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油絵を始めてみよう!自宅をアトリエにする方法を解説
油絵を始めてみよう!自宅をアトリエにする方法を解説

油絵を始めてみよう!自宅をアトリエにする方法を解説

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美術館やおしゃれなカフェで目にすることが多い「油絵」。写真や水彩画とは違う独特の風合いが魅力的ですよね。

油絵を鑑賞していて、「油絵を描いてみたい」と思ったことはありませんか?そこで今回は、油絵の始め方を詳しくご紹介します。

油絵を描くには「専用のアトリエが必要なのでは?」「自宅では難しいのでは?」と思っている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。私も賃貸マンションの一室をアトリエにして、趣味で油絵を描いている油絵好きです。

「油絵が好き」「絵を描きたい」と考えている方は、ぜひご参考にしていただけると嬉しいです。

油絵とは?自宅で描ける?

まず油絵を自宅で描き始める前に、油絵の特徴を確認しておきましょう。また、油絵にはアトリエが必要だとされていますが、その理由についてもお伝えします。

油絵とは

そもそも油絵とは「油絵の具で描いた絵」のことを指します。油絵の具とは顔料と呼ばれる色を定着させる粉末と、乾性油を混ぜ合わせた絵の具です。

絵は何を塗料にして描くかで、風合いや味・雰囲気が異なるもの。油絵の場合はゴツゴツした重厚な風合いや、重ね塗りによって写真のように精巧な雰囲気をキャンパスに映し出すことができ、絵によって感じる雰囲気はさまざまです。

油絵がもつ独自の風合いと幅広い技法が、人々を魅了しているのだと思います。

油絵と水彩画・アクリル画の違い

絵の具を使った絵画制作の方法には、油絵の他に水彩画やアクリル画絵などさまざまな手法が存在します。それぞれの違いは、何を塗料に描いているかということ。

油絵の場合は乾性油を塗料とし、水彩画は水を塗料に、アクリル画はアクリル樹脂によって描かれるのです。それぞれに乾くスピードや耐水性能、劣化状況や風合いが異なりますが、油絵は最も奥ゆかしさを秘めた技法といわれることが多いです。

油絵にアトリエが必要な理由

油絵にアトリエが必要な理由は、生活する居住スペースと作業場を分ける必要があるからです。油絵は独特の匂いや汚れが付着してしまうので、居住スペースで描くと悪臭を伴ったり衛生面に影響を及ぼしたりします。

アトリエのように生活スペースと作業スペースを分ける必要がありますが、言い換えれば匂いや汚れ対策をしておけば自宅をアトリエ代わりにして、油絵を描いても問題ありません。

私が油絵を描き始めたのは賃貸マンションの自宅

自宅に飾っている油絵
自宅に飾っている油絵

ここからは私が油絵を描き始めたきっかけと経験をふまえつつ、賃貸マンションの自宅をアトリエにして油絵を描く方法について紹介していきます。

私は特別に美術の教養があった訳でもなく、美大に通っていた訳でもありません。ただ美術館で油絵を観るのが好きだった絵画好きの一人です。そんな私でも賃貸マンションの自宅をアトリエにして、休日や仕事終わりに油絵を描くようになりました。

油絵を描き始めたきっかけ

油絵の下書きデッサン
油絵の下書きデッサン

油絵を始めたきっかけは、新型コロナウイルスの流行に伴う自粛生活でした。自宅でできる趣味を探していたある日、公園へ散歩に出かけたのです。その日はとても天気がよく、あまりにも景色が美しかったので「絵を描いてみよう」と思ったのがはじまりです。

思い立ったが吉日と、近くの100円ショップでスケッチブックと鉛筆を購入しにデッサンをしてみました。絵を描くなんて、中学の美術の時間以来。慣れない絵を描く作業に苦戦しながら、時間はあっという間に過ぎていきました。

夕方になり完成した絵を見て、私は達成感と充実感を感じていたことを覚えています。それから何枚かデッサンを楽しむようになり、自分でも絵が描けることに気付いた私は「好きな油絵に挑戦してみよう!」と油絵を描き始めるようになったのです。

油絵のアトリエを自宅に作った理由

デッサンで絵を描くことにハマり、油絵に挑戦しようと思ったものの、「どこで描けばいいんだろう?」と作業場所に困りました。アトリエのレンタルも考えたのですが、調べてみると意外とお金がかかる上、アトリエ施設も自粛体制で開いていなかったのです。

そこで自宅にアトリエを作れないかと、自宅で油絵を楽しむ方法を調べてみました。結果、換気ができる環境でアトリエにする部屋を含め2部屋以上あれば問題なさそうだということが分かり、賃貸マンションでも油絵を描けることを知りました。

油絵の魅力

油絵の魅力はなんといっても絵の風合い、味の深さだと感じています。何色も色を重ねて描く油絵ですが、乾くまでの時間もあり1日で描くことは難しいです。

油絵の具が乾いて上から新しく絵を描けるまでに3〜5日程度、分厚くなった油絵の具は中まで完璧に乾くまでに半年間ほどかかることも。

時間がかかり技法も困難、そして思い通りの絵が描けないことも多いのですが、描いた絵を見てみると素人の油絵でも独特の雰囲気・奥ゆかしさを持っているのがわかります。

油絵の魅力は、油絵が持つ独自の風合いと、難易度の高さが表す達成感・充実感にあると思っています。

自宅をアトリエにして油絵を描いてみよう

ベランダで作品を乾かしているところ
ベランダで作品を乾かしているところ

「油絵は難易度が高そう…」と感じることもあるかと思いますが、何よりも興味があるのであれば、とにかくまず描いてみることをおすすめします。自宅をアトリエにして油絵を描く方法について確認しておきましょう。

油絵を描くために必要な道具

油絵を描くための道具
油絵を描くための道具

まずは油絵を描くために必要な道具をそろえましょう。

・筆
・油絵の具
・パレット
・溶き油
・油壷
・筆洗器、筆洗液
・ペインティングナイフ
・スポンジ
・キャンパス

イーゼルというキャンパスを立て掛けるものがあれば便利ですが、これだけの道具をそろえられれば、自宅で油絵を描くことは十分にできます。

油壷は溶き油を入れる容器であれば、なんでも構いません。私はプリンカップを代用しています。

また筆洗器や筆洗液は、あれば筆を洗うときに便利ですが無くても石鹸で代用可能です。しかし筆の状態を良く保つためにも、最低限の道具を用意しておきましょう。

私はインターネットで油絵に必要な初回セットを購入しましたが、筆やパレットは100円ショップにも売っています。実物を見てから購入したい方は、近くの画材屋を訪ねてみましょう。

自宅で油絵を描く際の注意点

自宅をアトリエにして油絵を描くときには、匂いと汚れに注意しなければいけません。さらに私の場合、自宅で猫を飼っているため、細心の注意を払って油絵を描いています。

注意点をきちんと守るようにすれば、賃貸物件であっても油絵を楽しむことは可能です。自分なりに工夫して油絵を描いてみましょう。

寝室で油絵を描かない

まず自宅をアトリエにするときの鉄則として、寝室では油絵を描かないことです。油絵で使用するテレピンやペインティングオイルといったものは揮発性が強いため、匂いが部屋に充満しやすいのです。寝室に汚れや匂いがついてしまうと、睡眠の妨げになることも。

油絵を描く部屋では換気をしっかりして、匂いを充満させないよう対策してください。私は空気清浄機と窓を開けて換気を徹底しています。

アトリエである自宅を汚さない

油絵を描くときにアトリエが必要だとされているのは、油絵で部屋が汚れてしまうからです。賃貸物件の自宅を汚してしまえば、退去時のクリーニング費用が高くなってしまいます。

アトリエである自宅を汚さないように新聞紙を敷いたり、汚れてもいい服装を着たりして油絵を描きましょう。万が一、油絵の具が自宅内に付着した場合は、すぐに掃除してください。早めに油絵の具を拭き取って、アルコールや熱湯で拭き上げれば跡に残りません。

また乾かしている最中にも、油絵の具が他の場所についてしまう可能性があります。早く乾かすために日当たりのいいベランダや、物が触れない場所を確保しておきましょう。

油絵を描くアトリエにおすすめの住まい

油絵を描くために必要な住まいの条件を紹介します。アトリエにできる自宅には、いくつか条件があります。自宅をアトリエにして油絵を描きたい場合は、住まい条件を確認して物件を探してみましょう。

部屋は2部屋以上必要

上述したとおり、油絵を自宅で描くには、2部屋以上必要です。アトリエだけの専属部屋を用意せずとも、リビングや客間など寝室以外の部屋を換気して使用しましょう。

部屋数が1部屋しかないワンルームや1Kだと、自宅で油絵を描くことは困難です。自宅をアトリエにしたい場合は、最低でも1DK以上の間取りで物件を探しましょう。

日当たり・採光は大切

油絵の魅力は光が当たることで発揮されます。印象派の絵画は光によって風合いが変わる「光をモチーフ」にした作品が多いものです。油絵をより綺麗に美しく楽しむためには、日当たりがいい部屋に飾るのがおすすめ。

また油絵は乾きにくい特徴があるので、日当たりの悪い場所では乾くまでに時間がかかってしまいます。日当たりのいい場所が自宅内にあれば、油絵を乾かすときにも役立つでしょう。

自宅をアトリエにする場合は、日当たり・採光を意識して物件を選んでみてくださいね。

特にベランダが広く採光が入りやすい部屋がおすすめ

また、ベランダに簡易テーブルを置くスペースがあれば、ベランダでキャンパスや筆を乾かせるので便利です。自宅をアトリエにする場合は、広めのベランダが付いていて採光が入る部屋をおすすめします。

自宅からの景色がよい部屋なら風景画が楽しい

油絵を自宅で描き始めるときに、まず何から描こうか悩んでしまいます。初心者は静物画から始めるのが鉄則ですが、そのうち風景画にチャレンジしたくなる方も多いでしょう。

油絵を自宅で描くときには、モチーフとなる景色を自宅から観察できる部屋がおすすめです。自宅からの景色がいいロケーションの部屋であれば、より油絵を楽しむことができます。

自宅を選ぶときの基準として、窓からの見晴らしも考慮しておきましょう。

自宅をアトリエにして油絵を描いてみよう!

今回は、自宅をアトリエにして油絵を描く方法を紹介しました。難易度が高いと思われる油絵ですが、描き始めてみると初心者ながらの味や自分の上達を楽しむことができ、時間もすぐに過ぎ去っていきます。

アートに正解はないので、油絵は誰でも気軽に楽しめる趣味といえます。油絵を描き始めてみると思っていた以上に難しいと感じましたが、一方で誰でも楽しむことができるポピュラーな趣味であることも分かりました。

年齢や性別に関係なく、自分の好きな絵を描ける油絵は、自宅で楽しめるおすすめの趣味です。絵に興味がある方は、ぜひ自宅で油絵を描いてみましょう。

山藤 寛製菓衛生師免許取得・元パティシエ・フリーライター・小説・油絵・映画好き

油絵・小説・映画好きのフリーライターです。パティシエから人材会社営業職に転職してから、世界を周りたくフリーランスになりました。不動産関連の記事を多く執筆しており、自宅で楽しめる趣味が大好きなインドア派です。

好奇心旺盛な性格から、自分が知らない世界・したことがないことは全部したいと思うので、旅行やダイビング・レジャー系なども幅広く楽しむ20代後半独身男性。

猫好きで一人暮らしで猫を飼っている経験や、夜職で働いた経験を生かして読者の皆様に楽しんでいただける情報を執筆しております。得意ジャンルは不動産・人材・転職・ペット・恋愛・出会い関連の記事が多く、他ジャンルでの執筆も可能です。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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