住まい探しのきっかけ
奥さまの妊娠をきっかけに新たな住まい探しをはじめたK夫妻。当時の住まいでは子どもが生まれたら手狭になってしまうと感じ、「もっと広い住まいを!」という思いでスタートしました。
住まいの探し方
住宅展示場へ行き、そこにあった展示場用の住まいに、いろんな意味で現実的ではないと感じたそうです。奥さまは元々、中古マンションをリノベーションして住むという手段をご存知だったそうで「やっぱりこれかも?!」と、住まい探しの方向性を修正。リノベーション会社探しと物件探しを並行しながら積極的に動き出しました。物件候補の中にあったルーフバルコニー付き3LDKの物件を見学したときに、広いルーフバルコニーに一目惚れしたのが購入の決め手になったそうです。
リノベ暮らしのこだわりポイント
●ダイニングカウンター
2メートル40センチのキッチン幅に合わせてつくったダイニングカウンター。K夫妻は、お部屋の床を占拠するダイニングテーブルと椅子セットは要らないと思っていたので、部屋を広々と使うための工夫でした。生まれたお子さんと家族3人並んでの食事はとても幸せそうです。
●キッチンの背面収納
大きな黒板のような4枚のスライド扉をキッチンの収納前に設置しました。家電・食器棚・ゴミ箱など、雑然となりがちなキッチンまわりのアイテムをひとまとまりで収納できるスペースを確保しています。扉の開け閉めで、急な来客でもスマートに対応できます。

●畳のある部屋
リビングにつながる空間には畳の部屋を。お子さんにとって、キッチンに立つお母さんが見える安心感があります。リノベーション計画の当初から、畳スペースはゼロにしないことと、床を段差なしでフラットにつなげようと考えていたそうです。

●洗面室
イメージしていたのは、広々とした洗面台。リノベーションでそれを実現することができました。洗面台の前の壁をぜんぶ鏡にしたことも、部屋を広く見せるひとつの工夫です。

●リビングの本棚
シンプルで使いやすい5段の本棚をリビングルームに設置しました。雑誌やゲーム機、フィギュアや写真立てなど、ご家族の大好きなものを自由に配置して使われていますが、スペースが広いためごちゃっとした印象はありません。
購入の決め手となったルーフバルコニーは、庭が欲しいと考えていたご主人の思いにぴったり合いました。夏にはプールを出して水遊びをされたそうです。取材時には、ご家族でシャボン玉を飛ばしてくださいました!
写真・間取りで見るビフォーアフター
建物の構造上、取り壊せない壁の位置を考慮した結果、大幅な間取りの変更を行わずにリノベーションをしました。水回りスペースを既存の状態よりも広くしたいというご要望があったため、キッチンを少し移動したり、ユニットバスをワンサイズアップしたりと、こまかな調整をしながらリノベーションしました。【BEFORE】
【AFTER】
リノベ暮らしInfo
■家族構成: | 夫婦+子ども1人 |
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■専有面積: | 約80平米 |
■バルコニー面積: | 約77平米 |
■建築年月: | 平成6年(1994年) |
■リノベーション会社: | ASTER(有限会社中川正人商店) |
■取材後記
大満足のリノベーションをして幸せに暮らしているKご夫妻を見ることができた取材でした。"週刊少年ジャンプを置くためにつくった"という造作の本棚には、いまは雑貨が多く並べられていましたが、これから少しずつ旦那さんの理想の本棚に近づけていくとのこと。お子さんが寝返りをするまでは、寝室のベッドで寝ていたそうですが、今は寝返りで床に落ちてしまいそうなので、畳の部屋にお布団を敷いて寝ているそうです。"しばらくは、この畳の部屋がみんなの寝室ですね"とおっしゃっていました。