高田馬場駅は、JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線の3路線が乗り入れる、東京都新宿区のターミナル駅です。都内の交通の要である新宿駅や池袋駅にはJR山手線利用で5~6分と近く、利便性の高いエリアとなっています。
駅前には複合商業施設・ビッグボックスや飲食街のさかえ通りなどがあり、買い物には困りません。繁華街には多国籍料理店が多く、異国情緒が感じられる街でもあります。
都内随一の学生街であり若い人も多いので独特のエネルギッシュさも感じます。有名なフォークソング「神田川」はこの高田馬場駅周辺が舞台であり、学生街として栄えている様子が歌われました。
繁華街としての歴史は古く、江戸時代から鬼子母神に詣でる人たちの遊び場でした。古代人の集落跡も発見されていて、川が近く古代から居住に適した環境だったと考えられています。古くから人の集まる地であり、今もなお人種のるつぼとしてグローバルな雰囲気を持つ街です。
私は高田馬場駅を毎日乗り換えで利用しており、お気に入りの散歩コースがある街でもあります。お腹がすいたら早稲田通りでケバブサンドをテイクアウトして散歩をするのが最近の楽しみです。今回は、私がよく行く散歩コースをご紹介します。
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高田馬場駅周辺の散歩におすすめのスポット
高田馬場駅の駅前には繁華街や商店街が広がり、往来が多く活気のある雰囲気です。少し歩くと、神田川沿いの遊歩道や庭園など、自然を感じるスポットが広がります。パッチワークのようなさまざまな面を持ち、歩くたびに違った魅力を見せてくれる高田馬場駅周辺は散策にぴったりなエリアです。
今回は、高田馬場駅からスタートして、早稲田口から神田川沿い、さらに駅の南側に広がる緑地を巡ります。高田馬場駅周辺の魅力を感じられるコースを紹介しているので、ぜひお出かけしてみてくださいね。
高田馬場の散歩スポット(1) 鉄腕アトムの壁画
高田馬場駅早稲田口を出てすぐの、左手の高架ガード下に描かれた大きな鉄腕アトムの壁画が目を引きます。鉄腕アトムの作者、手塚治虫の事務所が高田馬場にあるため、壁画が作られたそうです。なお、高田馬場駅のJR山手線発車メロディは鉄腕アトムの主題歌です。
カラフルな壁画には手塚作品のさまざまなキャラクターが描かれていて、通るたびに元気をもらっています。ぜひお気に入りのキャラクターを探してみてくださいね。
施設名:アトムの壁画
所在地:東京都新宿区高田馬場2-19
高田馬場の散歩スポット(2)さかえ通り
さかえ通りは鉄腕アトムの壁画のすぐ北側から始まる全長200mの小さな飲食街です。高田馬場駅の早稲田口からは徒歩2分ほど。昔ながらのお店も多く残っているので、少しノスタルジックな雰囲気も感じられます。
小さな青果店の加藤商店では、たまに看板猫が店員さんとともに店番をしていて、商店街を行き交う人々を癒やしています。駅からも近く、夕飯のメニューをテイクアウトするのにぴったりの商店街です。
施設名:さかえ通り商店街
所在地:東京都新宿区高田馬場3-4
高田馬場駅の散歩スポット(3)神田川親水テラス
高度経済成長期には水質汚染によって生き物が住めず、「死の川」とも呼ばれた神田川ですが、下水道の整備などによってアユなどの魚たちが戻ってきました。神田川遊歩道沿いにある親水テラスでは、自然の豊かな川の様子を眺めてのんびりできます。
テラスから川の中をのぞいてじっくり目を凝らすと、魚たちが遡上できるように小さな段差が作られているのがわかります。カモや鳥たちがエサを探して水面をつついている姿をみかけることも多いです。
駅から徒歩3分の距離にある戸塚地域センター1階の水槽では、神田川に生息するアユやヨシノボリなど魚たちが泳ぐ姿を見られます。神田川の生き物たちを間近で観察してみてはいかがでしょうか。
施設名:戸塚地域センター
所在地:東京都新宿区高田馬場2丁目18番1号
ビルに囲まれた新宿区にありながら、自然に恵まれた神田川。遊歩道を駅から東へと進んでいくと、面影橋あたりまで川沿いに桜並木が続きます。高田馬場駅から徒歩13分ほどの場所にある、春になると花見客でにぎわう道です。
神田川沿いには集合住宅やアパートがせり出すように密集していて、フォークソング「神田川」で歌われた学生街独特の猥雑さや活気を感じられます。楽曲に登場する銭湯はもうありませんが、住宅街の中にひっそりとたたずむ世界湯で、三畳一間の生活に想像を膨らませてみてはいかがでしょうか。
高田馬場の散歩スポット(4)早稲田通り
早稲田通りは高田馬場駅を東西に横切るメインストリートであり、駅前からずっと人通りが絶えないにぎやかな通りです。中華料理店やインドカレー屋さんなど、国際色豊かな飲食店のカラフルな看板が目立ち、アジアの屋台通りのような異国情緒があります。
レイスケバブ高田馬場店のケバブサンドはお肉が柔らかく味付けも絶妙で、散歩中にもさっと食べられるサイズなので、よく散策の途中に買っています。高田馬場駅の出口から徒歩約2分という近さです。
施設名:レイスケバブ 高田馬場店
所在地:東京都新宿区高田馬場1-6-15
高田馬場の散歩スポット(5)都立戸山公園
高田馬場駅戸山口から諏訪通りを南に約10分進んだところにある都立戸山公園は、野球場やスポーツセンターなどを備えた大きな公園です。公園でゆっくりする人もいれば、大学が近いため通り道として活用する学生たちもいて、夕方の帰宅時間はにぎわいを見せています。
新宿区の花であるツツジがたくさん植えられていて、初夏には色とりどりの花が鮮やかに咲いています。毎年スポーツの日には、新宿区の無形民俗文化財に指定された神事、高田馬場流鏑馬が行われ、伝統が受け継がれているスポットです。
施設名:都立戸山公園
所在地:新宿区戸山一・二・三丁目、新宿区大久保三丁目
高田馬場の散歩スポット(6)面影橋
面影橋は江戸時代から名前の残る橋です。太田道灌の逸話、山吹の里伝説や於戸姫の伝説などに登場します。夫の復讐を果たした於戸姫が身を投げたという悲しい伝説の残る橋ではありますが、「面影橋」という名前はなんだかロマンチックです。
高田馬場駅からは早稲田通りを経由しておよそ13分の場所にあります。このあたりから南蔵院(豊島区)までの一帯は、江戸時代の1834(天保5)年に刊行された「江戸名所図会」に描かれています。道の曲がりや位置関係などは当時からほとんど変わらない様相のまま残されているそうです。
高田馬場駅の散歩スポット(7)新宿区立甘泉園公園
新宿区立甘泉園公園は、大名の屋敷跡に作られた新宿区の回遊式庭園で、日本の歴史公園100選にも選ばれています。高田馬場駅からは、早稲田通りを経由して徒歩14分ほどの距離です。
園内には2つの小さな池があり、その周囲は木々で覆われて静寂につつまれています。名前の由来は、お茶に適した水がこの池から湧き出たことに由来しているそうです。澄んだ水の湧く庭園を歩けば、街のにぎやかさを忘れ、落ち着いた気持ちになります。
施設名:甘泉園公園
所在地:東京都新宿区西早稲田3丁目5番
高田馬場駅の散歩スポット(8)のぞき坂・富士見坂
のぞき坂や富士見坂は都内最大級の傾斜角度のある坂です。富士山は見えないものの、坂の上からは新宿の高層ビル群を見渡せます。
神田川の流れが土地を削り大きな谷ができたため、高田馬場駅周辺は川に向かって急こう配の地形が続きます。特にのぞき坂は東京一急な坂ともいわれており、頂上まで上ると高田馬場の峡谷のような地形が印象的です。
この場所はとあるアニメの映画などに登場し、聖地巡礼をする人の絶えない有名な坂でもあります。高田馬場駅からは徒歩で約16分。頂上までの道のりは少々骨が折れますが、坂の上から高田馬場を見渡してみてはいかがでしょうか。
施設名:富士見坂
所在地:東京都豊島区高田1丁目
施設名:のぞき坂(胸突き坂)
所在地:東京都豊島区高田2丁目17番付近
国際色が豊かで活気の溢れる高田馬場駅周辺を散策してみよう!
高田馬場は、古くから交通の要であり交流の場として栄えてきました。現在では、国際文化、歴史的な史跡など多角的な文化に触れることができる街でもあります。
一見ビル街のような様相ですが、駅から少し歩くと都立戸山公園に箱根山のような広くて自然の豊かな緑地、神田川沿いの桜並木が広がっているところもこのエリアの魅力です。川の流れによって作られた複雑な地形により、歩くたびに街の雰囲気が変わるので、散策するのにぴったりなエリアです。
新宿や池袋といった都内の主要エリアから電車1本で気軽に訪れることができるので、ぜひ休日の散歩に足を運んでみてはいかがでしょうか。