宅建を活かして副業は可能か知りたい。土日休みを利用して宅建を活かした副業がしたい。そんな⼈は多いのではないでしょうか。今回は、そのような方に向けて、宅建を活かした副業の種類やよくある疑問を解説します。また、後半では副業をする上で気をつけておきたい点も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
こんな⼈におすすめの記事
・宅建を活かした副業をしたい
・土日にできる副業を知りたい
・副業に有利な資格で宅建の取得を考えている
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宅建を活かして副業することは可能?
宅建を活かした副業は可能です。国家資格として認知度が高い宅建は、不動産業界で需要が多く、宅建を活かした副業を考える人は少なくありません。
合格するには不動産に関する専門知識が必要であるため、副業に活かせる強みもあります。しかし闇雲に副業を目指すのではなく、どのような種類の副業があるのかを知っておくことが大切です。
肝心な種類、自分の強みやワークライフバランス、稼ぎたい収入によって最適な仕事を選ぶことが大切です。
宅建を活かした副業の種類と得られる収入の目安
まずは、宅建を活かした副業と得られる収入の目安について解説します。
複数の種類があるため、自分に合った仕事を見つけてみてください。
不動産会社の宅建取引業務
宅建を活かした副業で一般的なものに、不動産会社での宅建取引業務があります。重要事項説明書や売買契約書の作成、宅建士として重要事項説明書の内容を顧客に説明することが主な仕事となります。
働き方としては、パート・アルバイトでの雇用が一般的であり、土日を使って副業をしたい人におすすめです。
宅建士の少ない不動産会社からの求人が多く、時給も一般的なアルバイトより高めです。地域によりますが、求人情報を調べてみると平均的な事務の時給の1.5倍前後で設定されていることが多いです。
不動産仲介業務
契約書の作成や重要事項説明ができる強みを活かして、不動産仲介業務をすることも可能です。
不動産仲介には、売買と賃貸の2種類があります。それぞれ不動産を売りたい人と買いたい人、貸したい人と借りたい人の間を仲介して、契約書を作成し、重要事項や契約内容を説明します。
働き方としては、個人事業主やフリーランスに該当し、反復継続して取引する場合は、宅建業への登録も必要になります。
不動産仲介業務の収入は、顧客から受け取る仲介手数料であり、手数料の額は、宅建業法で売買と賃貸それぞれ上限が定められています。
宅建講師
宅建講座を扱う予備校や資格専門学校で宅建講師として働く選択肢もあります。
求人の条件は、各学校によって異なりますが、土日や夜間の講座の講師や家庭教師などもあり、自分の生活や本業とのバランスに合った仕事を見つけることも可能です。
宅建講師の時給も通常のアルバイトと比較して高く、求人サイトを見ると学校の講師の場合で2,000円〜3,000円といった募集もあります。
ウェブライター
少し特殊な仕事ですが、宅建士として不動産関係の専門的な知識を活かすことで、ウェブライターとして働くこともできます。
ウェブライターとは、クライアントから依頼された内容の原稿を執筆する仕事であり、パソコンがあれば仕事ができるため、自宅で仕事をすることも可能です。
不動産関係の記事を執筆する場合、宅建士の資格を持っているとクライアントから重宝されるため、他のライターとの差別化ができ、仕事を受注する上でも有利となります。
なお、ウェブライターには、フリーランスとして働く場合と会社に雇われて働く場合があります。フリーランスの場合は通勤による移動の無駄がなく、場所を問わず働くことができ、実績を積むことで、高収入を得ることもできます。
収入の目安は、会社に雇用されて働く場合は、時給1,500円〜2,000円ほど、フリーランスの場合は、文字単価や記事単価で報酬が発生するため、時給に換算すると、最初は1,000円以下ほどになる場合が多いですが、実績やスキルを積むことで時給5,000円以上も可能です。
不動産投資
宅建を持っていなくてもできる副業ですが、不動産投資をする選択肢もあります。
不動産投資とは、所有する不動産を第三者に賃貸することで家賃収入を得る投資であり、不動産賃貸経営を指す言葉です。
宅建を持っていることで不動産関係や契約条件についての知識がある分、持っていない投資家よりは、有利と言えます。
収入は、所有している不動産の数によって決まり、月に数万円レベルの投資家もいれば、保有物件が多い大家になると月に数千万円〜1億円を超えるような投資家も存在します。
ただ、不動産投資は、銀行からの融資で購入するケースがほとんどであり、不動産の目利きに失敗すると大きなリスクにつながるため、慎重に検討することが大切です。
オンライン重説
宅建士の独占業務である重要事項説明をズームなどで行うオンライン重説も、宅建士ならではの副業です。宅建業法の改正によって開始されたオンライン重説ですが、副業として一般的に認知されつつあります。
正社員やアルバイトのように、雇用されている訳ではなく、業務委託として報酬が発生する場合や時給で発生する形になっています。1回のオンライン重説で5,000〜10,000円ほどが相場です。
宅建を活かした副業を見つける方法
ここでは、宅建を活かした副業を見つける方法を紹介します。
一般的なハローワークや人材会社の求人情報以外の方法を紹介するので、宅建士を活かした魅力的な副業を見つけたい人は、ぜひ試してみてください。
クラウドソーシング
ウェブライターやオンライン重説など、クライアントから直接業務委託を受けて仕事がしたい人は、クラウドソーシングサイトがおすすめです。
クラウドソーシングとは、ウェブ上で仕事を依頼したい人と仕事を受注したい人をマッチングするためのサービスであり、ウェブ関連をはじめさまざまな仕事があります。
副業の種類によって利用するべきサービスは異なりますが、有名なサービスとしてクラウドワークスやランサーズに登録してみるのがおすすめです。
知人経由での紹介
不動産会社でのパート・アルバイトや宅建講師など、会社から雇われて副業をしたい人は、知人からの紹介が効果的です。
特に、知人が不動産会社で働いている場合や宅建講師をしている場合、宅建を持っていることで仕事を紹介してもらえるかも知れません。
求人情報に応募して知らない会社に入ると、風土が合わない場合や柔軟な働き方ができないなど、リスクがありますが、知人の紹介であれば多少の要望には柔軟に応えてもらえる可能性が高いです。
SNSで情報発信
X(旧Twitter)やインスタグラムなどのSNSが普及している現代においては、情報発信することで副業を見つける方法もあります。
SNSの魅力は、日本だけでなく世界中だれでも繋がることができるため、発信を続けることでどんどんネットワークが広がっていくことです。
チャレンジしたい副業の種類があれば、発信をすることでクライアントから直接連絡がきて仕事につながる可能性は、決して低くありません。その際は、自分の強みは何で、どのようなクライアントに価値を提供できるのか、をしっかりと明確にしておきましょう。
クラウドソーシングを利用すると報酬の中からシステム手数料を支払う必要がありますが、クライアントと直接取引すれば、手数料も発生しないため、クライアント側にもメリットがあります。
SNSのフォロワーが増えれば、仕事につながるチャンスも多くなるので、副業の幅を広げるためにもSNSを積極的に利用してみましょう。
宅建を活かした副業でよくある疑問
ここでは、宅建を活かした副業でよくある疑問にずばり回答します。
宅建の副業で以下のような疑問を持つ人は参考にしてください。
土日だけのアルバイトは可能なのか
不動産の取引は、売買にしても賃貸にしても顧客の休日である土日に行われることが多く、土日だけのスポットでアルバイトを募集する会社も多くあります。
本業が土日休みの場合など、土日だけ働きたい人は、それを条件に仕事を探してみましょう。
未経験でも大丈夫なのか
未経験でも大丈夫か、これもよくある質問ですが、答えは「内容による」と言えます。
これまでのご自身のスキルにもよりますが、フリーランスのウェブライターや宅建講師など、宅建に合格するまでの努力を思い出し、ぜひ新しいことにチャレンジしてみてください。未経験である分、気をつけておきたいこともあるため、そちらは後ほどご説明します。
リモートで在宅でもできる副業はあるか
副業を始めたい人の中で、リモートで在宅でもできる仕事を希望する人はとても多いです。
宅建を活かしてできる副業の種類の部分でも紹介しましたが、オンライン重説やウェブライターなど、リモートでできる副業はたくさんあります。特に、オンライン重説は、法改正も行われ、認知度もどんどん上がっています。
宅建で副業をする際の注意点
宅建を活かした副業をする際は、以下のような注意点もあります。
副業を始める前にチェックしておきましょう。
宅建士に登録する必要がある
宅建試験に合格しただけでは宅建士になれません。宅建士になるには、試験に合格した後、都道府県知事の登録を受け、宅建士証を交付してもらう必要があります。
運転免許と同じく免許証がないと宅建士を名乗ることはできず、名刺にも記載できませんので注意しましょう。
独占業務である重要事項説明も宅建士証が必要です。
なお、都道府県知事の登録料は、令和5年現在、37,000円となっています。合格してすぐに登録を済ませたい人は、事前に用意しておきましょう。
違法な名義貸しに注意
宅建士が不足している不動産会社に対して、在籍もしていないのに専任の宅建士として登録する、通称、名義貸しは違法行為であるため、依頼されても絶対にやめましょう。
ばれると免許証がはく奪となり、合格までの努力がすべて無駄になるので注意が必要です。
参考記事
>>宅建士の名義貸しの違法性を徹底解説!リスクと対策とは?
実務経験がない分野にも注意。自分のキャパシティを見極める
名義貸しにも共通して言えることですが、知らずに取り組んだことが、後にトラブルになる可能性もあります。実務経験がない分野では、経験者の体験談を聞くことも大切です。
未経験の分野では、いきなり大きな仕事を受けずに、まずは小さく始めるなど、自分のキャパシティも見極める必要があります。特に金額が大きく動く場合などは十分な実務経験を積んでから取り組む必要があります。
実績を積み重ねながら少しずつ進めていきましょう。
所得が20万円を超える場合は確定申告が必要
所得が20万円を超える場合は、本業と合わせて確定申告が必要となります。
確定申告せずに放置すると税務署から税務調査の依頼がくる可能性があり、場合によっては、追徴課税を支払うことになるリスクにつながります。
個人事業主やフリーランスとして働く場合、経費も合わせて所得を計算する形となるため、分からないことがあれば、税理士などの専門家に相談してみましょう。
まとめ
今回は、宅建を活かした副業をテーマに解説しましたがいかがでしたでしょうか。
宅建を活かした副業は、さまざまな種類があり、働き方や稼ぎたい収入に合わせて選ぶことができます。
解説した内容を参考に、ぜひ自分に合った副業を見つけて積極的にチャレンジしてみてください。
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