前オーナーから購入した築40年の物件は、長い時間の中で多くのモノが溢れ返っていました。 残されたものを丁寧に循環させ、サスティナブルな暮らしを目指したリノベーションの施工事例を紹介します。
その年を代表するリノベーション作品を表彰するコンテスト、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2020」で500万円未満部門最優秀賞をしたリノベーション事例です。
間取りで見るビフォーアフター
リノベーション前は玄関から一直線に廊下を通ってLDKにつながる一般的な2LDKの間取りでした。
水回りは狭く、共有部分の収納は少ないです。北側に位置する玄関側の部屋は結露でカビが発生しやすく、真ん中の和室は窓がないので暗くて風が通らないことが難点でした。
そんな間取りの1部屋を南側に配置変更。玄関から通り抜ける廊下にしたことで、LDKから北側の個室へ光と風が通り抜けるようになりました。拡張された洗面所がリビングつながり、家事動線も改善されました。
基本情報:
■家族構成:2人
■専有面積: 70.89m2
■建物築年: 44年
■エリア:大阪市北区
■リノベーション費用:498万円(税込)
■リノベーション会社:株式会社シンプルハウス
リノベーションのきっかけ・叶えたかったこと
毎日が忙しい共働き世帯です。家事動線の改善と、それに伴う水回りの拡張と収納の増加が課題でした。
また、日中は電気をつけなくても過ごせるような明るい快適な住まいにしたいとプランしました。
リノベーション施工事例・体験談
リノベーションのコンセプト
コンセプトは「サスティナブル&スマートハウス」。
物件は残置物があったため、整理収納サービスが大活躍しました。リサイクルできるものは選別してできるだけ再利用。価値のあるアンティーク家具は適切に売却して前オーナーへお戻ししています。
間伐材や地産地消の素材や残された建材を使うことで、廃材の少ないリノベーションを目指しました。内装はコンクリートの素地を生かし、これまで幾重にも張り替えられてきた壁紙の風合いを残しています。
住宅設備にはパナソニックのHEMSを採用しました。エアコンや照明、給湯機などは遠隔でリモコン操作でき、IoTに対応していますが、「やりすぎ感」のないスマートハウスになっています。
間取り・内装・設備仕様のこだわりや工夫
設備機器はキッチンと洗面はシンプルなオーダー品。お風呂やトイレはできるだけゆったり広々した空間を設計。キッチンはオープンな空間にしてコストを調整。カスタマイズが楽しめるようになっています。
スタートからワクワクする竣工、お引渡し
「内装が未完成だと感じるかもしれませんが、後から変更することが難しい間取りや設備は十分に整っており、快適に住まうことができて満足しています。そして、未完成部分をこれから自分で手を入れていけるということに、きれいな完成品を引き渡しいただいたものとは違うワクワクを感じることができました」とお声をいただいています。
スマートハウスの特徴である家電の遠隔操作は本当に便利で、暑い夏の最中に帰宅前にエアコンを動かすことができ、とても快適とのことです。
これからリノベーションをしたい人へ
会社選びで重視したポイント、探し方
お施主様より
「デザインやコストバランスが希望に沿っていたこと。地域に根付いていて、アフターなども充実している点が会社を選択したポイントでした。数社で話を聞いて検討しましたが、リノベーションは『誰と作るか?』がとても大事であると実感しました」
実は、この物件も『R1住宅』
『適合R(リノベーション)住宅』とは?
築年数も工事規模もさまざまな既存住宅のリノベーションでは、デザインや見た目以上に、給排水管・電気配線など、住まいとしての基本機能(重要インフラ)が大切。その重要インフラに、築年数や工事の規模にかかわらず一定の検査、保証、住宅履歴を提供するのがR〇住宅(適合リノベーション住宅)です。
<記事協力>