二人暮らしの生活費、みんなどう管理してる? 上手にやりくりするポイント

二人暮らしの生活費、みんなどう管理してる? 上手にやりくりするポイント

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同棲カップルや子どものいない夫婦二人暮らしの場合、家計管理の方法は数パターンあります。夫婦別財布制を採用しているカップルもいれば、共同のお財布から必要な分を支払っているというカップルまでさまざまでしょう。

ただ、「収入はあるはずなのに思ったように貯金がたまらない」なんてことも多いはず。
そこで、今回は実際にお客さまの家計相談に向き合ってきたファイナンシャルプランナーの私が、幸せな二人暮らしが続く生活費をやりくりするコツをご紹介します。

二人暮らしの生活費、みんなどうしてる?

子どもがいない共働き夫婦や同棲カップルの場合、どちらも働いているというパターンが多いです。
2012年の統計によると、未就学児の育児をしながら就業している女性の就業率は52.4%(※1)となっています。小さなお子さんを育てながらも働き続ける、という選択肢は考えておいたほうがいいでしょう。

このように共働きで稼ぐことが当たり前となった現代では、同棲中のカップルといえども「結婚後も共働きを維持する」前提で日々の家計管理をやりくりしていくことをおすすめします。

では、具体的にどのような方法で家計を管理したらいいのでしょうか? ここで、共働きカップルの生活費の管理パターンを紹介します。

主に以下の3つのパターンに分かれます。

① どちらか片方だけの収入だけで生活する
② それぞれが共同のお財布や銀行口座に生活費を入金・管理する
③ それぞれが特定の支出項目を担当する

それでは、それぞれの方法について詳しくみていきましょう。

①片方の収入だけで生活費をやりくりする方法

①はどちらかの収入だけでやりくりし、もうひとりの収入は全額貯金するという方法。

この方法は、貯金に回すお金をしっかり確保できるという点がメリットです。今後妊娠・出産を考えているなどの理由により、どちらかの収入が下がる可能性がある場合、ライフスタイルの変化に対応しやすい家計管理の方法といえるでしょう。

ただ、毎月使える生活費は②や③の方法と比べると少ないというデメリットがあります。また、お小遣い制を避けたいと考える人もいます。

②共同のお財布で生活費をやりくりする方法

②は共同のお財布や貯金用の口座を用意し、それぞれが入金してやりくりしていくという方法。

この方法ですと、家計管理に必要な以下のデータをお互いが把握できるのでおすすめです。
・どの項目にいくら支出しているか?
・共同の貯金はいくらたまっているか?

また、生活費を入金した後に手元に残ったお金は各自が自由に使えるお金とすれば、お小遣い制にしなくてOKとなります。

ただこの方法のデメリットは、分担額をいくらにするかでもめやすい点。お互いの収入が同程度なら問題ないですが、収入に差がある場合はどの割合で負担するか、お互いが納得する必要があります。

③それぞれが特定の支出を担当する方法

③はそれぞれが家賃や食費、水道光熱費などの特定の支出の支払いを担当するという管理方法。お互いの収入を公開する必要がないので、二人が納得していればこの方法でも問題ありません。特に同棲カップルはこの方法でもいいと思います。

ただ、今後支出が増えた場合、「このままの分担でいいのか」や「子どもが生まれたら教育費等はどちらが負担するのか」についてもう一度話し合う必要があります。話し合えればいいのですが、なし崩しになってどちらかに負担が偏ってしまうというケースも実は少なくありません。

そのため、③の方法でいくならば二人でお金のことを話し合える環境であることが理想です。

無理のない二人暮らしの生活費は?

二人に収入があると、どうしてもお金を使ってしまいがちですよね。ですが、毎月収入を使い切ってしまい貯金できないというのは問題です。
ただ、節約ばかりというのも楽しくはないですよね。そこで、無理のない二人暮らしの生活費の目安をご紹介したいと思います。

まずは世帯年収ごとの生活費の目安について見てみましょう。2019年の収入別1世帯当たり1ヶ月間の収入と支出(二人以上の世帯)(※2)によると、住居費を除く消費支出は以下のとおり。

・328万円未満:16.8万円
・328万円~454万円未満:21.3万円
・454万円~615万円未満:24.6万円
・615万円~845万円未満:28.0万円
・845万円以上:36.8万円

この金額に住居費を加えた支出が、平均的な1世帯あたりの生活費となります。照らし合わせてみていかがでしたか? あまり大きく外れていないようなら、そこまで節約を頑張らなくても大丈夫。今の生活を楽しみましょう。

ちなみに住居費は居住エリアや部屋の間取り、築年数などによっても異なるため、一概にいくらとはいえません。家賃を抑えれば自由に使えるお金が増えますし、逆に通勤などの利便性を重視して相場より家賃が高めの物件を選んでもOKです。

重要なのは、どこにお金をかけるのか、です。お金の使い方にはメリハリが重要といえるでしょう。

ちなみに家賃の目安については「いくらの家に住めるか?」の記事でも紹介しているので、こちらの記事も参考にしてみてください。

二人暮らしに必要な生活費を抑えるには?

家計管理の原則は「支出はできるだけコンパクトに」です。しかし、まだ二人暮らしの場合はそこまで支出をコンパクトにする必要性は高くはないかもしれません。
大切なのはメリハリ。ある程度の貯金を確保できているなら、あとは二人の時間を楽しむことにお金をかけてもいいと考えています。

ただ、「うちはちょっと使いすぎかな?」と思ったあなたのために、生活費を抑えるコツを紹介したいと思います。

家賃

基本的に二人暮らしなら、そこまで広い間取りは必要ありません。通勤に便利なエリアに住みたいなどの希望がない限り、家賃は抑えめにすると家計管理はやりやすくなります。
特に家賃は「固定費」といって、引越さない限り同じ家賃が基本的にずっと続くもの。一度契約するとほぼ節約できない項目となるので、家賃が高ければ他の支出を減らすなどの工夫が必要となります。

食費

食費は家庭によって一番大きく差が出るところです。料理が得意とまではいかなくても、自炊を心がけることで食費の割合を抑えることができます。
もし平日に時間がなければ、休日にまとめ買いをして作り置きするのも一つの手です。また、地方自治体を応援する意味でもふるさと納税を利用してみるものいいでしょう。わが家でもふるさと納税で無洗米をいただきました。

通信費

最近では格安スマホに乗り換えると、毎月の携帯料金を節約することが可能です。私も実際に格安スマホに乗り換えて、毎月6,000円以上の節約に成功しました。まだ試していない方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。 

水道光熱費

二人でいる以上、なるべく同じ部屋で過ごすというのは電気代の節約につながるため大事です。あとは水道代。朝晩のシャワーはかかせないという方なら節水型のシャワーヘッドに替えるなど、ちりも積もれば山となる精神で節約を考えてみましょう。

服飾・美容費

服飾・美容費だけは削れなくて困っているという場合。もし使いすぎてしまうなら、この項目は各自が自由に使えるお金の中に含めてしまうというのも手です。

医療費

まだ若いうちはそこまで医療費はかからないという方も多いかと思います。しかし、これから妊娠・出産を考えているカップルは、ある程度確保しておきましょう。妊婦健診代は自治体から補助金が出ますが、妊娠初期は自費となるので注意は必要です。

趣味・娯楽費

趣味・娯楽費は人によって支出額が大きく異なるので、あまりにも家計にかける負担が大きいようでしたら見直しましょう。
ただ、最近では趣味の内容を動画にまとめたりブログに書いたりするとお小遣い稼ぎになることも。このように趣味がそのまま副業に活かせる場合もあるので、趣味・娯楽費を削るだけでなく、副業として活かせないかという視点で、ぜひ検討してみてください。

保険・その他投資

子どものいない夫婦の場合、保険は必要ないケースがほとんどです。必要に応じて、お葬式代としての生命保険や医療保険を検討するくらいでよいでしょう。

保険は子どもができてから検討すれば十分間に合います。それまでは余剰資金をきちんとためたり、投資に回したりすることをおすすめします。

二人暮らしに必要な「お金の考え方」とは?

ここまでは生活費の平均的な支出についてみてきました。「ちゃんと貯金もできている」という方もいれば、「正直うちはちょっと使いすぎかも?」と心配になった方もいるかもしれません。
そこで、これからも幸せに暮らせる「お金の考え方」として大切なポイントをお伝えしたいと思います。

二人暮らしをするなら、お金のことには二人で向き合おう

「お金のことには二人で向き合う」、これはとても重要です。もし二人の間でお金の話題は避けてきたなら、早めに話し合いをしていただきたいです。

というのも「お金を使いすぎた」「思うように貯金がたまらない」などの理由で、ときに信頼関係にヒビが入ることもあるからです。私自身も新婚当初はよくケンカしましたし、実際に私のお客さまの中にも「節約したいのにパートナーが協力してくれない」などの相談に来られる方も多いです。

特に共働きの場合、夫婦別財布制を採用することもあります。どちらにも収入がある共働きなら夫婦別財布制でも問題ありませんし、実際に相談に来られるお客様の中でも夫婦別財布制を取られている方も多いです。

ただ、夫婦別財布制だと失敗しやすいポイントがあります。それは、
・相手が生活費をいくら払っているか?
・貯金はいくらできているか?
これらの点が不透明になりがち、ということ。

特に貯金の部分に関しては、相手に完全にお任せしていると「貯金できていると思ったのに実際増えていなかった」なんていうことはよく聞く話です。そうなってしまうカップルは、共同のお財布を作って各支出を払い、これとは別に共同貯金用の口座にも入金して家計を管理していく方法がおすすめ。

この方法なら、毎月一定額を入金するだけでOKです。支出の項目は家計管理アプリなどを使えば二人でチェックできますし、何より忙しい方にぴったりの方法なのです。

何より大切なことは、「二人が納得した方法で家計管理をできているか」、ということ。お金の話し合いをフラットにできる関係を構築することが、円満に関係が続くコツとなります。

二人暮らしにおすすめ! 生活費やりくり上手な住まいとは

生活費を上手にやりくりできるかどうかは、実は物件探しのタイミングからスタートしています。そこで、ここからはどのような物件を探せばいいのかについてご紹介したいと思います。

インターネット回線付きの物件で通信費を節約

通信費を節約したいなら、インターネット環境が整ったお部屋がおすすめ。インターネット回線を引くと工事も必要となりますし、なんといっても毎月3,000円~5,000円ほどの通信料がかかります。

しかしインターネット回線付きの物件に入居すれば、毎月のインターネット通信料を節約することが可能です。さらに自宅にいるときのモバイル回線使用量も減り、格安スマホでも十分な場合があります。
二人で通信費を浮かせることができれば、その分二人で美味しいものを食べたり、貯金に回したりすることもできますよ。

スーパーが近くにある物件を探して食費を節約

家賃は高いけれど通勤に便利なエリアで暮らしたい! という場合は、他の項目で支出を減らせないかを考えましょう。
例えば外食に頼らず自炊をするようにすれば、食費の節約につながります。共働きで買い物に行く時間もなかなか取れない場合、いつでも買いにいける24時間営業のスーパーが近くにあると便利です。
繰り返しますが、大事なのはメリハリ。お金をかけるところ・節約するところを二人でとことん話し合ってみましょう。

まとめ

実際に私も子どもができるまでは、家計のやりくりに失敗し、赤字を出したこともありましたし、夫と揉めてケンカになったこともありました。
現在は私が家計管理を担っていますが、夫には定期的に家計の状況や資産の報告をするようにしています。そうすると、以前はお小遣いの増額要求もしょっちゅうでしたが、今では家計の現状も把握しているのでそんなことはなくなりました。

ちなみにうちは共同財布制ですが、別に夫婦別財布制でも問題ありません。一番よくないことは、二人の中でお金の話を避けてしまうこと。お金の話を避けていては、たまるはずのお金もたまりません。
二人で向き合って納得して暮らしていくことが、幸せに暮らしていけるコツなのです。


・出典:
(※1)「平成24 年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/topics/topi740.html#ikuji
(※2)令和元年家計調査(総務省統計局)
表番号2「年間収入五分位・十分位階級別」(二人以上の世帯・勤労者世帯)
https://www.e-stat.go.jp/statsearch/
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sonic

sonicファイナンシャルプランナー

2級ファイナンシャル・プランニング技能士・住宅ローンアドバイザーの資格をもつ主婦。転勤族で中々働きに出ることが難しい環境だったため、現在は資格を活かして在宅ワークで働いています。仕事内容はブログ運営の他、webライターや保険の見直し相談も。個人ブログ「イマミライ」を運営中。

※このページの内容は、2021年1月19日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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