古民家カフェ風の家に住む ゆったりあたたかな暮らし

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「機能的な家もいいけれど、昔ながらの古い家も味わいがあって好き」という方が最近は増えてきているようです。

私は現在、築140年の古民家に住んでいます

家族で移り住んだのがちょうど1年前。インターネットで物件を探していて、偶然巡り会いました。

そもそも古民家へ住むに至ったのは、「子どもたちを自然の中で育てたい」と思ったことがきっかけです。

これまで仕事の都合で全国を転々としていたのですが、どの土地でもストレスを感じていたのが「子育て」でした。

家と家が近い都会や、もろに隣と接しているアパートなどでは、子どもが伸び伸びと遊ぶには気にしなければならない点が多すぎます。それが古民家での暮らしなら、解決できると思ったのです。

場所にもよりますが、古民家の立地はおおむね田畑に囲まれていたり、山の中にあったりと、自然豊かな環境にあることが多いです。

もちろん、街から外れているため生活は不便になります。そこで重要になってくるのが「何を1番大切にしたいか」です。

今回はそんな古民家で大切にしたかった生活と、自分で家に手を入れながら楽しむ暮らしについてお伝えします。

木のぬくもりを感じる古民家での子育て

古民家の大きな特徴は、建材のほとんどが木材であるという点です。

一般的に古民家で建材として使われている木材は、100~200年かけて強度が強まっていくとされています。

コンクリートの耐用年数が50~65年とされていることを考えると、長い目で見たときに、木材の方が建材として優秀であることに異論は無いでしょう。

ちなみに法隆寺や薬師寺などは、建てられてからすでに1300年を超えています。にも関わらず、今も衰えることなくその姿を保っています。これは本当にすごいことですね。

多くの古民家には、梁(はり)と呼ばれる太い木材が家の重要な部分に使われています。この梁が長い年月を経て趣ある味わいを持ち、不思議と安心感を与えてくれるのです。

田舎でゆったりと暮らす

お子さんを育てている方ならよくわかると思うのですが、周囲に人がたくさんいる中で子どもを遊ばせるのはなかなか大変なことです。

・はしゃぎ声がうるさくないか
・走り回って誰かにぶつからないか
・棒を振り回して誰かにケガをさせないか

など、常に気をつけていないといけません。

周囲に気を遣うことで知らず知らずのうちにストレスが溜まり、親がイライラしてしまうことが多かったのです。

田舎へやって来てまず感じたのが「周りを気にしなくていいってこんなに楽なんだ」ということでした。広々とした環境に移り住むことで、今までどれだけストレスのある環境にいたのかが身に染みてわかりました。

親がストレスを感じずにいることで、子どもも伸び伸びと遊んでいるように思います。

これは田舎暮らしの大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

自然の中で農的な暮らしを楽しめるのも古民家の醍醐味

自然豊かな環境を望む方であれば、野菜を自分たちで育てて食べるなどの、いわゆる「自給自足」的な暮らしにも興味があるのではないでしょうか

そのような方に古民家はとてもおすすめです。

古民家は周辺に田畑があることが多く、野菜を育てる環境を見つけやすいです。

加えて、土足で入ることのできる土間は農作業の合間の休憩に便利ですし、収穫した野菜は軒先に干しておけるなど、古民家は農的な暮らしがしやすい造りになっています。

イメージは古民家カフェ!DIYなら費用も安くて愛着も増す

古民家での暮らしはメリットもありますが、家の造りは古く、機能的には現代の家にかないません。

古民家で快適に住もうとすれば、ある程度の修繕やリフォームは必要になってくるでしょう。

業者さんにお願いして直してもらうのもいいですが、自分の手でコツコツとセルフリノベーションしていくのもおすすめです。

「手のかかる子どもほどかわいい」などと言いますが、家に対しても同じことが言えるのかもしれません。

工夫を凝らしながら、理想の住まいに近づけていく作業はとても楽しいですよ。

古民家の白壁といえば漆喰!塗り方が上手くなくても味になる面白さ

古民家の壁には、漆喰が使われていることが多いです。

長年手入れしていないと漆喰が剥がれ、見た目も悪くなってしまいます。そんな時は、自分たちの手で直してみましょう。

漆喰は焼いた石灰と水を混ぜ合わせたものですが、手軽に塗りたいのであれば、すでに混ぜ合わせてある漆喰が販売されています。混ぜ合わせの手間が省けるので、時間が無い方におすすめです。

一方、費用を抑えたいのであれば、粉状の漆喰がおすすめです。水と練り合わせることでペースト状の漆喰に仕上げることができます

漆喰はコテを使って延ばすように塗っていきます。塗り方が上手くいかなくても大丈夫。写真を見ての通り、まばらな塗り跡がいい味を出していませんか?

縁側の板張りもオイルを塗れば味わい深い印象に

昔ながらの家に必ずと言っていいほどあるのが「縁側」です。

縁側は庭に面して南向きに作られることが多く、日光浴や干し物をする時などによく利用されます。

縁側の張り替えは少しハードルが高そうに感じますが、作業自体は単純なので、コツをつかめば難しくありません。

組み合わせ部分が凹凸に加工された床板を使用すれば、長さを調整しつつ凹凸を組み合わせ、釘で固定していくだけで床板を張ることができます。

床板を張ったら、仕上げにオイルを塗りましょう。
オイルを塗ることで、古民家らしい落ち着いた色合いに仕上がるだけでなく、床板を保護する効果もあります。

小物使いでレトロな古民家カフェ風に

古民家は小物やインテリアをうまく使うと、お洒落な雰囲気を演出することができます。

お気に入りのアイテムがあれば、目につくところに置いてみましょう。

おすすめは猫の置物です。

古くから日本の置物として「招き猫」があるように、日本家屋と猫の相性はぴったり。我が家も猫が大好きなので、色々な猫の置物を配置しています。

あとは照明にもこだわると雰囲気が格段に良くなります。
暖色系の照明を使えば、木の温もりを十分感じることができますよ

さらに雰囲気にこだわりたい方は「エジソンバルブ」と呼ばれる電球がおすすめです。

昔ながらのフィラメントタイプの電球を復刻したもので、レトロな雰囲気が古民家にとてもよく合います

手作りの空間で豊かな日常を

DIYやセルフリノベーションで作りあげた古民家の空間には、自然と人が集うようになります

かつて都心近くのアパートを借りて暮らしていたときには、うちへ泊まりに来る人は多くて年間1〜2組でした。しかし古民家に住み始めてからは、ゴールデンウィークや夏休みを利用して、たくさんの友人や知人が遠方から遊びに来てくれます。

実際にゲストをお迎えして感じるのは、古民家の間取りがお客さんをお迎えしやすいものになっているということです。

囲炉裏を囲んでの食事や、縁側に座ってのおしゃべりなど、自然と会話が弾む空間が用意されています。

自然と我が家に人が集まる嬉しさ

古民家をコツコツとセルフリノベーションして快適な住まいを整えていくことの最大の嬉しさは、友人や知人がわざわざ会いに来てくれることです。

昔は仲が良かった友人も、大人になり家庭を持つと、何となく疎遠になってしまうことが多いと思います。

でも「古民家」という1つの場所があるだけで「じゃあ行ってみようか」と、会う理由が自然と生まれます。久しぶりに会った友人と楽しい会話ができることは、何にも代え難い貴重な時間です。

そんな時間を生み出してくれる古民家ってステキな空間だと思いませんか?

まずはおすすめのエリアから気に入った物件を探そう

古民家での暮らしを実現するには、できるだけ時間的なゆとりを持って向き合うことをおすすめします。

実際に暮らしてみると「ここは何とかしないと」「ここも直さなきゃ」といったケースがたくさん出てくるはずです。まずはゆったり、のんびり構え、古民家と少しずつ仲良くなっていくのが良いでしょう。

気候の温暖な東海地方は、豊かな自然が多いおすすめのエリア

今回ご紹介するのは私が暮らしている東海地方のおすすめエリアです。

東海地方は気候が温暖で自然も多く、田舎暮らしを始めるにはもってこいのエリア。

田んぼや茶畑が広がり、古民家の物件もまだまだ残っていますよ。

愛知県豊田市

豊田市は愛知県の中で名古屋市に次いで大きな都市です。最近人気なのが豊田市の都市部から少し離れたところに位置する、旭(あさひ)、下山(しもやま)、稲武(いなぶ)、足助(あすけ)、小原(おばら)などの山村地域です。

自治体の取り組みなどもあり、空き家への移住者が増えています。自然に囲まれているだけでなく、街まで車で30〜45分と、ほど良い遠さが人気のようです。

岐阜県関市

関市は農山村地域でありながら、上下水道やインターネット環境が整備されているため、快適に過ごすことができます。市が空き家管理に力を入れており、古民家などの空き家情報も他の地域より手に入りやすいです。

包丁の製造で有名な街なので金属素材を扱う企業が集まっていて、仕事も見つけやすいのも嬉しいところです。

長濱 裕作

長濱 裕作

理想の文章と暮らしを思い描くライター。大手メディアでの執筆や取材・撮影にも対応、丁寧でスピーディな仕事に定評がある。現在はリモートで仕事を受けつつ、プライベートでは家族と共に田舎暮らしをスタート。仕事のかたわら畑を耕し、地に足のついた生活を大切にしている。座右の銘は「ゆっくり息をする」

※このページの内容は、2019年7月1日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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