木の香りに包まれて。ぬくもりが広がるリビング空間

リビングの天井のデザインは吹き抜けにするかどうか悩んだと話してくださった奥様。音の問題などを考慮し、最終的には一部を折り上げ天井にしました。折り上げ天井で高さを出すことにより開放感のある空間になりました。更に化粧梁を施し、より奥行きを感じられる工夫も。照明はダウンライトで天井をすっきりとさせ、一部に間接照明を入れ、柔らかい空間を演出しました。 そんなこだわりの詰まったリビングは、Yさんご家族の一番お気に入りの場所と話してくださいました。

LDKの一角には、お子様が将来的に勉強スペースとしても使えるように、造作カウンターを設けました。袖壁に施された木のスリットデザインが、キッチンの袖壁のデザインとも調和していて、どこか和モダンな印象も感じられます。こちらのスペースもYさんご家族のお気に入りの場所です。

Yさんはご夫婦共にリモートワークのため、それぞれのワークスペースを作ることにも重点を置いていました。こちらは階段下のスペースをうまく活用した奥様のワークスペースです。窓からは十分な自然光が入り込み、照明をつける必要がないほどの明るさが確保できます。壁の一部はZOOMミーティングの背景にも最適なグリーンのアクセントクロスを採用しました。

階段前の廊下にはたくさんの光を取り込むFIX窓を設けました。このFIX窓があることで暗くなりがちな廊下が明るく解放感が感じられる空間になりました。廊下のこの部分も、階段下のスペースを有効活用し、便利な収納場所を確保することができました。

２Fへ繋がる階段は、階段部分とは思えないほどに明るく開放的な空間が広がっています。天井を作らずに吹き抜けにするアイデアを採用しました。図面だけでは、なかなか立体になったときのイメージが湧かなかったそうですが、実際に建物が完成に近づき、現場でみると、吹き抜けにして良かったと話してくださいました。

キッチンは、ペニンシュラ型を採用しました。「料理をしながらでもリビング全体を見渡せるところがお気に入りです。子どもがテレビをみていることが多いので、その様子を確認できるので安心です。」と、奥様。さらに、カウンターの立ち上がりの高さにもこだわりがあり。ダイニングテーブルに座った際、立って覗き込まないと見えない高さに設定しました。キッチンの奥には日用品や食材などをたくさん収納できるパントリーを設け、キッチンをすっきりとさせる工夫が施されています。

外観は黒を基調として、木目調のアクセントを施し、洗練されたモダンな雰囲気に仕上がりました。外壁の色については、ご夫婦ともに白か黒のどちらかにしたいという意見が一致し、最終的には、よりモダンな印象を引き立てる黒を採用しました。特に玄関周りは木目調で統一され、室内のナチュラルモダンとの調和を感じさせます。

明るく清潔感の溢れる白で統一された洗面室。洗面室にこだわりがあった奥様。以前マンションにお住まいの際にはスペースが狭く、家族で出かける準備の際には時折不便を感じていたそうです。新しいお住まいでは二人並んでも使える、広々とした洗面所が実現しました。