建てた後の安心感から選んだ、将来を見据えた住まい

建物の性能面だけでなく、間取りにもこだわったGさんご夫妻。あらかじめA4の紙に要望を書き出し、優先順位までつけていたそう。 そんなご夫妻のこだわりが詰まったのがこのリビング。印象的な飾り梁とシーリングファンが、リゾートのような雰囲気です。「広がって見えるようにしたかった」というご要望から、南面と東面に大きな窓を設置。バーチカルブラインドとTV背面のタイルの縦ラインが空間に一層の広がりをもたらしています。

空間を引き締めるスタイリッシュなブラックのキッチンは、セキスイハイムにお住まいの方のお宅に訪問した際に一目ぼれし、同じものを採用。「生活感が出ない感じがいいですね」とGさん。背面の収納も取り出しやすい引き出しタイプとし、すっきり片付く空間に。上部は吊戸をなくし、センスのよい小物がならぶ飾り棚をつけました。 奥様が選ばれた大ぶりのペンダントライトは、木目の天井に水面のような光を映し出し、キッチンをリビングとリンクしたリゾート感ある雰囲気にまとめています。

LDKの中心には、奥様のこだわりでスキップフロアを設計。カウンター部分は足を入れて腰かけられるようになっており、デスクのように使えます。「将来子どもがリビング学習をできたらいいなと考えて作りました。家事をしながらも目が届きますし、困っているときもカウンター越しに教えられます」と奥様。収納もたくさん設けられていて、お片付けの習慣も身につきそうです。

キッチンと色味やテイストを合わせて統一感を出した洗面。キャビネットの一部をオープン棚にして、ドライヤーをスムーズに出し入れできるようにしました。脱衣室と洗面は引き戸で区切り、来客時に生活感が見えないように配慮しています。

2階のセカンド洗面は、1階と少し雰囲気を変えてかわいらしいテイストに。楕円の洗面ボウルや丸形のミラーが柔らかい印象を与えます。タオルバーもミラーのフレームの色をリンクさせることで、違和感なくまとまっています。セカンド洗面があることで、加湿器の水を入れたり、ちょっと手を洗ったりと、なにかと便利だそう。

「海の底」をテーマに作られたというトイレ。深い紺色のクロスを大胆に使いつつ、重くなりすぎないように片面はグレーのクロスにされました。クロスに映るペンダントライトの光が、水のゆらめきを感じさせます。センス良く飾られた絵画は、奥様が自分で描かれたもの。

入居してから少しずつ、小物や植物を増やされているというご夫妻。「毎朝仕事前に水やりする時間が、いいリフレッシュになっています」とGさん。小物類は奥様のセレクト。大ぶりなドライフラワーのディスプレイは、お気に入りのカフェのインテリアを参考に自作されたそう。入居してからも家づくりを楽しんでおられます。