キャンピングカーで日本一周中! 毎日違う景色を楽しむ夫婦の暮らし

キャンピングカーで日本一周中! 毎日違う景色を楽しむ夫婦の暮らし

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私たち夫婦はキャンピングカーを「家」にするという、ちょっと変わった暮らしをしています。

海外では「モーターホーム」という定義があるのですが、これに近い生活スタイルといえばイメージしやすいかもしれません。
キャンピングカーで日本一周暮らしをはじめて、もう4年ほどになりました。

今回は、そんな私たちの毎日を中心に、キャンピングカーを利用した「小さな旅」を楽しむ暮らしをご紹介します。

キャンピングカーが「私の家」

旅行といえば、ホテルを予約したりツアーに参加したりといったイメージが浮かぶと思いますが、そんな旅行に飽きてしまった人には「キャンピングカーの旅」はおすすめです。
すっかりキャンピングカーでの暮らしに慣れた私たちですが、この話をするとよく聞かれるのが、「仕事はどうしているの?」ということです。私たちは、ウェブデザインやライターといったリモートワークが可能な仕事を続けながら、全国を旅するというスタイルをとっています。

キャンピングカーで移動しながら暮らす日々を続けている理由は、何といってもたくさんの素晴らしい体験ができるからです。
「毎日違う風景が目の前に広がる」「地元の新鮮な食材を使った料理を堪能」「地元人や旅人との思いがけない出会い」など。旅行好きの私たちにとっては、とても魅力的で、刺激的で、幸せな毎日を過ごせています。

そもそもキャンピングカーとは?

キャンピングカーとは車内にキッチンやテーブル、ベッドやトイレなど、生活に必要な設備がそろっている特殊な車両です。電気や水道に制限があるので使い方に工夫が必要ですが、まさに「動く家」といえるほど機能が充実しています。

キャンピングカーにはいくつかの種類があります。上の写真は、キャンピングカーと聞いて想像する人が多い「キャブコン」タイプ。ミニバンやハイエースの内装をキャンピングカー仕様に改装した「バンコン」タイプ。通常の車と金具でジョイントして引っ張って動かす「トレーラー」タイプがあります。

私たちがこの暮らしをはじめるきっかけは、ザ・キャンピングカーともいえるキャブコンをこの目で見たときでした。たった1台のキャンピングカーが、私たちの人生を変えることになったのです。

旅行途中の出会い

キャンピングカー暮らしを始める前は、私たち夫婦は普通のサラリーマン・OLとして働いていました。2人とも国内旅行が大好きで、連休があるたびに「○○に行こう! 」と旅行を計画。当時は、節約しながらの貧乏旅行でした。

最初は青春18きっぷで各地に訪れていたのですが、途中から車中泊という手段があることを知り、レンタカーを利用した旅行へシフト。そんな旅行が定例化してきたころ、私たちの前に優雅に姿を現したのがキャブコンだったのです。

当時、私たちがよく借りていたのはレンタル料が一番安いライトバンで、車高が低いものでした。そこに自前のエアベッドを積み、背筋を伸ばすことすらできないギュウギュウの車内で仮眠を取りながら移動していました。

かたやキャブコンに乗っている彼らは、背筋を伸ばすどころか車内で立つこともできるほど余裕の車内。温かくやわらかい光が灯された車内テーブルを囲んで談笑している姿が、印象的でした。
「いつか私たちも、あんな素敵なキャンピングカーで旅行してみたい」と、キャブコンはそんな夢を抱かせてくれたのです。

その夢を実現できたのが、その出会いから約5年後。最初は「キャンピングカーで旅行」のつもりが、いつしか夢が膨らんで「キャンピングカーで日本一周」になりました。そして1年で終わらせるはずの日本一周が楽しすぎて4年も継続するという、自分でも驚くような結果になっています。

毎日違う景色が楽しめる

この4年ほどの間に、いろんな場所に行きました。北海道から九州まで各地をまわり、ガイドブックで定番の観光地に行ったり、その土地のグルメを堪能したり。それだけでは飽き足らずマイナーなスポットを探したり、新しい魅力を発見したりもしました。

もちろん大変なこともいろいろありましたが、旅行が大好きな私たちにとっては楽しい日々を過ごすことができています。

朝、玄関の扉を開けるといつもと同じ風景に安心感を覚える人もいるでしょう。一方で私たちは変化のある朝を楽しんでいます。毎日違う景色を楽しみたい、知らない世界を知りたいという気持ちを大切にしています。今日は海、明日は山と、ロマンチックな朝の迎え方に、私たちは虜になっているのです。

魅力一杯のキャンピングカーで「小さな週末旅」

こんな私たちの暮らし方を見て、あの日キャブコンを見た私たちのように興味を持つ人が出てきてくれたら嬉しく思います。ですが、興味があってもハードルが高くて諦める人もいるでしょう。そんな人たちにちょっとだけ視野に入れてみてほしいのが「週末キャンピングカー」という選択肢です。

たとえば、ワンボックスカーの荷物置き部分を広げて座椅子とミニテーブルを置くだけでも、立派なキャンピングカーのプチ体験になると思います。また、最近ではレンタルキャンピングカーの取扱いをしている会社も多いので、キャブコンに乗って本格的な体験をしてみてもいいですね。

湖のほとりで読書やコーヒーを楽しんだり、海辺で釣りを楽しんでみたり、オートキャンプ場で自然を満喫してみたり。街中で移動しやすいバンコンを活用し、観光地をめぐってみるのも旅のひとつの形です。ちょっとした工夫で、「小さな旅」はいつでもはじめられると私は思います。

毎日の喧騒からのプチ脱出

私たちも旅行という名の「小さな旅」を繰り返していましたが、今になって振り返ると、楽しさ以外の別の衝動も私を突き動かしていたように感じます。それは「逃げ」の意識でした。

仕事の悩み、受け入れがたい現実、人間関係のいざこざなど。日常から少しでも離れたい、知らない土地に行って自分をリセットしたいという気持ちであふれていたのです。もちろん旅行したからといって、本当に逃げられるわけではありません。けれどそのプチ脱出は予想以上に多くのものを与えてくれました。

枠の外から自分を客観的に見つめなおす時間は、視野を広げるいい機会になりました。また、今の暮らしをするきっかけとなったキャンピングカーとの出会いもくれました。「小さな旅」は私たちに、さまざまな未来の可能性を提示してくれたのです。

自分だけの空間で一人の時間を満喫

一人の時間を設けるのにも「小さな旅」はとても相性がいいと感じます。景色のいい場所に夕日を見に行ったり、最近では焚き火をくべてぼーっと過ごしたりするソロキャンプの人も増えているようです。

実際、キャンプ場には一人で来ている人も多く、人によってはお互い声を掛け合ったり、気が合う人同士で飲み交わしていたりする姿を見かけます。

ちなみに私たちの場合は2人の時間が長くなりやすいので、お互いが一人になれる時間を意識的につくっています。一緒にいながらも自分の趣味に没頭する時間を設けたり、自由行動する日を設けてそれぞれ好きな場所に出かけたりなど。
一人の時間というのはそれほど大切だということを、私たちは実感しているのです。

大切な人とマイペースで好きな場所へ

「旅」という言葉と聞くと一人で行動するイメージも強いですが、もちろん大切な誰かと一緒に行っても楽しいです。旅先でキャンピングカーに乗っている人たちと出会ったときも、そんな人たちがたくさんいました。

ご夫婦で老後を楽しんでいる人や、ペットと一緒に過ごしている人、小さなお子さんを乗せてにぎわっている家族。大学生グループがキャブコンを借りて卒業旅行を楽しんでいる姿もありました。

キャンピングカーでの移動なら旅行中の時間配分も自分たちで決めやすく、小さなお子さんやペットが駄々をこねても安心です。マイペースで好きな場所に、好きな誰かと「小さな旅」をすることは、きっと素晴らしい体験として記憶に残るでしょう。

ちなみにキャンピングカーはオートキャンプ場以外にも、「RVパーク」という車中泊ができるスポットが全国に点在しているので便利です。このような施設やサービスを利用すれば、誰かと行く「小さな旅」の幅もぐっと広がりやすくなるので検討してみてください。

日本一周の予行練習としてもぴったり

「小さな旅」はキャンピングカーを活用して長期旅行に出かけたい人や、日本一周の夢をもっている人にももちろんおすすめです。レンタルで数日体験するだけでも、実際の体験が旅の具体性を高められます。

キャンピングカーは、普通の乗用車とはさまざまな部分に違いがあります。たとえば私たちが乗っているキャブコンであれば、まず高さや車幅を意識しながらの走行が必要です。車を停めるときも、駐車場の広さや傾斜の確認が必須になります。ほかにも乗せる荷物の選定やタイヤの空気圧チェック、キッチンやテーブルの配置など、乗ってみないとわからないことが意外と多いのです。

長所だけでなく注意点もしっかり把握して、ぜひご自身の理想の旅を実現するための材料にしてください。

キャンピングカーの「駐車場」はどうすれば?

キャンピングカーに興味のある人は、ぜひ一度は展示場や展示会などに足を運んでみてください。昨今はキャンピングカーの仕様がどんどん進化し、さまざまなニーズに応えている車が多くあります。見学しているだけでも、きっとワクワクするでしょう。

もしキャンピングカーを購入する気持ちが高まったら、キャンピングカー自体の下調べと同時に、駐車場も忘れず検討してください。駐車場は意外と注意点が多いので、参考までに私たちが体感したことをお話します。

車によっては高さが3m以上必要

車のサイズが通常のハイエースなどとほぼ変わらないバンコンであれば、通常の駐車場でも停めることができるでしょう。ですがキャブコンやトレーラータイプは高さが3m以上のものが多く、一般的な地下駐車場や立体駐車場には駐車できません。そのため、屋根なし平置きの駐車場を借りる必要があります。

賃貸住宅の場合、提携する駐車場が使えない場合も考えられます。さらに、引越しをするときも駐車場を考慮して物件を探す必要があります。
もしこのような問題に悩まされたくないのであれば、日常使いもしやすいバンコンを選ぶと負担を減らしやすいのでおすすめです。

洗車できる駐車スペースがあればベスト

キャブコンやトレーラーはお住まいが一戸建てで、平置きの駐車スペースがあるならば停めやすいでしょう。雨や汚れ防止のための屋根を付けるのもおすすめです。また、キャンピングカーが入る駐車スペースと併せて洗車する場所も探しておきましょう。

ちなみにキャンピングカーの洗車は車の種類に問わず、手洗いが基本です。高さ制限で機械に入れられない車種があります。ですがそれより重要なのが、サイドオーニング(車の横に付けるロール式のタープ)やベンチレーター(車の上に付ける通気口)など、オプションパーツの故障を防ぐためです。

そのため自宅の庭か、キャンピングカーでも使えるコイン洗車場を探す、もしくは業者にお任せすることを前提に考えておきましょう。私たちも家を購入するときには、一戸建ての庭付き物件を選び、自宅でゆっくり洗車しようと思っています。

別荘や災害対策になる一面も

自宅にキャンピングカーを横づけできるのであれば、キャンピングカーを「別荘」のように使うこともできるでしょう。仕事で集中したいときの隔離部屋や、友人が宿泊しに来たときのゲストルーム、来客時のプライベートスペースというように活用できます。

また、将来的な自然災害への備えになる一面もあります。実は私たち、2018年の北海道胆振東部地震のときに、滞在先の街が広範囲で停電するという事態に遭遇しました。その際、キャンピングカーに装備していたソーラーパネルとサブバッテリーのおかげで、ほぼ電気に困らず乗り切ることができました。

昨今の新型コロナウイルスの影響でも、密を避けることができるキャンピングカーの需要が国内外で高まっているそうです。「キャンピングカーは贅沢品」という認識はまだまだ高いものの、これから時代の流れとともに「もしものときの備え」として考える人も多くなるかもしれません。

「小さな旅」で新しい自分を発見

毎日同じ仕事や生活を繰り返している中で、悩みや苦しみ、迷いなど、うまくいかない出来事もあるでしょう。そんなときには、いつもと違う場所に行くことで「新しい自分」を発見しやすくなります。
同じことを繰り返す日々の中で見落としてしまった大切なものを、非日常が教えてくれるのです。

いつもと違う場所に行き、いつもと違う自分として見つめることは、人生においてプラスに働きます。ぜひ「小さな旅」を体験し、新しい自分に近づく一歩に役立ててみてくださいね。

キャンカー旅女子 みおん

キャンカー旅女子 みおん

夫婦でキャンピングカー生活&仕事をしながら日本各地をまわっています。 ブログ「キャンピングカー生活をするアラサー女子の放浪ログ」では、旅先での思い出や、この生活ならではの波乱万丈な出来事、女目線で気づいたことなど、さまざまな経験談を掲載中。

※このページの内容は、2020年10月23日時点での情報です。掲載内容の実施に関してはご自身で最新の情報をご確認ください

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