インテリアコーディネーター直伝! サンルームでちょっぴり贅沢な暮らし

サンルームってどんなものかご存じですか?
サンルームというのは、ガラス張りで日光をたくさん取り入れることができるお部屋です。バルコニーに外部と内部を仕切るガラスが設置されているようなイメージで、日光を取り入れつつ、風が入ってこないのでとても暖かくなります。
日光を好む植物を育てたり、日光浴を楽しんだりする使い方ができるので明るいお部屋が好きな方、植物を育てるのが好きな方、エコな暮らしをしたい方にオススメです。

ちょっと贅沢な暮らし……憧れのサンルーム

ある日、サンルームに憧れているAさんがいらっしゃいました。

Aさん「小さな頃、近所にサンルームがあるお家があったんです。そこにはすてきなグリーンがあって、真っ白なテーブルとイスがありました。優しそうなおばあさんがお茶を飲んでいる姿をよく覚えています。それを見たときからサンルームのあるお家に住むことが私の憧れなんです。」

私「すてきなエピソードですね。サンルームがあるお家はかわいいですし、そんなお家で暮らせたら満足感も高くなりそうですね。サンルームは文字通り太陽光がたくさん降り注ぐお部屋です。最近は賃貸でもサンルームのあるお部屋があります。Aさんもそのおばあさんのように植物を育ててお茶をしてみてはいかがですか?」

さて、そんなサンルームのある物件。憧れだけ抱いて住むと、ちょっと危険も…。そこで今回は、インテリアコーディネーターである筆者が、サンルームのメリット、デメリットをまとめました。

ここは要注意! サンルームのデメリット・3つ

Aさん「すてきです。そんなふうになれたら夢のようです。賃貸なら私でも住むことができそう。ぜひそんな暮らしをしたいです。」

私「夢が膨らみますね。ただ、サンルームは良いところがたくさんあるのですが、気をつけなければいけないこともあります。まずは気をつけなければいけないことからお話しましょう。」

①雨漏りのリスクがある

私「サンルームはガラスで外部と仕切られていることが多いです。そのため、サッシとの隙間から雨漏りをすることがあります。」

Aさん「えっ。そうしたらお部屋の中がびしょびしょになってしまうのですか? それは困ります。いくら日当たりが良くてもそんなふうになったらカビが生えてしまいそう……。」

私「その通りです。なので、メンテナンスは欠かせません。雨漏りしたときは床にタオルやバケツを用意して床に水が染み込むのを防ぎましょう。そして、すぐに管理会社へ相談することが必要です。また、ガラスは割れる危険性があります。割れてしまったら怪我をしないように破片を集めて、これも管理会社へ相談しましょう。」

Aさん「雨漏りは自分ではどうすることもできませんよね。そうなったらすぐに管理会社へ相談してみます。」

私「また、雨漏りではありませんが、冬は結露する可能性があります。そのときも換気をしたり、除湿を行うなど気にかける必要があります。」

Aさん「そうなのですね。でも今は24時間換気のある物件もありますし、除湿機を置いたり、結露の防止シートを貼ったりするとか工夫したらいいですよね。」

②部屋が暖かくなりすぎる

私「逆に春、夏はお部屋が暖かくなりすぎることがあります。特に夏は非常に高温になる場合があるので植物の管理に気をつけなければいけないのと、室内温度の管理も必要になります。」

Aさん「せっかくエアコンをつけても涼しくなりづらくなってしまいそうですね。」

私「そうですね。サンルームはリビングに隣接していることも多いので対策は必要です。例えば、シェードやロールスクリーンなどの窓装飾を有効に使いましょう。必要のないときは日光を遮ることも必要です。そうすることで部屋の温度の上昇を抑えることができます。」

Aさん「正午なんかの一番暑いときはそうします。せっかくサンルームがあるので時間によって使い分けてみます。」

③物が増える

私「サンルームは常にそこでくつろぐという場所ではないのでつい、いらない物を放置しがちになってしまうことがあります。」

Aさん「それ、わかります。物が置けるスペースは気づくと物で溢れていることが……。」

私「これは片付けをする仕組みを作らなければいけません。急な来客などでとっさに物を置いてしまうこともあると思いますが、必要性がなくなったらすぐに片付けをしましょう。物やゴミが増えると不衛生ですし、せっかくのサンルームの魅力が半減してしまいます。」

Aさん「その通りですね。すぐに片付けるようにします。」

暖かポカポカ! サンルームのメリット・6つ

私「たくさん脅かしましたが、これからサンルームの良いところをお伝えしますね。」

Aさん「待ってました。少し心配になっていたところでした。」

①部屋が広く感じられる!

私「これは当然かもしれませんが、サンルームがあるとお部屋が広く感じられます。なぜかというとサンルームは基本的に南向きに設置されています。そうするとリビングに隣接してサンルームが設けられていることが多く、視界が広がるガラスなどの間仕切りされていることが多いためです。つまり、リビングの延長線にサンルームがあるためパッと見るととても広いお部屋に感じられます。また、外との境界もガラスのため開放感があります。」

Aさん「そうですよね。昔見たお家も広がりがあったように思います。」

②植物を育てやすい!

私「植物を育てる環境としてはとてもマッチしています。観葉植物や小さいプランターでの栽培もできるので緑に囲まれて癒されたいという方にはとてもいいですね。」

Aさん「先ほども仰っていましたね。私も植物に囲まれて爽やかな毎日を送りたいです。ますますすてきな暮らしがイメージできてきました。」

私「植物は癒しの効果もありますし、インテリアとしても重要な要素です。私も提案するお部屋には必ず植物の提案をします。それに植物に囲まれたざっくりした雰囲気のインテリアもはやっていますしね。」

Aさん「サンルームのある賃貸に住み始めたら、ぜひインテリアコーディネートをお願いします。」

③上手く使えば暖房いらず!?

私「そうそう、サンルームは上手に使うとお部屋の暖房効果を高めることができるんですよ。」

Aさん「そうなんですか? もしそうだったらとてもうれしいですけれど…。」

私「太陽光が降り注ぐサンルームに蓄熱性の高いレンガなどを置いておきます。そうすることで温度が下がってきたとき、たまった熱を放出してくれるのです。夏の夜にアスファルトを触ると暖かさが残っていますよね? それと同じ効果を得ることができるのです。暖房代も少し浮くと思いますよ。」

Aさん「そういうことなんですね。住み始めたらやってみようっと。」

④花粉の季節でも洗濯物が干せる!

私「ところでサンルームで洗濯物を干すというのもいいですよ。」

Aさん「確かに風で飛ばされないし、安心して干せますね。」

私「そうなんです。それに、花粉症の方には特にオススメなのですが、花粉の季節には仕方なく室内で洗濯物を干している方も多いと思います。サンルーム付きの賃貸ならそんなときも気持ちよく洗濯を干すことができるのでオススメです。」

Aさん「言われてみればその通りですね。私も花粉症なのですが、洗濯物に花粉がつくのが嫌で室内で干していました。洗濯物も楽しみになりそうです。」

⑤部屋が明るくなる!

私「サンルームは名前の通り、日光がたくさん入ってきます。お部屋が明るいのは気持ちいいですよね。」

Aさん「気持ちのいい朝を迎えられそうですよね。それに日光がたくさん入ってくるからジメジメしないし衛生的にも気持ちよく暮らせそう。」

私「そうですね。明るいお部屋は人を活動的にさせますし、気分も高揚させます。植物だけでなく人にもいい環境なんですよね。」

⑥気持ちのいいお部屋になる!

私「最近はやりのグランピングはご存じですか?」

Aさん「はい、聞いたことがあります。」

私「グランピングはキャンプのテントの中に住宅のように家具などを設置して自然とインテリアを同時に楽しめるものです。最近はアウトドアとインテリアの融合がトレンドです。サンルームで日光を浴びながら、アウトドア気分の家具をそろえてみるとグランピングで自然の中にいる気分になれますよ。」

Aさん「それいいですね。せっかくサンルームがあるお部屋に住むなら、他のお部屋ではできないことをしたいですね。私もすてきなテーブルとイスに座ってグランピング気分でお茶を飲みたい。」

私「サンルームは外と内の中間のような場所なのでどちらの良いところも含んでいます。個人的にはとても気持ちのいい空間だと思います。そう考えると人は本当は自然の中で暮らしたいのかもしれませんね。」

Aさん「そうかもしれませんね。たくさんサンルームのことを聞いてもっとサンルーム付きのお部屋に住みたくなってきました。すてきな毎日が待っていると思うとワクワクします。」

Masafumi Sugi

Masafumi Sugiインテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターとして300件以上のリノベーション物件を手がける。
帰りたくなるような家と居心地のいい空間作りがモットー。

※このページの内容は、2019年2月15日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください