「賃貸に住んでいても気兼ねなく音楽を楽しみたい!」「音楽に関連したお店が多い土地で暮らしたい!」バンドマンなら切実に願うテーマではないでしょうか。
自宅で音楽活動ができる環境や、音楽に囲まれて暮らす毎日はバンドマンにとっては夢のよう。
しかし、現実では楽器の音によってご近所さんとトラブルになる可能性もありますし、音楽関連のお店はどこにでもあるわけではありませんよね。
そこで今回は、私のバンドマン生活を通して少しでも音楽を楽しめる暮らしのテクニックをご紹介します!
バンドマンとライター ニ足の草鞋で自分発信を楽しむ生活!
私は高校時代からバンドをやってきましたが、現在は3歳になる子どもを育てながらフリーランスのwebライターをしています。
webライターという仕事を選んだ理由は、自分を発信できる仕事であること、そして家にいながらできる仕事であること。
バンド活動も「自分で音楽を作って外へ発信する」「家に篭ってレコーディング作業をする」とwebライターに似ている部分が多いため、どちらにも近い感覚で取り組んでいます。
私個人としては、一度バンド活動を経験した人は中々辞められなくなる、と考えています。私も例に漏れず、ずっとバンド活動を続けてきたからです。
現在ではライター業と子育ての合間に、自分たちでオリジナル曲を作っているバンドと、自分が青春時代を過ごした1990年代の邦楽ロックのコピーバンドを掛け持ちして活動しています。
学生時代は最低でも1週間に1回はスタジオで練習していましたが、現在はメンバーの住まいが近所ではないという点もあり、スタジオでは月に1回程度活動しています。そのため、現在の活動で大きな割合を占めているのは家での作業です。
コピーバンドの方は曲の練習、オリジナルバンドの方は作詞や作曲をしながら完成した曲を宅録でレコーディング、といった作業がメインです。仕事は自分のペースでできるため、息抜きにギターを弾いたり、何かフレーズを思いついたらすぐに録音して残してみたりと、自由に音楽を楽しめる生活を送っています。
バンドマン生活で未知の世界へつながる
バンドマンだからできる、人見知りでも多くの人とつながれる生活
実は、私はもともと大の人見知りで、人の輪に入っていくことが苦手でした。それがバンド活動をするようになってから少しずつ改善されています。
ライヴに出演すれば、同じライヴで演奏していた他のバンドメンバーと仲良くなることもあり、繰り返し出演するうちに、友達が増えていったんです。
音楽仲間だけではなく、楽器屋さん、スタジオ、ライヴハウスのスタッフさんと仲良くなることもあり、交友関係が広がりました。周囲の友人でもっとも多いのは、バンドを通じて出会った人々です。
ライター業でも音楽に関わる記事を依頼される
「プロでないのなら、ただの趣味」と言われてしまえばそれまでですが、私の場合はこれまでのバンド活動が現在の仕事に活かされた場面もあります。
例えば、私は長年バンド活動をしてきた影響で様々な音楽の知識を増やせました。
ライターの仕事の中には、音楽知識を必要とする記事制作もあるため、培ってきた音楽についての知見が活かせたのです。バンドマンだからこそ得られた、意外な副産物ですね。
家族も音楽好きになる
生活の中で音楽を聴いている時間が多いからか、子どもも小さいうちから音楽が大好きです。
最近では、言葉もままならないのに洋楽ロックの歌を口ずさんだり、インストゥルメンタルの曲を繰り返し聴いていたり、3歳児とは思えない好みを見せています。
子どもだからこそ拘りがなく何でも聴いている姿は、音楽好きの私としては嬉しくもあり、うらやましくもあります。
同じ目的を持った仲間と楽しめる
同じ音楽が好きで、同じ目標に向かえる仲間との活動は、本当の自分を出せる唯一の場所です。
コピーバンドであれば、同じイメージを共有して完成形に近づけていくことで、特別意識をしなくても絆が生まれていきます。
オリジナルのバンドであれば、自分で曲を作ったり、その曲をバンドメンバーと一緒に作り上げてライヴで演奏することになります。
自分たちで作り上げた、自分たちだけの楽曲を演奏しきったとき、普通の生活では得られない達成感があります。
バンドマン暮らしを楽しむための物件の工夫
楽しみの多いバンドマン暮らしですが、実際に自宅で音楽を演奏したいとなると、特に家選びで苦戦するものです。バンドマン暮らしに向いている賃貸物件選びのコツをご紹介します。
防音設備を整える
賃貸に住みながらバンドマン暮らしをするうえで、一番気になるのはやはり「音」に関する問題です。
賃貸では自分の部屋の隣だけでなく、上や下の階にまで迷惑をかけてしまう場合があるため、十分気をつけなければいけません。
私も、アンプをつないでギターを鳴らしていたら隣の住人から、ライヴをイメージして部屋で動き回っていたら下の階の住人からそれぞれ苦情を貰ったことがあります。
ヘッドフォンを使ったり、椅子に座っておとなしくギターを弾いていればいいのですが、やはり少しはアンプから音を出したり動き回ったりしたくなるでしょう。
1番の対策は、下記のような防音設備が整った物件に住むことです。
「楽器相談可」の物件に相談してみましょう。
「楽器相談可」の物件をチェック
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防音グッズで遮音対策をする
しかし、これらの防音物件はそれほど多く存在しない上に、自分の希望するエリアに住めない可能性が高いといったデメリットもあります。
そこで、どんな家に住む人にも手軽にできる方法として、防音グッズがあります。以下では、オススメの防音グッズをご紹介します。
【遮音シート】
遮音性を重視した作りのため抜群の防音効果があります。剥がせるタイプの両面テープを使えば、賃貸の退去時にも壁を傷めません。
【遮音カーテン】
厚手の特殊な生地で織られているため、音を遮り軽減する効果があります。遮光効果や遮熱効果が備わったものも売られているので、普通のカーテンと同じように、用途に合わせて選べます。
【防振性マット】
ゴム製やウレタンフォーム製などの柔らかい素材で作られているため、下の階への振動を軽減してくれる効果があります。特にピアノなどの打鍵、ペダル、椅子をずらす音などを軽減してくれるだけでなく、歩き回る音まで軽減してくれます。
これらの防音グッズを使うことで、普通の賃貸でも防音対策が取れます。
ただし、完全防音とまではいかないので、スタジオのように爆音で楽器を鳴らすのではなく、あくまで良識の範囲内で音を出すのがオススメです。
「カスタマイズ可」の物件をチェック
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行きつけの楽器屋やスタジオが近所にある場所に住む
バンドマンをしていると、何かと必要なアイテムは増えていきます。ギターやベースであれば弦やピック、ドラムであればスティックなど、頻繁に取り替える必要がある消耗品や、コピーバンドであれば楽譜も必要になります。
また、スタジオがあまりに近所にないと、どうしてもバンド活動から遠ざかりがちになり、家での作業ばかりになってしまいます。楽器屋やスタジオは、バンドマンにとって近くにあってほしいもの。
そこで、以下では私がオススメするスタジオや楽器屋さんを一部紹介します。
【オススメのスタジオ:サウンドスタジオNOAH 池袋店】
池袋のNOAHは、合計21部屋を誇る系列店の中で最大級のスタジオです。サブルーム付きの部屋もあるため、簡単なセルフレコーディングもできます。池袋駅から近いためアクセスも便利です。
【オススメの楽器屋:イシバシ楽器 池袋店】
ハイエンドな楽器から安価で購入できる楽器までそろっているので様々なレベルのバンドマンが利用する楽器屋です。池袋には他にも楽器屋はありますが、ここは特に駅から近いので、アクセスしやすいのもオススメポイントです。
こういった施設が近所にある場所に住むことで、テンションを保ちながらバンドマン暮らしを楽しめるでしょう
楽器屋やスタジオが多く、バンドマンにおすすめのエリアは?
バンドマンをしていると、何かと必要なアイテムは増えていきます。ギターやベースであれば弦やピック、ドラムであればスティックなど、頻繁に取り替える必要がある消耗品や、コピーバンドであれば楽譜も必要になります。
また、スタジオがあまりに近所にないと、どうしてもバンド活動から遠ざかりがちになり、家での作業ばかりになってしまいます。楽器屋やスタジオは、バンドマンにとって近くにあってほしいもの。
そこで、以下では私がオススメするスタジオや楽器屋さんをエリアと一緒に一部紹介します。
バンドマンが暮らすのにおすすめのエリア
バンドマンがバンド活動を楽しみながら生活できるエリアとしては、御茶ノ水や池袋がオススメです。
・御茶ノ水エリア
御茶ノ水は1930年以降に多くの楽器屋が誕生し、現在も下倉楽器、イシバシ楽器、谷口楽器、 クロサワ楽器などの老舗をはじめ、多くの楽器屋が立ち並んでいるエリアです。
中古の楽器を扱っているお店も多いため、楽器の買い替えや掘り出し物との出会いも楽しめます。
御茶ノ水で「楽器相談可」の住まいを見てみよう
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・池袋エリア
池袋は以下のスタジオや楽器屋をはじめ、スタジオペンタやミュージックスタジオ・フォルテなど駅から近いスタジオが多く点在しているエリアです。
【オススメのスタジオ:サウンドスタジオNOAH 池袋店】
池袋のNOAHは、合計24部屋を誇る系列店の中で最大級のスタジオです。
サブルーム付きの部屋もあるため、簡単なセルフレコーディングもできます。池袋駅から近いためアクセスも便利です。
【オススメの楽器屋:イシバシ楽器 池袋店】
ハイエンドな楽器から安価で購入できる楽器までそろっているので様々なレベルのバンドマンが利用する楽器屋です。
池袋には他にも楽器屋はありますが、ここは特に駅から近いので、アクセスしやすいのもオススメポイントです。
池袋で「楽器相談可」の住まいを見てみよう
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自宅で思い切り楽器を演奏できる物件を探す
自分の住みたいエリアに防音設備が完備された物件があるのであれば、そういった物件を探すのが一番安心です。
防音設備があれば自宅で思いっきり楽器を鳴らせるだけではなく、音楽を聴く際にも周りを気にせず楽しめます。
希望のエリアに防音設備が整った物件がない場合でも、先述の防音グッズを使うだけでだいぶ環境が変わります。ただし、原状復帰義務の関係から、ある程度カスタマイズが可能な物件を選ぶ必要がある点には注意しましょう。
今回はバンドマンが生活しやすい物件や環境についてご紹介させていただきました。
自宅で気兼ねなく音楽活動を楽しめると、バンドマンにとって日々の音楽生活がより豊かなものになります。
今後、バンドマン活動を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。