カーテンなしで暮らせる家【滋賀県大津市】

■設計士より 「面白い家を建てたい」というお施主様の一言が設計の始まりでした。 ご主人は素材感や外観を、奥様は明るさや動線、室内デザインを優先に考えておられました。 ご夫妻の好きなデザインを詰め込み、日々の使い勝手も大切にしようと何度も打合せを重ねて検討し、出来上がったお家です。

漆喰クロスの白壁と無垢床が生みだす優しい印象のリビング空間です。 リビングの三角天井と階段の吹き抜けがつながり、開放感を生み出します。 絵画のような窓と、壁面全体を照らす間接照明も設計士よりご提案させていただきました。

階段の吹き抜けに回遊させた廊下には収納棚を造作。 家族共有の図書スペース兼、子どもたちの成長を追う飾り棚にもなります。

モルタルを仕上げ材に用いた洗面スペース。 アンティークな壁出しタイプのカランや、影ができづらい電球色の間接照明を選ぶなど、デザインのみならず、実用性も重視しています。 洗面横の扉は、建物裏手の中庭に繋がっており、家事動線にも配慮しています。

プライバシーに配慮し、窓の位置を高くした寝室。 カーテン要らずの窓は常に太陽の明るい光を取り込みます。

2階にはご夫婦の寝室と子ども部屋、そして書斎を設けました。 ちょうど一人分の書斎デスクスペースはお籠り感が心地よい空間となっています。