ホワイトガルバ＋木目デザインの家

キッチンからリビングを臨んで。天井を上げていわゆる「見せ梁」仕様にもできたが、木目の分量が多すぎるとバランスを欠くと判断して今のつくりに。分量を抑えたことで、白を基調とした空間の中でウッディな部分がくっきりと生きている。そしてテレビ台の下には、実は床置きエアコンが隠れている。暖気は床下を通って各部屋に届けられる。基本的に冬はこの床置きエアコン１台で全館暖房が可能。

スケルトンの階段と吹き抜けのスリットが、調和しながら抜け感を強調。すっと上下を貫く「見せ柱」もいい味を出している。階段下は初め収納を考えていたそうだが、思い直してちょっとした休憩スペースに。飾りガラスのリビングドアと小窓を見上げるこの小空間に、来客がみな一度は座りたがるのだそう。

「歩ける吹き抜け」の２階部分。陽当たりの良さを生かして布団などを干せるように、ポールを渡してある。

トーンを落としたモルタル調のクロスを選び、床材と共にヴィンテージ感を出した。丸い鏡とあえてコーナーに下げられた照明がおしゃれ！

洗面台に向かって右側の光景。アイアン調の洗濯ポールが空間をキュッと引きしめている。この水回りをはじめ、引き戸やドア類はすべて高さのある「ハイドア」を採用。天井が高く見え、これも家全体の抜け感に一役買っている。

玄関小窓のアクセントがきれい

木目の面材をつかったナチュラルな感じのキッチン

キッチン脇のパントリー兼収納を中心にして、回遊型動線になっている。右隣に冷蔵庫スペースを作るため、造作棚の奥行きは左側が40cm、右側が30cmと調整されている。

外構もきれいに

冷蔵庫の置き場所にも一工夫