重低音や多様な音階が楽しめる和太鼓は、大人の趣味として人気です。また、和太鼓には魅力的な人々と出会うことができ、ストレス発散や礼儀作法も身につくという魅力があります。
私も和太鼓で出会った仲間に感化され、一生懸命努力することを学び、プライベートでも壁を乗り越えることができました。
この記事では、和太鼓経験6年の私が、和太鼓の魅力や始め方についてご紹介します。和太鼓が好きな方や趣味を始めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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和太鼓の基本情報
和太鼓の概要と種類についてそれぞれ解説します。
和太鼓とは?
和太鼓は打楽器の一種で、よく響く余韻のある音を出すところが特徴です。木でできた胴に皮を貼り、それを叩いて振動させて音を出す打楽器で、パフォーマンスやお祭りで使用されます。
和太鼓の種類
太鼓の種類ごとに、音や造りはそれぞれ異なります。他にも種類はありますが、ここでは代表的な3種類の太鼓について解説します。
長胴太鼓
最もベーシックな太鼓で、「和太鼓」と聞いたときにほとんどの方く思い浮かぶのが長胴太鼓(ながどうだいこ)です。胴の部分が長く、円筒系の形をしている長胴太鼓は「ドン」という重めの音質が魅力で、多くの演奏の中心として使われます。
縦置きや横置き、台を用いて斜めに置いて演奏をするなど、打ち方に幅がある点も特徴的です。
締太鼓
締太鼓(しめだいこ)は「タン」という甲高い音が特徴的な太鼓です。長胴太鼓、桶胴太鼓(おけどうだいこ)と比べてかなり小さく、胴の部分も短いです。皮を強く貼っており、バチで叩いたときに強い跳ね返りがあります。
高音域の鋭い音を出すことができるため、曲のベースを担当することが多い太鼓で、正確性や音感がより求められる太鼓です。
桶胴太鼓
桶胴太鼓は、細長い板を継ぎ合わせて作った桶状の太鼓です。胴の部分が長胴太鼓と同様に長めで、「バン」という破裂音のような音が出ます。
長胴太鼓のように置いて演奏することも、帯を取り付けて肩にかけて演奏することもできるのが特徴で、移動しながら演奏できます。演奏中に動ける桶胴太鼓とその奏者は、演奏に動きや盛り上がりを作ることができ、表現幅を広げてくれる存在です。
私の和太鼓体験談
私は、高校生1年生で和太鼓を始めてから、100件以上の演奏会に出演してきました。ここからは、私が和太鼓を始めたきっかけや、練習や演奏を通じて気付いた和太鼓の魅力について紹介します。
私が和太鼓を始めたきっかけ
私が和太鼓を始めたきっかけは、中学時代からの友人に近隣の和太鼓チームに入らないかと誘われたことでした。初めは「自分でもできるのかな?」と不安もありましたが、実際にやってみると楽しく、上達するために一生懸命練習したのを今でも覚えています。
初めのうちは曲を覚えるのに苦労しましたが、次第に打楽器としての魅力に加えて、それ以外の魅力もあるのだと感じるようになりました。
和太鼓を始めて分かった魅力
私が和太鼓を始めてから知った魅力を3つ紹介します。打楽器としての楽しさに加え、内面に好影響を与えられます。
魅力的な人に出会える
和太鼓の魅力の1つは、魅力的な人々に出会えることです。私の経験上、和太鼓の演奏はパフォーマンスの側面を持つため、見た目に対する意識が高い人が多い傾向があります。
和太鼓のチームごとに所属する人の雰囲気も異なっています。同じイベントに出演した別のチームの方と仲良くなり、チーム内のルールや雰囲気の違いを楽しむこともありました。さらに、他チームの演奏を見て思わず見入ってしまうなど、勉強材料にも事欠きません。
和太鼓に打ち込む人の中には、ストイックで内面が優れた人が多かったです。そのため、こうした出会いから刺激を得られたことも、和太鼓の大きな魅力だと感じています。
ストレス発散や運動になる
ストレス発散や運動になるところも和太鼓の魅力です。
全身を使って演奏し、体力も使うため、私は1曲を叩き終える頃にはいつも汗だくになります。腕だけでなく、構えを作るために腰を落とすので、足腰も鍛えられます。さらに太鼓を斜めに置いて、仰向けから上体を起こして演奏する打法もあるため、気付いたら腹筋が鍛えられて割れていることも。
和太鼓の演奏は全身を使った運動なので、練習中は辛く感じることもありますが、練習が終わると心身ともにすっきりしています。前向きに身体を鍛えられて、ストレスの発散に役立つ点も、和太鼓の魅力といえるでしょう。
緊張感のある状況を経験できる
和太鼓を通じて、礼儀や作法を学び、緊張感を持った状況を経験できるところも魅力です。
和太鼓の演奏は正確性が大切です。ミスショットや振りのミスが目立つため、なめらかに譜面通りに打ち込むスムーズさを身につける必要があります。
また、舞台での立ち振る舞いや動き方についてもチーム内で指導されるため、俊敏な動きを身につけられるようみんなで練習します。演奏本番の「バミリ(太鼓の配置場所を舞台上に印をつける)」や太鼓の配置転換の段取りなど、細かい点を気にして緊張することが多いです。
繊細さと思い切りのよさが求められる和太鼓の演奏は、緊張感を持って取り組むことができ、ここぞという場面の度胸を鍛えられます。
和太鼓を始めてみよう
和太鼓は非常に大きな音が出るため、自宅では太鼓を叩く練習ができないことがほとんどです。そのため、上達するには日ごろの練習を工夫する必要があります。ここでは、和太鼓を始める際に必要な道具や衣装、練習方法などをご紹介していきます。
和太鼓を始めるときに必要なもの
和太鼓を始めるためにはバチと練習着や衣装が必要です。それぞれの選び方についてご紹介します。
バチ
和太鼓を叩くための道具「バチ」。バチの中でも初心者に向いているバチは素材に朴(ホウ)が使われているバチです。朴は軽く、ある程度の強度もあり、そこまで強い素材ではないため扱いやすく太鼓にとって優しい点が魅力です。
太鼓にひとしきり慣れてきたら檜(ヒノキ)のバチを使うのもよいでしょう。柔らかい素材でできているため、朴よりもさらに軽く扱いやすいです。ただし、太鼓のフチを打つと折れやすいため、フチ打ちが多い状況では使用を控えましょう。
また、壊れにくい頑丈なバチやしっかりとした音を出したいときには、ブナのバチがおすすめです。フチ打ちをしても折れにくい堅牢さがあります。
さらに、バチの長さや太さは使用する太鼓ごとに変えるのもポイントです。初めは、自分の叩く太鼓に合ったバチからそろえると経済的です。
【太鼓の種類ごとに合うバチ】
・長胴太鼓:太さ30mm前後、長さ420mmから500mm
・締太鼓:太さ24mm前後、長さ330mmから410mm
・桶胴太鼓(※太鼓を背負って演奏をする場合):太さ18mm前後、長さ380mmから410mm
上記を目安として探してみてください。ただし、体格ごとの違いがあるため、最初のバチは現物を見て振ってみて検討するとよいでしょう。
桶胴太鼓や締太鼓用のバチは3,000円前後、長胴太鼓用のバチは4,000~5,000円でそろえられます。バチを選ぶときは白色が強いものを選ぶのがおすすめです。なぜなら、バチに白っぽさがあることで、バチの軌道がよく見えるからです。
練習着や衣装
和太鼓は激しい運動を伴うため、練習には動きやすい服が適しています。特別なものを用意する必要はなく、お手持ちのもので問題ありません。私は、夏場は短パンにTシャツ、冬場はスウェットやジャージを着て練習しています。
夏場は発汗するため、着替えやタオルを、冬場は少し着込んで防寒対策をしましょう。足袋を用意して足の冷えを和らげるのもおすすめです。
さらに、出演する際の衣装はチームで指定されていることがほとんどです。チームで用意していることもありますが、取りまとめて衣装を注文したり、市販品を購入したりと費用が発生する可能性があります。衣装については、チームごとに異なるため、入る前に確認しましょう。
和太鼓を始められる場所は?費用は?
和太鼓を始められる場所として、代表的な3つを解説します。複数の場所を見学して、チームカラーや費用、練習日、練習着や衣装の確認をすると理想的です。
地域のチーム
和太鼓を始める場所として、地域のチームは手軽に探せます。始めたい地域名をふまえてインターネットで検索をするとスムーズです。気になるチームが見つかったら、問合せフォームや電話で、入会の希望や練習の見学を依頼し、入会を検討しましょう。
月会費はチームにより異なりますが、5,000円前後のところが多いです。
レッスンスクール
和太鼓のレッスンスクールには社会人の方が多く、社会人の友達が作りやすいです。都心部にスタジオがあることも多いので、仕事帰りの方も通いやすいです。
こちらも、問合わせフォームや電話をして、見学後に入会を検討しましょう。費用は、月に6,000円から2万円程度が目安です。
学校の部活動
高校生や大学生の場合、学校に和太鼓部やサークルがあるかもしれません。学校生活の流れでそのまま練習に向かうこともできますし、同じチームのメンバーと仲を深めやすいメリットがあります。
こちらもチームにより異なりますが、月会費は数千円程度と比較的安めです。
自宅での練習方法
和太鼓はよく響く音が出る楽器なので、自宅での練習は難しいと思われがちですが、工夫次第で家での練習も可能です。ここでは具体的に、3つの練習方法を紹介します。
(1)スポンジ製のバチを使って電子和太鼓で練習
スポンジ製のバチや電子和太鼓は和太鼓の練習で気になる音の問題をクリアしながら叩けます。こうした練習アイテムがあると実際に太鼓を叩く時間を効率よく使えて上達しやすくなります。
(2)素振り
太鼓を叩ける機会は意外と限られているため、私は、曲中の身体の動きを確認したいときによく行っています。
(3)動画を見て自分のクセをチェックする
動画を見て自分のクセを修整したり、他チームの演奏を見て勉強したり刺激を得ることも大切です。自分のチームの曲にはないフレーズを真似して、表現幅を広げる練習をしていると、新しい発見ができるのでおすすめです。
このような方法で、家でできる練習を積み重ねると、効率的にレベルを上げられます。
和太鼓を始める際の注意点
和太鼓を始める際の注意点として、和太鼓の面を打ったときの衝撃をバチを通じて手で吸収するため、手や指に痛みが生じやすいです。
私の場合は、学生時代にテスト期間などで練習できず、久しぶりに太鼓を叩くときにこうした状態になったことがありました。ただし、こうした和太鼓に触れることができない期間にも定期的にバチを握り、雑誌をぐるぐる巻にして太鼓に似せたものを叩いていると症状が出にくいので、試してみてくださいね。
また、桶胴太鼓を担いで演奏すると、左手の指が痛むこともよくあることです。これらはバチの握り方に問題があるため起きるのですが、慣れていない段階ではよくやってしまいます。正しい握り方をしっかりと習い、指に痛みを負わない桶胴太鼓の叩き方をマスターしましょう。
和太鼓を楽しむにはこんな住まいがおすすめ
和太鼓好きな人にとって、いつでも和太鼓に打ち込める環境は心躍るものです。ここからは、和太鼓好きな人におすすめの物件やエリアを紹介します。
楽器演奏可で振動に強い鉄筋コンクリートの物件
和太鼓の音や振動を防いでくれる、超高性能な防音性がある物件であれば和太鼓の演奏も可能です。楽器演奏可で、振動に強い鉄筋コンクリートの物件は和太鼓の練習に適しています。
ただし、事前に和太鼓の演奏が可能か、具体的に太鼓の種類を契約の際に伝えて、検討することが大切です。そして、太鼓と台を置く床の保護をしておくと、傷対策ができるため安心して太鼓に打ち込めるでしょう。
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エリア別に住まいを見る
和太鼓が盛んなエリアで暮らしてみる
和太鼓が盛んなエリアで暮らすこともおすすめです。 太鼓は全国に普及しており、多くの場所で楽しめますが、盛んなエリアに行けば多くの出会いが期待できます。
石川県
和太鼓が盛んなエリアとして外せないのは石川県です。 石川県の和太鼓文化が盛んな理由は創業400年を超える株式会社浅野太鼓楽器店があります。
県全体の太鼓のイベントもよく開催されており、和太鼓好きにはたまらない環境といえるでしょう。
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新潟県佐渡市
新潟県の佐渡はトップチームの1つである「和太鼓芸能集団 鼓童」の活動拠点で、トップチームの演奏に足を運びやすいのも魅力です。
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東京都、大阪府、福岡県の都市部
東京都や大阪府、福岡県の都市部には和太鼓のレッスンスクールがあり、和太鼓を楽しみやすい環境といえます。
人口も多くチームも多いため、選択肢があり多くの太鼓仲間との交流を楽しめる点もメリットです。都市部のコンサート会場でトップチームの演奏会が開催されることも多く、鑑賞もしやすいです。
興味があるレッスンスクールに受け入れて貰えるか確認し、物件を検討するとスムーズでしょう。
伝統楽器「和太鼓」を始めて、たくさんの人と交流を楽しもう
私にとって、和太鼓を始めて一番よかったと思えたことは、たくさんの人々と出会えたことです。和太鼓を通じて、普段の生活では知り合えないような仲間と出会えたことは、財産だと感じています。
また、全身を使った運動にもなるため、和太鼓は社会人の趣味としてもおすすめです。今回の記事を参考にぜひ、魅力いっぱいの和太鼓を始めてみませんか。