神楽坂は新宿区の東側に位置する街で、歴史的な趣を感じる石畳の小道とオシャレな店が立ち並ぶ大通りが特徴。都心にありながら、古き良き和の雰囲気を味わえるのは神楽坂ならではです。
落ち着いた大人の雰囲気の料亭や、個性的なカフェ、由緒ある神社なども多く、訪れるほどに発見があります。
今回はそんな趣がある大人の街、神楽坂についての歴史やおすすめの散歩スポットを、街の雰囲気が大好きで何度も訪れている私が紹介します。
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神楽坂の基本情報
まずは基本情報として、神楽坂の歴史と特徴を紹介します。
神楽坂の歴史
江戸時代から寺の縁日などで多くの人でにぎわっていた神楽坂ですが、明治時代の1894年に甲武鉄道「牛込駅」の開業で急速に発展していきました。
その後大正時代に入ると、関東大震災の影響が少なかったことから人が集まり、「山の手銀座」とも呼ばれる繁華街になります。芸者屋、料亭などが立ち並んだ花街は東京随一のにぎわいだったそうです。
戦後の高度成長期にも花街には多くの人が集まり、1952年にはフランス語学学校である「アンスティチュ・フランセ東京(現在の東京日仏学院)」が開校し、多くのフランス料理店やビストロが街に誕生しました。
現在は昔ながらの花街の文化や江戸の街並みに、カフェや雑貨屋といった現代的な魅力を併せ持ったエリアになっています。
神楽坂の特徴
「神楽坂」とは、東京メトロ東西線の神楽坂駅と飯田橋駅とを結ぶ、神楽坂通りを中心としたエリアのことです。北西にある神楽坂駅側が坂上となる坂道で、そこそこの勾配があるので、散歩の際には歩きやすい靴がおすすめです。
メインストリートの神楽坂通りが活気のある大通りである一方、裏手の道に入ると都心とは思えない趣のある小道が非常に多く、隠れ家のようなお店が多く並んでいます。
どこか懐かしさを感じる街並みには料亭や茶店、おしゃれなフランス料理店やカフェが立ち並んでいて、和洋どちらの魅力もたっぷりと味わえるのは神楽坂ならでは。
また、神楽坂駅、牛込神楽坂駅、飯田橋駅の3駅で計6路線が利用できる交通利便性の高さも神楽坂の魅力です。各駅からは新宿、渋谷、池袋、東京といった都内の主要駅に20分以内に行けるので、通勤通学はもちろん、休みの日の外出にもとても便利ですよね。
家賃は比較的高めのエリアですが、都内各所へのアクセスが抜群でありながら、おしゃれな飲食店が豊富で、江戸情緒が残る街並みもあり、歴史と現代的な魅力のどちらも楽しめる街が神楽坂です。
神楽坂のおすすめ散歩スポット
ここからは神楽坂の定番おすすめ散歩スポットを、飯田橋駅側から実際に回った順に10ヶ所紹介します。絶対に歩きたくなる趣のある小道からおしゃれなカフェまで、神楽坂の魅力がギュッと詰まっています。
神楽坂の散歩スポット(1)神楽坂通り
神楽坂のメインストリートで、坂下の飯田橋駅と坂上の神楽坂駅とを結ぶ、全長約650mの大通りです。道の両側にはお店がズラリと並んでいて、工芸品を取り扱う雑貨店から、惣菜やスイーツのお店、ファミリーレストランまで多種多様です。
日曜・休日には歩行者天国となるため人は多いですがかなり歩きやすく、コーヒーやスイーツなど食べ歩きも楽しめます。
通りの中ほどにある大きな鳥居が目印の「 善國寺 」は神楽坂のランドマークの一つで、撮影スポットにもなっています。
名称:神楽坂通り
アクセス:飯田橋駅から徒歩すぐ
神楽坂の散歩スポット(2)CANAL CAFE
飯田橋駅前にある「CANAL CAFE」は本格的なケーキのお店で、1階はケーキ売り場、2階はカフェになっています。こだわりのコーヒーや紅茶と一緒にケーキを味わいながら一休みしてみましょう。
人気の「モンブラン」はサクサクした食感のパイ生地に、渋皮栗とラム酒を使用したマロンクリームがたっぷり。ほんのりと洋酒が香り、濃厚かつ軽やかな味わいがたまりません。
ほかにも季節限定のケーキや焼き菓子も豊富にそろっているので、訪れるたびに気になるスイーツがきっと見つかるはずです。
施設名:CANAL CAFE
所在地:東京都新宿区神楽坂1-9
アクセス:飯田橋駅西口から徒歩約1分
営業時間:【月~土】11:30~22:00【日祝】11:30~21:30
神楽坂の散歩スポット(3)かくれんぼ横丁
神楽坂の趣ある小道の一つが「かくれんぼ横丁」。「お忍びで訪れた人を後ろからつけても横に入られると分からなくなる」ことから名付けられたそうで、日本家屋や古民家が立ち並ぶ情緒ある通りです。
石畳と黒板塀が特徴的な道沿いには、一度は訪れたい神楽坂屈指の名店がそろっています。日本料理店の「千」をはじめ、フランス料理の「かみくら」、イタリア料理の「坂の上レストラン」など、こだわりのメニューをぜひ味わってみてください。
名称:かくれんぼ横丁
アクセス:神楽坂駅から徒歩約9分
神楽坂の散歩スポット(4)兵庫横丁
牛込城の武器庫があったことからその名が付けられた「兵庫横丁」も神楽坂ならではの雰囲気を味わえる裏路地。老舗の料亭が店を構える石畳の通りは神楽坂で最も古い通りの一つといわれていて、どこか懐かしさを感じる風情ある景色が人気です。
現在は閉館していますが黒塗りの壁に覆われた旅館「和可菜」は、著名な小説家や映画監督が作品の執筆のために訪れたことで知られています。
人とすれ違う際も気を使うほど狭い通りですが、都心とは思えない趣を感じられる小道です。
名前:兵庫横丁
アクセス:神楽坂駅から徒歩約7分
神楽坂の散歩スポット(5)善國寺
にぎやかな神楽坂通り沿いにある大きな赤い建物が、神楽坂のシンボルでもある「善國寺」。今から400年以上も昔、1595年に創建された由緒あるお寺です。
ご本尊である毘沙門天はインド由来の神様で、日本では財福にご利益があるとして信仰されています。都内有数の金運のパワースポットとして人気で、毎日多くの人で賑わいます。
アクセス抜群の好立地にあるので、散歩の途中に参拝してみてはいかがでしょうか。
施設名:善國寺
所在地:東京都新宿区神楽坂5-36
アクセス:JR飯田橋駅西口から徒歩約7分、牛込神楽坂駅から徒歩約6分
神楽坂の散歩スポット(6)ハピマルフルーツ神楽坂
大通り沿いにあるカラフルなお店が「ハピマルフルーツ神楽坂」。全国各地の選りすぐりの果物を取り扱っていて、旬の食材をたっぷり使用したフルーツサンドやゼリー、ソフトクリームなどは絶品です。
特に散歩しながら飲める「とろ生フルーツジュース」がおすすめ。果汁100%で砂糖も水も使用していないので、フルーツ本来の甘味をたっぷりと味わえる濃厚な一品。飲むほどに元気が湧いてきます。
自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりのお菓子やスイーツが揃っています。
施設名:ハピマルフルーツ神楽坂
所在地:東京都新宿区神楽坂6丁目64 雅庵神楽坂1F
アクセス:神楽坂駅から徒歩2分
営業時間:【日~木】10:00~19:00【金・土】10:00~20:00
神楽坂の散歩スポット(7)神楽坂 茶寮 本店
静かな裏路地にある白い壁の大きな建物が「神楽坂 茶寮 本店」です。隠れ家のような大人の雰囲気の和カフェで、こだわりの食材を使用したパフェやモンブランなどのスイーツや煎茶がメニューに並びます。
暖簾(のれん)をくぐると、木のぬくもりを感じる落ち着いた和空間が広がり、1階にはキッチンを見渡せるカウンター席、2階には広々としたテーブル席があります。
人気の「抹茶の生搾りモンブラン」は京都の宇治抹茶と栗の自家製クリームを専用の機械で網目状に絞り出し、重ねていきます。見た目に豪華な写真映えするスイーツです。
ランチメニューの「12種のおばんざい御膳」は色とりどりのおかずを、小豆とほうじ茶で炊いた茶飯と一緒にいただきます。
施設名:神楽坂 茶寮 本店
所在地:東京都新宿区神楽坂3-1
アクセス:飯田橋駅から徒歩約5分
営業時間:11:30~22:00(L.O.21:00)
神楽坂の散歩スポット(8)トリノス-torinoth-
大通りからそれて小道に入った先、新宿区立白金公園の近くにあるリサイクルショップが「トリノス-torinoth-」。奥行きのある店内には、ヴィンテージの家具、カバン、食器、アクセサリー、洋服など幅広いジャンルの商品が並んでいます。
店先に並ぶ絵画や椅子に目をやりつつ、温かな光に照らされた店内に入ると、洗練されたデザインの食器棚や花瓶に目を奪われます。見るほどに引き込まれるこだわりの品ばかりで、模様替えのために家具を探しに来たら年代物のサングラスに一目ぼれ、なんて出合いもあるかもしれませんね。
見るだけでもわくわくするヴィンテージの世界に、ぜひ一度どっぷりと浸ってみてください。
施設名:トリノス-torinoth-
所在地:東京都新宿区神楽坂6-23 神楽坂太田ビル101
アクセス:神楽坂駅から徒歩約3分
営業時間:10:00~20:00
神楽坂の散歩スポット(9)赤城神社
神楽坂駅からすぐの場所にある神社が「赤城神社」です。鎌倉時代に創建されたといわれていて、磐筒雄命(いわつつおのみこと)と赤城姫命(あかぎひめのみこと)が祀られています。
2010年に完成したリニューアルプロジェクトで、境内にはカフェやマルシェが併設。地域交流の拠点として、神楽坂になくてはならないスポットになっています。
新国立競技場を設計した建築家の隈研吾氏がデザインを監修していて、全面ガラス張りのモダンな建物はグッドデザイン賞を受賞しています。
施設名:赤城神社
所在地:新宿区赤城元町1-10
アクセス:神楽坂駅から徒歩約1分
神楽坂の散歩スポット(10)AKOMEYA TOKYO in la kagū
神楽坂駅前にある、ひと際目を引く大きな商業施設が「AKOMEYA TOKYO in la kagū」。新潮社の書庫をリノベーションした特徴的な造りのお店で、設計は隈研吾氏です。
1階はこだわりのお米や全国各地の食材を取り扱う「AKOMEYA TOKYO」の旗艦店。四季の食材を使った料理を堪能できる「AKOMEYA食堂」やお茶を使ったドリンクや軽食を味わえる「AKOMEYA茶屋」も併設されています。
2階では雑貨を取り扱っていたり、新潮社の刊行イベントなどが開催されるイベントスペースになっています。
神楽坂の中でも圧倒的な存在感があって、洗練された建築は一見の価値ありです。
施設名:AKOMEYA TOKYO in la kagū
所在地:東京都新宿区矢来町67番地
アクセス:神楽坂駅から徒歩約1分
営業時間:【AKOMEYA TOKYO】11:00~20:00 【AKOMEYA食堂】11:00~20:00(L.O.19:30)
神楽坂を散歩してみませんか?
今回は都心で歴史的な趣を味わえる神楽坂のおすすめ散歩スポットを紹介しました。
昔ながらの街並みとモダンな雰囲気とを併せ持つのは神楽坂ならではの魅力。歩くほどに発見があって、大人の雰囲気の隠れ家のようなお店もたくさん見つかるはず。
メインストリートの神楽坂を歩きながら、善國寺でお参り、フルーツジュースを片手に風情ある小道を散策なんていかがでしょうか。
今回の記事を参考に、ぜひ一度神楽坂を訪れてみてください。きっとこの街の魅力を気に入ってもらえるはずです。