2018年9月1日に「釜石PUBLIC HOUSE わた家」をOPENすることができました。「わた家」には合言葉があります。「釜石の新しい風土をつくる」これは、釜石圏外からの来る人(風の人)を集め、地元の名士(土の人)と交わる場をつくることです。土だけでは腐ってしまい、風はその場に留まらない。土と風が混ざり合うことで新しい空気(=風土)を生み出す。これは僕たちが大切にしている考えです。 「釜石PUBLIC HOUSE わた家」は、夜の営業は飲み放題のみのメニューにしています。食べたい人は釜石の他のごはん屋さんで食べてきてもらうか、持ち込んでもらうようにしています。それによって「どこのごはんがおいしい!」とか、「このお店がおもしろい!」など交流が生まれることを期待しています。また夜の収益で事業を回すため、お昼の営業は基本的に無料開放・無料貸出をするようにしました。英会話教室をやりたい!・オープンキッチンをしてみたい!など、新しく挑戦する方や、社会支援をする方が使いやすい空間にすることで老若男女問わず利用いただける「釜石PUBLIC HOUSE わた家」でありたいと思います。
プロジェクトが始まったきっかけは何でしたか?
仲間と一緒に日本酒会を毎月開いていたのですが、いつもお店に持ち込んではお店のお酒は飲まないで持ち寄ったお酒を飲んでいました(笑)。これでは申し訳ないなということで、私が元々秋田で日本酒BARをしていた経験があるお話をしたときに、buddyとなる多田さんと一緒に釜石でも自分たちが飲める空間をつくろうとなりました。これが「釜石PUBLIC HOUSE わた家」の第1歩。事業として成り立たせるために、まずは釜石を知ることから始めました。どんな歴史でどんな地理で、そうこう調べているうちに出会ったのが、釜石市観光振興ビジョン(案)です。これを見たときに「釜石PUBLIC HOUSE わた家」の構想が生まれました。
僕たちが「釜石PUBLIC HOUSE わた家」をやりたいと、地域の方々に相談してから感じたことは応援してくれる人が本当にたくさんいたことです。「こういうのを待ってた!」と言ってくださる人もいました。このお店は日本酒飲み放題というところが売りの一つなのですが、置いてある日本酒にもこだわりがあります。釜石の銘酒「浜千鳥」の純米の酒全種類を蔵から直接仕入れています。これは釜石市内のお店でもなかなかできてないことなんです。ありがたいことに、これも僕たちの話を聞いていただいて、ご紹介に次ぐご紹介で素敵な地域の方々と知り合えたからこそ実現できたお話です。僕をはじめ、今回のプロジェクトオーナーたちは釜石圏外(風の人)の出身です。そんな僕たちが地域の人たち(土の人)に支えられてOPENすることができたお店ということで、色々な人が覗きに来てくれています。
今後、地域とつながる中で、 どんな場所にしていきたいと考えていますか?
「釜石PUBLIC HOUSE わた家」には4つの意味を込めています。1つ、地域の人が気軽に利用できる場(PUBLIC HOUSE=公共の家)をつくりたい。2つ、地域の人にたくさんの繋がり(輪多・環多)を持って欲しい。3つ、訪れた人に自分の事をたくさん話して(話多)欲しい。4つ、たくさんの人にとって和やかな場(和多)にしたい。これらを実現していく空間にしたいと思っています。もう少し具体的にお話しすると、人財の交流拠点とすることです。例えば、何かに挑戦している人と支援をする人を引き合わせたり、UIターン者・転勤者が地域の人と交わる場であったり、観光客(特に外国人)が気軽に立ち寄れる場にしたいと思っています。