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「相鉄・東急新横浜線」開通でさらに便利に!横浜市「神奈川区」の住みやすさを10年以上暮らす私が解説します
「相鉄・東急新横浜線」開通でさらに便利に!横浜市「神奈川区」の住みやすさを10年以上暮らす私が解説します

「相鉄・東急新横浜線」開通でさらに便利に!横浜市「神奈川区」の住みやすさを10年以上暮らす私が解説します

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「神奈川県」と同じ名称が用いられている横浜市「神奈川区」。それだけでどんなところなのか興味がわく方もいるのではないでしょうか。

私は新婚共働き時代から、未就学児を子育て中の現在まで、横浜市神奈川区に10年以上住んでいます。神奈川区には5社鉄道路線があり、電車通勤にとても便利なエリアです。活気ある商店街が多いのも魅力な一方、住環境は意外と落ち着いていることも魅力に感じています。江戸時代以前からの歴史がある地域でもあります。

この記事では私の居住経験を交えながら、横浜市神奈川区の住みやすさについて紹介します。神奈川区の住みやすさや子育て環境が気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

横浜市神奈川区の基本情報

神奈川区の人口は2023年2月1日時点において約25万人で、横浜市で5番目に人口が多い区です。高齢化率は22.0%で、横浜市全体の24.8%よりも少なく、若い世代が多い区だといえます。

横浜市神奈川区はどこにある?位置関係と3つのエリア

神奈川区は横浜市内の中央北寄りに位置する
神奈川区は横浜市内の中央北寄りに位置する

神奈川区は、横浜・川崎・新横浜に囲まれたエリアにあります。横浜駅のある西区は南隣にあり、海沿いに沿って更に北東へ進むと、鶴見区・川崎市が並んでいます。

北隣は新横浜駅のある港北区です。JR横浜線、東急東横線、横浜市営地下鉄ブルーライン、2023年3月に開業した相鉄新横浜線で神奈川区とつながっています。 西側に隣り合うのは、保土ケ谷区と緑区です。保土ケ谷区方面へは相鉄新横浜線が延びています。 緑区方面へは、新横浜駅経由でJR横浜線がつながっているほか、横浜市営バスなどでも行き来が可能です。

神奈川区のエリア(1) 区の中心地”臨海部周辺”

みなとみらい橋から見えるポートサイド地区
みなとみらい橋から見えるポートサイド地区

神奈川区内は、大きく3つのエリアに分けられます。

まず、神奈川区の南東に位置し、横浜港に接する臨海部周辺です。JR京浜東北線と京急本線が東西に貫く細長い地域で、みなとみらいや横浜に近いエリアではタワーマンションなどが立ち、近年都市開発がされたエリアがあったり、鶴見に近いエリアでは、企業の物流や国際的な研究開発の拠点が並んでいます。
主要駅の東神奈川駅の周辺には、神奈川区役所、横浜市立神奈川図書館、総合病院やショッピングセンターもそろっているのが特徴で、とても利便性が高いエリアです。神奈川区地域子育て支援拠点”かなーちえ”や横浜市神奈川区民文化センター”かなっくホール”も駅周辺にあり、子育て世帯にとっても住みやすいエリアではないでしょうか。

JR東神奈川駅からの周辺ターミナル駅へのアクセスとしては、京浜東北線快速で横浜駅へ約3分、東京駅へ約37分です。横浜線各駅停車で新横浜駅へは約9分で到着します。また、京急東神奈川駅からは、エアポート急行で羽田空港まで約30分です。

神奈川区のエリア(2) 古くからの住宅地が多い”内陸部”

神奈川区の中央から東側にかけて広がっている内陸部は古くからの住宅地が多く、昔から住んでいる方が多い印象です。駅から近いエリアにも落ち着いた住宅街が広がっています。 商店街が豊富なのもこの地域の特徴で、横浜でよく知られている六角橋商店街や、おおぐち通商店街もあり、昔から続く商店で店主との会話を楽しんだり、こだわりの一品を購入できたりします。

内陸部を通る鉄道は3路線です。西側に横浜市営地下鉄ブルーライン、中央に東急東横線、東側にJR横浜線がそれぞれ南北に走っています。

神奈川区のエリア(3) みどり豊かな”丘陵部”

神奈川区の西側に広がる丘陵部は、農地や緑地が多く高いビルが少ないため、のどかな地域です。農業専用地区では横浜ブランドの野菜が多く生産されており、とくに”横浜キャベツ”がたくさん収穫されます。

2019年に相模鉄道の羽沢横浜国大駅が開業するまで、旅客線の駅はなかったこともあり、かつての最寄り駅である市営地下鉄ブルーライン片倉町駅から多くのバスが出ています。環状2号線が東西に、第三京浜道路が南北に走り、羽沢ICから車で出かけるのも便利な地域です。

2019年に羽沢横浜国大駅が開業し、新宿まで約36分でつながるなど利便性が飛躍的に向上しましたが、2023年3月には、さらに新横浜方面へ相鉄新横浜線が開業したことで、東急東横線・目黒線へ直通し、渋谷や目黒への所要時間が30分以内になるなど、ますます便利になっているエリアです。

横浜市神奈川区の歴史

神奈川区には興味深い歴史と伝説もあるので、簡単に紹介します。

神奈川区の歴史「東海道五十三次”神奈川宿”」

神奈川区と神奈川県の名前の由来は、東海道五十三次のひとつである”神奈川宿”です。徳川家康が”東海道宿駅伝馬の制度”をしいた1601年に設置されました。江戸時代以前から続く神奈川区は、近代都市横浜の母体ともいえます。

神奈川地区センターの前に復原された神奈川宿高札場跡
神奈川地区センターの前に復原された神奈川宿高札場跡

関東大震災と第二次世界大戦により、神奈川宿にまつわる歴史的遺産は、残念ながら多くが失われてしまいました。それでも歴史や伝説の残る社寺や史跡が今も各所に点在し、横浜市と神奈川区のルーツを訪ねられます。これらの寺社や史跡を巡る散歩道”神奈川宿歴史の道”もおすすめです。

神奈川区の伝説「浦島太郎」

神奈川区のマスコットキャラクターは、亀の”かめ太郎”です。図書館や区役所といった公共施設にはぬいぐるみが置いてあり、息子が覚えて指さすのですが、このキャラクターは”浦島太郎伝説”にちなんだものとなっています。

神奈川区の臨海部にある浦島丘の蓮法寺には、浦島親子の供養塔や亀塚の碑があります。周辺地域には、浦島太郎が足を洗ったとされる川や井戸もあります。

横浜市神奈川区の住みやすさは?わが家の体験談

わが家は新子安エリアでマンションを買いました
わが家は新子安エリアでマンションを買いました

ここからは、私が神奈川区に住み始めたきっかけと、神奈川区民の私が感じる魅力を紹介します。

神奈川区に住んだきっかけ・選んだ決め手は「住環境と交通利便性」

私が神奈川区に住み始めたのは、結婚がきっかけです。当時は共働きで、夫も私も通勤しやすい地域を検討していたところ、好みの物件をJR大口駅に見つけました。スーパーや商店街が近く、総合病院もあって暮らしやすそうなことも決め手の一つでした。

新子安駅北側のオルトヨコハマと跨線橋(こせんきょう)
新子安駅北側のオルトヨコハマと跨線橋(こせんきょう)

住んでみると地域も気に入り、その後大口駅から徒歩圏内の新子安エリアにマンションを購入して、現在も住んでいます。神奈川区内の3つのエリアでいうと、大口駅は内陸部の東側、新子安エリアは臨海部にあたります。

横浜市神奈川区の魅力(1) 交通アクセスの便利さ

JR横浜線 大口駅
JR横浜線 大口駅

最初に住んだJR大口駅は、間近に3社4路線の鉄道があり、どこへ行くにもアクセスが良好でした。

仕事や遊びで横浜・東京方面に行くなら、JR横浜線で東神奈川駅まで約3分、そこから京浜東北線に乗り換えます。また、約15分歩けば京急新子安駅も利用可能です。 渋谷・新宿方面も、JR横浜線で菊名駅へ約4分乗り、東急東横線へ乗り換えれば行きやすくなります。

京急新子安駅
京急新子安駅

遠くへ旅行する際に利用するのは、京急東神奈川駅から京急線のエアポート急行です。横浜線で約6分、新横浜駅まで行くと、東海道新幹線も通っています。

神奈川区には、他にも3路線以上利用できる地域があるのが特徴です。たとえば東急東横線の反町駅周辺は、徒歩15分以内にJR・京急の東神奈川駅、各線の横浜駅、横浜市営地下鉄ブルーライン三ツ沢下町駅が集まっています。

横浜市神奈川区の魅力(2) 個性豊かな商店街

六角橋商店街のアーケード
六角橋商店街のアーケード

神奈川区には、23ヶ所もの商店街があります。

中でも私がなじみ深いのは、JR大口駅徒歩3分の「おおぐち通商店街」です。食品、日用雑貨、衣料品、クリニックなど約90店舗が軒を連ね、商店街の中に保育園もあります。
大口に住んでいた頃は、新鮮な野菜や肉をお手頃な値段で買えるスーパー「横濱屋」をよく利用していました。食器がほしいときに必ずチェックしていた「日光陶器」は、茶わんやマグカップからおしゃれな大皿、土瓶までさまざまな商品が並んで見飽きません。夏祭りや歳末大売り出しといった季節のイベントも楽しみで、今も利用する商店街です。

また、神奈川区でとくに活気があるのは「六角橋商店街」でしょう。東急東横線白楽駅の目の前にある、昭和レトロな雰囲気の商店街です。約170店舗と規模が大きく、歩きごたえもあります。わが家はここで、食器棚を購入したことが思い出のひとつです。

横浜市神奈川区の魅力(3) 公園・広場が豊富

名前のとおり眺望がいい立町みはらし公園
名前のとおり眺望がいい立町みはらし公園

神奈川区で子育てをしていると、公園や広場が本当に多いと感じます。区内の公園は150ヶ所以上です。現在の住まいから歩いて行ける範囲だけでも、子どもと遊べる公園や広場が10ヶ所ほどあります。

複合遊具があって木々も豊富な入江町公園、ジャングルジムが楽しい打越公園、自転車練習に適しているマンション前の広場など、個性はさまざまです。平日午前には近隣の保育園児が散歩に来ていて、一緒に遊ばせてもらうこともあります。犬の散歩やランニングに来る人も多く、近隣住民の憩いの場です。

また、神奈川図書館そばの立町みはらし公園からは、海の向こうにみなとみらいのビル群がよく見えます。花火を遠くに眺めることもできそうです。

横浜市神奈川区の魅力(4) 子育て支援

子育て支援も、子どもが生まれてから知った神奈川区の魅力のひとつです。私がよく利用するのは”かなーちえサテライト”です。2021年に新子安にオープンしたばかりの、一軒家タイプの地域子育て支援拠点を指します。

建物内のメインスペースは”ひろば”と呼ばれ、絵本やおもちゃがたくさんあって自由に遊ぶことが可能です。私の息子はままごと道具と、牛乳パックで作られた電車のおもちゃがお気に入りで、行くと必ず遊んでいます。夏場には、デッキでたらいに水をためて水遊びも楽しみました。
遊びの会や保護者同士のトーク会、育児の気軽な相談会などイベントも多く、子育てに関する情報もそろっていて頼もしい施設といえます。

NPO法人親がめが運営する”すくすくかめっ子”も、よく利用している子育て支援のひとつです。こちらは地元の年配の方と触れ合えるので、地域に祖父母がいる気分になれます。かめっ子は2023年2月現在、45会場で運営されています。地域の掲示板に予定が貼ってあることもあるので、散歩ついでにチェックしてもよいでしょう。

横浜市神奈川区の生活施設情報

神奈川区は医療施設や教育施設も充実
神奈川区は医療施設や教育施設も充実

ここからは、上で取り上げた以外の生活施設について紹介します。

横浜市神奈川区の主な公共施設

神奈川図書館
神奈川図書館

神奈川区の主な公共施設は、東神奈川駅の徒歩圏内に集まっています。
神奈川区総合庁舎には反町公園が隣接し、乳幼児健診の前後に子どもを遊ばせるのにも便利です。息子は公園内にあるらせん状のすべり台がお気に入りです。

〈神奈川区の主な公共施設〉
・神奈川区総合庁舎
・神奈川図書館
・東神奈川駅前郵便局
・横浜市神奈川スポーツセンター
・神奈川警察署
・横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール
・神奈川区地域子育て支援拠点 かなーちえ
・地区センター(神大寺地区センター 他4ヶ所)
・コミュニティハウス(浦島丘中学校コミュニティハウス 他3ヶ所)

横浜市神奈川区の病院

神奈川区には、内科や小児科といった一般の診療所が173、歯科診療所が146(2022年11月時点)あり、かかりつけ医を探しやすい環境が整っています。

総合病院は以下の4ヶ所です。ほとんどが駅から近く、車がなくても利用しやすいといえます。リハビリテーション科や脳神経外科などの専門病院も5つあります。

〈神奈川区の総合病院〉
・済生会神奈川県病院
・古川病院 
・大口東総合病院
・横浜市立市民病院 

横浜市神奈川区の保育・教育施設

神奈川区は、保育・教育施設数も充実しています。保育園は毎年新規開設があるようです。幼稚園は数が限られますが、送迎バスを運行している園が多いため、車がなくても意外と選択肢があります。

横浜市神奈川区の住まい事情

ここでは神奈川区の家賃相場を、隣り合う区と比較してご紹介します。

横浜市神奈川区の家賃相場

神奈川区の家賃相場は、横浜駅のある西区よりも全体的に安く、川崎市との中間にある鶴見区とは同程度です。新横浜駅のある港北区と比べると、一人暮らし向け物件はやや安くなっています。

※家賃相場は毎週金曜日更新されます

横浜市神奈川区の主要駅は?その特徴と魅力

人通りの多い東神奈川駅前の様子
人通りの多い東神奈川駅前の様子

通勤利便性を重視するなら「東神奈川」駅周辺エリア

神奈川区の中心、JR・京急の東神奈川駅があるエリアは、JR横浜線・JR京浜東北線・京急本線の3路線を使えてアクセス良好です。場所によっては、東急東横線の東白楽駅や反町駅が徒歩圏内にあります。

国道1号線と15号線が通っていて車の交通量が多いですが、通り一本隔てると夜間は意外と静かです。買い物は、駅直結のシァルプラット東神奈川や歩道橋でつながっているイオンスタイル東神奈川があり、連日にぎわっていて便利です。また、済生会神奈川県病院、神奈川区役所といった生活に欠かせない施設も近くにそろっています。

下町感が好きなら「白楽」駅周辺エリア

東急東横線白楽駅周辺には、六角橋商店街と神奈川大学があります。高層ビルは少なく、下町のような活気あふれるエリアです。

白楽駅は普通列車のみ停車しますが、交通の便も悪くありません。各線横浜駅まで約4分、菊名駅で特急に乗り換えると渋谷へ約27分です。菊名駅でJR横浜線に乗り換えれば、新横浜駅まで10分程度で行けます。

街の成長を楽しむ「羽沢横浜国大」駅周辺エリア

2019年に開業した羽沢横浜国大駅
2019年に開業した羽沢横浜国大駅

丘陵部にある相鉄線羽沢横浜国大駅は、2023年3月18日の相鉄・東急直通線開業と駅周辺の開発で、変化が楽しみなエリアといえます。新横浜駅を経由して東急東横線・目黒線に直通し、渋谷・目黒方面へ乗り換えなしで行けます。

リビオタワー羽沢横浜国大の建設風景
リビオタワー羽沢横浜国大の建設風景

羽沢横浜国大駅の西側は、現在開発が行われており、新街「HAZAWA VALLEY(ハザワバレー)」が誕生します。2023年11月には、ランドマークとなる駅直結のマンション”リビオタワー羽沢横浜国大”が完成予定となっており、マンション下層階と周辺には、店舗や医療施設・子育て支援施設など、さまざまな利便施設が計画されています。

新しい街が好きな人や、街の成長を楽しみたい人におすすめのエリアといえるでしょう。

横浜市神奈川区でお気に入りのエリアを見つけよう!

埼玉、東京、神奈川を通る京浜東北線
埼玉、東京、神奈川を通る京浜東北線

横浜市神奈川区の住みやすさについて、10年以上暮らす住民の目線から紹介しました。

神奈川区は、交通の利便性とのどかさ、人情味、閑静といった住みやすい要素のバランスがよい地域だと感じています。通勤至便な沿岸部から農地が広がる丘陵部まで、エリアの表情の豊かさも魅力です。

お引越しを検討中の方は、今回の記事を参考に、ぜひ次の引越し先として神奈川区を検討してみていただけたらうれしいです。

PR・記事協力・素材提供:横浜市

文月カズナライター/ブロガー

富山県出身、神奈川県横浜市在住。夫・息子(幼稚園児)・ウサギ(ミニレッキス)の3人と1羽暮らし。ライターとして、医療・介護分野を中心に、いろいろなジャンルを執筆する。元病院薬剤師。
富山の実家は、自然と郷土文化が豊かな地域。幼い頃から雪に親しみ、毎年末の餅つきに参加して育った。餅つき経験をまとめたWebサイトを持つ。ほかにも育児と片づけがテーマのブログ、不妊治療の経験をつづったブログなど、個人で複数メディアを運営中。
趣味は編み物や美術展鑑賞、旅行、里山歩き…だが、今は子育てが趣味の中心。息子の電車好きに感化され、ママ鉄の道を突き進んでいる。

※掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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