足立区は1日遊べる大きい公園がいっぱい！ アミューズメントパーク顔負けの施設も

足立区に住んで10数年。結婚・出産を経て子育てをするようになり、足立区が住みやすい場所だと改めて実感しています。

足立区は、都内でも公園の数が多いことで有名です。これは、“子どもたちがのびのびと過ごせる場所を確保したい”という自治体の努力のたまものです。

そこで今回は、わが家がよく親子で1日中楽しんでいる足立区の大きな公園についてご紹介します。

足立区で暮らすわが家の公園事情

わが家には公園が大好きな2人の子どもがいます。一度遊びだすと「もっと遊びたい！」と口癖のように繰り返し、当初の予定より滞在時間が増えるのは日常です。

しかし、同じ公園ばかりではマンネリ化してしまいます。親としても「つまらないのでは」と不安に感じることも。

足立区には、切り口の違う魅力的な公園が何種類もあります。「前回は自然にたくさん触れたので今回は遊具で思いっきり遊べる公園に行こう」というように、気分をガラリと変えることも可能です。

わが家の公園の利用法

新型コロナウイルスが流行する中、多くの人が公共機関を使った移動や遠出を控えるようになりました。このような状況下で、公園はストレス解消にピッタリな遊び場になっています。特に何かをするわけでなくても、虫の鳴く声や飛んでいる鳥を見ていると癒やされます。

在宅ワークで疲れた体をほぐしたり、子どもたちが自転車の練習をするのを見守ったり。公園はわが家にとって欠かせない存在です。平日の隙間時間にも公園に行くのですが、帰ってくると子どもたちの顔つきが違っているように感じます。

休日は朝一番にお弁当持参で自転車を走らせて、大きな公園に向かうこともあります。人気の公園では、子どもたちのクラスメイトにばったり出会うこともしばしば。子どもたちは偶然の出会いにテンションをさらにあげ、何気ない週末が大切な思い出へと変わっていくようです。

足立区の大きな公園では、イベントを開催していることもあります。そういったときはお友達との遭遇率も高まります。親たちは少し照れくさく、子どもたちは大喜び。何度も経験した景色です。

足立区の公園の特徴

足立区にはたくさんの公園があります。よく耳にするのが「タコ公園」と呼ばれる、タコのオブジェが置かれた公園です。

このオブジェは滑り台になっており、2021年現在、区内の11か所の公園に設置されているそうです。これらの公園は、子どもたちが普段行くのにピッタリ。歩き始めた小さなお子さんから、小学生同士が語り合うのにちょうどいいサイズの公園となっています。

自分が幼いころに遊んでいた公園で、自分の子どもを遊ばせている方もいるようです。足立区の公園では、親子2代にわたって楽しむ伝統のようなものも見受けられます。

家族で1日中楽しめる！ 足立区の大きい公園5選

今回ご紹介する公園は、一度公園にいったらじっくりと遊び倒すわが子たちが特に夢中になったスポット5選です。

足立区の大きい公園(1) 舎人公園

足立区でもっとも大きな公園として有名な舎人公園。ソリゲレンデや大きなじゃぶじゃぶ池、バーベキュー施設があるなど、家族や仲間たちとゆっくり過ごすことができる大人気スポットです。

2021年6月に舎人公園に加わったのが、小学生向け広場の「冒険の丘」です。こちらは少し成長した子どもたちが自由に遊具を使って遊ぶことができる魅力たっぷりの施設となっています。

早速家族で行ってみると、体全体を使って遊ぶ遊具がいくつもあり、いくら遊んでも遊び足りないといった感じでした。中でも子どもたちが夢中になったのが「円筒埴輪の塔」です。自分1人の力で塔の最上段までたどり着き、滑り台で降りてきたときには、心から満足した表情をしていました。

施設名：舎人公園
所在地：東京都足立区舎人公園1-1
面積：644,996.55m2(2021年6月1日現在)
アクセス：
日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」下車
東武スカイツリーライン竹ノ塚駅西口から東武バス「入谷循環」で「中入谷」下車
東武スカイツリーライン西新井駅西口から足立区コミュニティバスはるかぜ3号「舎人団地行」で「舎人公園東」または「舎人公園」下車
開園時間：常時開園（サービスセンター及び各施設：年末年始は休業）

足立区の大きい公園(2) 北鹿浜公園

足立区民の間では通称「交通公園」として親しまれている北鹿浜公園。ミニSLの乗車やバッテリーカーの運転など、乗り物が大好きなキッズを夢中にさせる公園です。

自転車や一輪車の貸し出しも行っているので、自転車デビューする子や上手に乗れない子どもの体験場所としても活用されています。

わが家も子どもたちのファーストライドはこちらの公園でした。自転車を購入する前にサイズを試してみたり、補助輪を外す前の試運転ができたりするので、親にとってもありがたい公園です。

施設名：北鹿浜公園（交通公園）
所在地：東京都足立区鹿浜三丁目26-1
面積：19,342.10m2
アクセス：東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)西新井駅東口または日暮里・舎人ライナー西新井大師西駅よりコミュニティバスはるかぜ「鹿浜都市農業公園行」に乗り、「北鹿浜小南」で下車して徒歩2分
東武伊勢崎線西新井駅西口より東武バス「鹿浜都市農業公園行」に乗り、「鹿浜四丁目北」で下車して徒歩3分
開園時間：（11-1月）9:30～16:00
（9-10月・2-4月）9:30～17:00
（5-8月）9:30～17:30
休園日：12月29日から翌年1月3日まで

足立区の大きい公園(3) 足立区都市農業公園

「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマにしている都市農業公園。四季折々の草木が植えられていて、都会では味わいにくい自然を身近に体験できます。

園内には水田や畑、ハーブ園、昔の農機具展示室などもあるので、学習にも活用できます。イベントも多く、秋の収穫祭や農業体験、ハーブ教室や観察会など、親子で楽しみたいものが目白押しです。

園内にあるレストハウス「キッチンとれたて」では、園内の旬な食材を使ったメニューも楽しめます。自然派家族にピッタリのスポットです。

施設名：足立区都市農業公園
所在地：東京都足立区鹿浜2-44-1
面積：6.7ha
アクセス：東武伊勢崎線西新井駅西口から東武バス（西07）「鹿浜都市農業公園」行きに乗車、「鹿浜都市農業公園」で下車
JR京浜東北線・東京メトロ南北線王子駅北口から都営バス（王49）「足立区役所」行きに乗車、「鹿浜橋」下車し徒歩約12分
都営バス（王49）「千住車庫」行きに乗車、「鹿浜橋」下車し徒歩約12分
JR各線赤羽駅東口から国際興業バス（赤23）「西新井駅西口」行きに乗車、「鹿浜5丁目」下車徒歩5分 など
開園時間：（9月～4月） 9:00～17:00
（5月～8月）9:00～18:00
休園日：基本は毎月第1・第3水曜日（休日の場合は翌日）
年末年始（12月29日～1月1日）

足立区の大きい公園(4) ベルモント公園

ベルモント公園は、足立区と西オーストラリア州ベルモント市との友好親善のシンボルとして作られた洋風のかわいらしい公園です。美しい花壇が連なり、オーストラリアの工芸品や日用品などを展示している赤レンガの陳列館で楽しむこともできます。

芝生が広がっているので、歩き始めた小さなお子さん連れでも行きやすく、ヒツジのモニュメントやユーカリ・ブラシノキ・アカシアなどのオーストラリア原産の植物など楽しめます。バラの隠れた名所としても知られており、異国的で上品な雰囲気です。フォトジェニックな写真を撮るのもおすすめ。

施設名：ベルモント公園
所在地：東京都足立区梅島一丁目33-7
面積：12,966.37m2
アクセス：東武線梅島駅より徒歩5分
開園時間：常時開園（陳列館：12月29日から1月3日までは休館）

足立区の大きい公園(5) 江北平成公園

2022年に足立区に移転予定の「東京女子医科大学附属足立医療センター」の真正面にある江北平成公園は、平成30年に完成した比較的新しい公園です。

園内には小さな子どもが安心して遊べる柵で区切られたコーナーや、夏場に楽しめる「アクアスポット」と呼ばれる水遊び場もあります。ウォーキングコースも併設されており、400m・310m・200mと園内をぐるっと散歩することも可能です。

こちらの公園は「健康づくりエリア」と呼ばれるコーナーがあり、シニアの方が健康維持のために活用している姿も見られます。老若男女問わず楽しめる広々とした公園です。

施設名：江北平成公園
所在地：東京都足立区江北4-16-1
面積：約9,620 m2
アクセス：日暮里舎人ライナー「江北」駅より徒歩約8分
開園時間：常時開園
休園日：常時開園

大きな公園でのびのび遊べる足立区ライフ

足立区に住んでいる友人と話をすると「足立区は公園が多いところがいい」という話になります。それは、独身時代や結婚当初はあまりピンとこない話でした。しかし、出産を機にこの環境が当たり前ではなく、かなり恵まれていることに気が付きました。

足立区は都心に比べてのどかな景色が広がっており、用途に合わせて遊べる公園が多いです。子どもたちを連れて公園に行くだけで、私たち自身もリフレッシュすることができています。コロナ禍が続くから今だからこそ、その幸せを実感しやすいのかもしれません。

足立区の住み心地

足立区は高低差が少ないため自転車での移動が比較的スムーズです。駐車場のある公園もありますが、公園巡りをする際にフットワークよく動けるのが自転車のいいところ。子どもと一緒に、サイクリングを楽しみながら家族と気軽にお出かけできる魅力があります。

足立区は公園の数が多いだけでなく、ショッピングセンターも充実しています。区内から出なくとも日常的な楽しみが手に入るため、乳幼児を抱えて「ワンオペ」で育児をこなしていたときも、大変心強かったです。

私の暮らす日暮里舎人ライナー沿線は比較的新しい路線なので、新設されたスポットも多いです。大学病院の移転が決まったことで、今後の発展も期待できるエリアといえます。

西新井大師西駅の口コミ

西新井駅の口コミ

「近所にスーパーがたくさんあり、競争しているので比較的安くいろいろなものが手に入ります。舎人公園がそばにありここはまるで森のようですてきです。（60代 男性 足立区伊興）」

梅島駅の口コミ

「下町の活気があり、なつっこい環境が寂しがりな私にピッタリ。商店街と、住宅が混同しているので暇つぶしがしやすい（40代 女性 足立区島根）」

大きい公園でのんびり。ファミリーにおすすめの足立区

新型コロナウイルスの流行により、遠出が難しくなった今、子どもだけでなく親の息抜きにも公園が大活躍しています。

足立区は自然が多く、手軽に楽しめる特徴的な公園が数多くあり、家族でホッとする憩いの時間にピッタリです。小さなお子さんが安心して遊べる場所や、お子さんの成長を感じることのできる施設など、年齢に合わせて遊ぶこともできます。

小さな近所の公園から、1日走り回っても遊び足りない大きな公園までそろう足立区。お金もかからず、家族みんなが笑顔になれる場所ばかりなので、気になっている方はぜひ一度足を運んでみてくださいね。