【ホームズ】「一人飲み」は大人女性こそおすすめ! 街の喧騒と情景をたのしむ|暮らし方から物件探し
「一人飲み」は大人女性こそおすすめ! 街の喧騒と情景をたのしむ

「一人飲み」は大人女性こそおすすめ! 街の喧騒と情景をたのしむ

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住まい探しでは、誰しもが譲れない条件を持っています。

駅近がいいとか、日当たり良好とか、天井が高いとか、学校が近いとか。そんな物件自体の設備や条件はとても大切だけれど、部屋が気に入りさえすれば住まい選びが大成功! とはいかないのが悩ましくも面白いところ。
「暮らし」とは住まう部屋の良し悪しだけで決まるものではなく、生活するエリアとの相性も大きく関係してくると思うのです。

引越し好きな私ももちろん譲れない条件をいくつも持っているけれど、ご近所や最寄駅前にいい店があるとかなり好印象。街への期待度がグッと上がってしまいます。

半径1キロ、歩いて帰れるご近所一人飲みのすすめ

どこに住もう?重視したいのは街との相性。

20代半ばから一人暮らしを始めて、早20年。

気付けばその半分以上を東京で過ごしています。

現在はフリーランスとして活動しているので、会社勤めの頃に比べると、時間に余裕と自由がある状態。
通勤の便を考慮する必要もないので、駅近物件にこだわらずに住まいを選べるというメリットもあります。

「東京一人暮らし、40代フリーランス」

そんな私が重視したいのは、街との相性。

物件自体の良し悪しはもちろん大切だけれど、住まいは部屋だけでなく、ロケーションもとても大切だからです。

一人飲みをこよなく愛する私の場合は、ご近所にフラッと立ち寄れる「ちょっといい店」を持ちたい欲がとても強い。

東京で暮らし始めた頃は、名店と呼ばれる場所を一通り経験したくて、ガイドブックやネットの情報を頼りに都内のあちこちに電車やバスを乗り継いで出かけていました。
老舗居酒屋に行くためだけに1時間近く費やして移動する、なんてことも。

けれど、東京一人暮らしにすっかり慣れた頃には、わざわざ時間をかけて出向く必要のある「遠くの有名店」ではなく、徒歩圏内にある「地元のちょっといい店」に目が向くようになりました。

これは東京という街に馴染んだせいなのか、はたまた40代という年齢のせいなのか。
今となっては、酒を飲んだ後に電車に乗って帰宅するのがすっかり億劫になってしまいました。

もちろん、友人と一緒に食事するときは、多少遠い店でも喜んで出かけていくのですが、一人飲みならばもっと気楽にやりたい、と自然に思っています。

ほろ酔い気分で帰宅するまでの時間がたのしい散歩に感じられる、徒歩15分以内の店。
距離にして1キロ程度の位置にお気に入りの酒場がある暮らしは、なんて豊かで幸せなんだろう。

今では心底そう思えるのです。

まずチェック! 酒場は街を写す鏡

住む街が決まったあとは、まずは街散策に時間を費やします。

駅までの最短距離やバス路線の確認、スーパーやコンビニの位置、病院のチェック、役所関係や郵便局、図書館の規模などを確認しながら街の手触りを確かめていく作業が、とても好きです。

中でも、一人飲みできそうなちょっといい店探しを見つけるまでの過程はまるで宝探しのようで、この時間こそが私の中で引越しの醍醐味といっても過言ではありません。

酒場は街を写す鏡。あらかじめ目をつけておいた店に潜り込み、酒を飲みながらひととき過ごしてみればあら不思議。
そこがどんな役割の店で、どんな人が集まっているのかがよくわかり、新しく住まう街の輪郭がだんだん浮かび上がってきます。

その作業を色々な店で繰り返して、街との距離感を縮めていく過程が、とてもおもしろいのです。

部屋飲みでは味わえない、一人飲みのたのしさ

「一人暮らしなんだから、わざわざ外で飲まなくても家のほうがラクじゃない?」って?
確かにその通りです。メイクを落としてシャワーも浴びて、部屋着でゆるゆるダラダラ飲む。気楽さという点では、一人暮らしの部屋飲みに勝るものはないでしょう。

けれど、部屋飲みの気楽さと店での一人飲みのたのしさは全くの別物です。

一人で飲みに行くというと、隣り合わせたお一人様客と会話する、店主と仲良くなって常連さんの道を歩む、といった社交を目的としていると思われがちですが、私の場合はむしろ逆。
一人で飲みに出かけた店で見知らぬ誰かとコミュニケーションを取ることはほとんどありません。

なのになぜ、一人で飲むのか。それは、店の喧騒を聞きながらぼんやりする心地よさを知っているからです。

ご近所一人飲みで、その街がもっと好きになる

カウンターでゆっくり熱燗をやっているご老人は、間違いなく古くからのご近所さんだな。

奥のテーブルでひっきりなしに揚げ物をオーダーしているサラリーマンは、駅前にあるあの会社の社員だろうか。

下町の居酒屋って酒飲みだけじゃなく、小さな子ども連れファミリーが晩御飯を食べていたりするのがいいですよね。

店内で繰り広げられるそれぞれの食事風景を眺めているだけで、その向こうに街の空気が感じられるのが、なんとも心地よいのです。

一人飲みを身に付けた人生のたのしみ方

一人飲みができると旅がもっとたのしくなる

ザワザワした店内で一人漂う心地よさを知ってからというもの、一人旅も上手くたのしめるようになりました。

旅も引越し同様、知らない街を探検する行為。
せっかくその地を踏んだのならば、観光客相手の店じゃなく、地元の酒好きが集まる店を探し当てて、場の空気にじかに触れ、街を透かし見てみる。

すると、一介の旅人のくせしてまるでご近所さんのような顔をし飲んでいる自分がおかしくなってきて、これまたご機嫌にスキップしながら宿まで帰ることになるのです。

もちろん、お酒を飲まずとも、普通の食事やカフェで過ごす時間でもこのたのしさは得られるでしょう。
けれど、ふんわり酔いながら店の空気と同化していく、あの不思議な感覚を、酒好きなら知っているはず。

一人でもあの感覚を味わえるようになったら、ぐんと世界が広がる気がしませんか。

カフェのような感覚でゆったりと楽しむ

ここまで散々酒飲みのよろこびを語ってきましたが、実は私、そんなに量は飲めません。
酒好きな人が酒豪だと思ったら大間違い。

少しの量で途端に気分良くなってしまう体質の酒飲みもいるのです。

だからこそ、誰かと一緒に飲むのは難しい側面があります。

酒好きの多くはいわゆる「大酒飲み」が多く、調子に乗って同じペースで飲み進めていると、あっという間に潰れてしまう。
逆にまったく酒を飲まない人となら酔っ払ってしまう危険性はないけれど、一緒にいるのに自分だけ飲むのは気が引ける。
その点、自分のペースで好きなだけ飲めて、好きなタイミングで席を立てる一人飲みの気楽さといったらありません。

まだ店内が混み合う前の時間にカウンター席にするりと潜り込む。お通しを肴に瓶ビールを飲みながら、つまみは何を取ろうかと考える、あの時間のぜいたくさ。

いつまでも読み続けていたい魅力的な品書きのなかから、今日の気分のつまみを選び、酒を追加しぼんやりと待つ。

1人ならせいぜい酒2、3杯につまみが1、2品。滞在時間は1時間弱。今日はこれで十分だと感じたら帰って寝ればいいし、物足りなければはしご酒。

誰に断ることなく、自分のペースで好きなように好きな店に立ち寄れる気ままさは、大切な人と過ごす時間と同じくらいの価値があると思うのです。

早く飲んで、早く寝る

ご近所にいつでも誘いに応じてくれる友人が住んでいればいいけれど、大人の一人暮らしではそうも行きません。
その点、思い立ったらさっと出かけられるのも一人飲みの魅力。

休日は明るいうちから飲んで、とっとと帰って昼寝したい私のおすすめは、蕎麦屋飲み。
昼から通し営業している店が多いので、食事どきを外した午後3時頃の店内で静かに飲む、なんて使い方ができてしまいます。

てんぷらなどのつまみを取って一杯やり、最後はもちろん蕎麦でしめる。

昼間っから飲むなんて、と眉をひそめる人もいるかもしれないけれど、深夜にフラフラ飲み歩くよりもずっと健全だと思うのは気のせいでしょうか。

おしゃれなお店よりもローカルな個人店がおすすめ

蕎麦屋の他にも、一人飲みにおすすめの店はたくさんあります。

普段ランチで利用するようなカフェや定食屋、ラーメン店などでビールを1杯飲むなら、一人酒初心者でもさほどハードルは高くありません。

単身世帯の急増に伴い、これまでグループやファミリー客にフォーカスしていたおなじみのチェーン店も本格的に「お一人様客」の取り込みに乗り出しています。

でも、街との距離を縮められるのはやはりローカルの個人店。

カップルや女性同士が列をなすような人気店やお洒落すぎるスポットよりも、カウンター席のある居酒屋や焼き鳥の店のほうが、案外居心地はいいものです。

今でこそ毎週のように一人飲みをたのしんでいる私ですが、その昔、若い頃はそれなりに面倒なこともありました。

女性一人客は誰かに相手をしてもらいたがってると思い込んでいるバーの店主や、やたらと話しかけてくる男性客の存在など。
もちろん気を使ってくれているのだと理解できるものの、女が一人静かに飲む自由だって欲しいなあ、と強く思ったものです。

さて、すっかりおばさんの域に達した現在はとても快適。

相手に失礼にならないように一人で飲みたいオーラを毛穴から出す技も身につけたし、そもそもナンパ目的で話しかけられることもない。
何度か通って常連になったり、顔を合わせば言葉を交わす人ができたりする自然なプロセスを踏めるようになりました。

一人飲みに最適!東京下町エリアのおすすめ店

月島エリア

これまで東京のいろんな地域で暮らしたり、酒を飲んだりしてきた私が、好きなエリアと「こんな店が近所にあったらいいな、理想的だな」と思う店をご紹介します。

大島や

ひとりでも気軽に入れるキャッシュオンの立ち飲み店
住所:東京都中央区月島1-5-2 キャピタルゲートプレイス 111号室
アクセス:月島駅より徒歩2分
営業時間:17:40〜22:00

岸田屋

歴史を感じる正統派居酒屋で、静かに杯を傾ける
住所:東京都中央区月島3-15-12
アクセス:月島駅より徒歩4分
営業時間:17:00〜21:30

赤羽エリア

鯉とうなぎのまるます家 総本店

大箱大衆酒場ではコの字カウンターに陣取りたい
住所:東京都北区赤羽1-17-7
アクセス:赤羽駅より徒歩3分
営業時間:火~金 10:00~20:30 土・日・祝 9:00~20:30

まるよし

家庭的な料理をつまみに飲める赤提灯居酒屋
住所:東京都北区赤羽1-2-4
アクセス:赤羽駅より徒歩1分
営業時間:14:00~22:00

浅草橋エリア

むつみ家

カウンターで品書きを見つめる時間がたまらない駅前酒場
住所:東京都台東区浅草橋1-18-6
アクセス:浅草橋駅より徒歩1分
営業時間:月~金 17:00~23:00 土 16:00~23:00

多奈可家

気負わない「蕎麦屋飲み」ができるのが魅力の街の蕎麦屋
住所:東京都台東区浅草橋2丁目5−2
アクセス:浅草橋駅より徒歩2分
営業時間:月〜金11:30〜18:00 土11:30〜15:00

一人飲みができる店の近くに住みたい

徒歩圏内に飲食店が多いと夜がうるさいのでは、と思われるかもしれません。

でも、駅前から住まいまでの道のりに遅くまで営業している店がないよりも、そこそこ賑わっている飲食店が連なっているエリアの方が人通りがある分、深夜の帰宅も安心できる、というメリットもあります。

都心の一人暮らしは、ご近所との関係性が希薄になりがちです。
それがよさでもあるけれど、女性の一人暮らしの場合はちょっと賑やかな街に住んで「セーフティネット」としての行きつけ店をいくつか持っておくのも安心材料となるのではないでしょうか。

もちろん、オートロックや大通り沿いなど、物件自体のセキュリティのよさも大切な要素です。

一人暮らしなのに、あえて近所に飲みに出る「一人飲みのたのしさ」、上手く伝わったでしょうか。

誰かと過ごすのもたのしいし、一人でいるのもまたたのしい。
どんな暮らし方をしていても、どんな状況にあっても、今を上手にたのしめるようになってしまえば、人生お得ですよ。

crispy-life

crispy-life

「カリッとした毎日。」を運営するフリーランスブロガー。放浪欲が強く、国内外での引越し回数やや多め。旅と酒場、そして家飲みをこよなく愛し、週5は飲酒、週2は休肝。著書に大人の家飲みエッセイ「ひとりぜいたく晩酌帖」(セブンアンドアイ出版)など。

※このページの内容は、2019年12月26日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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