私は、ハンドメイドの時間が大好きです。机の上に道具や材料を広げて、のんびりと自分だけの趣味の時間を過ごすのはとても贅沢に感じます。作品が完成したときの達成感は気持ちがよく、仕上がった作品を身近な人やSNSなどにシェアするのも楽しいもの。
そんな私は最近、「クイリング」に出会いました。クイリングは、テープのように細長い紙をくるくると丸めて作る手芸です。
クイリングは初心者でも楽しめる趣味です。今回はクイリングを始めてみたいと思う方に向けて、クイリングの道具や材料、作り方や注意点などをご紹介します。
- クイリングとは
- クイリングの発祥
- 初心者でも楽しめるクイリングの魅力
- クイリングを始めたきっかけ
- クイリングの魅力
- 初めてのクイリング、必要なアイテムとは
- クイリングに必要なアイテム(1) スロットツール
- クイリングに必要なアイテム(2)クイリングペーパー
- クイリングに必要なアイテム(3)接着剤
- クイリングに必要なアイテム(4)ピンセット
- クイリングに必要なアイテム(5)丸定規
- クイリングに必要な道具や材料(6)台紙
- クイリングに必要なアイテム(7)クラフト用のはさみ
- クイリングの作り方
- クイリングの手順(1)ルーズサークル
- クイリングの手順(2)ルーズスクロール
- クイリングの手順(3)タイトサークル
- できあがり「クイリング事例」
- クイリングの注意点
- ハンドメイドの趣味を楽しみやすい住まい
- ひろびろとした作業スペースがある住まい
- 趣味の道具や材料を収納するための空間がある住まい
- 趣味でクイリングを楽しもう!
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クイリングとは
クイリングとは、細長いテープ状の紙を棒状のツールでくるくると巻いてパーツを作り、パーツ同士を組み合わせて作品を作り上げていく、手工芸の1つです。さまざまな紙の巻き方があるので、組み合わせ次第でいろんなアレンジができます。
クイリングの発祥
クイリングは、14世紀から16世紀のルネサンス期に生まれたといわれています。フランスやイタリアの修道女が、聖書の製本であまった切れ端の紙を、鳥の羽の中央にある太い軸で巻いて宗教用具の装飾品を作ったのが始まりといわれています。使用される鳥の羽軸のことをquill(クイル)というため、クイリングと呼ばれるようになりました。
18世紀になるとヨーロッパの貴族の間で流行し、世界中に広まりました。作品の美しさと手軽さからクイリングを始める方が増えています。
初心者でも楽しめるクイリングの魅力
クイリングを始めたきっかけ
私がクイリングを始めたのは、新たな趣味として「自分が知らないハンドメイドをしてみたい」と思ったことがきっかけでした。
ネットやSNSを巡る中で、クイリングという聞き慣れない言葉に出会ったのです。クイリングを調べ、作品集を見てみると、とても繊細で綺麗なものがたくさんあり、見ているだけで楽しくなったのを覚えています。
初心者が始めるのは難しいかな、とも思えたのですが、道具や材料を調べていると意外とシンプル。難しそうな印象が薄れたため、実際に自分でもはじめてみることに。
細かい作業が好きな方であれば、誰でも挑戦しやすいハンドメイドの1つなのではないかと感じています。
クイリングの魅力
クイリングは、作品が完成したあとのみに限らず、作っている最中にもさまざまな達成感を得られるのが魅力です。ざっくりと作業工程を説明すると、以下のような作業にわかれます。
・テープ状の細長い紙を棒状のツールで丸めていく
・パーツの大きさを整える
・接着剤で紙のはじをとめる
・パーツの形を整える
・作品としてパーツを並べていく
クイリングは、最初から最後まで集中力が必要ですが、作品がひとつ完成するころにはほどよい疲れと達成感でいっぱいに。1つ1つ丁寧に作業していると、時間はあっという間に過ぎていきますよ。
また、クイリングは材料や道具に関してはじめにそろえるものが少ないというのも魅力の一つ。テープ状の細長い紙はおうちにある紙が利用でき、棒状のツールはつまようじで代用することが可能です。初期費用が少ないという点も、気軽にはじめられるきっかけになるのでいいですよね。
初めてのクイリング、必要なアイテムとは
クイリングに必要なアイテム(1) スロットツール
スロットツールは先端に溝がある道具で、テープ状の細長い紙をはしに引っかけ、くるくると巻く際に使用します。スロットツールはクイリングの基本となる道具です。
スロットツールは、身近にあるものとしてつまようじで代用することができます。つまようじの場合は、持ち手の部分に巻きたい紙の幅の溝を作って使用しましょう。
道具を購入する前に試してみるのもおすすめ。長い持ち手のツールが使ってみたい場合には、竹串を使っても問題ありません。
クイリングに必要なアイテム(2)クイリングペーパー
クイリングペーパーは、クイリング用に細く裁断されたテープ状の細長い紙です。一般的には3mm幅のものが多く使用されます。ペーパーの幅によって完成品の見え方は変わりますよ。
販売されているものとしては1〜10mm幅のものがありますが、初心者の方には3mm幅のものが使いやすいでしょう。クイリングに慣れてきたら、作りたいもののイメージに合わせて幅が違うペーパーを組み合わせて作ってみても楽しいですよ。
また、クイリングペーパーを購入するときにサイズに悩んだら、まずは身近にある適当な紙を気になる幅にカットして巻いてみるとイメージしやすいです。
クイリングに必要なアイテム(3)接着剤
クイリングペーパーを巻いたあと、紙のはしをとめる際に接着剤を使用します。木工用ボンドが使いやすく、速乾のものが理想です。
器などに接着剤を少量出し、つまようじですくったあと、クイリングペーパーのはしに塗ってとめていきます。
幅の細い紙に接着剤を塗るのは細かい作業になりますが、先端に細い金属口がついたのりボトルに詰め替えると作業がしやすくなりますよ。
クイリングに必要なアイテム(4)ピンセット
クイリングの細かな作業をする際にあると便利なのが、ピンセットです。使わずとも作業はできるのですが、クイリングペーパーに接着剤をつけるときや台紙にパーツを移動するときなど、ピンセットがあるとスムーズに作業が進むという場面が多々ありました。
クイリングに必要なアイテム(5)丸定規
丸定規は、巻いたクイリングペーパーのパーツのサイズ確認に使用します。パーツの形を均一に作るのにとても便利で、サイズがそろっていると統一感のある作品になります。
100円ショップでも購入することができるので、初心者の方は特におすすめのアイテムです。
クイリングに必要な道具や材料(6)台紙
クイリングペーパーをまるめて作ったパーツを、接着剤で台紙に貼り付けていきます。そのため、接着剤の水分に耐えうる厚みと丈夫さがあると安心です。
少し厚手の画用紙のような素材や、コースターに使用されているコルクなどを使用すると作りやすいですよ。
クイリングに必要なアイテム(7)クラフト用のはさみ
クイリングを作る際に便利な、クラフト用の先端が細くなっているはさみです。普段使用しているはさみでも問題ありませんが、細かい作業になるため、一つ持っておくことをおすすめします。
クイリングの作り方
クイリングの手順(1)ルーズサークル
1. スロットツールにクイリングペーパーをはさんで巻いていく。
2. 巻き終わったら親指と人差し指で紙のはしをおさえながらスロットから抜いていく。
3. 丸定規などでサイズを決めたら接着剤ではしをとめて完成。
ルーズサークルを作ることができれば、さまざまなアレンジをすることができます。丸の1ヶ所をつまんでティアドロップ(雫型)にしてみたり、2ヶ所つまんで葉っぱのような形にしてみたりすることができます。
クイリングの手順(2)ルーズスクロール
1.スロットツールにクイリングペーパーをはさんで巻いていく。
2.巻き終わったら親指と人差し指で紙のはしをおさえながらスロットから抜いていく。
3.巻き終わりをゆるめたいところまで引っ張り、形を調整したら完成。
クイリングペーパーの真ん中を折り、両サイドを内側に巻いていくとオープンハートを作ることができます。
クイリングの手順(3)タイトサークル
1.スロットツールにクイリングペーパーをはさんで巻いていく。
2.巻き終わったら親指と人差し指で紙のはしをおさえながらスロットから抜いていく。
3.巻き終わりを接着剤でとめて完成。
できあがり「クイリング事例」
クイリングの作り方でご紹介したルーズサークルとタイトサークルを組み合わせて、作品を作ってみました。37個のルーズサークルと5個のタイトサークルを使用しています。
クイリングペーパーの色味でシックなお花とポップなお花を楽しむことができたので、さらにパーツを作ればさまざまな表現ができそうですよね。
クイリングの注意点
クイリングの注意点(1)水濡れに注意
クイリングペーパーは薄い紙なので、水に濡れてしまうとすぐによれてしまいます。接着剤で木工用ボンドをおすすめしているのは、液体のりだと水分が多いためすぐにくしゃくしゃになってしまうためです。
作業する前に机が濡れていないか確認してからクイリングを始めましょう。
クイリングの注意点(2)おうちにペットや小さいお子様がいる場合は注意
クイリングペーパーは小さく繊細なパーツが多かったり、先端がとがった道具や接着剤を使用したりとペットや小さいお子様には危険なものが数多くあります。
趣味として始めやすいのですが、机に置きっぱなしにするには危ないものが多いのですぐに収納できる環境を整えましょう。もしくは、誰かにペットや小さいお子様を見ていてもらえる状況がつくれるのがベストです。
安心できる空間で楽しい趣味の時間が過ごせるといいですね。
ハンドメイドの趣味を楽しみやすい住まい
ひろびろとした作業スペースがある住まい
クイリングのようなハンドメイドを楽しむときに必要となるのが、道具や材料を広げて作品を作れる空間です。ワークスペースがあればすぐにハンドメイドをすることができ、集中して作業することができます。リラックスしながら過ごせる場所があれば、休日や趣味の時間が充実しますね。
クイリングの作り方の書籍がいくつも売られているので、本を並べながら作業するスペースとして書斎がある住まいも魅力的です。作業と収納が快適にできれば、ストレスなく過ごすことができます。
趣味の道具や材料を収納するための空間がある住まい
ハンドメイドを楽しんでいると困るのが、道具や材料の収納場所です。クイリングに必要な道具はそれほど大きいものはありませんが、必要なものや欲しいものを集めていくと段々とかさばっていくものです。クローゼットや押し入れがある住まいであれば、収納に困ることがありません。
他にも、キャビネットやウォークインクローゼットといった広めの収納があれば、さまざまなものがしまえて便利です。収納していくとどこに何があるのか忘れてしまったりするので、クリアケースに収納したり、シールなどでラベリングできるといいですね。
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趣味でクイリングを楽しもう!
クイリングの道具集めから作品作りまで、どの工程も楽しい趣味です。クイリングペーパーをしっかりと巻いていくと形がきれいに作ることができ、コツをつかんで慣れてくるとどんどん作るスピードも早くなってさらに楽しくなっていきます。何より、作品ができたときは何ものにも代えがたい達成感がありますよ。
今回、雫型で花びらを作ってみましたが、いろんな形を組み合わせれば、桜やひまわりなどの季節のお花や動物といったバリエーションが増えそうです。
できあがった作品は額にかざってみたり、ヘアアクセサリーなどにしてみたりして、写真に収めるのもすてきですよね。さまざまなアレンジができるので、長く楽しめる趣味としてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。