東京都「調布駅」の住みやすさを元住民が解説！再開発が進む街で快適な暮らしを

調布は京王線特急で新宿駅から2駅、時間にして約15分と都心へのアクセスがよく、今も昔も人気のある街です。

調布駅付近は再開発が進み、大型の商業施設が並び非常に便利になってきています。北に行けば緑が広がる深大寺エリアがあったり、南に行けば川に面した多摩川エリアがあったりと、自然も多いです。

私自身も調布に住んでいたこともあり、非常にこの街に愛着があります。そこで今回は、調布在住経験のある私が、調布の魅力を主要エリアごとに紹介したいと思います。

調布市の基本情報

まずは調布市はどのような地域でしょうか。

調布市の概要

調布市の人口は約23万人。東京都23区外では、八王子市・町田市・府中市に次いで4番目に人口の多い市です。

新宿から西側に約16km、電車で15分~20分ほどの距離で、東京都の中央部に位置しています。調布市の主要な交通は京王線ですが、北側に三鷹市、小金井市が隣接しており、バスの往来もあるため、中央線エリアへのアクセスも比較的容易です。

調布市の特徴：長い歴史のあるイベントがある

深大寺だるま市

調布市にある深大寺は奈良時代に建てられたといわれており、東京都内では浅草の浅草寺の次に古いお寺です。

深大寺では毎年3月に行われる最大の行事「厄除元三大師大祭」にあわせ、「だるま市」を開催。このだるま市は江戸時代から続く歴史ある行事で、毎年多くの人で賑わいます。

富士の「毘沙門天大祭だるま市」、群馬の「高崎だるま市」、そしてこの東京調布の「深大寺だるま市」で、「日本三大だるま市」と呼ばれています。

調布市花火大会

調布市では毎年夏に花火大会があります。昭和57年から開催されている歴史ある花火大会で、迫力満点。最近は音楽との連携した演出も楽しめて、調布に住んでいるのであれば行ってみたいイベントといえます。

多摩川の河川敷で開催されるので川沿いのマンションも住まいの候補になるかもしれません。

調布市の特徴：子どもも大人も楽しめるイベント会場や施設が多数

調布には誰もが知っている某怪獣映画を製作した、映画スタジオや映像関連企業が集まっていて、映画の町として有名です。昭和初期から映画の撮影所が開設されるなど、古くからの歴史があります。定期的に映画祭が開かれるなど、映画好きにはたまらないイベントも多くあります。

味の素スタジアム

調布市には味の素スタジアムという大きなイベントスタジアムがあります。スポーツの世界大会の会場としても採用されました。サッカーの試合などはもちろん、大きな音楽ライブイベントが頻繁に開かれています。

施設名：味の素スタジアム
所在地：東京都調布市西町376-3 アクセス：京王線飛田給駅より徒歩5分、西武多摩川線多磨駅より徒歩20分

京王閣競輪場

日本有数の競輪場である京王閣競輪場もおすすめスポットです。1949年から運営されている歴史ある競輪場で、大きなイベントの際は非常に盛り上がります。すごいスピードで走り抜ける選手の姿は迫力満点で、見るだけでも十分に楽しめます。

京王多摩川駅徒歩1分というアクセスのしやすい穴場スポットです。フリーマーケットの会場としても使われています。

施設名：京王閣競輪場（東京オーヴァル京王閣）
所在地：東京都調布市多摩川4-31-1
アクセス：京王線「新宿駅」から特急(準特急)｢高尾山口｣･｢京王八王子｣･｢橋本｣行に乗り、「調布駅」で区間急行･快速･各停｢橋本｣行に乗り換え｢京王多摩川｣駅(臨時改札口)下車すぐ
開場時間：開催毎に変わる（公式サイトの開催情報でご確認ください）昼間開催時は10：00～、ナイター開催時は14：00～

JAXA調布航空宇宙センター

調布には最先端の宇宙研究を行うJAXAの研究施設があります。宇宙ステーションや月への飛行を操縦模擬体験できる「スペース・ミッション・シミュレータ」やスーパーコンピュータなど展示イベントも開催しています。

施設名：JAXA調布航空宇宙センター
所在地: 東京都調布市深大寺東町7-44-1
アクセス：JR中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」南口で下車し、（3番乗り場）吉01系統「武蔵境駅南口」行きに乗車、「三鷹市役所前」下車後徒歩5分
開館時間：10:00~17:00（2021/7/12～臨時休館中）

調布飛行場

あまり知られていないのですが、調布には飛行場があります。離島である大島や三宅島などに一日数便の発着があります。

数時間かけないといけないと思っていた離島に、数十分で行けると知ったときは驚きました。もちろん、飛行機に乗らずとも、見に行くだけでも楽しいです。併設されたカフェで飛行機を眺めながら家族で休日を過ごすのもおすすめです。

施設名：調布飛行場
所在地：東京都調布市西町290-3
アクセス：京王線「調布駅」北口から「調布飛行場」下車後、徒歩０分
運用時間：平日8:30～17:00、日祝日10:00～17:00

調布市のリアルな住み心地

都心へ好アクセス！ 調布の交通事情

調布のよいところは、アクセス性の高さにあります。東側に行けば新宿まで約15分、西側は高尾山まで京王線を使ってほぼ一本で行くことができます。

南側には京王相模原線を使えば、JRの南武線やJR相模線へ接続することも可能。北にバスで行けば中央線も使うことができますので吉祥寺や中野、三鷹といったエリアへのアクセスも容易です。幅広いエリアへのアクセスが確保されている点は調布に住む大きなメリットといえるでしょう。

注意するポイントとしては、非常に便利な半面、非常に混雑する点です。テレワークが進んでいるとはいえ、通勤通学ラッシュの時間帯は非常に混みますので乗車時間をずらしたり、各駅停車を利用したりするなどの工夫が必要になってきます。

おいしいものだらけ！調布の食事情

調布の食べ物で有名なものといえば、深大寺そばです。徳川家光も深大寺そばを食べて賞賛したと言われています。現在の深大寺の周りには10軒以上のそば屋が並び、観光客のお腹を満たす食事処となっています。

調布には焼き鳥の美味しいお店もあります。1974年に調布天神通り商店街にオープンして以来、調布エリアを中心に店舗拡大しているもつやき屋さん「い志井」。長年受け継がれてきた料理をぜひ味わっていただきたいです。

調布の治安はどう？

調布の治安は年々改善されてきており、平成28年に約1,800件だった市内刑法犯認知件数が令和2年では約1,100件に減っています。

※参考：調布市 市内の犯罪発生状況（https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1588294437315/index_k.html）

ファミリーにも人気。調布の子育て事情

調布は治安もよくファミリー層にも人気です。調布市は子育てに力を入れており、調布駅前に「こどもとフラット」という施設を運営しています。「こどもとフラット」とは、「雨の日でも遊べる」「子どもを預けられる」「親同士の交流を図りたい」を叶えるために整えられた子育て支援施設です。

親子で自由に遊べる「子育てひろば」や気軽に一時預かり(有償)を行ってくれる施設が入っています。こども家庭支援センターもあり、子育てに関する行政支援は充実しています。 一方、人気の地域だけあって待機児童も一定数存在していますので、情報のチェックは必要です。

調布市はどんな街がある？住みやすいエリアの特徴と魅力

調布といってもエリアによって雰囲気が異なります。ここでは主要6つのエリアに分けて紹介したいと思います。

(1)調布駅エリア：調布の中心地

(2)京王多摩川エリア：広がる多摩川と競輪場

(3)西調布エリア：静かで落ち着いた穴場スポット

(4)国領エリア：各駅停車駅だが再開発により注目度アップ

(5)つつじヶ丘エリア：閑静な住宅街

(6)仙川エリア：おしゃれで住みやすい街

調布市はどんな住まいがある？

調布市の家賃相場

引越し先のインターネット環境は大切

インターネット環境があるマンションかどうかは、引越し先を検討するときには必ずおさえておきましょう。最近はインターネット完備をうたうアパートやマンションもあります。

インターネットが開通するまでに時間がかかることもあるので、テレワークが広がりつつあるこの時代、入居したその日からインターネットが使えるというのはそれだけで大きなメリットといえるでしょう。

調布は住みやすい！都心に近く便利で、季節を感じられる街

調布という街には、目立つシンボルというものはありません。しかし、再開発が進み、街の中心部には商業施設やスーパーがあり、生活には困りません。自然に触れたければ、武蔵野の森公園や神代植物公園といった緑もありますし、多摩川沿いでは気持ちよく風を感じながらランニングすることもできます。

野川という小川沿いに桜の木がありますが、満開の時期にあわせて一年に一度だけライトアップされており、とても綺麗です。毎年夏の夜空を彩る花火大会も非常に迫力があり本当に感動します。

このように季節やエリアによってさまざまな景色を楽しむことができる住みやすい街、調布に一度住んでみませんか？