不動産営業に興味はあるけどやっていけるか不安。一般的にきついイメージの不動産営業ですが、働いてみると厳しい側面はあるものの魅⼒も多い仕事です。今回は、不動産営業がきついと言われる理由や向いている人の特徴、転職時の注意点などについて解説します。
こんな⼈におすすめの記事
・不動産営業に興味がある
・不動産営業に転職したいけど不安がある
・自分が不動産営業に向いているか知りたい
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不動産営業は本当にきついのか?捉え方について
一般的にきついイメージがある不動産営業の仕事ですが、どのように捉えれば良いのでしょうか?不動産業界に限らず、どの仕事でも共通する考え方ですが、あくまでフラットに見ることが重要です。
冒頭で述べたように、人によっては不動産営業はとてもやりがいがあり、向いている人にとっては魅力的な仕事です。
実際、不動産営業は、年齢に関係なく働ける仕事であるため、若いうちから定年までずっと営業として働く人もいます。
働いてみるとイメージと全然違うという場合もあるため、不動産営業=きついという先入観を持たずに客観的に見ることが大切です。なぜ不動産営業はきついと言われるのか、見ていきましょう。
実際に離職率は高いのか?
また、不動産業界の離職率は高いと思われがちですが、実際にデータを見ると高いわけでもありません。「令和4年度雇用動向調査結果の概要」では、全産業の平均離職率15%に対して、不動産業は13.8%と低い数字をマークしています。
他の業界と比べることで、不動産業界の立ち位置も見えてきます。具体的にこちらの記事でも解説していますので、合わせてご参考ください。
>>不動産業界の離職率は高い?他の業種と比較したデータで解説
不動産営業がきついと言われる理由5選
ここでは、不動産営業がきついと言われる5つの理由について解説します。
一般論として、不動産営業は以下のような理由できついと言われることが多いです。
市況に左右されやすい
不動産は景気によって価格が大きく変化するため、営業として成果を上げる上で、市況に大きく左右される難しさがあります。
金利変動や建築資材の高騰、コロナ禍に代表される人々の生活スタイルの変化など、社会情勢によって、売買価格や取引件数は大きく変わります。
市況が良い状況だと不動産会社は、積極的に不動産を買い取りますが、在庫過多になった瞬間に買い控えがおきると、価格は一気に下落します。
買取が活発である状況は、不動産市況が良い場合の典型的な状況ですが、同時に売り物件の価格がつり上がり、一般個人の買い控えが起こる原因にもなります。
不動産の市況は良い時と悪い時を交互に繰り返し、社会情勢の変化は予測しにくい要素も多いため、リスクが高く、対応がきついと思っている人も多いです。
法改正への対応や専門知識のキャッチアップが必要
不動産取引は、宅建業法によって規制されており、たびたび法改正がなされます。
法改正がなされると取引方法の変更や契約内容を修正するなど、営業として改正された法律に合わせた対応をしなければなりません。
また、常に専門知識のキャッチアップが必要であり、新しい情報を積極的に収集する必要もあります。
近年では、ITの浸透に伴いオンライン重説なども利用されていますが、それも法改正により解禁されました。
このように新しい法改正への対応や新しい情報による専門知識のキャッチアップが求められることも不動産営業がきついと言われる理由です。
不動産は2つとして同じものがない
不動産は2つとして同じものがなく、個別具体的です。再現性がないこともあり、営業が難しいと言われます。
一般的に製造される商品などのように、同じ説明を繰り返して、営業ができるわけではありません。
また、売主さま、買主さまも1人1人違う人間であり、不動産への想いも異なります。
営業をする上で、1つの物件、1人の顧客に対して個別の対応が求められることは、不動産営業の醍醐味でもありますが、同時にきついと言われる理由にもなっています。
高額なため責任が大きくトラブルが増えることもある
不動産は高額商品であるため、取引時のトラブルが多くメンタル的にきついとも言われます。
特に、売買取引は、数千万円〜数億円の取引になる場合もあり、何か1つの失敗が大きなトラブルにつながることも少なくありません。
1つの取引が会社の業績に与える影響も大きいため、やりがいや報酬も大きいですが、その分責任も重大な仕事と言えます。
ワークライフバランスが取りづらい
不動産営業の仕事は、顧客からの連絡があると休日や仕事終わりの業務時間外に対応する場合もあるため、ワークライフバランスが取りづらい仕事と言われています。
顧客とのやり取りやスケジュール調整の仕方によって、ある程度は、業務時間外の仕事の発生を防ぐことができますが、現実的にゼロにするのは難しいです。
不動産営業に限らず、営業職であれば仕方ないこととも言えますが、ワークライフバランス重視の仕事がしたい場合には、きつく感じてしまう人もいるかも知れません。
こちらの記事もご確認ください。
不動産営業の種類と仕事内容
1口に不動産営業と言っても、営業の種類によって仕事内容は、異なります。
ここでは、不動産営業の種類とそれぞれの仕事内容について解説するので、どれが自分に合っているか一緒に考えてみましょう。
売買仲介
不動産営業の中で最も一般的に知られているのが、売買仲介です。
東急リバブルや三井のリハウス、野村の仲介など、テレビCⅯなどで誰もが知っている大手不動産会社は、売買仲介の会社が多いです。
その名の通り、不動産の売買取引を仲介する仕事であり、契約が成立すると売主と買主から仲介手数料が発生します。
主な仕事内容は、物件査定や現地案内、契約書の作成、契約業務などであり、売買におけるさまざまな取引を経験できるため、不動産の専門知識が身につきやすい仕事です。
賃貸仲介
不動産仲介の仕事は、売買だけでなく賃貸仲介もあります。
賃貸仲介は、賃貸物件の仲介をする仕事であり、売買と同じく手数料で収入を得る仕事です。
仕事内容は、売買仲介とそこまで変わらず、物件の案内や契約書の作成、契約業務と合わせて会社によっては、物件オーナーとのやり取りをする場合もあります。
家を実際に借りたことがある人にはイメージのつきやすい仕事かもしれません。
リーシング営業
また、さらに深ぼるとリーシング営業と呼ばれる営業もあります。
リーシング営業とは、自社が管理している賃貸物件を客付け(お客さまを紹介してくれる)の仲介会社に紹介する営業のことです。
一般的な賃貸の仲介会社と異なり、直接エンドユーザーを相手にすることは少なく、あくまで賃貸の客付けを得意とする仲介会社に対して営業をする点が特徴です。
馴染みのない言葉かもしれませんが、こちらの記事でも具体的に解説していますので、興味がある方はぜひご参考ください。
>>リーシング営業とは?仕事内容や向いている人を解説
自社物件販売
自社物件販売とは、分譲戸建やマンション、投資用不動産など、自社で開発した物件を販売する仕事です。
いわゆるデベロッパーと言われる会社の販売営業であり、顧客への電話営業やポスティング、顧客との商談、契約業務が、主な仕事内容になります。
テレビCⅯやウェブ広告をはじめ、広告に力を入れている会社が多く、営業スタイルも反響営業のスタイルを取っている場合が多いです。
不動産仕入
一般的には、あまり知られていない仕事ですが、不動産仕入という営業もあります。
その名の通り不動産を仕入れる(買い取る)仕事であり、地主や売買仲介会社から売り物件の情報をもらい、自社で加工して再販することを目的に物件を買い取ります。
わかりやすく単純化すると、1000万円で仕入れた物件を300万円でリフォームし、1500万円で販売すると、利益が200万円残ります。
不動産仕入をする会社は、主に分譲戸建・マンションのデベロッパー、土地分譲、リノベ再販業者があり、それぞれ買い取る不動産も異なります。
投資用不動産営業
投資用不動産は、住む目的ではなく、家賃収入を得るために購入する不動産のことです。
投資用不動産営業とは、投資物件を投資家に向けて販売する仕事であり、居住用で購入する実需物件の販売営業とは、少し違う仕事です。高収入であることで知られており、きつい印象があるのも営業です。
しかし、実績を上げると人脈や知識が豊富に手に入るやりがいのある仕事です。以下の記事でも解説していますので、合わせてご参考ください。
>>投資用不動産営業の仕事内容は?きつい?メリットやデメリットを解説
不動産営業に向いている人の特徴6選
ここでは、不動産営業に向いている人の特徴を6つ紹介します。
自分が不動産営業に向いているか不安という人は、参考にしてください。
キャリアの幅を広げたい
まず、キャリアの幅を広げたい人です。
不動産営業は、先述したように売買や賃貸など、いくつかの種類があり、それぞれ応用が効きやすい仕事です。
将来的に、転職や独立などに繋げる人もいるため、キャリアの幅を広くもっておきたい人には、適した仕事と言えます。
成果が給料や社内評価に反映される仕事がしたい
次に、自分の成果が給料や社内の評価に反映される仕事がしたい人は、不動産営業に向いています。
不動産営業は、営業成果が社内評価に直結する仕事であり、昇給や昇格に大きな影響を与えます。
年齢に関係なく、成果次第で給料と社内評価が決まるので、若いうちから活躍して出世したいという人にもおすすめです。
ボーナスやインセンティブが導入されていることも多いです。
参考記事>>不動産営業のボーナスの仕組みは?インセンティブや給与体系について解説
専門知識を身につけたい
専門知識を身に付けたい人も不動産営業に向いています。
不動産は、一般的に知られていないような専門知識が多く、不動産のスペシャリストになれば、幅広い仕事に対応できます。
誰にも負けない専門知識をつければ、売買から開発、賃貸から管理といったような横展開も可能ですので、専門性を身に付けたい人に、不動産営業はおすすめです。
資格を取得したい
不動産業界は関連資格がたくさんあります。宅地建物取引士は有名ですが、他にもファイナンシャルプランナーや賃貸経営管理士、マンション管理士などの国家資格や民間資格まで幅広いです。
不動産は一つとして同じものはなく、勉強好きな人にも向いています。
実際に不動産業界に入る前は資格がなかったという人も、宅建をとって他の資格にもチャレンジし始めたとい人は多いです。
ぜひ、資格取得にもチャレンジしてみてください。
参考記事>>不動産営業で活躍するための6つの資格!難易度も解説
やりがいの大きな仕事がしたい
不動産は、扱う商品が高額であり、営業成果を上げれば給料や社内評価に反映されるため、やりがいの大きな仕事です。
先述したようにトラブルが発生することもありますが、同時に、顧客から大きく感謝されることも多くあります。
自分の努力が、会社や取引先、顧客からの評価に繋がるため、仕事にやりがいを求める人に不動産営業は、とても向いている仕事です。
お客さまと直接かかわる仕事がしたい
直接、エンドユーザーにあたるお客さまと関わる仕事がしたいという人も不動産営業に向いています。
売買でも賃貸でも、不動産営業は、直接お客さまに商品やサービスを提供でき、感謝の言葉をもらうことができます。
商品が高額である分、責任は大きいですが、その分、満足や感謝の言葉をもらった時の感動や達成感は、不動産営業の大きな醍醐味です。
不動産や住宅が好き
街並みや家を見るのが好きなど、不動産や住宅が好きという人も不動産営業は向いています。
不動産営業は、仕事のやりがいや努力も大切ですが、同時に不動産が好きという根本的な気持ちも大切です。
実際、不動産業界でずっと働いている人は、お金ややりがいと同じくらい不動産が好きという気持ちを持つ人が多いです。
すべてが違う不動産であるからこその面白さがあるため、不動産や住宅が好きな人は、ぜひ不動産営業にチャレンジしてみましょう。
転職時に注意するべきポイント4選
最後に、不動産営業に転職する際に注意するべきポイントを大きく4つ解説します。
不動産営業において働く会社選びは、とても大切なので、これから転職する人は、以下の内容を参考に、転職先選びに役立ててください。
企業のホスピタリティや理念を確認する
まず最も重要なのが、企業のホスピタリティや理念の確認です。
お客さまや従業員への接し方、面接での対応、オフィスの雰囲気など、細部にわたって観察することが大切です。
会社が掲げる理念は、その企業の価値観や文化を表すものです。自分のキャリアビジョンや価値観と合致しているかどうかを慎重に見極めましょう。
また、理念が実際の企業活動にどう反映されているのかも確認すると良いでしょう。
ネット上の口コミやSNSも判断材料にする
次に、企業の評判やブランドイメージを知るために、ネット上の口コミやSNSをチェックしましょう。
多くの企業がX(旧Twitter)やYouTube、Instagramなどで積極的に情報発信を行っており、企業の雰囲気や文化を知る良い手がかりとなります。
ただし、Google口コミや転職口コミサイトについては、投稿者の主観や特定の経験に基づくものである可能性が高いため、複数の情報源を総合的に判断することが重要です。
極端に良い評価や悪い評価には、特に注意を払う必要があります。
会社の方向性や業績をチェックする
企業の将来性を見極めるために、会社の方向性や業績を詳しく調査することは不可欠です。
上場企業の場合は、IR資料や決算報告書、中期経営計画などの公開情報を確認しましょう。非上場企業の場合も、面接時に積極的に質問するなどして情報収集を行います。
業績が好調な企業でも、その成長が持続可能なものかどうかを見極めることが重要です。
逆に、業績が一時的に悪化している企業でも、その原因と回復に向けた具体的な施策を確認することで、将来性を判断できます。
また、会社の事業展開の方向性が、自身のキャリアプランと合致しているかどうかも重要な判断基準となります。
現場社員の方の雰囲気も確認する
実際に働くことになる現場の雰囲気を知ることも大切です。人事部門の対応と現場の実態が異なることも少なくありません。
可能であれば、現場社員との面談機会を設けてもらい、実際の仕事の進め方、チームの雰囲気、残業状況などについて率直に質問することをお勧めします。
また、オフィス見学ができる場合は、働く環境や社員同士のコミュニケーションの様子なども観察しましょう。転職エージェントなどを通して興味のある企業の実態を確認することも雰囲気を掴むためにおすすめです。
まとめ
今回は、不動産営業がきついと言われる理由や向いている人の特徴、転職時の注意点などについて解説しました。
不動産営業のきつさは、人それぞれで異なり、人によっては、あまりきつさを感じないという人もいます。
同じ不動産営業でも種類はさまざまであり、仕事内容も異なるため、自分に合った仕事を選択することも可能です。
会社によって雰囲気も異なるため、解説した会社選びのポイントなども参考にしながら、不動産営業に興味がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。
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あなたにマッチした、不動産業界での働き方を一緒に考えていきましょう。
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