作るのも食べるのもわくわくする手巻き寿司は、子どもと一緒に具材を切ったり巻いたりと、手軽に親子で楽しめるお料理のひとつです。彩りもよく、みんなでわいわいテーブルを囲んで楽しめるので、ひな祭りや子どもの日などのパーティーにもぴったり。
わが家では手巻き寿司は、ホームパーティーの人気メニューです。今回は、手巻き寿司パーティーを気軽に楽しめる簡単アレンジアイデアや変わり種具材などを紹介します。
休日やおうち時間に、親子で一緒にいろいろな手巻き寿司を楽しんでみてはいかがでしょうか?
- 手巻き寿司の魅力
- 手巻き寿司は自由自在、いろいろな具材で栄養バランスを考えられる
- 手巻き寿司は彩りがよくパーティーにもぴったり
- 子どもと一緒に作って楽しめる
- 子どもと一緒に楽しみやすい手巻き寿司レシピ
- 大家族のわが家での手巻き寿司の楽しみ方
- ボウルで作る簡単酢飯のレシピ
- 残りもののごはんでも酢飯は作れる?
- おすすめ具材・レシピ⑴コーンマヨ
- おすすめ具材・レシピ⑵甘辛焼き肉でキンパ風
- おすすめ具材・レシピ⑶炙りサーモン
- おすすめ具材・レシピ⑷レンジで簡単ヘルシーサラダチキン
- おすすめ具材・レシピ⑸大人も子どもも楽しい! 変わり種具材
- 子どもと一緒に料理ができるキッチン
- カウンターキッチン
- 収納が多いキッチン
- 子どもと手巻き寿司を楽しもう
手巻き寿司の魅力
手巻き寿司の一番の魅力は、何といってもわいわいとみんなでテーブルを囲み、楽しみながいろいろなものを食べることができることではないでしょうか?
「次は何を挟む?」 「どの組み合わせがおいしいかな?」 などと楽しく会話を弾ませながら、大人も子どももわくわくした気持ちになれますよね。
手巻き寿司は自由自在、いろいろな具材で栄養バランスを考えられる
手巻き寿司には特にルールはなく、何でも好きなものを挟んで楽しむことができます。日本人はお寿司が大好きな方が多く、手巻き寿司であれば普段小食なお子さまでも、楽しみながらたくさん食べてくれるでしょう。栄養バランスはとてもよく、野菜・ご飯・魚・お肉などを一緒に食べられます。
手巻き寿司といえば、大きめの焼き海苔で巻くのが定番です。小さなお子さまやご高齢の方で、海苔をかみ切ったり飲み込んだりすることが難しい場合は、薄焼き卵でクレープのように巻いたり、レタスやサラダ菜で巻いて野菜巻きにすると食べやすいです。
手巻き寿司は彩りがよくパーティーにもぴったり
手巻き寿司はパーティーにもぴったり。見た目も楽しく彩りがよくなるように赤・黄・緑を意識して、いろいろな具材を用意しましょう。お刺し身だけではなく、お肉や缶詰食材、いろいろな野菜を取り入れて並べ方にも一工夫を。
顔の形やお花の形など、子どもたちにアイデアを出してもらって、好きにかわいく並べてもらうのも楽しくてよいですね。
子どもと一緒に作って楽しめる
手巻き寿司の具材の種類をたくさん用意するのは少し大変かもしれません。しかし、「何が食べたい?」 「何が好き?」 と子どもと一緒に相談しながらスーパーでお買い物するのは、楽しい時間です。材料は切る・混ぜることが中心なので難しい工程はなく、子どもと一緒に準備ができます。
卵焼きの卵を割って混ぜてもらったり、酢飯をあおいでもらったりと、火や包丁を使うことがまだ危ない小さなお子さまにもできるお手伝いがたくさんあります。家族みんなで準備から楽しみながら、協力して作れるメニューです。
子どもと一緒に楽しみやすい手巻き寿司レシピ
手巻き寿司の定番の具材といえば、お刺し身などの海鮮や野菜ですが、それ以外にもおいしくて子どもが喜ぶ具材はたくさんあります。
用意する具材が多くなると準備は大変になりますが、中には意外と安くて簡単に用意できる具材もあります。ボウルで手軽に作れる酢飯のレシピや、わが家で人気のおすすめ具材、少し変わった手巻き寿司レシピをご紹介しましょう。
大家族のわが家での手巻き寿司の楽しみ方
手巻き寿司の具材は、マグロ・ネギトロ・サーモン・鯛・イカ・エビなどの海鮮だけではありません。わが家では、スパム・ツナ・から揚げ・焼き肉・照り焼きチキン・サラダチキン・ソーセージ・ミートボールのお肉類を、野菜と一緒に巻いたり韓国海苔を使ってキンパ風にして食べたりすることでバリエーションを増やしています。
大家族で楽しむ場合や、海鮮をたくさん用意するとなると食材の費用が高くなってしまいます。しかしお弁当と兼用で作ることのできるおかずや、レトルト食品・冷蔵庫の残りもの、缶詰などを利用すれば、簡単にバリエーションを増やせて経済的です。
例えば、から揚げや焼き肉、照り焼きチキン、卵焼きなどをお弁当用に兼用で作っておくことで、次の日のお弁当のおかずを作る手間が省けます。
子どもたちの大好きなミートボール・ソーセージなどのチルド食品や、スパム・コーン・ツナなどの缶詰を常備しているご家庭も多いのではないでしょうか? 育ち盛りの子どもたちの好物であるこれらの具材は、ボリュームがあり満腹感も得られるので、手巻き寿司のときにも大活躍します。
ボウルで作る簡単酢飯のレシピ
酢飯作りといえば、ごはんを硬めに炊いて、寿司桶を用意して作るイメージはありませんか?
ここでは、ボウルで簡単にさっと作れる酢飯の作り方を紹介していきます。お子さまにうちわであおいでもらって、一緒に作るのも楽しいですよ。
<材料(4~5人前)>
・米 3合
・米酢 大さじ4
・砂糖 大さじ3
・塩 小さじ2
※寿司酢のように味付け済みで混ぜるだけのお酢の場合は、90ml。
<作り方>
(1)米 3合を硬めに炊きます。
(2)米酢 大さじ4、砂糖 大さじ3、塩 小さじ2を耐熱容器に入れよく混ぜ合わせます。溶けるまで1分ほどレンジで加熱し、さらによく混ぜて完全に溶かしましょう。
(3)ごはんが炊き上がったら、炊飯器のごはんをボウルに移します。
(4)すぐに(2)の寿司酢を均等になるように回しかけ、手早くしゃもじで切るように混ぜます。
(5)さらに粗熱を取るためにうちわであおぎながら、切るように混ぜます。
(6)乾燥しないように、濡れ布巾などを掛けておきましょう。
残りもののごはんでも酢飯は作れる?
突然酢飯が食べたいと子どもたちに言われたとき、わが家では残りごはんを使ってボウルで簡単に酢飯を作ることもあります。残りごはんで作る場合、注意することはごはんの硬さと温度です。
寿司酢を混ぜるのであまり柔らかすぎるごはんだとベチャベチャになってしまうので向いておらず、失敗してしまいます。なるべく硬めに炊いてあるごはんを使いましょう。
寿司酢はアツアツの状態のごはんによく染み込みます。冷めたごはんにはうまくなじみません。低めの温度で保温されたごはんや、冷めているごはんの場合は、レンジでしっかりと温めて、少し湯気で水分を飛ばしてからから使うようにしましょう。
レトルトのごはんを使う場合も同じです。ベストなのは、しっかりとアツアツの状態の炊きたてごはんですが、レンジを使えば残りごはんでもササっと作ることができます。
おすすめ具材・レシピ⑴コーンマヨ
わが家の子どもたちに一番人気のコーン。缶詰とマヨネーズさえあれば作ることができるので、簡単でおすすめ。小さく角切りにしたきゅうりを加えて食感を足してもおいしいですし、ツナ缶を足せばさらに濃厚な味わいに。次の日のお弁当のおかずにもぴったりです。
コーンマヨの作り方
<材料>(3~4人前)
・缶詰のコーン 2缶
・マヨネーズ 大さじ3
<手順>
(1)コーンとマヨネーズを混ぜて完成
おすすめ具材・レシピ⑵甘辛焼き肉でキンパ風
スーパーの味付け焼き肉や、プルコギビーフを焼いたものを使います。牛肉だけでなく豚肉もおすすめ。甘辛く味付けした焼き肉をたっぷりのレタスで巻き、刻みたくあんやもやしナムル、きゅうりなどと一緒に韓国海苔で巻けば、一味違った手巻き寿司に早変わり。韓国海苔がない場合は、普通の手巻き寿司用の焼き海苔でもおいしいです。
<材料(2~3人前)>
○焼き肉用
・牛肉細切れ 200g
・焼き肉のたれ 大さじ2
○ナムル
もやし200g
塩、砂糖、ごま油、白ごま、ニンニクチューブ 各適量
○手巻き用の材料
きゅうり 2~3本
韓国海苔 4~5枚
刻みたくあん 3切れ程度
<焼き肉の作り方>
(1)ごま油で牛肉を焼きます。
(2)焼き上がる頃に焼き肉のたれで味付けし、汁気がなくなるまで煮詰めましょう。
<ナムルの作り方>
(1)もやしはさっと洗って耐熱ボウルに入れ、レンジでしんなりするまで加熱したら冷ましましょう。
(2)ぎゅっと硬く水気をしぼり、塩・砂糖・ごま油・白ごま・ニンニクチューブを加えてよく和えます。
お好みで人参やホウレン草などももやしと同様にレンジでチンしてからしぼって味付けすれば、さらに彩りがよくなります。
おすすめ具材・レシピ⑶炙りサーモン
サーモンも、手巻き寿司の具材にぴったり。定番のサーモンアボカド巻きもなどもおいしいですが、わが家ではひと手間加えて、回転寿司に行ったら必ず食べる、炙りサーモンを作ります。
バーベキューの着火用やクレームブリュレを焼くときのガスバーナーをお持ちの方に、ぜひとも試してみてほしい一品です。
<材料>(3~4人前)
・サーモン200g
<作り方>
(1)サーモンの冊を2cm角に切りましょう。
(2)バーナーで切ったサーモンの表面をあぶって完成です。
炙りサーモンと相性抜群のおすすめ具材は、カイワレ大根・スライスオニオン・マヨネーズです。脂ののったサーモンが香ばしく、わが家では大人にも子どもにも人気の具材です。火を使うので耐熱のバットなどの上で気をつけてあぶってください。
おすすめ具材・レシピ⑷レンジで簡単ヘルシーサラダチキン
カロリーの高いツナの代わりにヘルシーなサラダチキンを巻いてみてはいかがでしょうか?
レタス・マヨネーズ・カニカマ・卵などと一緒に巻き、ヘルシーなサラダ巻きを楽しみましょう。サラダやダイエットにも人気でコンビニでも手軽に買えるサラダチキンですが、レンジで加熱するだけおうちで簡単に作ることもできます。手巻き寿司の具材として活躍するだけでなく、サラダや冷麺の具材などにも便利です。
<材料(2~3人前)>
・鶏むね肉 200g
・料理酒 大さじ1
・塩 小さじ1/4
・砂糖 小さじ1
<作り方>
(1)鶏むね肉の皮と余分な脂肪を取り除きます。
(2)ポリ袋に鶏むね肉と料理酒 大さじ1、塩 小さじ1/4、砂糖 小さじ1を入れてよく揉みます。
(3)耐熱皿に移し、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで6分ほど中に火が通るまで加熱。
(4)冷めるまでそのままにして、予熱で中まで火を通します。冷めたらお好みの大きさに切って完成です。
おすすめ具材・レシピ⑸大人も子どもも楽しい! 変わり種具材
から揚げ・海老天・エビチリ・焼き鳥など、スーパーの総菜コーナーで調達します。そのままおつまみにもなるので、大人の手巻き寿司パーティーでも活躍します。
アボカドクリームチーズサーモンや納豆チーズ、キムチから揚げなど、お好みでいろいろな組み合わせも楽しめます。ちなみにわが家では生ハムアボカドや卵スパムきゅうりが大人気です。
子どもと一緒に料理ができるキッチン
手巻き寿司パーティーのように、休日に気軽に子どもと一緒に並んでお料理が楽しめるキッチンに憧れを持つ人は多いでしょう。家族で一緒に料理をすることにより、コミュニケーションのきっかけになったり、子どもの将来に役立ったりします。しかし狭くて動きづらいキッチンだと、お料理がはかどりません。
ここからは、子どもと一緒にお料理が楽しめるキッチンについご紹介します。
カウンターキッチン
わが家では子どもと一緒にパンを焼いたり、お菓子を作ったりして楽しめるように、アイランド型のキッチンカウンターを採用しました。
アイランド型は予算的にも間取り的にも難しいという場合には、大きな作業台の代わりとなるダイニングテーブルがあると便利です。わが家でもシンク付きのアイランドキッチンは予算的に無理だったので、大きなアイランド作業台をDIYで作り、設置しています。
キッチンにたくさんの人が並ぶと、お料理を主体で行う方も、お手伝いする側も、思うように動けずにストレスを感じてしまうかもしれません。大きな作業台があれば、作業をする場所も分散できますし、道具をキッチンの引き出しから出したいときなども、邪魔にならずスムーズに作業を進められます。
収納が多いキッチン
調味料や材料、道具がどこにあるのか、家族みんなに分かりやすくしておくことも、成功のポイントです。分かりやすいラベリングをしたり、包丁などの危ないもの以外は子どもが取りやすい場所に収納したりすると、「ママ、あれはどこ?」 といちいち聞かれる手間を省けます。
ガラス製の計量カップなどの割れやすく危ない道具を避け、子ども用の包丁やまな板、エプロンを用意してあげると、きっと喜んでもらえます。
子どもと手巻き寿司を楽しもう
ひな祭りや子どもの日などのイベントやお誕生日パーティーなどにもぴったりの、楽しい手巻き寿司。いろいろな具材をみんなで用意すると、会話も弾み、素敵なおうち時間を過ごせるでしょう。
今回、わが家の定番から変わり種具材まで、いくつか紹介しました。このほかにもアイデア次第でいろいろな具材があると思いますので、あなたのおうちのオリジナル手巻き寿司を楽しんでみてくださいね。