東京都「西国分寺駅」周辺を散歩しよう！住民がおすすめの散歩・ウォーキングスポットを紹介

東京都国分寺市にある西国分寺駅は、JR中央線とJR武蔵野線の2本が乗り入れている駅です。東京〜高尾間にある中央線の駅の中では最も新しい駅で、開業は1973年（昭和48年）です。都心へのアクセスがしやすく、武蔵野線を利用すれば、埼玉や千葉へも移動できます。

駅ナカや南口には商業施設があり、乗り換え駅としてだけはなく、周辺に住む人たちの中心地となっています。令和に入り、これまで整備が不十分だった北口のまちづくり計画が決まり、今後の発展が楽しみです。

駅の南側には史跡やカフェが多く、北側には子どもや電車好きの方におすすめしたいスポットがあります。今回は、結婚を機に西国分寺駅周辺に住み始めた私が、魅力を感じたスポットをご紹介します。西国分寺駅周辺の散歩スポットが気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

西国分寺駅周辺の散歩におすすめのスポット

ここからは、私がおすすめする西国分寺駅周辺の散歩スポットをご紹介します。

スポット(1)〜(7)は駅の南側で史跡が多く、(8)〜(10)は子連れの方におすすめのスポットです。

西国分寺の散歩スポット(1)武蔵国分寺公園

西国分寺駅から徒歩約7分の場所にある、広々とした芝生が印象的な公園が武蔵国分寺公園です。国分寺市の旧国鉄・鉄道学園跡地に建設されたもので、水と緑に囲まれた国分寺を代表するスポットです。

芝生の周りにはサクラやイチョウなどの巨木が植えられ、季節によって景色が変わるので散歩にぴったり。道路を挟んで広場が2つに分かれていますが、どちらの芝生も印象的で、南側は公園から史跡群につながっています。

施設名：武蔵国分寺公園
所在地：東京都国分寺市泉町2丁目・西元町2丁目

西国分寺の散歩スポット(2)武蔵国分寺（仁王門・薬師堂）

西国分寺駅から徒歩約15分の場所にある、真言宗豊山派の武蔵国分寺です。741年に聖武天皇の命令で建立されたとされています。1333年の分倍河原の合戦で焼失し、その後再建されました。

歴史が古く、緑に囲まれた神聖な雰囲気を感じられる場所です。周辺には国の史跡に指定されている武蔵国分寺跡もあり、この地が古くから重要な土地であったことを示しています。

施設名：武蔵国分寺
所在地：東京都国分寺市西元町1-13-16

西国分寺の散歩スポット(3)武蔵国分寺 万葉庭園

武蔵国分寺の境内にある万葉庭園では、先代の住職であった星野亮勝が集めた植物を楽しめます。約160種類の植物が8,000m2の園内に植えられています。四季折々の植物と一緒に、万葉呼名や万葉集の歌を書かれた看板を見られます。

園内は拝観無料なので、薬師堂を参拝した際に訪れるのがおすすめです。

施設名：武蔵国分寺 万葉庭園
所在地：東京都国分寺市西元町1-13-16

西国分寺の散歩スポット(4)お鷹の道

お鷹の道は、西国分寺駅から徒歩約12分の場所にある遊歩道です。江戸時代に周辺の村々が御鷹場に指定されていたことから、この名が付けられました。約350mの整備された遊歩道は、散策路として人気で、休日には地元の人だけでなく、多くの人が散歩を楽しんでいます。

お鷹の道は、植物と環境省選定名水百選の1つに選ばれた真姿の池湧水群が魅力です。遊歩道の脇を流れる湧水は、とても綺麗で清々しさを感じられます。5月下旬から6月上旬には、蛍が見られることもあるそうなので、私もいつか夜の散歩をしてみたいと思っています。

施設名：お鷹の道
所在地：東京都国分寺市東元町3丁目・西元町1丁目

西国分寺の散歩スポット(5)史跡の駅 おたカフェ

西国分寺駅から徒歩約15分、お鷹の道の途中にあるおたカフェは、休憩・トイレ・食事などで自由に利用できるので、休憩にぴったりの場所です。

カフェメニューも充実しているので、私はおたカフェを目的地にして散歩をすることもあります。店内では、国分寺の名産品が展示販売されていて、お土産も購入できます。

施設名：史跡の駅 おたカフェ
所在地：東京都国分寺市西元町1-13-6
営業時間：9:00～17:00　
定休日：月曜日（祝日の場合は翌日）

西国分寺の散歩スポット(6)都立殿ヶ谷戸庭園（少し足をのばして）

都立殿ヶ谷戸庭園は、西国分寺駅から徒歩約24分の場所にあります。国分寺駅までの1駅分の散歩になってしまいますが、秋の紅葉がとても綺麗な庭園です。

駅前にあるとは思えないほど美しい日本庭園が広がり、春の藤棚や夏の青々とした緑も美しく、1年を通して風景を楽しめる場所です。

施設名：都立殿ヶ谷戸庭園
所在地：東京都国分寺市南町2-16

西国分寺の散歩スポット(7)都立多摩図書館

都立多摩図書館は、西国分寺駅から徒歩約7分の場所にある、公共図書館です。雑誌に関する資料と子どもへの読書活動の推進が魅力です。一般の公共図書館とは一味違う図書館で、雑誌の創刊号をそろえた「創刊号コレクション」などを見ることができます。

館内にはカフェスペースがあり、多摩地区の人にはお馴染みのパン屋さん「キィニョン」が入っています。おいしいスコーンやパン、飲み物で散歩の疲れが癒やされるでしょう。

施設名：都立多摩図書館
所在地：東京都国分寺市泉町2-2-26
営業時間：月～金　午前10時～午後9時、土日祝 　午前10時～午後5時30分

西国分寺の散歩スポット(8)東京都の中心（重心）

国分寺市立富士本90度公園は、西国分寺駅から徒歩約36分の場所にある公園です。ここは、東京都の中心（重心）に指定された看板が設置してあります。

「東京都の中心？」と、疑問に思われるかもしれませんが、東京都（東京都島しょ部を除く）を1枚の板と考えたときに、1点でバランスが取れる場所が国分寺市内の富士本3丁目に位置しているそうです。

国分寺市は「東京のおへそ こくぶんじ」をスローガンに掲げていて、自然と利便性のバランスがよい魅力的な街です。

施設名：国分寺市立富士本90度公園
所在地：東京都国分寺市富士本3丁目19番地11

西国分寺の散歩スポット(9)新幹線資料館

西国分寺駅から徒歩約32分の場所にある、新幹線資料館は、鉄道好きにはたまらない場所です。国分寺市ひかりプラザに併設されており、実物の新幹線試験車両や展示室があります。

資料館がある、国分寺市光町の町名は、新幹線の「ひかり号」から由来しているそうです。周辺には、鉄道総合研究所や鉄道に関する会社があります。鉄道総合研究所は、普段は非公開ですが、不定期で一般公開やイベントを開催している、鉄道好きの子どもや鉄道ファンにぴったりの施設です。

施設名：新幹線資料館
所在地：東京都国分寺市光町1丁目46-8
営業時間：午前9時～午後5時まで　
毎月第2・第4月曜日（祝日に当たる場合はその翌日）は休館

西国分寺の散歩スポット(10)クルミドコーヒー

クルミドコーヒーは、西国分寺駅から徒歩約2分の場所にあるカフェです。胡桃（くるみ）をモチーフにしたカフェで、子どもたちに優しく、木の温もりが魅力的で落ち着いた雰囲気です。

広いテーブル席やカウンター席があり、家族連れでも1人でも、さまざまなシチュエーションで利用できます。オリジナルのコーヒーはもちろん、飲み物の種類やスイーツも豊富なので、散歩の後にゆったりとくつろげる空間です。

施設名：クルミドコーヒー
所在地：東京都国分寺市泉町3-37-34 マージュ西国分寺1階
営業時間：11:00〜19:00（L.O18:30）
定休日：木曜日

私のおすすめ散歩ルート（西国分寺駅〜国分寺駅の電車を間近で見られる遊歩道）

ここからは、西国分寺駅周辺に住む私が、日常的に散歩するおすすめのルートを紹介します。西国分寺駅から国分寺駅まで約25分、車の通りも少なく、国分寺の緑と水、さらに鉄道も間近で感じられるルートです。

まず、西国分寺駅北口を出て住宅街と坂を下り、東側に進みます。約8分歩くと、東京の名湧水57選にも選ばれている姿見の池が現れます。ここは、野鳥が住む水辺で、周辺住民たちの癒やしの場所です。

施設名：姿見の池
所在地：東京都国分寺市西恋ヶ窪1-8-7

さらに東へ住宅街を進んでいくと、車が通れない、遊歩道として整備された道があります。ここは、自転車と歩行者のみが通れるので、散歩ルートにぴったり。

遊歩道の真横には西武国分寺線とJR中央線が通る線路が走っており、迫力のある写真が撮れます。ベンチもあり、隠れた電車のビュースポットとしておすすめです。

遊歩道を抜けると、国分寺駅へとつながる商店街に出ます。商店街にはおしゃれなカフェがあり、散歩の休憩にぴったりです。

これが、西国分寺駅から国分寺駅までの、私のおすすめの散歩ルートです。

東京の中心にある西国分寺駅で散歩を楽しみましょう

西国分寺駅周辺には、歴史的な史跡から子どもと一緒に楽しめるスポットまで、散歩をすると楽しい場所がたくさんあります。ご紹介した場所以外にも、おしゃれなカフェが多く、緑も豊かなのでゆったりと過ごせる街です。

休日に訪れる場所としてだけでなく、住む場所としても魅力が多い西国分寺駅に、ぜひ一度足を運んでみてください。きっとお気に入りのスポットが見つかると思います。