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中長期滞在の拠点に。学生が地域の人とともに進めるリノベーションハウス「糸と吉~ゆい~」

「糸と吉〜ゆい〜」

プロジェクトについて

プロジェクトの概要を教えてください。

釜石空き家リノベプロジェクトは、2017年8月と2018年8月のそれぞれ約1ヶ月間、2期に渡って行われました。かまいしリンクでインターンをする素人の学生が、岩手県釜石市にある空き家のリノベーションに取り組んだプロジェクトです。
インターン生自身が住みやすい空間を作ることを重点に置いて、それぞれがいいと思うことをリノベーションに反映してもらったため、内装にはそれぞれのインターン生の個性が出ていると感じます。
現在もインターン生や地域に関わる人々がこの家に住み、活動しているので、歴代の学生や滞在者の記録が残されています。


プロジェクトが始まったきっかけは何でしたか?

NPO法人としてボランティアやインターン生を受け入れる際、彼らや地域に関わっている人たちに住む場所を提供できたらいいなと考えていました。そんなとき、様々なご縁を通じて、この物件と出会いました。インターン生のような地域に関わる人が集う場所、滞在先を作るのであれば、そういった人たち自身が過ごしやすい場所を自らで考えて作り上げて欲しいという思いでこのプロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトを始めるにあたって、
どのような工夫をされましたか?

リノベーションをする際のテーマやコンセプトはすべて、プロジェクトに参加したインターン生に任せたことです。インターン生やボランティアなどが集う場にするためには、インターン生自身が住みやすい場を作って欲しいという想いがあったので、彼女たちには自由にプロジェクトを進めてもらうことに決めていました。「糸と吉~ゆい~」というこの家の名前を考えたのも、プロジェクトのロゴを考えたのも、インターン生です。私自身も含め、素人がリノベーションに挑戦しようとしていたため、地域の方に活動に関わってもらえるようFacebookを使って告知をしたり、DIYの達人から定期的にアドバイスをもらいつつ改修作業を進めました。

プロジェクトを始めるにあたって、
大変だったこと・失敗談を教えてください。

前住民が引っ越してから6ヶ月以内という、空き家歴がほぼない物件ではあったものの、人が住めるようにするためにはガスの修理やトイレの改修など、事前に手を加える必要があり、ある程度まとまったお金が必要でした。物件を入手してから、実際にインターン生にプロジェクトを進めてもらうまでの準備段階で、初期費用が多くかかり、民泊のような営利目的で空き家の運用をする意向もなかったため、負担は想像以上に大きかったです。

物件との出会い

物件との出会いを教えてください。

「糸と吉~ゆい~」の前の道は急な坂になっています。もともとこの物件に住んでいた方がご高齢になったため、急な坂がないところに引っ越したことでこの物件は空き家となりました。空き家の借り手を探していた元住民の方が、かまいしリンクの活動に共感してくださり、ご縁があって、別の方からこの空き家を紹介していただきました。

どのような方法で物件を入手しましたか?

前述の通り、人づてに元住民の方が、空き家の借り手を探していることを知りました。釜石市街から徒歩5分圏内という、釜石に来る人が活動する拠点として考えた時にとてもいい立地にあり、かつ、好きなように空き家を改装して構わないというお言葉をいただいたことで借りることに決めました。元住民の方に連絡を取り、不動産会社を通じて手続きを経て、お借りしました。

リノベーションのこだわりについて聞かせてください。

床貼り中のインターン生

1つ目は、コンセプトの「田舎にある我が家。」に合わせて、この家を我が家のように感じられるよう、インターン生の理想とする家のイメージを大切にして、改修を進めたことです。そのため、「糸と吉~ゆい~」の内装には1期生、2期生それぞれのこだわりが詰まっています。特に、玄関や共有スペースに大きな黒板を設置したり、リビングに歴代のインターン生の記録を残しておけるスペースをつくったことで、交流の生まれやすい家になっています。
2つ目は、床に関してです。1期生はリビングを、2期生は玄関の床貼りをしてくれました。床材に使用したのは釜石森林組合から購入させていただいた釜石産のスギ材です。床貼りの作業は素人の学生にとって、難しい作業であり、多くの地元の方の力を借りながら作業を進めていました。床貼り後の白くてすべすべの新しい床は、とてもいい雰囲気です。

地域にどんな効果があったか

プロジェクトがスタートしたことで、
地域に変化はありましたか?

インターン生と手伝ってくれた地域の方

このプロジェクトが始まったことで、地域の方から「自分の所有している空き家もなんとかしてほしい」という声をきいたり、リノベーションやDIY自体に興味を持ってくれるようになったりした印象です。また、プロジェクトを進めるうちに、リノベーションをリノベ素人の大学生がやっているという口コミが地域に広がり、様々な人が集まって「糸と吉~ゆい~」での作業を手伝ってくださいました。こうしてリノベーションプロジェクトの活動の過程で地域の方と作業を通してコミュニケーションをとることで、この活動に対する地域の方の理解や認知度も高まったと思います。

今後、地域とつながる中で、
どんな場所にしていきたいと考えていますか?

過去に滞在した学生が残した軌跡

「この家を起点にいろんな人たちが交流して結びつきがありますように。」そんな想いで「糸と吉~ゆい~」という名前がこの家に名付けられました。釜石で活動する学生がそれぞれの地域に帰った後も、ここを自分の家のように感じて、釜石に気軽に来ることができるきっかけの場にしたいです。家はリノベーションをしてキレイにするだけでなく、そこに人が住んで初めて価値があるのだと思っています。だからこそ、実際にたくさんの人たちが釜石に、ここ「糸と吉~ゆい~」に継続して来てくれる(帰って来てくれる)場所になるといいなと思っています。

プロジェクトに関するデータ

物件について

物件名 糸と吉〜ゆい〜
所在地 岩手県釜石市大只越 地図を見る
物件タイプ 空き家(一戸建て) 築年月 1976年3月
取引形態 賃貸 入手時期 2017年3月
間取り 4DK 事業開始時期 2017年3月
建物面積 70.0 m² 賃料・購入価格 非公開
土地面積 80.0 m² 事業用リノベ費用 非公開
活用分野(詳細) インターンハウス

資金調達について

資金調達方法 自己資金
自己資金 非公開 投融資 -
クラウドファンディング - 補助・助成金 -
その他 -
初期投資は回収できたか

プロジェクトオーナーについて

プロジェクトオーナー 遠藤ゆりえ
プロジェクトURL -
プロフィール 学生時代から数回の海外留学を経験。貿易実務を学ぶために、ニュージランドに渡航したが半年後に東日本大震災が発生し、自宅も全壊したためUターンを決意。その後「NPO法人かまいしリンク」を立ちあげ、英語力や海外経験を活かしながら外国人の海外研修の受け入れやラグビーW杯推進事業など市と共同で、世界と釜石を繋ぐ様々なアプローチをしている。
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