エコな田舎暮らしが好き。静岡移住でつかんだナチュラルライフ

エコな田舎暮らしが好き。静岡移住でつかんだナチュラルライフ

こんなしたい暮らしに出会えます
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「都会での暮らしは便利だけれど、なんだかちょっと疲れてしまう」
そんな方も多いのではないでしょうか。

私は2年前に勤めていた会社を辞め、家族そろって静岡に移住を決めました。住んでいる家は築140年の古民家です。駅からは離れていて便利とはほど遠い環境ですが、都会に住んでいるときとはまた違う、魅力的な暮らしが見つかりました。
今回はそんな田舎暮らしの魅力と、エコでシンプルな生活の始め方についてお伝えします。

「家族で過ごす時間を大切にしたい」と会社を辞めてフリーランスに

以前勤めていた会社は転勤が多く、子どもが成長するにつれて「このまま転勤を続けるのは難しいな」と感じていました。そんな中で選んだ単身赴任ですが、職場と家を往復するだけの日々が続き、家族に会えるのは月に1~2回ほど。

妻や子どもたちにとって、そして何より自分にとって、この生活は続けていく価値のあるものなのか? 自問自答を続けた結果、「家族と一緒に過ごすこと」を優先することに決めました。

せっかく会社を辞めるのであれば、自分たちの理想のライフスタイルに近づく働き方を、とフリーランスを選択。WEBを使った仕事とローカルな仕事を組み合わせて生計を立てています。

都会から田舎へ移住して季節を感じる瞬間が増えた

「田舎で子育てをしたい」
前々からそんな思いを持っていた私たちは、できるだけ自然の多いところにある住まいを探しました。そんな中で、インターネットを通じてちょうどいい物件が見つかります。

築140年の古民家で、木々に囲まれ、近くには畑もある。環境としては理想的でした。すぐに手続きを進め、ついに待望の田舎暮らしが始まります。

田舎暮らしの良さをあげるとキリがありませんが、あえて1つに絞るなら「季節を感じる瞬間が増えた」こと。窓から見える木々の花が芽吹いたり、裏山でタケノコが顔を出したり、そんなふうに自然から語りかけてくれます。

季節を感じることで、時の移ろいや大地の息づかい、そしてそこからの恵みを感じることができるようになりました。

広々とした空間で、ゆとりある暮らし

田舎に来てもう1つ気づいたのが、「周囲の人たちに迷惑をかけていないかな…」と心配することが減ったことです。

都会で暮らしていたときは隣家との距離が近く、常に「子どもたちの声がうるさくないかな」「大声で笑うと迷惑かな」と、神経を使っていました。そんな都会では当たり前の心配が、田舎に来て激減したのです。その快適さを覚えてしまうと、少なくとも子どもが小さいうちは都会に戻ろうとは思えません。

生活を豊かにするうえで「空間の広さ」はかなり大きなポイントです。

作れるものは自分たちで作る。お金から離れることで自然とエコな暮らしになる

今の社会においては、お金さえあれば大抵の問題が解決できます。スーパーやネットショッピング、いつでもどこでもお金を払えば好きなものが手に入る。とても便利な世の中になりました。

でもそれは裏返すと「お金への依存度が高まっている」ということです。田舎暮らしはそんなお金との向き合い方も考えさせてくれました。お金に頼り過ぎないよう、環境に優しい暮らしに近づけていくこと。いきなり全部は難しいけれど、少しずつなら、誰でも始めることができます。

野菜を育ててみる。自分たちが食べるだけならハードルは低い

野菜を育てるにあたって、自分たちが食べる分くらいの畑であればそれほどの広さはいりません。5~10坪の広さがあれば十分です。
収穫期には食べきれないほどの野菜が実り、収穫の楽しさや豊かさを感じることができます。少し形が悪くて不格好かもしれませんが、自分たちが食べる分にはまったく問題なしです。

手作りせっけんを作ってみる。自然な素材だから優しく洗える

私たちが日常使う、さまざまな化学洗剤は「ちょっと使い過ぎかも…」と後ろめたく感じるときがありますよね。
そこでわが家は「手作りせっけん」にチャレンジ。「カセイソーダ」と「オイル」だけで作るこのせっけんは、手洗いや食器洗いまでいろいろな用途に使えます。
作るのには少し手間がかかるけれど、優しい気持ちで使えるせっけんです。

コンポストを作ってみる。ゴミが資源に生まれかわる

コンポストは生ゴミなどを土の中に入れ、微生物の働きで分解する処理の方法です。
コンポストは自作もできますし、市販のものを買ってもそれほど費用はかかりません。ゴミの処理にお金がかからないだけでなく、野菜などを育てるときに利用できる堆肥(たいひ)が作れて一石二鳥。
ささやかだけれど、自然の循環サイクルを感じることができます。

田舎の強みは土地の安さ。コストを抑えてシンプルな生活ができる。

田舎はなんといっても土地が安いです。だから広めの物件に住んだり、畑を借りたり、都会ではちょっと難しいと思うことも意外とできてしまいます。
コストを抑えて、のんびりとシンプルな暮らしを。そんな価値観を持った方に田舎暮らしはおすすめです。

家の近くで畑を借りる。自給自足に近づいた暮らしができる

田舎では、かなりの畑が担い手を失い、荒れ地になって困っています。そのため、畑を管理してくれるだけでかなり喜ばれますし、家からすぐのところに畑が持てる可能性も十分あります。家と畑が近ければ、移動に時間がかからないので楽ちんです。

「今日の昼食どうしよう…あ、そういえば畑で里芋が育っていたな」

こんな感じで、畑で育てた作物が生活の中で活用できるようになると自給自足の雰囲気を味わえますよ。

理想の住まいを見つけるには、イメージを具体的にすることが大切

理想の住まいを見つけるには、イメージを具体的にすることが大切です。

「朝起きて、どんな景色を窓から見たいのか?」
「食事はどこで、何を食べたいのか?」
「休みの日は誰と一緒に、何をして過ごしたいのか?」

できるだけ生活シーンごとに、具体的に想像します。目を閉じて浮かんでくるイメージをしっかりとつかみ、それを言葉にして書き出してください。

いくつか書き出すと、点と点が線になるように、だんだんと理想の住まい像が見えてくるはずです。

私が暮らす静岡県は、都会からの移住にぴったり

次に、移住におすすめなエリアを紹介します。ズバリ、私が暮らしている東海地方です。

東海地方の中でも、静岡県は特に人気があります。静岡県が移住先として人気な理由は、いくつもあります。

まず、気候です。もともと温暖な東海地方ですが、中でも静岡県はこれが当てはまります。
静岡の最高気温と最低気温を見てみると、最低気温では-3℃を下回ることはほぼないですし、真冬日(最高気温が0℃未満の日)は全くありません。
最高気温も平均してみると、30℃を大きく上回ることはそれほどありません。
データだけでなく、実感としても温暖な気候といって間違いないでしょう。

また、東京からのアクセスのしやすさもポイントが高いです。
JR東海道新幹線なら「ひかり」で東京~静岡間は1時間程度。JR東海道本線を利用しても3時間台です。車で行っても大体2~3時間ほどです。

気候が温暖なことから、食べ物も豊富です。お茶とミカンは有名ですが、浜名湖のウナギ、駿河湾のサクラエビなどの水産物もあります。
また、静岡県には遠洋漁業の港も多く、カツオやキハダマグロも水揚げ高として日本一です。(平成30年度)

このように、田舎暮らしを始めるにはもってこいのエリア。貸し農園などもいくつかあり、市のホームページからも探すことができます。

エコな暮らしに興味があるのであれば、気になる町の物件をネットで探してみるのが1番です。ローカルエリアなら、お手ごろ価格で一戸建て賃貸が見つかるかもしれません。

静岡県静岡市の暮らしやすさは?

静岡市は約70万人の人口がいます。これは千葉県の船橋市よりも多い人口です。

食べ物としては、静岡のおでんが有名。全体に黒く、黒はんぺん(はんべとも呼ぶ)が入っていることで知られています。意外なところでは餃子。実は宇都宮と同じくらい餃子を食べている市なのです。
静岡駅周辺には、静岡伊勢丹、静岡マルイ、静岡東急スクエア、静岡パルコなど東京でおなじみの商業施設があります。

そのほか、静岡モディ、新静岡セノバ、パルシェ(JR静岡駅ビル)なども。また、静岡駅近くの呉服町は地元中心の商店が主体の繁華街です。地方の商店街というとシャッター通りになるおそれがありますが、さすがに70万都市、こちらは活気のある商店街です。
また、清水駅といえば、地元で「ドリプラ」と呼ばれるエスパルスドリームプラザが有名です。ここには「ちびまる子ちゃんランド」もありますし、10年ほど前には観覧車もできました。
また、いうまでもなく、静岡市の清水区といえば清水エスパルスもありますね。

静岡県浜松市の暮らしやすさは?

浜松市は約80万人の人口がいます。面積も日本第2位です。
浜松市と言えば浜名湖で有名ですが、観光スポットは他にもあります。
私のお勧めは中田島砂丘。日本三大砂丘のひとつといわれ、太平洋に面しているので豪快な雰囲気です。夏場は熱く、裸足になっては「きゃっきゃ」と言っている子どもがいたりします。

弁天島も、浜松市民憩いの里ですね。浜松市民で弁天島に行ったことがない人というのは少ないのではないでしょうか。三ヶ日ミカンで有名な三ヶ日町もいいところです。
食べ物としては、やはりウナギは外せませんが、名古屋市民がエビフライばかり食べているわけではないのと同様、都会の浜松市にはイタリアンもフレンチもあります。そんなにウナギにこだわらないでほしいというのが率直な気持ちです。

浜松駅周辺には、遠鉄百貨店、メイワン、浜松アクトタワー、ザザシティ浜松など浜松はローカルな大型店が多いのが静岡と違う点です。ただ、イオンモールは進出しています。

また、有楽街商店街、モール街、肴町通り、鍛冶町通り、ゆりの木通り、田町中央通り、大手通り、広小路通り、アクト通り、砂山銀座商店街(サザンクロス商店街)といった、地元中心の商店が主体の商店街が多いのも浜松市の特徴です。
ヤマハ、河合楽器、ローランドなどの楽器メーカーの本社があり、自動車産業も盛んでブラジル人タウンがあることも特徴です。
おすすめエリアは浜松駅から北側の「北区」。駅周辺はもちろん、山に近づけば緑が深くなり、自然を感じながら住める一戸建てが見つかりますよ。

静岡県の移住者支援制度とは

このほか、静岡県には移住者支援制度もあり、これも静岡人気の一因となっています。

移住者支援制度の概要

移住者支援制度とは、地元に移住してもらうために各都道府県や市町村が推進している制度です。

よくあるのが住宅支援です。やはりその土地への移住となると、まず家が大事です。新築の支援制度がある場所もありますが、最近は過疎化や高齢化に伴い空き家も多いので、改修・リフォームや賃貸などの支援を行うこともあります。

そのほか、創業支援や空き店舗の改修、就業支援の制度もあり、地域内で創業したり、お店を開いてもらったり、中小企業に勤めてもらうなどの地域産業の活性化と合わせた支援をしています。
さらに休耕地もあることから、農地の貸し出しなどを行う地域もあります。
また、移住して家族として定着して欲しいという思いもあるので、子育て支援事業も多いですね。

静岡県の移住者支援制度の例

一例として、静岡県賀茂郡西伊豆町の移住者支援制度を取り上げてみましょう。あくまでもどのようなものかの例です。静岡の他の地域でも同様な内容をイメージしてもらえると思います。

西伊豆町の移住者支援制度とは?

静岡県の西伊豆町はその名の通り、伊豆半島西海岸にある町です。面積は105.54k㎡、総人口は7,291人(推計人口、2019年12月1日)です。

観光地として夕陽の美しさを謳っているほか、農業、漁業、ガラス産業などがあります。平均気温は16.6℃と、黒潮の影響を受けた静岡県の気候の温暖さを象徴するような町です。

住環境の支援
こちらでは、まず、「お試し移住住宅」が整備されています。これは、本格的に移住する前に、現時点での空き家を利用して一時的に住んでもらおうという制度です。移住のために実際に越してみたら、想像と違っていた…という可能性はあります。お試し移住ができるのはいいですね。 空き家バンクも公開されているので、どんな空き家があるかもわかります。
現在では通信環境も大事です。こちらに移住して農業以外のビジネスやお仕事をするとなるとネット環境が心配ですが、光回線が整備されているそうです。

子育て支援
家族で暮らす場合は子育て環境も重要。西伊豆町では、幼稚園・保育園の保育料・給食費の無料化、高校生までの医療費無料化を行っています。
移住者支援制度ではありませんが、教育環境も充実しています。子どもがいるけど学校がないのでは困りますよね。
西伊豆町には、幼稚園2園、保育園1園、認定保育園2園、小学校3校、中学校2校があり、この点でも心配ありません。小学校は1クラス15人程度なので、むしろ充実した教育を受けられる可能性があります。

就農支援・農地バンク
仕事面でば、西伊豆町は温暖な気候を活かした農業も重要な産業です。しかし、高齢化などで休耕地も。 そこで、就農相談を行うとともに、直売所を設けています。もともと西伊豆町では観光客も来ることから、直売所により地元住民のほか、観光客への販売も可能になります。 さらに、農地を貸したい人と農地を借りたい人の仲を取り持つ農地バンク制度もあり、農業移住も可能です。

田舎暮らしの注意点

田舎暮らしは快適な面もある一方、都会暮らしを離れた人にとっては気をつけたいポイントもあります。簡単に紹介しますね。

近所付き合いは大切に

田舎暮らしの注意点としてよくいわれるのは、人間関係が都会と違うという点。よくいえば濃密、悪くいえば排他的という声を耳にします。

ただ、静岡県あたりだと田舎といってもそれほど都会と変わりません。いただきものにはきちんと感謝を伝える、地域の行事もできる限り参加する、ご近所の方への挨拶は欠かさない、など、当たり前のことですが、周囲への心配りは大事です。

虫に慣れること

最近の都会では、例の黒くてカサカサ動くG以外は虫が少なくなりました。しかし、田舎は自然も豊か、虫も豊か。こればかりは仕方ありません。
ただ、古い家でなければ家の中の防虫対策は可能ですし、例えば他の虫を食べてくれるけど人間には害のない虫を一種類でも好きになれば、生活が楽になるでしょう。

仕事はあるか

仕事は、地域密着型の仕事とネット環境を活かした仕事が選択肢として挙げられます。
地域密着型など田舎ではないのではないか、と思われがちですが、田舎では高齢化が進んでいるため、農業やそれに付随する作業などで仕事はむしろたくさんあるようです。また、ネット環境の整備については行政も本腰を入れているので、光回線の導入が進んでいます。

田舎でエコな暮らしを手に入れよう

ほどよい田舎暮らしは、身体にも心にもいい影響を与えているなと思います。
まずは様々な情報収集が必要になりますが、きっかけがあるようであれば、我が家のような自然がすぐ近くになるエコライフを始めてみませんか。

長濱 裕作

長濱 裕作

理想の文章と暮らしを思い描くライター。大手メディアでの執筆や取材・撮影にも対応、丁寧でスピーディな仕事に定評がある。現在はリモートで仕事を受けつつ、プライベートでは家族と共に田舎暮らしをスタート。仕事のかたわら畑を耕し、地に足のついた生活を大切にしている。座右の銘は「ゆっくり息をする」

※このページの内容は、2019年5月23日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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