注目されているトランクルーム投資

注目されているトランクルーム投資

近年、様々な投資先の一つとしてトランクルーム投資という新たな手法が注目されています。

・利回りが高いと聞くが本当だろうか?
・他の投資と比較してメリットとデメリットは何か?
・実際の収支はどうなのか?

等々疑問が募ります。

そんな注目のトランクルーム投資の実態に迫るべく、LIFULL TRUNKROOM PRESS編集部にてトランクルーム運営会社(株式会社アンビシャス)の投資セミナーへ参加致しました。

本記事で分かることは、下記3点になります。

・まずはトランクルーム投資について知りたい
・不動産投資と比べたメリットとデメリットを知りたい
・実際にどのくらいの収益があるか事例を知りたい

また、本記事で扱うトランクルーム投資する種類は屋内トランクルーム(ビルイン型)となります。

注目されているトランクルーム投資

一般的なご契約の詳細はこちら

業務委託(FC)方式のトランクルーム投資

トランクルーム投資の契約は大きく4つ(定期借地、一括借上、業務委託、売買契約)に分類できます。
今回はその中でも業務委託方式の契約を主に展開している株式会社アンビシャス(以下、アンビシャス)のセミナーへ参加致しました。

トランクルームの業務委託契約は、運営会社各社様にて多少の違いはありますが、共通するのは、運営管理を委託し、各社定めた方法で利益配分するご契約が一般的になります。

今回取材したアンビシャスの契約はフランチャイズ契約(以下、FC)です。
FCオーナー様は運営管理業務をアンビシャスへ委託します。業務委託にかかる費用は管理費及び成果報酬となります。
本契約の良い所は運営管理を全て知見のあるプロにお任せすることができることと、貸すだけの定期借地に比べ売上*1が大きい点です。

上記点より業務委託契約は、どこに運営管理を任せるかが重要になります。
注意するポイントとしては、ご希望のエリアの出店実績や土地の知見があるか、良い点ばかりでなく注意点もしっかり説明してくれる会社かどうか、を踏まえてご検討頂くことをお勧め致します。
*1:金額は広さと出店エリア等により変動致します。

業務委託(FC)方式のトランクルーム投資

不動産投資との比較(メリット・デメリット)

トランクルーム投資との比較対象として、通常の不動産投資とコインランドリーの2つを比較致しました。総合的にトランクルーム投資が良い結果になりましたが、それぞれの投資に一長一短がございます。
トランクルーム投資は比較的、初期投資やお手間が少なく、利回りもよい投資商品です。

アンビシャスのトランクルーム魅力3点
・高利回り(実質)
・運用の手間暇が無い
・減価しない

トランクルームの初期投資は約1,000万円程度に対し、不動産は数千万円から数億円と値幅が広く、コインランドリーは2,000万円~4,000万円と初期投資が倍近くかかります。

かけた費用に対する利回りもコインランドリーは7%~10%に対しトランクルームは15%~20%以上もある物件もございます。

不動産投資との比較(メリット・デメリット)

出典:収納ピット「不動産投資との比較」より
※各ポイント数は弊社にて仮定

トランクルーム出店例(大阪・関東)

トランクルームの出店例として大阪と関東の2つの例がありました。
広さ40坪のテナントを屋内トランクルームにした場合の利回りはどちらも20%越えになり、魅力的な商品ですが、大きな違いは家賃と売上の2点でした。

まず、家賃の坪単価において、大阪は1坪3,800円に対し、関東では1坪6,500円の賃料と約1.7倍も違います。固定費においては関東の方が比較的高くなる傾向があります。
但し、関東は貸出す賃料も高いので、売上は大阪が350,000円に対し、関東は623,700円と約1.8倍の違いがあります。そのため利益は関東の方が利益率は高くなります。

関東マーケットの魅力は、上記のように貸出単価が高い以外にも、
・市場の認知度が高い(日本の70%が関東に集中)
・所得水準が高い
・人口集中エリア(例:大阪心斎橋 約10万人、世田谷区 約90万人)
等がございます。

トランクルーム出店例(大阪・関東)

出典:株式会社アンビシャスのセミナー資料より

取材を終えて

トランクルームの出店場所を探すにはノウハウが必要なため探すのは簡単ではありませんが、「今年は100拠点を出店する」と自信をもってアンビシャスの井原様は言う。
トランクルームの市場も伸びていく傾向にあるため今後目が離せない業界だと感じた。

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2020年 03月17日