「育住近接」って知ってる? 現役保育園ママもおススメなライフスタイル

保活を乗り越えてなんとか入れた保育園。無事に復職できてほっとしたものの、入れた園は自宅から遠くて日々大変…そんなパパ・ママには「育住近接」がおススメです。

「育住近接」とは

当記事において「育住近接」とは、
・自宅と保育園や学童保育所などが近いこと
例 保育園や学童保育所などを敷地内に設置したマンションに居住
・あるいはその需要が高まっていることを指すものとします。

ここが大変・保育園ライフあるある

筆者は現在3歳、0歳の男の子、夫と都内で4人暮らしをしています。長男は0歳のときから区内の認可保育園に通っています。なんとか保活を終えてほっとしたのもつかの間、入園してからは毎日大わらわでした。

何が大変かというと…?

■荷物が多い■
長男の通う園では、0歳児は着替え上下3枚ずつ・オムツ数枚・汚れものを入れる袋・ミニハンカチ3枚・エプロン3枚を毎日用意する必要がありました。
これらに連絡帳を加えた「登園セット」を「ママバッグ」に詰め込み、送りは夫、迎えは私が担当していました。

抱っこ紐で息子を抱っこし、背中には商売道具のパソコンを入れたリュック、そして肩からはママバッグ。これだけで大荷物ですが、週末にはさらにお昼寝用のバスタオル2枚も持ち帰り。

自宅まで瞬間移動できたらいいのに、なんて毎日妄想しながら帰っていました。

■子どもが重い■
荷物やパソコンもさることながら、なんといっても一番重いのは息子です。
長男は同級生の中でも大きい方で、0歳のうちに10キロを超えていました。お米袋を毎日抱えているようなもの。お米袋はじっとしてくれますが、子どもはそうはいきません。時には抱っこされながらバタバタ暴れたりぐずったり、あまりに疲れてタクシーを使ったこともありました。

■子どもがイヤイヤしはじめる■
1歳になり電動自転車を使うようになってやや楽になりましたが、徐々に大変になってきたのが子どものイヤイヤ期。

保育園に通いだした頃は、授乳→夫にバトンタッチ→夫が息子を抱っこ→登園、とスムーズに登園ができていました。卒乳してご飯を食べるようになってからもしばらくは素直にご飯を食べ、自転車までの移動も特に問題ありませんでした。

それが変わってきたのが2歳前後。朝ご飯はもう十分食べたかな? と思っても、
「ごちそうさま、しない!」といつまでも食べ続けようとする。
服を着替えさせようとしても「いらない!」と言って着ようとしない。
「保育園に行こう」と誘っても、「ほいくえんいかない!」と大泣き。

登園にかかる時間がどんどん長くなっていき、親も、早くしないと会社に遅れてしまう…と焦ることが多くなりました。ついイライラして声を荒げてしまうと逆効果で、さらに出発の時間が遅くなってしまいました。

忙しい朝の時間、1分でも早く登園できたらいいのに、とどれほど思ったことでしょうか。

■自己主張の始まり■
長男は3歳になってイヤイヤはおさまってきましたが、代わって強くなってきたのが「自己主張」です。

長男は電車が大好きなのですが、朝に手を洗うときもご飯のときも、必ず電車のおもちゃを一緒に持ち運びしようとします。持ち運ぶだけでなく、洗面台に電車をきっちり並び終えてからでないと手を洗おうとしません。

「持っていく必要ないから!」と親が怒っても頑として聞き入れません。無理矢理おもちゃを取り上げると号泣し、さらに時間がかかってしまうので見守っているしかありません。

他にも着ていく服や靴下などなんにでもこだわり、「急いでるから早くして!」と言いたいのをぐっとこらえてお付き合いする毎日です。

・帰ってからもずっとバタバタ
行きは会社の始業など決まった時間があるので急ぎがちですが、帰ってからも「ほっと一息」とは言えません。

帰ったらまず手洗い・うがい、そしてトイレ。

長男は現在トイレットトレーニング(トイトレ)真最中です。日中はパンツをはいていますがまだまだトイレ習慣が十分に身についていないので、タイミングをみてトイレに誘導してあげる必要があります。

寒い時季、保育園を出てからの時間が長すぎると残念ながら間に合わずということも。

トイレが無事終わった後も、お風呂の準備、ご飯の準備、合間に次男の離乳食、長男と自分の夕飯、明日の保育園の用意…と、気づけばあっという間に時間が経っています。

「早く歯磨きしようね」「早く寝ようね」と、結局「早く、早く」と言ってしまう毎日です。

実体験・保育園ライフを左右する「自宅からの距離」

我が家の長男が通う保育園は大人の足で徒歩15分程度、自転車を使えば10分もかからない距離の場所にあります。一見は遠くなさそうですが、「もっと近いところがよかった」というのが本音です。

それを一番感じたのは次男を妊娠・出産したときでした。
臨月には自転車も危なくなりベビーカーで長男を送迎しましたが、3歳ともなるとベビーカーでも重く、片道20分近く、ふうふう言いながら押していました。

普段歩いていると気づきにくいですが、意外に道路というものは左右に傾いていることが多く、ベビーカーが曲がっていってしまわないよう支えるのが本当に大変でした。

さらに重労働だったのは次男出産後。1カ月健診後の首が据わるまでの約3カ月は自転車が使えず、長男はベビーカー、次男は抱っこで保育園の送迎をしていました。ベビーカーだけでなく次男も日に日に成長し重みを増していくので、なかなか大変な運動でした。

また、猛暑の時季だったため、熱射病も心配でした(次男の抱っこ紐に保冷剤を添えたり長男の水筒を用意したりしていました)。

さらに大変なのは大雨のとき。ベビーカーにレインカバーをつけての登園になりますが、3歳児が乗ったベビーカーはとても片手では動かせません。両手でベビーカーを押せないので、傘は持たず、次男ごとレインポンチョをかぶって登園します。ポンチョから出ている自分の手足はびしょ濡れで、もっと保育園から近いところに住んでいれば、と思わずにいられませんでした。

育住近接のメリットとは

上記のような体験から、「育住近接」のメリットを挙げると以下のようになります。

■送迎にかかる負担の大幅な軽減■
子どもと一緒のときは荷物や子ども自体が重いため重労働になる保育園送迎も、自宅と保育施設の場所が近ければ近いほど負担が軽減されていきます。

もし、保育園が同じマンション内にあれば、自分の荷物をいったん家に置きに帰ってからのお迎えもできるかも?パソコンの持ち帰りをするパパやママにとってはそれだけでもうれしいことではないでしょうか。

大雨のときも、同じ敷地内であれば濡れずに帰れるかもしれません(夢のようです!)。

■安全面■
自宅と保育園の距離が遠ければ遠いほど、それだけ送迎時の交通事故などの不安が高まります。子どもが小さいうちは、いくら言って聞かせても気になるものがあると飛び出してしまうことがあります。さらに子どもがもう1人いると、追いかけたくても追いつかない事も(子どもの走るスピードは思っている以上に速い)。子どもが小さいうちは、近い方が安心ですね。

■時短■
イヤイヤ期、自己主張…とどんどん時間が取られていく送迎時間を少しでも短くすることで、朝は遅刻の心配が減り、夜は子どもと過ごす時間や家事、そして睡眠時間の確保につながります。

■「アウトソース」もよりしやすく■
パパ・ママの仕事が忙しいときや、2人目以降の妊娠出産で体調が優れないときなどに、保育園の送迎を祖父母に依頼したり、あるいはファミリーサポート(ファミサポ)やベビーシッターなどの有料サポートの利用を考えたりしている方も多いのではないでしょうか。

自宅と保育園の距離が遠いと、祖父母にとっては負担が大きくなり、有料サポートの場合は送迎だけでサポート時間を使い切ってしまう可能性があります。筆者の場合、ファミサポの斡旋をしてもらったものの、自宅と保育園に距離があるため対応できないと断られてしまった経験があります。
第三者に依頼をする場合も、近距離の方がメリットが大きいです。

■周辺環境も充実?■
「育住近接」エリアでは小さなお子さんが多いことが見込まれるため、病院(小児科)・買い物スポット・公園・習い事など、育児に必要な環境が整っている可能性が高いでしょう。買い物スポットも、通路が広くベビーカーで歩きやすい、エレベーターが充実しているなど子育てファミリーに配慮した造りになっていることが多いようです。

■パパ友・ママ友コミュニティ■
子育て中に頼れるのはやっぱり同じ保育園のパパ友・ママ友たち。自宅が保育園から近ければ、そこに通う家族とも交流がしやすいでしょう。

■卒園後も人間関係を継続しやすい■
保育園を卒園した後、多くのお友だちはその近隣の小学校に進むと思われます。保育園から遠いエリアから通っていると、小学校が別になり、せっかく仲良くなったお友だち・パパ友・ママ友との関係が途切れ、友人づくりがやり直しになる可能性があります。環境が一変し不安も募る小学校入学、それまで一緒に保育園に通ってきた仲間がそばにいると心強いのではないでしょうか。

以上をまとめると、「育住近接」は、親にとっては送迎による肉体的負担の軽減、時短効果により仕事や家事育児時間の充実、コミュニティの存在による精神的充足など多くのメリットが考えられます。また、お子さまにとっても、何より大事な安全面の確保、お友だちとのお付き合いの充実、パパ・ママのストレス減による精神的安定などのメリットが見込まれます。

オススメエリア、およびそれぞれのオススメポイント

●大井町エリア(大井町・鮫洲・立会川エリア)●

品川区は待機児童対策として積極的に保育園を新設しており、学童も充実しています。大井町駅近隣には300名規模の認可保育園もあります。
大井町駅周辺には、イトーヨーカドーなど大型スーパー、ユニクロや無印良品もあるアトレ、複合スポーツ施設スポル品川大井町などの施設も充実しています。さらに近隣には面積が広く設備も充実した公園が複数あり、中でもしながわ区民公園および公園内のしながわ水族館はお子さんに大人気のスポットとなっています。

●品川シーサイドエリア(品川シーサイド・北品川・新馬場・青物横丁エリア)●

品川区は待機児童対策として積極的に保育園を新設しており、学童も充実しています。このエリアは保育園が多く、また、新規園も近年は毎年開設されています。
品川シーサイド駅に近い「イオンスタイル品川シーサイド」は育児関連用品が充実しており、親子で過ごせるフードコートや子ども向けプレイコーナーもあります。さらに近隣には大きく設備が充実した公園が複数あります。「旧東海道」周辺には昔ながらの下町の雰囲気も残っており、お祭りも盛んです。

●赤羽エリア(赤羽・赤羽岩淵・志茂エリア)●

北区は待機児童対策として積極的に保育園を新設しています。また、第2子以降の育児休業(育休)時、対象の子が満2歳の年度末の翌月末まで上の子の在園が可能(他区では「満1歳」多数)、育休中の預け時間も8:30-16:30(他区では9:00-16:00多数)となっているなど、利用者に寄り添った制度となっています。
西松屋が入っているイオン赤羽北本通り店など、近隣の商業施設も充実しています。また、隅田川・荒川沿いの緑地など親子でのびのび運動ができるスポットもあります。

とろろ

とろろ東大卒育児会社員ブロガー

品川区在住の3歳、0歳の男の子を育てながらフルタイムで勤務するアラフォーワーキングマザー(2018年12月現在育休中)。東京大学法学部卒。
ブログ「品川で子育てしているSEのゆるゆる芋づる式日記」にて日々の子育てでの奮闘や暮らしの工夫を発信中。

※このページの内容は、2019年2月28日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください