関東の子育て支援事情 子育てしやすいエリアは?

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子育て世代が新しく暮らすエリアを考えるのであれば、「子どもを産んで育てやすい街」を選びたいですよね。私は神奈川県横浜市で第一子となる息子を出産して育てています。

子どもを産む前は気付かなかったのですが、地域によって子育て支援の内容はかなり異なります。場所や環境を重視して住むエリアを選ぶよりも、子育て支援の内容を重視して住むエリアを決めると子育てに対する不安も減り、快適な暮らしができると思います。

そこで今回は、関東エリアで子育てがしやすい地域をご紹介します。

横浜は「出産・育児がしやすい街」を目指している街

私が横浜に住むと決めた理由は、「祖父と祖母に孫を抱かせてあげたかった」からです。

横浜は、もともと祖父と祖母が暮らしていた場所だったので親しみがある街でした。

母親を早くに亡くしている私は、祖父と祖母の近くで子どもを育てたいとずっと思っていました。主人にその旨を伝えると快諾してくれたため、横浜へ引越すことになりました。

私は祖父祖母のためという想いが先行して横浜に移り住みましたが、結果的には「横浜で出産・子育てをして良かった」と思っています。

横浜市は、妊娠中から〜出産、そして産後の育児がしやすい街を目指し、子育て支援に力を入れている街です。

私も実際に横浜市の子育て支援を何回も受けて使っています。

あいにく私が住むエリアは保育園の激戦区で、希望の保育園に入れることはできませんでした。

待機児童問題に直面し悩むこともありましたが、現在は”理想の保育施設に入園することができました

そして私は息子の生活に合わせて新しい働き方を手に入れています。私が素晴らしいと感じている、横浜市の子育て支援の内容をご紹介します。

●産後の「こんにちは赤ちゃん訪問」で手厚いママのメンタルケア
●産前産後ヘルパー派遣事業の利用が産後うつ防止にも役立つ
●横浜市は乳幼児期からの保育教育の充実と、保育所から小学校への円滑な接続を進めている
●子育て支援事業(ハグマグ)を利用できる
●「横浜市私立幼稚園預かり保育」で働きながら子育てするママの保育ニーズに応える努力をしている
●横浜で保活、保育園に入れなかった私が選んだ「新しい働き方』

産後の「こんにちは赤ちゃん訪問」で手厚いママのメンタルケア

初めての妊娠出産はマイナートラブルも多く、ホルモンバランスの変化からメンタルも崩れやすい時期です。

私には実家がなく、近場に頼れる身内がいなかったので妊娠中から出産に対して不安が多くありました。

やっとのことで出産を終え自宅に戻ってきた瞬間から、新生児の息子と2人きりの生活が始まり毎日が不安で仕方がありませんでした。

主人は仕事で帰宅も遅く、家に息子と2人きりの状態が辛く感じる日もありました。

そんなときに「こんにちは赤ちゃん訪問」で保健師さんが家に来てくれ、子育てについての悩みを聞いてくれたことで心細さが解消しました。

赤ちゃん訪問では体重や頭囲、胸囲を測ってくれる以外にも、子育ての様子や家族の協力体制についても話を聞いてくれます。

なお、お土産に子ども用の赤いガラガラのおもちゃを持って訪問してくれます。初めての子育てで不安だらけの頃、親身になって話を聞いてくれたことに涙が出るほど嬉しかったです。

産前産後ヘルパー派遣事業の利用が産後うつ防止にも役立つ

産後間もない時期は、1時間に1回の授乳におむつ交換、朝も夜も赤ちゃんの中心の生活でお母さんは常に寝不足の状態が続きます。

私も慣れない育児をしながら家事をするのが苦痛でした。

特に生まれたばかりの息子を見ながら晩御飯やお弁当の支度をするのが怖くて仕方がありませんでした。そんなときに頼れる身内もいないため、全てを一人で抱え込んで産後うつギリギリの状態になっていました。

そんなとき、赤ちゃん訪問で保健師さんが教えてくれた「産前産後ヘルパー派遣事業のことを思い出し、思い切って利用を開始しました。

横浜市は、産前〜産後5ヶ月未満の母親と赤ちゃんに対して、日中の家事や育児の支援者がいない場合にヘルパーさんを派遣してくれます。

料金は2時間以内で1500円と良心的な価格。

回数も産前・産後合わせて20回利用することができるため、私のように身内の協力が得られない家庭には本当にありがたい子育て支援です。

ベビーシッターを頼むのは高額で躊躇してしまいますが、子育て支援を利用することで気軽にヘルパーさんの派遣を利用することができました。ヘルパーさんに来てもらい洗濯や料理をしてもらう時間がとても貴重に感じました。定期的に利用することで、息子と向き合うことに精神的な余裕も生まれました。

乳幼児期からの保育教育の充実と、保育所から小学校への円滑な接続を

子どもが生後3ヶ月を過ぎると、保育園に入園させることができます。

しかし保育所の形態や規模や大きさ、人数は施設によって異なるため、小学校に入学してすぐには集団生活や環境に慣れない子どももいます。

そこで横浜市では「横浜版・スタートカリキュラム」を実施しています。

小学校に入学してすぐの子どもが「明日も学校に通いたい」と思えるようなカリキュラムを取り入れています。

幼稚園・保育所・認定こども園で過ごした生活を基礎として、保護者の指導も取り入れながら「主体的に自己を発揮し、新しい学校生活を創り出していくためのカリキュラム」を実施してくれます。

集団生活が苦手な子どもに合わせて学校側が寄り添うスタンスは、ワーキングマザーにとっても安心でありがたいですよね。

何年後か、息子が小学校に上がるときに毎日安心して「行ってらっしゃい」と送り出せるような環境は理想的です。

子育て支援事業(ハグマグ)を利用できる

幼い子どもを連れて外出する際は、おむつ交換ができるトイレがあるか、授乳室が完備されているか等を調べる必要があります。そんなお母さんたちの味方になるのが、アンパンマンのマークが目印の「ハグマグ」という子育て支援事業です。

ハグマグは、横浜のハマと、hug(抱きしめる)から生まれた造語で、子どもたちが暖かく見守られることを願って作られた横浜市子育て家庭支援事業です。

ハグマグに協賛している店舗には、ハグマグのシールが目立つ場所に貼られています。

妊娠中から小学生以下の子どもがいる家庭では、ハグマグ登録証を見せると協賛店、施設で授乳室が利用できたり、便利な施設の利用や割引サービスが受けられたりします

ハグマグを利用できるお店では、子どもが多少騒いで店内を走り回っても問題ありません。迷惑をかけていないかとストレスになったりヒヤヒヤしたりといったことも減ります。

私の家の近所のスーパーや商業施設にはハグマグが利用できる施設が多いため、「子どもを連れて行っても受け入れてくれる場所」と思うことができるようになりました。

ちなみにハグマグのシールは、息子が「あ! アンパンマン!」と大声で必ず教えてくれます。

「横浜市私立幼稚園預かり保育」で働くママの保育ニーズに応える努力を

私も育休中は「子どもの近くにずっと居たい」という思いがありましたが、育休が1年を経過すると、「子どもの将来のためにも頑張って働いてもっと稼ぎたい」という思いが強くなりました。

子どもが生まれても働いて、仕事と家庭を両立したいというお母さんが増え、共働き世帯が増え続けています。そのため働きながら幼稚園や認定こども園に通わせたい、保育所以外の施設で子どもを預かる場所を確保したい家庭が増えています。

そういった声に応えるために横浜市では、定時の教育時間終了後も子どもを預かってくれる園を増やしています

横浜市が認定した幼稚園や認定こども園では、午前7時30分から午後6時30分の長時間の預かりや、夏休み中の預かりにも対応しています。

「子育てしながら住みやすい街」の最重要条件は、子どもの預け先がいかに充実しているかだと思います。働きたいのに働けない現状をどう改善するのかという問題に、横浜市では保育所以外の預け先を増やすことで保護者からの保育のニーズに応える努力をしています。

今年の10月1日からはいよいよ幼児教育・保育の無償化が始まります。それにより子どもの預け先に応募が殺到することも予想されます。今後も受け入れ先を増やし続けることを期待します。

横浜で保活、保育園に入れなかった私が選んだ「新しい働き方」

私は先日、6年勤めた会社を退職しました。理由は、息子を保育園に入れることができなかったから、そして預け先が確保できなかったからです。

私の住んでいる地域は子持ち世帯が多く、保育園激戦区で有名な地域でした。認可外の保育園も少なく、かつ息子が3月生まれのため入園させることが難しかったのだと思います。

最寄駅の一時保育も何件も登録をしていますが、朝一番に電話をかけて当日の予約を取る状況のため仕事のスケジュールが全く立たない状態でした。上司に連絡するたびに「いつ復帰するのか」を問い詰められ「これ以上君を特別に待つことはできない」と告げられた結果、退社することを選びました。

会社を辞めてからしばらく在宅で息子を見ながらライターの仕事をしていましたが、2歳の子どもの体力と真剣に向き合うと、両立することが困難になりました。

近隣だけではなくエリアを広げてインターネットで探し続けた結果、横浜市内の保育所付きのシェアオフィスを見つけることができました。

すぐに見学に行き、その場で申し込み、今月から通い始めています。

横浜市は、保育所が足りていない待機児童問題をまだまだ解消できているとは言えません。それに徒歩圏内で理想の保育所を見つけることは、どこの地域でも難しいもの。しかし、足を伸ばして範囲を広げ探してみるとまだ空きがある施設も見つかることがわかりました。

私は現在、通勤に片道30分ほどの事業支援型の認可外保育所付きシェアオフィスの利用を開始して仕事をしています。

朝は子どもと一緒に登園し、子どもを預けて隣のオフィスでライターの仕事をしています。息子の送り迎えの時間のロスも防ぐことができます。これが息子と私が手に入れた最高で最適な働き方の環境です。こういった施設が今後どんどん増えることを希望しています。

徒歩圏内で探すのではなく、通える範囲を広げて理想の施設に入ることも選択肢のひとつだと思います。

関東1都6県、子育て支援が充実しているエリアをピックアップ

次は、私が住んでいた横浜を含む関東の「子育て支援が充実しているエリア」を取り上げて、紹介していきます。

“東京都江戸川区” 手厚い補助も多く、子育て世代に優しい街

子どもが熱を出したり病気をしたり、病院にかかることは多いですよね。

東京都江戸川区では、医療費が中学卒業まで無料です。

私立幼稚園に通わせる家庭は最大月額26,000円の補助金が所得制限なく支給されます。

江戸川区は、子どもの遊び場に困ることもありません。「葛西臨海公園」のように海が近く大きな敷地の公園で、休日子どもと遊んで過ごすことができるのも魅力的です。

「行船公園」では自然や動物と触れ合うこともできます。江戸川区は医療費補助も手厚く、休日の遊び場には困らない子育てしやすい環境が整っています。

“神奈川県青葉区” 自然も多く共働きのニーズに合わせた保育・教育システムが充実

「子育てしやすい地域」に欠かせないポイントは、気軽に子どもを連れて遊びに行ける公園や環境の多さです。

神奈川県青葉区には公園が多く、子どもを遊ばせやすい環境と施設も豊富で、共働きのニーズに合わせた保育・教育システムも充実している街です。

0歳〜未就学児とその家族が気軽に立ち寄れる青葉区の子育て支援拠点を利用することで人と触れ合う習慣が生まれ、親同士の交流も深めることができます。

“埼玉県戸田市” 埼玉県初認定の「埼玉県地域子育て応援タウン」

戸田市では、妊娠中から子どもが1歳になるまで利用できる「産前産後支援ヘルプサービス」というものがあります。

掃除や洗濯、おむつ交換などの育児を中心に派遣ヘルパーさんが対応してくれるというもので、産後のお母さんの支えにもなるありがたいサービスです。

戸田市では一時預かりも充実しており、介護や出産の際に一時的に市と契約した施設で子どもを預かってくれる「子どもショートステイ」や、夜9時30分まで預かってくれる「子どもトワイライトステイ」もあります。

さらに戸田公園駅前には、0〜3歳の親と子どもが自由に遊んで過ごせる施設「子育て広場」があります。

“千葉県市川市” 子ども医療費助成が中学修了まで対応

千葉県市川市では、子どもの医療費助成対象が中学修了までです。

令和元年8月より所得制限も廃止になります。親族による子育て支援推奨、出生率の向上を目指し「子育て世代同居・近居スタート応援補補助金」も助成しています。

市川市内に住む18歳未満の子どもに向けた遊び場「こども館」では、ミニバスケットや卓球などのスポーツもできます。幼児に向けた絵本やおままごとの遊具も充実している施設です。

“群馬県太田市” 自然いっぱい緑が多く、子どもと遊べる無料施設が多い

群馬県太田市は、子どもの医療費助成対象を中学修了までとしています。公園が多く、緑に囲まれている地域で自然の中でいきいきと子育てしたい方に人気のエリアです。

「ぐんまこどもの国」は広大な敷地に公園や遊歩道、飲食スペース、じゃぶじゃぶ広場、科学館やムービーシアターなどの施設が充実しています。しかも入園料、駐車場が完全無料です。

“栃木県小山市” 医療制度も充実 「保育所入所待機児童数ゼロ」の町

栃木県小山市は、医療費補助制度が中学生修了まで無料なのに加え、治療費だけではなく処方箋でもらう薬も無料対象になります。

さらに大きな大学病院内に子ども医療センターが併設されており、熱を出したり病院にかかりやすかったりする子どもがいる家庭にとっても子育てしやすいエリアです。

さらに小山市には公立保育所の他に私立保育園も多く、「保育所入所待機児童数ゼロ」の町でもあります。

テレビCMでも馴染みのあった「小山遊園地」の跡地に新設された「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」では、商業施設の他に観覧車やメリーゴーランド、映画館もあり家族で楽しむことができます。

“茨城県常陸太田市” 「子育て世代が住みたい田舎部門上位」の町

茨城県常陸太田市は子育て世代が住みたい田舎部門で上位に選ばれた町で、若い夫婦を呼び込むための支援が充実しています。

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夜間対応の小児科が多いのも特徴です。

「常陸太田市温水プール」には、幼児用のプールの他にジェットバス付きの大人もリラックスできるプールも設置。地域の人々がスポーツを楽しめる施設も併設されています。

以上、関東エリアで特に子育て支援が充実しているエリアの紹介でした。子育て環境にこだわりたいと考える方は、支援内容や保育園事情を踏まえて引越しを検討してみてはいかがでしょうか。地域ごとに様々な支援内容がありますので、各エリアを比べてみて最適な環境を見つけてみてくださいね。

Haru

Haru

1歳9ヶ月の息子を子育て中のアラフォー主婦です。
『育休明けは人生を家族中心に生きること』を目標に育休中にブログ『ゆるりとぷらす』を立ち上げ、現在運営中。
今の生活にゆるくぷらす出来る「お得な情報」や「お役立ち情報」をブログで発信しています。
子供が小学校へ上がる前に、フリーランスへの転身を目指しています。

※このページの内容は、2019年7月11日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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