風と光に包まれて歳月の変化まで楽しむ家

朝日の中で朝食を食べるなど、体のサイクルにしっかり自然を採り入れられる家にしたいという思いがつまったダイニングスペース。大きなダイニングテーブルは、食事だけでなく、奥様がミシンをかけたりもするそう。

ダイニングに設けた多目的なスペース。「デスクファニチャー」を採用し、奥様が日記をつけたり、将来はお子様の勉強スペースに。

天然の土・砂・石・雲母・貝殻でできた調湿性のある塗り壁材を内壁に採用しているI様邸。床は素朴な木の風合いが美しい床材、キッチンの造作壁など変化をつけたい部分には大理石のモザイクタイルを使用。「なるべく自然の素材を使い、そこに光と風が巡る、そんな空気感を大切にしたいと思ったんです」とご主人。

朝から夕方までずっと明るいダイニング。木目調クロスを巻いた付梁がアクセント。オープンにつながるキッチンの対面カウンターは軽食コーナーやバーカウンターにもなる。

ダイニングとほどよくつながるリビング。家具は造り付けず移動できる置き家具だけでまとめている。「ソファの後ろは今はキッズリビングになっています。ママ友とダイニングでおしゃべりしていてもココなら子どもたちにも目を配れるのがいいですね」と奥様。

奥様の夢を叶えたキッチン。扉に無垢材を使ったシステムキッチンを採用し、床は拭き掃除がしやすいタイルに。調理中でも家族が通れる幅やパントリーもあり、使いやすい。また、通風・採光を考えて設けた玄関のスリット窓から光が入り、キッチンの勝手口を通って風が抜けるよう設計。