初めての一人暮らし! お金の不安、これを読めば5分で解決!

一人暮らしを始めることは、お金のやりくりをすべて自分でするということです。一人暮らしのための初期費用と、新しい住まいに移ってからの生活費について、事前にしっかり計画を立て、準備しましょう。お金の計画をしっかり立てることができれば、必要以上の節約でつらい生活を送ることも、逆に散財しすぎてあとで困ることもなく、安心して暮らすことができます。一人暮らしでのお金の管理について、確認しましょう。

初めての一人暮らしがとっても楽しみ!

自分だけの部屋で自由に暮らしたい

家族と一緒に暮らしていた実家を離れて、自分だけの部屋を借り、自由にお金や時間を使うことができる一人暮らし。仕事や学業に集中するためには、暮らしやすい家を選ぶこと、時間やお金の管理をきちんと行うこと、不測の事態のために貯蓄や保険で備えておくことがとても大切です。それに将来、結婚を考える人ができたときや、マイホームを建てたくなったときのために、資産をできるだけ増やしたいですよね。
一人暮らしを始めるにあたり、引っ越しや物件の契約にかかるお金はどのくらいでしょうか? 毎月のお給料やパート・バイト代で生活することができるでしょうか? 

無理なく節約、貯蓄をしながら暮らすには

毎月、決まった収入のなかで、無駄づかいを減らし、本当に使いたいことに使えるお金を増やすためには、どうすればいいのでしょうか?

毎月の予算を立てて暮らす

家族と一緒に生活をしている間に、「毎月の食費、日用品費、家賃、水道光熱費、通信費、交際費、娯楽費、その他の雑費」にどのくらいかかっているか、知っておきましょう。家計をやりくりしている親に聞いたり、しばらくの間、食費や日用品費のやりくりを任せてもらったりするのもよい方法でしょう。

一人暮らしを始める時点で「これからは、何にどのくらいのお金がかかるか」が分かっていれば、計画的にお金を用意し、使いすぎていないか意識しながら、暮らすことができます。

貯蓄分は貯蓄用の口座で管理する

1か月のお給料を行き当たりばったりで使ったあとに「残ったお金を貯金に回そう」と考えても、なかなかお金は貯まりません。着実にお金を貯めている人は、まず「毎月の収入のなかから、○○万円は貯蓄する」と決めて、そのお金は貯蓄用の口座に入金してしまいます。そして、よほどの事情がない限り、貯蓄用口座の資金には手をつけずに生活しています。日常生活のお金を管理する口座とは別に、貯蓄用の口座を開きましょう。

家計簿をつける

食費や日用品費、娯楽費など「何に、どのくらいのお金を使ったか」が分かるよう、家計簿をつけましょう。詳細すぎる家計簿は必要ありません。1か月分のレシートを保存しておいて、月末に合計するだけでも構わないので家計簿をつけ、予算通りのお金の使い方ができているか、チェックしましょう。

自由で快適な新生活ができる物件とは?

快適に暮らせる設備がそろっている

毎日の暮らしを快適にしてくれるのが、バス、トイレ、キッチンなどの設備です。清潔で使いやすい設備かどうか、入居前に確認しましょう。

インターネットやテレビなども、生活には欠かせません。回線がすでに引き入れられている物件なら入居してすぐに、情報通信が利用できて便利です。

一人暮らしで留守にする時間が長い場合は、防犯設備が充実していたり、郵便物・宅配便の受け取りを管理人に依頼できたりする物件のほうが安心でしょう。

立地条件にも注意しましょう。通勤・通学に時間がかかりすぎず、食料品や日用品の買い物に便利な施設が近くにあるかどうか、事前に確かめておきましょう。

初めての一人暮らし、初期費用はどのくらいかかる?

一人暮らしを始めるときは、預貯金のすべてを物件の契約や引っ越しに使うのではなく、数か月分の生活費と、万が一の場合に実家に帰るためのお金を残しましょう。そのうえで、一人暮らしを始めるために、どのくらいのお金を使うことができるか把握しましょう。

賃貸物件の仲介手数料、敷金礼金

賃貸物件の契約には、次のような費用がかかります。

・仲介手数料……家賃の1か月分が上限
・敷金、礼金……それぞれ家賃の1か月分が相場
・前払い家賃
・火災保険料
・鍵交換費用

物件の仲介手数料は、必ずしも借主が負担しなければならないわけではなく、家賃1か月分の金額を「大家さん50%、借主50%」で負担するという物件や、大家さんが全額負担し、借主の負担が0の物件もあります。大家さんと交渉する余地はありますし、初めから仲介手数料0の物件もありますので、諦めずに探してください。

敷金や礼金は、大家さんとの交渉により低く抑えられたり、0にすることもできます。特に敷金は、退去時に原状回復費用を差し引いて、借主に返却されるお金なので、大家さんの利益になるわけではありません。そのため、交渉次第で抑えることができるのです。
初めから、敷金や礼金が0の物件もあります。

引越し費用

荷物の量、移動する距離、家族構成、繁忙期か通常期か、などで引っ越しにかかる費用が異なります。事前に見積もりを依頼し、納得のいく説明をしてくれる会社と契約をしましょう。

家具家電、食器などをそろえる費用

家具家電つきの物件を選ぶと、初期費用は抑えられます。ただし、自分好みのものをそろえたいというこだわりがある人もいるでしょう。次に引っ越しする機会に、家具家電つきのちょうどよい物件が見つかるかどうか、という問題もあります。市区町村のリサイクルセンターなど安く、家具を手に入れられる場所もあります。予算と自分の考えをもとに、納得のいく方法で生活必需品を集めましょう。

一人暮らしでかかる費用:生活費

毎月の生活にかかる費用は「変動費」「固定費」「貯蓄」の3つに分類することができます。

変動費

「いくらお金を使うか」が、月によって変化するタイプの費用。
食費、交際費、水道光熱費、雑費、被服費など。

固定費

毎月、支出する金額が、おおむね決まっているタイプの費用。
家賃、通信費、通勤通学の交通費など。

貯蓄

銀行への預貯金、万が一のとき実家に帰るためのお金、冠婚葬祭に備えるお金など。

家計を楽にするにはまず「固定費」を抑える

生活費のやりくりを楽にするには、毎月必ず支出する「固定費」を、できるだけ抑える工夫をしましょう。
食費や娯楽費を抑えようとすると、毎日のように「あれを我慢しなくちゃ」「これは買えない」と考えてストレスをためることになり、節約の効果も数百円から数千円にすぎない場合があります。特に食費や水道光熱費を無理に抑えると、体調を崩す可能性もあるので注意が必要です。

家賃は固定費なので無理のない物件を選ぶ

毎月、必ず支払わなければならない家賃は、収入の2割以内の金額におさめると安心です。物件によっては水道光熱費込みやインターネット使用料込みの物件もあり、別々に支払うよりもお得に生活できるかもしれません。

通勤通学に不便で交通費がかかりすぎるのは本末転倒

交通の便がよい物件ほど家賃が高く、不便な物件は家賃が抑えられる傾向にあります。でも、駅まで遠すぎて駐輪場を利用する費用がかかったり、帰りが遅くなったりしてタクシー利用の必要がある場合は、交通費がかさみます。

インターネット完備の物件なら初期費用を抑えられる

「インターネット完備」とされている物件は、回線が室内に引き込まれていて、プロバイダとの契約も終わっていますので、すぐに利用ができます。初期工事やプロバイダとの契約を別途行う必要がなくなり、一人暮らしの初期費用を低く抑えることができます。

家具つき物件選びの注意点

一人暮らしに必要な家具がそろっている物件に入居すると、初期費用が抑えられます。ただし、同じ広さや間取りの周辺物件に比べて、家賃が少し高めに設定されていることもあるので、退去までのコストをトータルで考えると、高くつく場合もあります。とはいえ、家具や家電を一括でそろえる余裕がない人には便利な物件であることは、間違いありません。次の引っ越しのことまで考慮に入れ、計画的に家具家電をそろえていくようにしましょう。

設備面・防犯面と家賃のバランスも考える

家賃を抑えることも大切ですが、毎日を快適に過ごすことや、不審者などに目をつけられないことも、生活の大事な要素です。旧式の設備しかないことや、防犯面がなおざりになっていることが理由で、家賃が安い物件もあります。必ず、事前に内覧を行い「この部屋で快適に生活ができるか?」を検討しましょう。

河野陽炎

河野陽炎ライター、コラムニスト

大阪南部で農家をリノベーションした住宅を自宅兼オフィスとしている。3級FP技能士資格を活かして、金融・経済・保険などの記事を数多く執筆する。田舎で暮らすフリーランス、闘病・介護などの事情で在宅仕事を選んだ人が、社会で活躍するためには、キャリアデザインやライフプランを確立させ、衣食住や人間関係などを、着実に理想に近づける生き方が大切だと、執筆やセミナー・講演をとおして伝えている。

※このページの内容は、2019年1月24日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください