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自然素材に触れ、自然素材にこだわって家を建てました。

ナチュラルな見た目がおしゃれなだけではなく、機能面も文句なし。
梅雨や冬場の乾燥する気候にも湿度の調節機能があり、住み心地はバツグンです。

呼吸する素材でつくられた家を建てませんか?

自然素材の住宅に住んで

実家をリノベーションし、住んでいます。無垢材の床、珪藻土の壁と、自然素材にこだわって柱からのリノベーションで建てました。

家についての知識は当時まったくなく、結婚してすぐ調べ始めました。まずはみんなが行くであろう、モデルハウスめぐり。

いろんな豪邸を見ましたが、たいがいはビニールクロスと合板の床で、でもそういう家しか知らなかったので「こんなかんじか……」と思ったものです。

でも接着剤の臭いが強い住宅がたまにあって、働いている人の体調は大丈夫かな? と思うこともありました。当時問題になっていたホルムアルデヒドの臭いだったのかなと思います。

住宅の本や雑誌、専門誌などを読むようになったころ「自然素材の家」というフレーズが目に留まりました。

最初は無垢材の新築の木の床の写真を見て、見たことないなあと思っていたのですが、好きになった建築家のオープンハウスに伺って自然素材に触れ、勉強するうちに、自然素材の家を建てたいと思うようになりました。

調湿性があり、梅雨の時期もじめじめしない

珪藻土や漆喰の壁は、調湿性が高いのが特色です。

梅雨の時期のじめじめした湿気を吸ってくれて、冬の乾燥の時期には水分を放出する、湿度の調節機能があります。

これはすごく住み心地がいい。無垢材の床も、常に調湿しています。

梅雨の時期に洗濯物を部屋干ししても、扇風機と換気扇で、1日で乾きますし、冬の乾燥で鼻がつーんと乾くこともありません。

いまでも一戸建て、マンションともにビニールクロスの家が一般的ですが、家が呼吸する素材でつくられていると、本当に快適ですよ。

ぜひ取り入れてほしいと思います。

無垢の床や建具は経年変化し、味が出てくる

自然素材の家は、無垢の木や、漆喰や珪藻土などの自然素材で建てられています。

自然素材を得意とする工務店さんは、手刻みで柱を組むようなしっかりとした家づくりの技術に長けているところが多く、昔ながらの技術を自分の家で叶えられることも。

また、無垢材の木の床は、経年変化で色がだんだん飴色に変わっていき、味が増していきます。

傷が付いてもみすぼらしくならず、それが個性になるところがいいですね。

壁は傷ついたり、汚れたりした部分を自分で塗ることも可能。自分の手で手入れしながら、味わいを深めていけるのが魅力です。

住まいは手入れが必要

手入れがされていない家は、どんどん荒れていきますよね。自然素材の家も同じ。手入れをしながら、味わいを深めていけるというのが特徴なのです。

プロにお願いするのではなく、自分でできることはたくさんあります。

簡単なものをいくつかご紹介しましょう。

床やウッドデッキは自然由来のワックスや塗料で補修

床とウッドデッキは、自然由来の塗料「アウロ 天然床ワックス」を塗っています。

こちらは掃除とワックスがけがいちどに済んじゃう、手軽なアイテム。使用方法は、30倍に希釈して、ぞうきんがけするだけと簡単です。

原料の植物は全て農薬や化学肥料を一切使用しない契約栽培で調達され、オレンジオイル、ミツロウが使われています。

界面活性剤不使用で、子どもやペットがいるおうちにも安心。ツヤツヤとしたかんじではなく、ナチュラルな仕上がりです。

また、うちは洗面室とトイレが無塗装の杉板張り。

水や洗剤がはねて染みができるのが怖かったので、ワックスを塗りました。

使用したのは「アウロ 天然樹脂ハードワックス」。素材はミツロウで、水回りのはっ水に効果があるタイプです。

養生テープでワックスを付けたくないところを保護し、古タオルにこそげるようにワックスを塗りつけ、木部に塗りました。仕上がりは、ちょっと色が濃くなったかな? というくらいで、見た目はあまり変化がありません。

ウッドデッキは「オスモカラー」で塗装しています。

オスモカラーも植物性ワックスからできた自然塗料。
ウレタン塗料のように塗膜をはらず、内部に浸透させて木の呼吸を妨げないところが特徴です。テカテカした質感にならず、木の質感がそのまま残ります。

掃除をさぼって木部が緑色になっていたので「オスモ ガーデンクリーナー」を塗り、藻を取った後、ワックスがけしました。

カラーは複数あり、汚れてなければクリアカラーの展開もあります。木の色、汚れ具合によって、色の濃さを選択するとよいでしょう。

壁は漆喰塗りをDIYで

我が家の壁は珪藻土仕上げです。

珪藻土は漆喰よりも吸放湿性能が高いのが特色で、漆喰より安く施工できるそう。

でもはがれやすいというか、壁の白い粉が服やかばんなど、ぶつかったところに付きます。

気になる人はいらっしゃるかもしれないけど、住み心地がいいのでうちではOKです。はたけば、すぐに落ちます。

壁の近くに置いていた椅子のせいで、珪藻土ががっつり剝げてしまった部分。簡単に塗れる「日本プラスター うま~くヌレール」という漆喰を発見し、DIYにトライしました。

以前、うちのリノベーションをしてくれた建築家の「吉野賢一」さんから誘ってもらい、あるお宅で漆喰塗りのDIYをお手伝いをしたことがあるのですが、すごく大変でした。

でも「うま~くヌレール」は蓋を開けてすぐに塗れる上、素人が塗りやすい固さにつくられていて、手間なく塗れて、とっても楽しい。

グレーを塗ったけど、ちょっと白っぽいベージュ? みたいに仕上がりました。

アクセント壁にする予定の壁が、すっかり周りの壁ともなじんでしまいましたが…。

仕上がりは珪藻土よりしっかりした固さで、ぽろぽろ壊れず、水拭きもOK! すごい進化です。
壁紙の上から塗れる珪藻土や漆喰も増えているので、ぜひ挑戦してみてください。きれいに塗るには、漆喰を付けたくない場所をしっかり養生するのがコツです。

住まいを建てるための情報を集める

利用したのは、リビングデザインセンターOZONE。
新宿パークタワーの3~7Fにある、住まいとインテリアの情報センターです。

家具や生活用品、住宅設備、建材まで、個性豊かなショールームとショップ、住宅デザインの書籍や製品カタログを集めたライブラリーなどの情報フロアで構成されています。

カタログライブラリーは日参したいほど充実。住まいに関するイベントを多く行っており、工務店や建築家の仲介サービスも。

ザ・コンランショップ、北欧家具や日本のモダン家具のショールーム、ファブリック、床材、水回りのショールームなどがあり、どんな家にしたいかを、具体的にイメージできる情報が集まっています。

また、オンラインで住宅カタログが探せる【LIFULL HOME'S/ライフルホームズ】のサービスもおすすめです。

多くの住宅メーカー(ハウスメーカー、工務店)や設計士、自然素材の家やガレージハウスなどテーマ別の住宅カタログの中から、建築予定地やこだわり条件で絞込みことができるコンテンツになっています。

実際にテーマに合わせた施工事例を見ることができるので、参考にすることができます。

自然素材の住まいの施工事例をみる

実際に家を見にいってみる

どんな家が好きなのか、自分で多少のイメージができてきたら、その家をつくっている建築家や工務店、ハウスメーカーのモデルハウス、お施主さんの好意で開催されるオープンハウスに行ってみるとよいでしょう。

その家の特色、どのような工夫がされているか、どこがお金をかけていて、どこでコストを調節したかなどを知ると、リアルにイメージが膨らみます。

そのタイミングでぜひ行ってもらいたいのは、江戸東京たてもの園。

なかでも日本の近代建築の発展に貢献した建築家、前川國男の自邸は要チェック。

昭和17(1942)年、戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に建てられた住宅ですが、ほんとうに素敵です。吹き抜けの居間に書斎、寝室などが並んだシンプルな間取りを、ご覧になってください。

江戸東京たてもの園
〒184-0005 東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)

自然素材の家を建てられるカタログを探そう。

湊谷 明子(みなとや・あきこ)

湊谷 明子(みなとや・あきこ)フリーランスライター、生活道具研究家。

2006年より料理、掃除、雑貨、住宅などのジャンルで執筆している。夫と二人暮らし。
道具オタクで、家にあるほぼすべての道具について、使い勝手とその道具のストーリーを語れる。
趣味は山登り。登るのはもちろん、山道具の奥深さを追求するのもライフワークとなっている。
【略歴】
1975年東京都生まれ。東京在住。
金融機関勤務後、2年間の専業主婦生活を経てライタースクールへ入学。住宅情報誌、生活情報誌などに執筆を始める。現在はフリーランスライターとして、主に料理、掃除、雑貨、住宅ジャンルで執筆している。

※このページの内容は、2019年8月8日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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