R天井のリビング

リビングからダイニング、キッチンまでがひとつながりになった空間。アール天井のやわらかなラインが、空間全体をやさしく包み込みます。 木の天井と床の色合いを合わせることで、広がりの中にも落ち着きを感じるデザインに。 照明の明るさを抑え、穏やかな時間を過ごせるように計画しました。 素材のあたたかさと光の陰影が、暮らしに心地よいリズムを生み出しています。

丸テーブルを中心に、リビングやカウンターへとゆるやかにつながるダイニング。天井の木目と壁の和紙クロス、そしてアール天井の曲線が調和し、心が落ち着く空間になっています。 照明は明るすぎず、食事や会話を楽しめる穏やかな明るさに調整。家族それぞれの居場所が自然につながり、暮らしのリズムが穏やかに流れる場所です。

日常でよく使うものはカウンター下の引き出しへ、あまり使わないものは天井付近の収納へと分けてしまえるようにしました。 見た目をすっきりさせながら、使いやすさを考えた造作収納です。エアコンは格子で優しく包み込み、機械の存在を感じさせない自然な仕上がりに。 収納を壁面にまとめることで、地震時にも倒れる心配が少なく、安心して過ごせる空間になりました。

カウンターはあえて高めに設定。 家族の写真や小物を飾って、いつでも思い出に目を向けられる場所にしました。 壁の上部に開口を設け、空気がこもらないよう配慮。やわらかな明かりの下、気持ちが整う小さな居場所です。

玄関ドアにはパインの木製ドアを使用し、現地で塗装して全体の色合いを整えました。 木の表情がやさしく、帰るたびにほっとできる玄関です。 断熱性能や防火性能も備えた安心の仕様に。玄関収納も造作で仕上げ、カウンターの高さや素材を揃えることで空間全体に統一感を持たせました。 毎日の出入りが気持ちよく感じられる、シンプルな玄関です。