伝統と流行をおしゃれに楽しむ、余裕のある大人になれる街“銀座”

はじめまして、地元の岐阜県から東京に移り住んで11年になる箱根ヶ崎と申します。
私が東京で暮らす11年間の中で、過ごした時間が最も多いエリアが”銀座”です。

過ごす時間が長いといっても、毎日飲み歩いて遊んでいるわけではありません……。
意外にも銀座はオフィス街としての顔を持っています。
大企業の本社も多数存在し、平日昼間ともなればスーツ姿の男女が忙しく行きかう姿が見られます。

ですが、銀座といえば高級クラブや一流ブランドが軒を連ねていて一般人はお断り、そんなイメージはありませんか?
確かに座るだけで数万円のチャージ料が必要なお店や海外有名ブランドの路面店もあります。

高級で超一流、そんな普段の生活とはかけ離れたような街ですが、11年間過ごした中で私が見つけた、銀座で生活を送る楽しみ方や意外な一面をご紹介します。

伝統vs流行どっちを楽しむ? どちらもおしゃれに楽しめるのが銀座の魅力

銀座と聞いて真っ先に思い浮かべるのは“和光の時計台”ではないでしょうか?
銀座のほぼ中央に位置するランドマーク的な存在でドラマや映画では、ヒロインと出会う場所や大事件の発端になる印象的な建物です。

そして和光の時計台に勝るとも劣らないランドマークとして銀座には"歌舞伎座"があります。
2013年に建物が一新され、伝統的な文化を受け継ぎつつ現代的な建物へ生まれ変わりました。

「歌舞伎を見たことがない」「興味はあるけど、気軽に見られない」という方でも歌舞伎座には”一幕見席”という席があります。

歌舞伎座では通常、昼の部と夜の部の二部制になっています。
その部の中でいくつかの幕(お話)があるのですが一幕見席は好きな幕だけを選んで、文字通り一幕だけ自由に見ることができます。
基本的に当日券のみの販売ですが、日本の伝統文化に手軽に触れることができます。

歌舞伎座

住所:東京都中央区銀座4丁目12-15

友達や恋人が遊びに来た時に一緒に体験するなら映画がオススメです。
銀座にいくつかある映画館の中でも“丸の内TOEI”は映画公開の舞台挨拶が開催されることで有名です。
4DXは見られませんが、生の芸能人に会えるのは銀座にある映画館ならではの、大きな特徴の1つです。

丸の内TOEI

住所:東京都中央区銀座3丁目2−17

銀座をブラつく・散歩する、という意味の”銀ブラ”は今も健在です。
一流ブランドや高級レストランだけには留まらない、おしゃれなお店の層の厚さも銀座の魅力です。

朝食を食べるならアンドコーヒー メゾンカイザーがおすすめです。
長時間低温発酵というフランスの伝統的な製法にのっとって、作られるパンはバターの甘味や小麦の風味が味わえます。
丁寧にお店で焼かれる、パリパリ生地のクロワッサンと一杯のコーヒーから始まるおしゃれな銀座の朝は格別です。

アンドコーヒー メゾンカイザー

住所:東京都中央区銀座1丁目14−11 銀松ビル1F

コーヒーといえば、今や全国に展開するスターバックスの1号店ができたのも銀座です。
銀座にスターバックスは多数ありますが、GINZA SIX(ギンザシックス)の6階にある蔦屋書店併設のスターバックスは一味違います。

蔦屋書店では購入前の本を読みながら、コーヒーを飲むことができるので心行くまでゆっくりと本を選ぶことができます。
特に通常の書店とは少し違うおしゃれなラインナップが蔦屋書店の魅力なので、本好きな人は一日いても飽きることがありません。

ちなみにGINZA SIXは建物の屋上を開放しており、エレベーターで上がることができます。
屋上はここが都会の真ん中であることを忘れさせてくれるような、水と緑が美しい公園になっています。
街歩きに疲れたら活気のある街中から一変、のんびりとした静かな空間で休憩することができます。

GINZA SIX

住所:東京都中央区銀座6丁目10−1

GINZA SIXなど最先端のおしゃれな流行や体験に触れられる一方で、歌舞伎座や丸の内TOEIなどの伝統ある文化も大切することで、それらをまとめて楽しめる“余裕”を感じられるのが銀座という街です。

おしゃれだけじゃない、銀座の意外な一面

遊びだけではなく、普段の生活でも銀座は意外な一面を見せてくれます。

銀座湯

住所: 東京都中央区銀座1丁目12−2

銀座に銭湯があるというと「どんな高級旅館なのか?」と思うかもしれませんが、実際はこぢんまりとした昔ながらの銭湯です。

”銀座湯”という名前の銭湯は、歌舞伎とはまた違ったノスタルジックな趣 (おもむき) を感じます。
夜遅くまで営業しているので仕事帰りはもちろん、定休日である日曜以外なら昼間から銀座で銭湯に入ることができます。

肉のハナマサ 銀座店

住所: 東京都中央区銀座8丁目10−先 銀座ナイン3号館

また、自炊するならコンビニ以外に銀座8丁目にある”肉のハナマサ”が便利です。
24時間営業なのでいつでも買い物ができる上に、店名通り肉類に関してはかなりの品ぞろえです。
ちゃんと肉以外にも野菜なども売っているので普通のスーパーマーケットとして利用することができます。

その他に病院・ドラッグストアなどもあるので、病気になることは考えたくありませんが”いざ”という時も安心です。

原価BAR GINZA

住所: 東京都中央区 銀座7丁目2-14 第26ポールスタービル 2F

夜になればお酒を飲む場所にも事欠きません。
高級なお店でなくとも、銀座の夜をおしゃれに満喫することができます。

例えばチャージ料さえ最初に払えば、あとは格安の値段でお酒が飲める原価BARというお店があります。
ここは生ビールが驚くような値段で飲める他、ウイスキー・ワイン・カクテルと充実した品ぞろえが魅力です。
飲み過ぎには注意したいところですが、お酒好きな方にとっては間違いなくオススメのお店です。

東京で暮らす上で銀座を生活エリアに選ぶ理由

東京で生活する上で欠かせないのは”電車移動”です。
どんなに素敵なお店がある場所でも電車でのアクセスが悪ければ、一気に不便な生活を強いられます。

朝、仕事に行く時にただでさえ混雑する時間帯に満員電車から満員のホームを通って、再び満員電車へ……。
それが毎日続くかと思うとウンザリしてしまいます。

東京の中央に位置する銀座ではその心配は一切無用です。
銀座エリア全体で見れば、主要な地下鉄には一通り乗ることができます。
電車移動で一番消耗する乗り継ぎがなく、1本で東京都内の主なエリアに行くことが可能です。

さらにJR線であれば近くに有楽町駅、もう少し足を延ばせば日本最大のターミナル駅である東京駅があります。
地下鉄・JR線に加えバス停もあるため、交通手段に関して困ることはありません。

海外旅行に行く場合やLCCを使う時でも成田空港直行のバスや地下鉄がありますし、羽田空港も同様に地下鉄1本でアクセスが可能です。

おしゃれな街や空間だけではなく、都内や日本中に抜群のアクセスの良さを誇る街、それが銀座の魅力です。

銀座で暮らさなくてもおしゃれな銀座を生活エリアにできる裏技

都内や日本各地へ抜群のアクセスを誇る銀座エリアですが、家賃を考えると住むのは少し難しいかもしれません。
粘って掘り出し物の物件があれば嬉しいですが、なかなか難しいのが現実です。

そこで少し視点を変えて、銀座周辺のエリアを見てみると家賃相場としてはぐっと現実的な金額になってきます。
そんな中でも”築地”は場外市場が移転したこともあって観光客が減少し、かなり住みやすいエリアといえます。

元々が下町なので個人商店やファミレス・スーパーマーケットもあり、生活を築地で完結させることも可能です。
それでいて銀座エリアへは徒歩圏内なので、下町である築地の良さと銀座の良さの”いいとこ取り”ができます。

そして築地から銀座エリアに移動するにあたって、裏技ともいえるのがシェアサイクルです。
これは月額で契約することで使えるようになる電動自転車のことで、銀座・築地エリアを含む中央区内で自由に使えます。
指定の駐輪場であれば乗り捨ても可能です。

シェアサイクルを使うことで「電車を使うには少し面倒だけど、歩くには遠い」微妙な距離も快適に移動することができます。

築地に住むならおすすめしたい“築地らしさ”のある生活

築地、と聞けば真っ先に魚市場を思い浮かべますが豊洲に移転してしまった上に、仮に残っていたとしても毎日行くわけにもいきません。
しかし、銀座のお隣の下町エリア、築地にも魅力的な場所はしっかり存在します。

築地に住んでいて毎日できることの1つとして、隅田川沿いのランニングが健康的にもおすすめです。
隅田川に沿って作られた歩道は、ランニングコースとしても利用できる作りになっています。
ランニング自体はどこでもできるのが魅力のスポーツですが、隅田川沿いのコースを使えば少し変わったランニングを楽しめます。

川沿いに作られた道は“隅田川テラス”と呼ばれ、公益財団法人東京都公園協会によってランニングやウォーキングでの利用が推進されています。
体力に応じてショートコースやロングコースなどの距離別や、その日の気分によって日本の文化味わいコース、お台場・有明アーバンコースなどに切り替えられます。

基本的には明るい場所が多いので、女性でも仕事が終わってからランニングを楽しむことができます。
ランニングの大敵である“同じ景色を見ながら走ると飽きる”問題も、豊富なコースや日々変わっていく街の景色を見ながら走れば、解消されます。

東京での生活に慣れてくれば築地からは少し離れますが、ランニングの有名スポットの1つでもある皇居も気軽にいける距離にあります。
皇居でのランニングは隅田川テラスと違ってコースは選べませんが、1周約5キロとキリの良い距離になっているので自分の実力を測る目安として最適です。
隅田川テラスや皇居を走って体力をつければ、東京マラソンへ出場して完走することも夢ではありません。

築地のお寺にある、おしゃれなカフェ 築地本願寺カフェ Tsumugi

住所: 東京都中央区築地3丁目15−1

築地のランドマークの1つに“築地本願寺”があります。
この築地本願寺、インドネシアの寺院のような外見や敷地内にカフェが併設されている、変わった特徴のあるお寺です。
「お寺なのにカフェ?」 と不思議に思うかもしれませんが、本当にお寺の敷地内でカフェ“Tsumugi”は営業しています。

お寺のカフェだからといって食事内容がシンプルなものばかり、というわけではありません。
仏教などにちなんだ朝食や昼食が楽しめる他、ブレンドティーやスイーツ類の取り扱いもあります。
お店の雰囲気も堅苦しい感じはなく、誰でも気軽に行けます。

Tsumugiで特におすすめしたいのが“18品の朝ごはん”です。
朝8時の開店から10時30分までの間、しかも人数限定のメニューなので大型連休になると行列ができるほどの人気メニューです。
小鉢にのせられた色とりどりのおかずは、味だけではなく見た目もきれいなので、食べるのがもったいなく感じるほどです。

こちらはランニングとは違い、毎日の朝食として食べるのは少し難しいですが、特別な日に自分へのご褒美や友人・恋人と食べれば一日の始まりを快適にスタートできます。

18品の朝ごはんの“18”という数字にもしっかりと仏教に基づく願いが込められており、単に観光客向けに開発された食事というわけではありません。
そういう意味では築地も銀座と同じく、“伝統と流行を同時に楽しめる街”といえます。

おしゃれな大人の街、ではなく“おしゃれな大人になれる街”が銀座

東京で新しい生活を始める、ということは家族で引っ越す場合を除いて1人で何もかもしなければなりません。
どんな人でも最初は失敗しながら自分なりの方法を見つけ出し、成功することで大人の階段を上っていきます。

大きなお金を稼げるようになることだけが成長ではありませんが、大人としてのスマートな振る舞いを身につけることは、間違いなく人としての大きな成長です。

誰でも大人として生まれてきたわけではありません。
良いことも悪いことも乗り越えて、人は大人になっていきます。
そんな人生の新しいスタートを伝統も流行もおしゃれに楽しめる、銀座エリアで始めてみてはいかがでしょうか?

箱根ヶ崎

箱根ヶ崎ライター・会社員

岐阜県生まれ、東京在住。
学生企業や四国八十八ヶ所お遍路を経験しつつ、執筆しているブログがご縁でライターと会社員の二足の草鞋を履く。
興味のある分野はサブカルチャー・子どものこと・岐阜県・気軽に食べられるグルメなど。

※このページの内容は、2019年1月10日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください