

農ある暮らしを始めてみませんか?

© 岸はつみ
© 岸はつみ

ここまで、農業のある暮らしを実践している私が「農ある暮らし」の魅力をお伝えしてきました。
最近では農業コミュニティが各地で増えてきて、手軽に農業に触れることができるようになってきました。もちろん手軽に家庭菜園から始めてみるというのも、「農ある暮らし」の一つ。家庭菜園だけでは物足りず、地域のシェアファームを借りられるという方もいます。

農業は、もちろん力仕事が多いですし、天気に左右されながらの作業はとても大変です。しかし、それだけではありません。苦労して育てた作物が収穫を迎えるときの感動はとても大きく、喜びを仲間と感じあう瞬間は最高のひとときです。そんな魅力満載の「農ある暮らし」を始めてみてはいかがでしょう。

トップ画像:© 岸はつみ

岸 はつみ廃棄食材活用アイスクリーム「n!ce cream」ブランドディレクター

家庭菜園好きが高じて、大学時代に各地の農家インターンへ。大学卒業後は農業を営む会社で農産物加工品の企画開発を担当。その後2023年冬に独立して、フリーランスへ。現在は廃棄になりそうな農産物を有効活用したアイスクリームブランド「n!ce cream」を立ち上げ運営している。20軒ほどの契約農家を持ち、現在は30種類のアイスクリームを制作。テレビ取材やウェブ記事への掲載も果たしている。家庭菜園や農の観点から、暮らしの豊かさを模索中。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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