梅雨だって楽しみ! 鎌倉で見つけた心の満たされる暮らし

昨年から始めた、鎌倉での一人暮らし。そのきっかけは、働きすぎて体調を崩したことでした。辛い思いもしましたが、色々なことを考える時間を得ることができました。

そんな中で思ったのは、これまでの私は「住みたい場所に住む」ということをしてこなかったということ。仕事が最優先だった私は、常に職場の近くに部屋を借りていました。ですが仕事がすべてではないことに気づき、「一度は住んでみたかった鎌倉に住もう」と思ったのです。

都内から電車で1時間程度の鎌倉へは、休みの日になると頻繁に出かけていました。歴史と神社仏閣巡り、そして海が好きな私にとって、鎌倉は最高の場所。江ノ電の窓越しの海を眺めては、「いつか鎌倉に住みたい」と漠然と考えていたのです。とはいえ、まさか本当に住むとは思っていませんでしたが…。

現在はフリーランスのWEBライターとして活動し、仕事の合間を縫ってお寺やカフェ巡りなどをしています。作業がなかなか進まないときは、絶景スポットとして有名な「稲村ヶ崎公園」まで行って、気分転換をすることも。

鎌倉に住み始めると、普通なら憂鬱な梅雨の時期でさえ待ち遠しくなります。鎌倉にはあじさいで有名なお寺がいくつもあるので、それらにふらっと出かけることもあります。そこで今回は、私流の鎌倉ライフをお伝えできればと思います。

私なりの鎌倉ライフの楽しみ方

鎌倉に住む魅力

私の考える鎌倉に住む最大の魅力は、「無理なく丁寧な暮らしができる」ということ。

あえてお伝えしておきたいのは、鎌倉は都内に比べたら不便なことも多いということです。

例えば、そこら中にコンビニがあるわけでもありませんし(鎌倉駅周辺は除く)、休日昼間の江ノ電は信じられないほど混んでいます。さらに私は海のそばに住んでいるので、自転車は放っておくとすぐに錆びてしまいます。

そこで私は、計画的に買い物をするようになりましたし、休日はできるだけ徒歩・自転車で移動するようにもなりました。さらに、自転車のお手入れもこまめにしています(以前はこんな人間ではありませんでした)。

これらを面倒くさそうと思った方には正直、鎌倉の生活はおすすめできません。

一方、それらをポジティブに捉えられる方にとっては、鎌倉はとてもいい場所です。おかげさまで私は、無駄な出費を抑えられるようになりましたし、体力もつきました。都内に住んでいたときは面倒くさいと感じていた家事や運動にも、鎌倉では積極的に取り組めるようになったことに驚いています。

またフットワークも軽くなったので、趣味のお寺巡りに一層のめり込むようにもなりました。事前にそのお寺について十分に調べてから、訪れるということを心がけています。

すると、自然と歴史の知識も深まり、それが今の仕事につながるといういい循環も生まれました。

私のおすすめしたい鎌倉のお寺については、下記でご紹介しますね!

というわけで、私の感じている鎌倉に住む魅力は、生活そのものを楽しめること。都内で生活していたときは後回しにしていたことにも、鎌倉でならじっくりと取り組むことができています。

鎌倉でおすすめのお寺3選

それでは、おすすめのお寺をいくつかご紹介します。
鎌倉には有名なお寺も多くありますが、観光客としてそれらすべてを回りきるのは至難の業。鎌倉に引越してからは、思い立った瞬間に行けるようになったことはもとより、一つ一つのお寺をじっくり見て回ることができるようになりました。

報国寺で竹の庭を見ながらお抹茶を

まずご紹介するのは、浄明寺(地名)にある報国寺です。

臨済宗建長寺派のお寺で、1334年(鎌倉幕府滅亡の翌年)に創建されました。開基は足利尊氏の祖父・足利家時です。

報国寺といえば、孟宗竹が生い繁る“竹の庭”が有名。そのため“竹の寺”とも呼ばれているんですよ。竹林に足を踏み入れると、多くの人が「きれい!」といっているのを耳にすることでしょう。

晴れている日はもちろんのこと、個人的には小雨の降る日もおすすめ。雨の竹林も、なかなか風情があります。さらに“休耕庵”という庭の見えるお店では、お抹茶と干菓子がいただけます。静かに流れ落ちる滝の音を聞きながら、しばし時を忘れてみるのがおすすめです。

【功臣山 報国寺】
住所:鎌倉市浄明寺2丁目7番4号

鎌倉最古の寺・杉本寺は苔の階段で有名

さて、次は報国寺からほど近い場所に位置する杉本寺です。奈良時代に行基が開いたと伝わる、鎌倉最古のお寺です。

そんな杉本寺で一番有名なのが“苔の階段”。テレビや雑誌などで、一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。なお、階段という名が付いているとはいえ、実際に上ることはできません。

そして杉本寺の見どころは、それだけではありません。茅葺屋根の本堂(こちらも非常に趣があります)内には全部で11体の仏像が収められているのですが、秘仏本尊である3体を除き、すべて間近で見ることができるのです(内陣拝観)。

それらの中には、運慶や快慶が作ったものも。距離の近さゆえにご利益を感じるのでしょうか、不思議と落ち着くお寺です。

【大蔵山 杉本寺】
住所:鎌倉市二階堂903

円覚寺の坐禅会はほぼ毎日開催

最後にご紹介するのは、北鎌倉にある円覚寺です。

鎌倉時代後半、無学祖元によって開かれたお寺です。臨済宗大本山の名にふさわしく、広い境内には舎利殿(公開される時期は限られているので注意)や洪鐘(おおがね)といった国宝も見られます。

夏目漱石が参禅したことでも有名ですね。

円覚寺で特におすすめしたいのは、坐禅会への参加です。鎌倉で坐禅会を行っているお寺はそう珍しくありませんが、円覚寺では毎朝(時々休みになることもありますので、公式サイトなどで確認してください)開催されています。坐禅を組んでから仕事へ行く、という暮らしもできるわけですね。なお、土日には昼・夜の坐禅会も開かれています。

初心者向けに呼吸法や姿勢など、丁寧に基礎から教えてくれる部もあるので、経験がなくても安心して参加できますよ。

【臨済宗大本山 円覚寺】
住所:鎌倉市山ノ内409

鎌倉であじさいを見るならココ

鎌倉が一番混雑するのは、あじさいの季節と言われています。もちろん道端にもよく咲いていますが、やはりお寺に植えられているあじさいの美しさは格別です。

カラフルなあじさいなら長谷寺

鎌倉大仏から徒歩ですぐの場所にある長谷寺。

こちらは「花の寺」とも呼ばれ、年間を通して様々な花を楽しむことができます。ですが、やはり人気が高いのはあじさいです。例年6月の中旬にもなると、境内の「あじさい路」では、色とりどりのあじさいが満開を迎えます。

山の斜面を埋め尽くすように咲く姿は、非常に見応えがありますよ。

とはいえ、この時期の長谷寺は、入場整理券が配られるほど混雑します。そこで平日の朝、なるべく早い時間に訪れるのがおすすめです。江ノ電とあじさいを一緒に収められる撮影スポット・御霊神社へも近いので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

【長谷寺】
住所:鎌倉市長谷 3-11-2

統一された青がすてきな「明月院」

色とりどりの長谷寺のあじさいに対して、青が印象的なのが明月院のあじさいです。

「明月院ブルー」とも呼ばれる色のあじさいが、参道脇に咲き並ぶ光景はあまりにも有名ですね。ただ、「あじさい寺」とも呼ばれる明月院が、この時期に混雑しないわけがありません。

こちらも平日の早朝狙いで向かいましょう。

【明月院】
住所:鎌倉市山ノ内189

人混みを避けてあじさいを楽しむなら「東慶寺」

北鎌倉エリアであじさいを堪能するなら、東慶寺がおすすめです。

駅からのアクセスが良いにも関わらず、意外と知っている人が少ないため、混雑を避けて鑑賞ができる穴場スポットです。

東慶寺のあじさいは種類が多く定番のブルー系以外にもピンクやホワイト系のあじさいを楽しむことができます。

【東慶寺】
住所:鎌倉市山ノ内1367

鎌倉のおすすめカフェ3選

鎌倉にすてきなカフェが多いことは、もはや言うまでもありません。

そこで私は、休日の朝はできるだけカフェでゆっくり過ごし、プチ贅沢な気分を味わうことにしています。今回はそれぞれタイプの異なる、3つのカフェをご紹介していきますね。

小町通り入口・イワタコーヒー店のホットケーキは必食

まずご紹介するのは、小町通りの入口にあるイワタコーヒー店です。

バタートーストやクリームソーダといった、昔ながらの喫茶店メニューがそろっています。

大人のお客さんがほとんどなので、落ち着いて過ごせるのが魅力。いつも賑やかな小町通りにあるとは思えないほど、ゆったりとした時間が流れています。

イワタコーヒー店でぜひ食べていただきたいのは、厚さ3cmはあろうかと思われるホットケーキです。

店内を見渡すと、ほとんどのお客さんが注文している大人気メニューとなっています。近年流行しているパンケーキの類とは異なり、シンプルにメープルシロップとバターで食べるのが憎い! ただし、焼きあがるまで30分ほどかかるので、時間には注意が必要です。

【イワタコーヒー店】
住所:鎌倉市小町1-5-7

古民家カフェ・燕CAFE 畳の上でリラックス

次にご紹介するのは、鶴岡八幡宮からも近い燕CAFEです。

いわゆる古民家カフェのため、少々場所がわかりづらいのが難点(隠れ家カフェとも言えますが…)。

とはいえ、平日でも早めに行かないと、食事メニューが終了してしまうほどの人気店なのです。もし土日に訪れるようでしたら、予約を取っておくことをおすすめします。

燕CAFEは靴を脱いで、畳に上がるタイプのお店。普通のテーブル席もありますが、ローテーブルに座布団という席もあり、まるでおばあちゃんの家に来たような気分に。いつかこんな家に住めたら、と妄想が膨らむすてきなお店です。

【燕CAFE】
住所:鎌倉市小町3-2-27

コスパの高いオーシャンビューのお店 アマルフィイ カフェ

最後にご紹介するのは、七里ガ浜にあるオーシャンビューのお店・アマルフィイ カフェです。

屋内の席からも海が見えますが、テラス席からは江の島を望むことができます。

とはいっても、国道134号沿いにあるお店はたいていがオーシャンビュー。そんな数あるお店の中でもアマルフィイ カフェをおすすめする理由は、コスパの良さです。

ケーキセットは、好きなケーキ・季節のジェラート・日替わりの焼き菓子・好きなドリンク(ブレンドコーヒーはお替わり自由)という大満足のボリューム。

1,000円もあれば、お腹もいっぱいになります。もちろん、味のほうも文句なし。場所・味・コスパのそろった、最高のお店だと思います。

【アマルフィイ カフェ】
住所:鎌倉市七里ガ浜1-3-14 3階

心が満たされる鎌倉の暮らし

こばやかわ

こばやかわWEBライター

歴史とお笑いとチワワをこよなく愛するWEBライター。
一般企業の経理職・税理士法人勤務経験あり。好きが高じて、鎌倉に住むことに。「鎌倉在住WEBライターのブログ」にて、鎌倉ライフをひっそりと発信中。

※このページの内容は、2019年5月13日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください