夏はさらり、冬はしっとり。湿度調節機能付きのモダンなガレージハウス

リビングとダイニングキッチンはRさんの希望通り、つながってはいるが別空間に。リビング階段も意匠壁を建てて程よく目隠ししている。湿度調整機能を備えた室内は、エアコンを稼働していても常に湿度は40～60％をキープ。「2階の温度が上がりにくいのは外断熱のおかげかも。防音性の高さも感じています」

開放的な住まいを求めたRさん。ワイドフレームという工法により通常の在来工法よりも大きな窓を造ることができ、庭との一体感を得られるようになった。このシックなインテリアを邪魔しないように、エアコンを天井埋め込みにしたのもRさんのこだわりだ

以前の住まいのキッチンは閉鎖的だったこともあり、オープンスタイルを希望したRさん。動きやすさを重視してL型をセレクトしたことで、家事効率も高まったそう。冷蔵庫を見えにくい場所に配置するなど生活感を出さない工夫も秀逸。カップボードと冷蔵庫の間の扉を開けると、パントリー、洗面室などの水回り空間へとつながる

キッチンにいるママから目が届く場所にお子さんの勉強スペースを造りたかったとRさん。そこでダイニングの一角にカウンターデスクを設けた。足元には壁の厚みを利用した収納も造られている

車通りの多いロードサイドに建つR邸は、プライバシーを守るために背の高い塀を造り、家の中が道行く人から見えないようにしている。ガレージもシャッターを閉めれば完全にクローズでき、防犯面でも安心だ

寄棟の屋根は夫・Rさんのこだわり。立体的なフォルムにバルコニーのハンドレールや木調の格子で水平ラインが強調され、迫力ある佇まいだ。広いウッドデッキと人工芝、タイルを組み合わせたプライベートガーデンでは、大勢の友人を招きBBQを楽しんだり、お子さんを遊ばせたりとアウトドアライフを満喫している