イニシア池上のモデルルームに行ってきました!
女性にやさしいマンション情報「WoMansion」は、女性ライターが新築分譲マンションのモデルルームを訪問し、見たこと、聞いたこと、感じたことをそのまま紹介します。
(モデルルーム訪問日:2017年10月30日)
こんにちは!子育てファミリーママのsoraです。
私は今、DINKS(※1)時代に買ったマンションが、3人家族には少し狭いことと、子育てに向かない周辺環境であることから、買い換えを検討しています。
今回は、コスモスイニシアさんの「イニシア池上」のモデルルームに行ってきました!
目次
東急池上線「池上」駅徒歩7分の「イニシア池上」
イニシア池上は、ゆとりのある専有部分が魅力的で、家族が永く快適に暮らすイメージができました。池上本門寺の南側という立地にも希少性があり、地縁がないという理由で選択肢から外していた方には、ぜひ、一度モデルルームを見に行っていただきたいマンションです。
<物件概要>
所在地:東京都大田区池上四丁目292番2(地番)
交通 :池上線「池上」駅徒歩7分
総戸数:31戸、他に管理事務室1戸
階数:地上6階建
施工会社:木内建設株式会社
売主 :株式会社コスモスイニシア

イニシア池上モデルルームCtype モデルルームでは「ワイドスパン×ハイサッシ」の開放感を体感できます
とにかく「ゆとり」がすごい専有部
住戸専有面積は71m2~91.23m2の2LDK~4LDKと最近のマンションとしては、広めのプラン。今、市場では狭い間取りが多いので、広さを求める方には魅力的ですね。
また、全戸南向きで、敷地が東西に長いため、南向き面のスパンを長く確保できています。
モデルルームを見て、まず印象に残るのは「ワイドスパン×ハイサッシ」の開放感。(※2、3)
敷地形状から確保できる長い南面(ワイドスパン)、逆梁アウトフレーム工法(※4)により実現できる約2.4mの窓(ハイサッシ)の掛け算の威力は、ぜひモデルルームに行って体感してほしいです!(私はベタに「わぁっ!」って声が出ました)
玄関と廊下は、人を迎えるもてなしの空間とする「WELCOME HALL」というコンセプトで、廊下幅と天井高が確保されています。
天井高に合わせて玄関の靴箱も高く、旦那さんに季節外のものを上に収納してもらい半年ごとに入れ替えれば、収納力が高くて便利そうです。
専有部分で注目したいポイントは、コンパクトな物件規模でありながら、ディスポーザがついていること。大抵のことはリフォームできますが、ディスポーザを後付けするのは難しいので、ディスポーザ重視の人には嬉しいですね。
また、全タイプ全室に床暖房が入っています。私の夫だったら「光熱費の無駄」って言いますし、検討者の中には、全室床暖房にするならもう少し価格を下げてほしかったという意見もあるでしょう。
床暖房は、足元から部屋全体を温めるため、ヒーターを使わなくても十分暖かいですし、温風に直接当たるよりも空気や肌が乾燥しません。コンセントがないので、小さいお子さんやシニア世代の方がうっかりコードにひっかかったりする心配もありませんね。
子どもが産まれて、育児本に「寒くないように室温は調整する。ただし、直接風が当たらないように。」とあって、どうやっても直接風があたるけど、どうしたらいいの?と困惑しました。結局、ヒーターを使っていないので、気がつくと冷たーくなって寝ています。実家の寝室には床暖房があるのですが、一番低い温度で弱く床暖房をつけるだけで、子どもが布団をかぶっているか気になって夜中に目が覚めることもなくなります。
賛否両論あると思いますが、私は小さいお子さんがいる家庭やシニア世帯には全室床暖房をおススメしたいです!
家族の「これから」を考える間取りプラン
総戸数31戸とコンパクトながら、特徴的な間取りプランが用意されています。
中でも注目したいのは、角部屋となるAtypeとFtype。
もともと南面、北面の採光・通気を確保できている上に、角部屋になると、3面窓が取れるので、それだけでも十分魅力的なのですが、Atypeで私が注目したのは、洋室1と洋室2のトールスライドウォールです。全部を開け放つと廊下も含めた大きな空間になりますし、洋室1と2だけを仕切る、あるいは、洋室1と2を開けて使う。など、間取りを変えることができます。
例えば、子どもが小さいときには、洋室1で両親、洋室2に子どもが寝て、気配を感じるように開け放す。子どもが成長したら、閉めて本棚を置き、独立した子供部屋にする。など、家族のさまざまな変化に合わせていける間取りです。

間取りが変えられるAtype(83.00m2) 青点線の部分が可動式スライドウォール
Atypeと反対側の角部屋になるFtypeは、イニシア池上で唯一リビングが北側に向いている間取りです。
北側には川が流れ、前に建物が建つ(※5)心配がありませんし、上の方の階は、池上本門寺側の緑豊かな眺望を臨むことができます。「ハイサッシを開放し、リビングとつながる一体空間でワインを飲む…」イメージ画像を見て、「毎日京都に行っているみたい!」と思いました(※あくまで一個人の感想です)
リビング・ダイニング・キッチンが約22.3畳と広め。アイランドキッチンですので、友人を呼んでパーティーするのにも向いている間取りですね。
こちらはAtypeと違い、洋室の間に収納スペースが入っていますので、可変要素はありません。私の注目ポイントは「廊下が小さいこと」「隣と隣接する玄関側には一切部屋がなく、音のプライバシーが確保されていること」「洗面室と脱衣所がわかれているので、来客者から脱いだ服などを容易に隠せること」「お風呂に窓があり、換気ができること」です。

友人を招きたくなるFtype(81.00m2)の間取り図(左)とベランダから「ワインを飲みながら緑を眺める」イメージ画像
個性的な間取りを見て、我が家だったらどの間取りかな。と考えました。
間取りを選ぶことは、どんなライフスタイルの変化があり得るのか、どんな生活を送って行きたいか、など「家族のこれから」を考えるきっかけになりそうです。
木のぬくもりを感じられる内装のモデルルーム
駅から近い南側ではなく、川沿いである北側をエントランスに設計した理由は、ONとOFFを切り替えてほしいという想いで設計されているそう。エントランスの木目の壁やカフェのような雰囲気にもそれが表されています。
落ち着いた大人な雰囲気のモデルルームで、小さな子どもが走り回っているイメージは無かったのですが、実際に一番検討されているのは比較的小さなお子様もいるファミリー世帯だそうです。71m2~91.23m2という広さから、今より広い家を。と買い替えされるファミリー層やシニア世帯も多いとか。
モデルルームは、年明けには棟内へ移動し、実際のお部屋を見ることができるそうですので、ぜひご自身の目で実物を確認してください。

左:モデルルームに置いてあるカウンター。マンションのエントランスに置かれるものと同じ 右:キッズルーム。週末にはシッターさんが来て、ご両親がゆっくり検討できるようになっている
周辺環境 「池上本門寺の街」に住むということ
商店街の自転車屋さんが店先で学生に「気をつけて帰れよー」なんて声をかけているシーンも見ることができる下町らしさもある町なのだそうです。
池上本門寺では、毎月のようにイベントがあり、特に毎年10月11日、12日、13日に行われる「お会式」というお祭りには、どこから来たのか?と思うくらいたくさんの人が集まるとか。
モデルルームを出てから、実際に駅前の商店街をいくつか歩いてみましたが、どこからか美味しそうな匂いも漂ってくる「生活」があり、歴史を感じる街です。
そんなほっとする街ですが、2020年に新しく駅ビルが完成する予定があります。
レストランなどの店舗の他に、保育園が入る予定もあるそうで、駅ビルの保育園……人気が出るイメージしかない。(笑)
気になる保育園事情ですが、2017年度の大田区の待機児童は572人(※6)。新設保育園をたくさん開設していますが、「子育てしやすい」という評判から、入所申込が急増し、開設が間に合っていないという印象です。事実、前年度からの増加数が23区で一番多かったのが大田区で(※6)、池上エリアも0歳、1歳の認可入園は簡単ではなさそうです。
大田区の区のHPには平成28年4月と29年4月の選考指数(点数)がエリアごとに公表されていますので、もし転入した場合、保育園に入園できそうかの目安はたてられるかと思います。なお、小学校ですが、大田区は学区制ですので、公立の場合はマンションから徒歩4分の池上小学校に通うことになります。
(保育園・小学校いずれも2017年10月時点の情報です)
【まとめ】家族が永く快適に暮らすマンション
価格は平均坪単価が約305万円(※7)。価格が高騰している現在の市況だと、周辺の相場と比べ、特に高過ぎるということはないと感じました。ただ、専有面積が広い住戸が多いので、価格となると目に優しくないな。というのが正直な感想です。
ライフスタイルが変わっていってもずっと快適に暮らすイメージができる、永住向きマンションだと感じましたので、終の棲家としてご検討されるご家族にはぜひおススメしたいマンションです。
※1:DINKS Double Income No Kids(2収入、子供なし)を略したもの。本来は共働きで子どもを意識的に作らない夫婦、またはその生活観のことだが、意識的なのかどうかは第三者からはわからないこともあり、一時的な夫婦2人暮らしのことを含め「共働きで子どもがいない夫婦」という意味で使われることも多い。
※2:ワイドスパン リビング・ダイニングや洋室などの居室を窓側に配置し、住戸の間口が広い間取りのこと。詳しくはLIFULL HOME'S不動産用語「ワイドスパン」参照。
※3:ハイサッシ 床面から天井の高さまであるサッシのこと。詳しくはLIFULL HOME'S不動産用語「ハイサッシ」参照。
※4:逆梁アウトフレーム工法 マンションの住戸の四隅にある太い柱を、住戸の外側に配置し、梁を天井からではなく、床から立ち上げる工法。
※5:通称「前建(まえたて)」 隣接している建物のこと。
※6:【報道発表資料】東京都福祉保健局少子社会対策部保育支援課 都内の保育サービスの状況について(2017年07月24日)
※7:坪単価 1坪あたり(約3.3m2)の単価のことで、不動産の価格を比較する際に使われる。(通称「つぼたん」) 例えば、坪単価が300万だった場合、66m2の部屋は約20坪なので、20坪×300万で約6,000万円と計算できる。
平均坪単価 販売価格の総額を販売面積全体で計算した単価。平均なので、マンション内にはより坪単価が高い部屋も安い部屋もあると想定される。方位、階数、眺望、広さ、角部屋かなど複数の条件によって価格設定される。価格の設定方法は不動産会社によって異なるが、一般的に人気の住戸は坪単価が高く、条件の悪い部屋が安くなる。
※掲載の情報は見学時点の情報です。(モデルルーム訪問日:2017年10月30日)
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