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九州の小京都!日南市・飫肥城下町の武家屋敷を宿泊施設にリノベーション「合屋邸」
- 宮崎県
- 空き家
- 宿泊
- 登録日
プロジェクトについて
プロジェクトの概要を教えてください。
メディアで度々取り上げられる「空き家」問題。日南市も残念ながらその例外に漏れる事なく、毎年空き家の数は右肩上がり。日南市を代表する観光地で、年間20万人もの観光客が訪れる城下町「飫肥(おび)」でも空き家が目立つようになってきました。九州で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定され、九州の小京都とも称されるこの美しい城下町が直面している空き家問題はかなり深刻です。
このピンチに、崎田市長をはじめとする日南市役所が問題意識を持ち、そして地域住民の賛同を得て、プロジェクトが立ち上がりました。点在する歴史的建造物の再生を行い、地域活性につながるプロジェクトの第1弾として、武家屋敷をリノベーションして宿泊施設をオープンさせました。
古民家再生や事業再生などを手がけるKiraku Japanが事業主体となり、内装デザイン大手の乃村工藝社が空間プロデュースとデザイン監修を担当し、現在まちなみ再生コーディネーターとして活動する徳永煌季(こうき)さんがプロジェクト全体のリードをしました。
まちなみを損なうことなく、モダンな雰囲気に生まれ変わった地域の空き家は、国内だけでなく海外から宿泊を希望される方も多く、新たな観光客の誘致に繋がっています。
物件との出会い
どのような方法で物件を入手しましたか?
当物件は空き家になって十数年経っていましたが、所有者が県外にいたこと、そして物件の規模と敷地の広さから自治体としても非常に利活用に苦慮していました。そこで徳永さんは、着任してすぐに直接オーナーさんに会いに行き、なんとか前向きに使わせて頂きたいとお願いしたところ、ご快諾いただいたそうです。
リノベーションのこだわりについて聞かせてください。
江戸地代に中級家臣武士の邸宅の長屋門だった物件を活用しています。その後、増改築を経て、十数年前に空き家となっていました。
当時のおくどさんと呼ばれる日本伝統のかまどをそのまま生かしつつも、現代的なキッチンを完備。雰囲気に合わせ囲炉裏や設置しています。風呂はひのきよりも高級と言われる「高野槇(コウヤマキ)風呂」 を使用し、ゆったりとくつろげる空間にしています。歴史的建造物ならではの宿泊施設で、暮らすように文化体験を楽しむことができるようにデザインされています。
物件ギャラリー
地域にどんな効果があったか
プロジェクトがスタートしたことで、
地域に変化はありましたか?
飫肥地区は歴史的景観や豊かな自然、観光資源には恵まれていたものの、アクセス面に課題があり、これまで日南市の中でも十分な誘客に至っていなませんでした。こうした宿が整備されたことをきっかけに、それ以外のサテライトオフィスや飲食店などの新しい空き家再生プロジェクトも立ち上がっています。さらには、地域の飲食店には宿泊客が食事に行ったり、少しずつですが経済波及効果も出始めました。
また、飫肥城下町の歴史的建造物の修復や保存管理などをおこなう「飫肥城下町保存会」など、まちづくりを担う人々と連携し、2018年3月には「DENKEN WEEK」というイベント等も開催し、国内だけでなくインバウンドも含めた、新たな観光客の誘客につながっています。
こうしたプロジェクトなどを通じて、日南市のまちづくり・空き家再生に関わりたいという人材も増え、地域づくりの担い手の移住も進んでいます。
今後、地域とつながる中で、
どんな場所にしていきたいと考えていますか?
まちなみ再生コーディネーターとして活躍している徳永さんは以下のように語っています。
「「まちなみ再生コーディネーター」は武家屋敷などの歴史的建造物の再生が主要な業務の一つではあるものの、単純に個々の空き家を綺麗にリノベーションして再生するだけではありません。受け継がれてきた伝統をしっかりと引き継ぎ、現代のニーズとも調和させながら、100年、200年先、いや未来永劫に、まちなみに沿った再生をする必要があります」
地域住民、日南市役所、空き家を利活用したい内外事業者、縁もゆかりもないけど飫肥のために奮闘するヨソ者、などあらゆるプレイヤーを巻き込み、サステナブルな飫肥のまち、日南のまちづくりを目指されています。
プロジェクトに関するデータ
物件について
| 物件名 |
季楽 飫肥(合屋邸) |
| 所在地 |
宮崎県日南市飫肥8丁目1-48
地図を見る
|
| 物件タイプ |
空き家(一戸建て) |
築年月 |
1923年4月
|
| 取引形態 |
賃貸 |
入手時期 |
2016年8月 |
| 間取り |
2LDK |
事業開始時期 |
2017年4月 |
| 建物面積 |
99.32 m² |
賃料・購入価格 |
非公開 |
| 土地面積 |
469.42 m² |
事業用リノベ費用 |
非公開 |
| 活用分野(詳細) |
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資金調達について
| 資金調達方法 |
その他+投融資 |
| 自己資金 |
- |
投融資 |
非公開 |
| クラウドファンディング |
- |
補助・助成金 |
- |
| その他 |
非公開 |
| 初期投資は回収できたか |
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プロジェクトオーナーについて
| プロジェクトオーナー |
Kiraku Japan合同会社及び徳永煌季氏 |
| プロジェクトURL |
https://www.kiraku.co/ |
| プロフィール |
徳永煌季氏について(HAN’S株式会社代表取締役兼日南市飫肥まちなみ再生コーディネーター):日南市の飫肥地区における伝統的建造物等の空き家再生事業を推進し、宿泊施設の開発、観光コンテンツのプロデュースや誘致、そして地域資源のウェブ上のマーケティング等を行う。補助金に頼らない形で、民間資金約1億円を調達し、 2017年4月飫肥にて2棟の高級武家屋敷宿泊施設を同時オープンさせる。並行して空き家となっていた武家屋敷に飲食店やサテライトオフィスの誘致に成功。現在はそれ以外にも6施設の基本計画とまち全体のグランドビジョン策定を推進し、福岡県うきは市の伝建地区の再生も行う。従前は、JPモルガン証券株式会社にて、金融派生商品の仲介及び法人営業。早稲田大学国際教養学部(2010卒業) |