祭や観光だけじゃない! 浅草生まれ、浅草育ちの下町ライフ

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「浅草って住める場所あるの?」浅草生まれ浅草育ちの私は、人生においてこの質問を数えきれないほど受けてきました。

多くの人にとっては「浅草=観光地」なので、生活のイメージが湧かないのは仕方ないのかな……と思う部分もあります。

それでも、声を大にしていいたい。幼少期〜学生時代、そして社会人になってからも、トータル25年以上浅草で暮らしてきて、実家を出た今も浅草が恋しくてお祭りやイベントの度に帰省している私が断言します。

浅草、生活しやすいし楽しいし、超おすすめです!

そこで今回は、「浅草での生活ってどんな感じ?」というのを、実体験を交えてたっぷりご紹介していきます!

まずは観光スポット。浅草寺や雷門、仲見世、スカイツリーが生活圏内!

テレビでよく見る有名観光スポットが生活圏内にある、というのがまず第1のおすすめポイント。

浅草寺も仲見世も雷門も、日常的に見放題! 場所によっては、自宅からスカイツリーが見えるお家もあります。

浅草に住んでいたころは、平日はスカイツリーを眺めながら家から駅までの道のりを歩き、休日は仲見世をお散歩したり、雷門の横をスーパーの袋を抱えて歩いたり……という生活を送っていました。

駅近くの隅田公園からはスカイツリーがよく見えるので、仕事が忙しくて心が荒れていた時期は、帰り道の途中でライトアップされたスカイツリーを眺めて「あぁ、綺麗……」と癒されて明日への活力を蓄えたりしていましたね。

有名な和菓子屋さんや食べ歩きスポットもたくさんあります。高校生のときには、地元の幼馴染と学校帰りによく仲見世で買い食いしていました。休日は混む人気店でも、近所だと平日にふらりと立ち寄り並ばずに買うことができますよ。

そして、何といっても外せないのがお祭り! 三社祭をはじめ、浅草周辺では地域ごとにたくさんのお祭りがあります。

「どうしてこんなにたくさんお祭りがあるの?」と聞かれることもあるのですが、お祭りはそもそも「神様を祀る」ための儀式のこと。各地域の神様が祀られている神社やお寺ごとにお祭りがあります(お祭りがない寺社仏閣もあります)。つまり、お祭りが多い=寺社仏閣が多い、ということなんです。

三社祭は一大イベント! 祭囃子にお神輿、出店…非日常感を味わえる浅草

浅草のお祭りの中で、最も有名かつ大規模なのが三社祭です。三社祭は浅草神社のお祭りで、毎年5月の第3金・土・日曜日の3日間に開催されます。3日間で訪れる人の数は約180万人! 国内外からたくさんの人がやって来ます。

地元民にとっても、三社祭は一大イベント。老若男女、みんな三社祭を楽しみにしています。もちろん私も小さいころから三社祭は大好きでした。町会の集会所から祭囃子の練習の音が聞こえ始めると、「あぁ、今年も三社祭の時期が近づいてきた!」とワクワクします。

三社祭の見所といえばお神輿ですが、お神輿は大きく分けて2種類あります。浅草神社に納められている3基の「宮神輿」と、町会ごとに管理している「町内神輿」。どちらも飛び入り参加で担ぐことはできません。

基本的には、浅草神社の氏子「四十四ヶ町」にあたる地域に住んで町会に入るか、知人のツテをたどって町会を紹介してもらうかのどちらかになります。

浅草から住まいを移しても三社祭の時期に帰省する人は多く、お祭りを見物しているときに町中で同級生にばったり会う、なんてこともあります。高校時代に一緒に仲見世で買い食いしていた幼馴染は、毎年お神輿を担ぐために実家に帰省しています。

私も昔は祭り装束を着込んでお神輿を担いでいましたが、最近は浅草寺近くの出店をめぐったりお神輿を眺めたり、というライトな楽しみ方が中心です。子どもたちが出店の輪投げでキャッキャと遊んでいる姿を見ながら、「私も昔こうだったなぁ……」なんて幼少期の思い出を振り返りつつ、出店の牛串をツマミに缶ビールをあおるのもまた乙なもの。

通行止めになった道路に祭囃子を演奏する山車(だし)が出て、お神輿とともに祭り装束の人たちが大量に押し寄せる景色は圧巻! 非日常感をたっぷり味わうことができます。

江戸の風情が感じられる街並みが浅草の魅力

三社祭のほかにも、酉の市や隅田川花火大会などイベントが数多くある浅草ですが、イベントがないときでも週末は人が多く、お祭りさながらのにぎやかさ。

1番メジャーな観光スポットは浅草寺周辺ですが、「伝法院通り」や「浅草六区」のあたりもお店が多くて賑やかで楽しい雰囲気です。

「伝法院通り」は、江戸の風情が感じられる、街並みが楽しめるエリア。食べ歩きで人気の「浅草メンチ」や、天丼で有名な「大黒屋」、江戸切子を扱う「浅草おじま」など、食べ歩きやショッピングにぴったりのお店が多数あります。

「伝法院通り」を抜けた先にある「浅草六区」は、商業施設が軒を連ねるエリアです。落語や漫才などを楽しめる「浅草演芸ホール」、健康ランドも併設されているショッピングモール「浅草ROX」などがあります。

ちなみに私、大学時代に「浅草ROX」内のアパレルショップでアルバイトをしていたので、この界隈もよくうろついていました。昔ながらのお店が多い一方で、新しいお店もちょこちょこオープンするので、バイト帰りにお散歩気分で新規のお店をチェックして、休日に友達と一緒に遊びに行ったり。古きよき風景の中に新しさも垣間見える、飽きない町です。

4線利用可で日常の買い物にも困らない浅草

「住めるイメージがない」といわれることも多い浅草ですが、実はめちゃくちゃ生活しやすい町なんです。駅近くの観光エリアには住宅は多くありませんが、10分程度離れれば住宅街やマンションもあります。

スーパーやドラッグストアなど生活に必要なお店はひと通りそろっていますし、「ドン・キホーテ浅草店」もあるので、日用品の買い物で困ることはありません。浅草駅直結の商業施設「エキミセ(松屋浅草)」では生活雑貨や家電の取り扱いもあり、たいていのものは浅草でそろえることができます。

交通の便もかなり良好。銀座線・浅草線・東武東上線の3線が通っているので、JRに乗りたいときは、銀座線で上野駅まで行けばOK。上記3線の浅草駅と場所は少し離れますが、つくばエクスプレスの浅草駅もあります(徒歩10分程度離れています)。

有名な和菓子屋も多く、手土産やお客さんが来たときのお茶菓子に困らないのもいいところ。私が好きなのは、「小柳」のかりんとうや「梅園」のあんみつ、「舟和」の芋ようかんです。

揚げまんじゅうで有名な「金龍山」の餅菓子・切山椒は、歌舞伎役者さんが楽屋見舞いに使う逸品だそう。エピソード込みで語れるお菓子があるのも、浅草ならではのよさですね。

浅草は新しい住居者も住みやすい街

浅草は昔から長く住んでいる人も多い町ですが、新しく住み着く人にとっても住みやすい場所です。

家族連れで数年前に浅草に引越してきた知人がいるのですが、「新しくやってくる人にも寛容な雰囲気があって、生活しやすい」とのこと。その人はお子さんと一緒に地域のお祭りやイベントにも積極的に参加していて、すっかり浅草に馴染んでいます。

観光客向けではなく、地元の人が出入りしやすく1人でも気軽に入れる飲食店もたくさんありますし、ここ数年で若者向けのおしゃれなお店も増えてきました。

私がよく利用していたのは、浅草駅から200mほどの「助六夢通り」に2015年にオープンしたカフェダイニング「SUKE6 DINER(スケロクダイナー)」です。

レンガ造りの外観にブルックリンスタイルのインテリアが素敵なお店で、1〜2階は吹き抜けになっていて開放感たっぷり。

1人でのんびりお茶したり、家族や友人と休日ランチを楽しんだりと、色々なシーンで利用できます。

歴史と新しさが交差する下町の浅草は、ファミリーにも1人暮らしにもおすすめな生活しやすくて楽しい町。

観光だけでなく、住む場所としても、ぜひ1度検討してみてくださいね!

中村英里

中村英里

浅草出身のフリーライター。下町さんぽやレトロな純喫茶が好き。おさんぽWebマガジン「てくてくレトロ」運営。

※このページの内容は、2019年7月2日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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